名探偵コナン~選ばれた二人の物語~   作:雪夏

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これで1章は終わりです。
いい加減タイトルを仮から変えないとダメですかね


File10 本庁遠隔殺人事件 解決後の日常編

 

 

警視庁の会議室から四人の人間が出てくる。

そのうちの二人はコナンと哀。世界の理から外れた運命共同体な二人である。

 

「ゴメンね?コナン君、哀ちゃん。せっかくの土曜日に朝から来てもらって」

 

「仕方ないよ。事件の聴取なんだし。それに僕慣れちゃったからね」

 

「増尾さんの事件だけなら出向いても良かったんだけどね。確認だけだったし。

でもホント凄いわよね。哀ちゃんは本庁は二回目だけど、

コナン君なんて今まですれ違わなかったことが不思議なくらい来てるものね」

 

「ハハハ……。僕もびっくりだよ」

 

「それで阿笠さんに連絡すれば良かったんだっけ?迎えに来てくれるんだよね?」

 

「うん、今日は小五郎のオジサンも蘭姉ちゃんもいないから博士の家に泊まるんだ」

 

「そうなのかい?じゃ僕は連絡してくるから佐藤さんとここで少し待っててね」

 

「お泊りか……。楽しそうでいいわね。

私も小さい時、友達の家に泊まった時は楽しかったな~」

 

「別に、楽しくないわ。夕飯の手間が増えて面倒なだけよ」

 

「悪かったな……」

 

「アハハ……。高木くんも連絡終わったみたいね。

それじゃ、阿笠さんが来るまでどうしましょうか?何か飲む?

 お姉さんが奢ってあげるわよ、何がいい?」

 

「う~ん、僕コーヒーがいいな」

「私も」

 

「あら、まだ子供には早いんじゃないかしら?大人に憧れるのもわかるけどね」

 

「前から飲んでるから大丈夫だよ」

「砂糖もいらないわ」

 

そういうと自販機の前に向かう二人。佐藤と高木は顔を見合わせると子供らしからぬ二人に苦笑する。佐藤は自販機前で二人に“コレでいい?”と聞いたあとに購入する。

 

「それで高木くん阿笠さんはすぐ来れるって?」

 

「ええ。そろそろだろうと思って近くで連絡を待ってたそうです」

 

「そう。じゃ飲み終わったら外で待ちましょう」

 

「えっ、別にいいよ?僕たちだけで待つからさ」

 

「そんな訳にはいきません。アナタたちだけで待たせて何かあったらどうするのよ?

 それにもうすぐお昼だからちょうどいいのよ」

 

そんなコナンと佐藤のやり取りを眺めながら缶を傾ける哀と高木。

高木は自分の分を飲み終えると間が持たないのか哀に質問する。

 

「そう言えば、哀ちゃんって阿笠さんの親戚なんだよね?あれ、コナン君だったかな?」

 

「二人ともよ」

 

「へ~そうなんだ。じゃコナン君とは昔から知り合いなんだね」

 

「いいえ、あったのは私がこっちに来たのがはじめてよ」

 

「へ~、てっきり昔からの知り合いかと思っていたよ。

 でも、そうだよね。昔から知ってたらお互い名前で呼ぶか」

 

「……ええ」

 

「それにしてもコナン君も事件に好かれているっていうかなんというか。

 きっと毛利さんが好かれているんだろうけどね。

なにせ僕が行く事件にはほとんどいるからね、目暮警部なんて死神じゃないかって」

 

「……そうね」

 

「そうだ!哀ちゃん、高校生探偵の工藤君って知ってるかな?

阿笠さんの家の隣に住んでるんだけど。コナン君が毛利さんとこに来るより前は、

その工藤くんがよく事件解決に協力してくれててね。

最近見ないけど元気にしてるかな?警部とも最近見ないなって話してたんだよ」

 

「……さぁ?私は知らないわ。博士はまた事件でも追いかけとるんじゃろうって。

 よくあるみたいだったわ」

 

「そうかぁ。元気だといいんだけど」

 

「……ねぇ、二人が下に行くって呼んでるわよ」

 

そう哀に言われ、慌てて二人の元に向かう高木。哀はその後ろをゆっくりついていく。

その顔には複雑な表情が浮かんでいる。

 

(工藤君はいろんな人に愛されてるのね……私とは違う)

 

 

 

 

本庁舎からでるとちょうど阿笠が到着したところだった。

コナンと哀が車に乗り込み去っていくのを見送った佐藤と高木はそのまま昼食へ向かう。

 

 

「佐藤さん宜しければ一緒に……「高木くんは何処行くの?私はパスタの気分だからあっち行くわね?一時から調書の続きやるから遅れないでよ?」……はい、佐藤さんこそ」

 

「失礼ねっ!じゃまた後で」

 

「……ハァ。俺の意気地なし」

 

「おっ高木!どうだ一緒に昼行くか?」

「警部……。今日はお弁当じゃないんですか?」

「まぁ、毎日作らせとるんだ。土曜くらい休ませてやらんとな」

「優しいっすね、警部……」

 

 

 




これで1章終わりです。
今話は幕間でもよかったんですが、事件編は事件発生編、推理・解決編、解決後の話という構成で行くつもりなのでこっちで。

高木くんなら工藤新一が急に姿を見せなくなったら気にしてると思います。
目暮警部と新一の初事件に遭遇してますし、警部と組むことが多い高木は会う機会が多かったでしょうしね。哀ちゃんに聞いたのは、間が持たないのでお隣さんのことを話に出してみただけです。

今後は基本的に日常編では大体一ヶ月ほどの出来事を、事件編では一ヶ月の間にあった事件を一つか二つ複数話でという形式で進めていきます。

因みに1章は、5月中旬から6月上旬の出来事です。

次話からは蘭、小五郎がでてくる短い話を挟んで2章にはいる予定です。
2章は小学一年初夏の出来事の予定です。

また、今後タイトル、サブタイ、章タイは変更する可能性があります。
特にタイトルは変えたいところですが、なかなかこれといったタイトルは思いつかないものですね。

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