彼は求道者なのか一匹狼なのか 作:きんにく同盟
投稿は初めてで、文才もないですが、書きたかったことを書いてみました。
読んでくれれば幸いです。
お願いいたします。
俺の名前は三谷祐也。6歳の誕生日に家族を殺された憐れな少年だ。西木野病院に運び込まれたときには、精神に異常をきたす寸前だったらしい。
朧げな記憶だが、確かに覚えている。
「もう大丈夫だよ」と微笑む少女の笑顔。
だから、決意した。両親はもういないけど、この笑顔だけは守ろうと。
数年後
あれから、俺は幼馴染みの西木野真姫の家に引き取られた他人同然だった俺を嫌な顔ひとつなく、家族の一員として迎えてくれた彼らには感謝しなければならない。
だが、未だに悔恨は残る。あの時、抵抗すればどうにかなったのではないか? おまけに、両親の苦しむ顔がフラッシュバックする。激しい自責が襲い掛かる、昼間はなんともないのだが、夜にそれらは来る。そのせいか、睡眠時間は極めて少ない。平均3時間程度だろう。それ以上は体が許してくれない。
だから、起きたらランニングを開始する。走る距離は決まっていないが、限界まで走る。
許してください… 俺が強かったら…
そう繰り返しながら走る。その後は、その場で腕立てや腹筋などの基礎的な筋力トレーニングを終えたら、アパート
に戻り、登校の準備をするといった具合になる。
これらの行動から、俺が脳筋だと予想する人も少なくはないだろうが俺は、トップクラスの成績だ。なんせ、睡眠を差し引いた時間は21時間もあるのだ。
鏡を前に全裸でポーズする男がいる。
よく全裸でポージングできるなと思う人もいるかもしれないから言っておく。
俺は高校生になって一人暮らしを始めたのだ。
いつまでもお世話になっているわけにはいかなかったというのもあるが、もう一つ理由がある。
それは、あえてここで説明はしない。夜になれば分かるから。
「身長182cm、体重85kg。筋骨隆々な体。
まさに漢だ。」
そして、顔も頭もいいときてる。
「俺、弱点なくね?」
困った。女は男のダメなところを見て惚れるという。
つまり、ダメなところが無い俺は、モテないのではないかやけに最近、女子から人気が無いと思った。
かと思えば、ナルシストという呪文が聞こえてくるし… 「やはり、男はちょっとダメなくらいがちょうどいいのかもしれないと思いました!」
と俺が言っているのは、最近に共学化した我が学び舎である国立音ノ木坂学院の一年生の教室でだ。
付け加えるならば、教師がいて、学友もいる。
「で、三谷。まさか、それが理由か?」
「はい」
「まさか…制服も着ずに教室にピチピチのアンダーシャツで来た理由がそれか?」
「何か問題でも?」
「ふざけるなぁぁぁ!!」
そういったやりとりを見るクラスメイト達の感想はさまさまだ。
「……バカじゃないの」
「あはは!バカだ!バカがいるにゃー!」
「そんなに笑ったら悪いよ凛ちゃん」
教師は怒りがおさまらないらしく続ける。
「いいか三谷、お前の担任になってから先生の血圧はウナギ上りだ!正常値から高血圧だよ!」
「先生、不摂生は体に毒ですよ」
「いや、お前のせいだよ! それに、なんでそんな服チョイスした!軽く自慢してるだろ!」
「俺は、何着ても似合うんですよ。」
「お前はあー言えば…」
「先生!授業始めましょう」
「ああ、そうだな西木野。三谷、放課後に職員室な」
(休み時間)
「ねえ、祐也。」
「なんだい、真姫たそ」
「それやめてよ!」
「わかったよ、どうした?」
「あんた、あまりにも勝手過ぎるとつれ戻すから」
こ、これは束縛プレイ4800円
「まさか、そんなお店に行ってるの…」
「人の心をよむなー‼︎」
「あんたが勝手に言ったんでしょ!」
説明不足なので、補充しておくと
一人暮らしをする際、真姫の親を説得するのに時間がかかった。俺は自立を主張して説き伏せたが、交換条件として出されたのが、現役で国立大学医学部合格だ。
それに、自立を主張した手前、仕送りを貰うわけにはいかないので高額なアルバイトしている。
ちなみにこの時、真姫は
「そんなこと聞いてない!」
と怒っていた。おそらく、今も納得していないのだろう。
ごめんな…離れないといけないんだいまは
休み時間は終わり授業が始まる。その繰り返しで昼休みがきて放課後がやって来る。
だが、今は昼休み
昼ごはんを食べる時間だ。
俺は、飯を食べる時は一人がいいのだが、教室内で一人飯は居心地が悪い。ミュージックプレイヤーでもあればいいが、引っ越した後すぐに寿命を迎えた。
共学化したとはいえ元女子校なので、女子の割合が多い。
そうなると男子は軍隊以上にまとまり、飯を食うのもトイレに行くのも一緒といった感じで気持ち悪い。
なので、俺は頭を使い。ある結論を導いた。
男子は生徒だけでは無いと!
「先生、いっしょに食べようぜぇ〜」
「頼むから放っておいてくれ!」
まあ、そんなこんなで女子の中でも比較的仲が良い
真姫、凛、花陽の3人で食べている。
普段はテレビの話をするくせに、今日に限っては都合の悪い話題だ。
「そういえば、祐也君って何のバイトをしているんですか?」
花陽がそう切り出したのを確かに聞いた。そう、これが都合の悪い話題だ。
勘の良い人なら分かると思うが、まともなアルバイトではない。高額だから、それに見合ったリスクが求められる。
だから答えに詰まる。
「それ、私も気になってた…」
「凛もききたいにゃー」
こういうときの女の団結力って凄いよな。
「コンビニの…」
「嘘ね」
「嘘にゃー」
「嘘だね」
「嘘だッッ!!!」
あれ?一人多くなかった? まあいいか…
流石にばれたか。
「だがな、プライベートを詮索するのはここまでだ。」
「な、なによそれ!」
「人には言いたくない秘密があるものさ、ヘタに関わらない方がいいぜ。」
俺、かっこよすぎだぜ!
「それ、祐也君が読んでた本に書いてあったにゃー」
「凛ちゃん…だめだよ。」
「え、だってかよちんも見たでしょ? たしか、ミステリアスな男はモテるって書いてあったよ」
俺、ダサすぎだぜ!
そうこうしているうちにチャイムが鳴り、放課後に向かって時間は流れるのだった。
どうでしたか?
次回は、生徒会編とバイト編をやっていこうと思います。
もしよかったら感想をお願いいたします。ただ、メンタル的に弱い面もあるので、お手柔らかにお願いします。
付きあっていただきありがとうございました。