ワシの名前は阿笠博士。博士とかいて“ヒロシ”と読むんじゃ。
周囲の人たちからは“ハカセ”と呼ばれておる。
このあだ名はワシの名前の読みを変えたとこから来ておると思うじゃろ?
しかし、実はもう一つ由来があるんじゃ。むしろこっちが本命とでも言おうかの。
お、分かったかね?
……そう何を隠そう、“天才発明家”阿笠博士とはワシのことじゃ。
それじゃ、天才発明家たるワシの発明をいくつか紹介するとするかのぉ。
まずは、コレじゃ!“蝶ネクタイ型変声機”
一見ただの蝶ネクタイにみえるが、結び目部分の裏にはマイクとスピーカーがあり、
マイクに向かって喋った声が、内部で変声されスピーカーから出力されるんじゃ。
ネクタイ部のダイヤルを調整することで様々な声を出せるようになっておる。
ちなみに、元の音声を変声するものなので、全く同じ声というわけではないし、
同じダイヤルに設定して喋っても、同じ音声になるとは限らんぞ。
更に、この“ボタン型スピーカー”はこの変声機の声を受信しスピーカー出力する。
裏はシールになっておって便利じゃろ?
次は、この“犯人追跡メガネ”
半径20km以内の発信機の反応を左のレンズに表示するんじゃ。発信機はこの通りシールになっておるものと、メガネの右のつるのものとある。どちらも盗聴機能がついておってこのメガネの左のつるがその集音器になっておるんじゃ。
これで発信機をつけた犯人の動向を逃すことはないぞ。
ちなみにメガネ本体は今改良中でのぉ。右レンズにも機能をつける予定じゃからバージョンアップ情報を楽しみにして欲しい!
次に紹介するのは、“伸縮サスペンダー”に“ターボエンジン付きスケートボード”
この伸縮サスペンダーはボタン一つで伸び縮みするんじゃ。
捕まえた犯人を縛りあげたり、重い扉を開けたりするときに重宝することじゃろぉ。
スケボーは太陽光で自走し速度も結構でるんじゃが、今のところ太陽が出てないと使えないという欠点があっての。今改良中なんじゃ、これも続報を待っててくれの!
あとはこの“腕時計型麻酔銃”じゃ。
これは、ライト機能もついており……
「さっきから博士は何ブツブツ言ってんだ?」
「今度の学会でのスピーチを考えてるらしいわ」
「へー。今度はどんなガラクタを発表すんだ?聞いてんだろ?」
「さぁ?“今回は新一も絶賛した発明だから大丈夫じゃ”とは言ってたけど」
「俺がね……。まさか、麻酔銃やキック力増強シューズじゃないよな」
「流石にそれはないんじゃない?アナタの靴なんて発表したら洒落にならないってことくらいわかってるわよ」
「だよな。変声機も機能削ったのを発売したし、それくらいわかってるよな」
「えぇ。きっと」
よし!あとはキック力増強シューズに麻酔銃の資料を添えて、他にも……
ふふふ……これらを発表すればワシは大金持ち間違いなしじゃ!さて続き、続き!
「なぁ……後で確認した方がよくないか?」
「……そうね。そうしましょうか」
「にしても、オメェが淹れたコーヒーって美味いよな。
俺が淹れたときなんか苦味が強くてよ」
「まぁ、幼児化したと言っても脳細胞はそのまま。認識の違いは自然と修正されるわ。
味覚とかはその最たるもの。だから、アナタが以前コーヒーを美味しいと思っていたら」
「バーロー、素直に受け取れっての」
「……そうね。ありがとう」
博士の独白です。というか独り言
また、発明品については私の推測の部分もあります
博士が大金持ちでないのは発明品の発表や特許申請について慎重だからだと思います。
今回はテンション上がってるだけで、このあと二人に言われて我に返ったらすぐ修正するんですよ。きっと。
時計型麻酔銃なんかは麻酔針のことを気にしなければ、単純な構造であると思うので発表できそうですが。もちろん機構だけですよ?麻酔銃なんて発表できません。
次話は日常編です。
ご意見、感想お待ちしております。
活動報告にアンケート記載してます。
ご協力いただけると幸いです。
累計1000UA突破していました。ありがとうございます。
これからもお付き合い頂けたら幸いです。