下手な文章で、オリ話が大変多く含まれます。
それが苦手な方は、避けていただきますようよろしくお願いします。
天空には見渡す限りの暗雲が永遠と広がり、緋色の雷鳴が人の不安心を掻き立てるかの如く轟く。地は枯れ果て、生き物などは皆無、そこに有限のように存在するのは終わりの始まり。
この世界には今、終焉の終曲が鳴り降る中、
薄れゆく意識の中、息をも上がる思いで、いまとなっては誰にも届かない謝罪の意を言葉に呟く。
――やっぱり、私にはどうする事も出来なかったんだ…。お姉ちゃん達の命まで奪っておいて、いーすんさんや他の国の教祖さん達に悲しい思いさせて、アイエフさんやコンパさんの足手まといになって、今ではこうやって………
地面を這うように倒れこむその少女は、目の前に広がる世界の変動ぶりに目を向けた。
特徴的な双葉リボンを栗色の髪にのせるように付けている少し大人びた顔立ちの青いローブを羽織る少女が、とても厚く、強固そうな岩盤に苦しそうに右手を抑えながらもたれ掛っており、その隣では、まるで寝ているように動かない白い羊毛のような服を着た、倒れている少女の二人目のお姉さん的存在の少女が白いうさぎに似た帽子を抱いている。さらに、反対側の黒いコードが突き刺さる岩には青い疾風を思わせる忍者姿の赤いマフラーを巻いた少女が音楽マイクを握りしめ、俯きながら何かを呟いている。
もっと他にいい方法が有ったかも知れないのに、と心の真で嘆くが、もうこの状況を打破する手段一つもない。
この今や地獄と化したゲイムギョウ界には昔四人の女神と、四人の女神候補生が世界の理をギリギリながらも平穏無事に保っていた。
国民の事を第一に考える紫の女神パープルハート。その妹の女神候補生パープルシスター。国の技術的水準が最も高いパープルハートの治める地、プラネテューヌを打倒とし、国の発展に勤しんだ黒の大地ラステイションを治める黒の女神ブラックハート。その妹のブラックシスター。夢見る大地ルウィーと称され、機械技術より魔法が日常に深く溶け込んだ雪降る国。治めるのは白き女神ホワイトハート。その妹の双子の女神候補生ホワイトシスター。最後に、森林や自然と言った緑が数多く残る雄大なる大地リーンボックス。その女神グリーンハート。
女神が治める国はそれぞれ考え方こそは違うものの、民は女神を信仰し、女神は民をモンスターや害から守る。それがその世界の理に一番近いものだった。
しかし、ある日自らを『犯罪組織マジェコンヌ』と名乗る正体不明の敵が姿を現し、それぞれの国の四人の女神が捕まってしまう。そこで女神候補生たちは共に苦難し助け合いながらが、やっとの思いで姉である女神達を救出する事に成功する。犯罪組織に勝利したわけではないが、彼女たちは泣き笑い、抱き合った。
その女神も今となっては残り一人を残すまでとなってしまった。
手を貫かんとそびえ立つ薄気味悪く緑の光を発っする黒塔の天辺付近、何とも言い難い一筋の線らしきモノが音も立てず突如として現れる。暫くその線らしきモノを観察していると、瞬時に奇妙なを光を放つ巨大な眼光が姿を見せる。それはぎょろりと周りを見渡すように眼球を動かし、有無も言わずして再び眼を閉じる。
すると、黒塔の下腹部に数多く存在していた廃棄されたのか画面にひびが入るモニター群が、昔ながらのモノクロ映像を映し出した。
年齢は二十歳くらいだろうか若くして天才クリエイターと名を馳せた青年が、パソコンを背に自作のハードウェアが入っているプラスチック製のディスクケースと手に立ち尽くしている。
彼の部屋は足の踏み場もなく荒れ果て、色々な種類のゲームハードが修復不可能な具合にまで破壊され無残にも放置されている。その傍には好きだったのか大事に棚の上に置かれている右手右足のないキャラクターの載ったゲームディスクが、破片となって床に散らばっている。
男は隠れて呪文を唱えるように、お前らのせいだと小さく連呼すると、ディスクケースを床に叩きつけ、踏み壊した。
「ふふ、あははは。コれデぇ、ボくぅのォ、ボクの夢がァア!カナウンダァア!!ヒャハハハハ!」
男は男性とは到底思えない奇声めいた高言を唸りながら吐くと、身体のあちこちから溢れ出てくる黒い煙に飲み込めまれ、黒煙が消える頃には跡形も無く消え去っていた。
映像が何をあらわし何を伝えたいのか理解に苦しむが、他にも互いに抱き合いながら泣き崩れる少年少女たちの悲痛な叫びを映す映像や、頭に絶対合格と書かれたはちまきを巻きながら、カーテンや窓が完全に閉まりきった薄暗がりの部屋の中、一人絶叫しながらゲームを続けるふちの太い黒眼鏡を付けた男性の映像。
どれもこれも無限ループのようについたり消えたりしており、見ているだけでこちらの負の感情が瞬く間に、呼び起され絶望しそうにまで追い込まれる。
そんなテレビの中だけだと思っていた絶望的光景が、
民は
この状況を誰が予想する事が出来ただろうか。絶望、落胆、最悪、滅亡ありとあらゆる負の集合体。
それが今のゲイムギョウ界だ。
不意に全身から力がすべて抜ける。
少女は、もうどうしたらいいかわからない。倒す作戦もなければ、武器もない。立ち上げるための気力も、立ちはだかる勇気も。
目を閉じれば毎日のように一緒に過ごした姉との楽しい日々が思い返せる。
――…そうだよね。もう精一杯やったもん。これでやっとお姉ちゃんの所に行けるんだ。大好きだよ、お姉ちゃん。
少女はそう言い残すと、瞳を閉じ眠りについた。
大地を削りながら絶望の元凶は近づいてくる。
バケモノ並みの大きさの白いかぎづめのついた槌の形状をした四本脚、それと合体している鋭い牙の付いた巨大な口顎。後ろには地を打ち付ける強大なドリル状の尾。その上部には空想上の神に似た四つの剛腕。さらにその上には禍々しい単眼。体の中心には人型をした紫色のうさぎに似た何かが悠然と少女を見下している。
少女に息はなく人形のように倒れこみ、まるで絶望の瞬間を待ち望んでいるかのようにも見えた。
「女神と言っても所詮はこの程度。我にその魔剣すら向けることの出来ぬ未熟者。他の女神を犠牲を無にし、自らを理解しようとしたのだろうが、もう遅い」
重い金づちを振り上げるようにゆっくりと巨大な足が上がる。
それでも少女は動かない。
「終わりだ。孤独な死をくれてやる」
「ネプギアぁ!」
刹那、彼女は限界を超えた痛みを右手に感じながらも、大事な親友の妹が目の前で殺されると思うと、体中すべての力を足に込め、全速力で駆け出した。
――間に合えっ!いや絶対に間に合わせて見せる!
巨大な足が振り下ろされる瞬間、間一髪、少女を救出すると砂煙を立てながら転がり、背を硬い岩にぶつけながら動きを止める。
「ネプギア!大丈夫!?ケガはな………い?」
ほんの少し離れた所に倒れているネプギアに手を伸ばす。
しかし、その時気づいてしまった。現実を。
急いでネプギアのもとに駆け寄り抱き上げた。
「う、嘘……ネプギア?ネプギアってば!起きてよ!ねぇ!!
双葉リボンの少女は必死に彼女を名前を呼び続けた。声が枯れようとも、右手に感じる衝撃的な痛みが激痛に変わろうとも呼び続けた。
「……起きてよ、ネプギア。起きなさいよ…ネプギアってば…なんで………どうして?」
涙に頬を染め顔を歪めながら強く、だけど優しくネプギアを抱きしめた。
理解できなかった、理解したくなかった、悲惨で残酷な現実を。つい何日か前まで一緒に泣いて、笑って過ごしていたのにこんなにもあっさりと命とは消えてしまうものなのだと。
優しかった日常、嬉しかった日常は、音を立てながら今この瞬間崩壊した。
絶望、その言葉をあらゆる五感すべてで認識した双葉リボンの少女アイエフは、ネプギアをそっと地に寝かせると、全身から霧のような白いオーラと黒いオーラを放ちながら一歩また一歩立ち上がった。
「ネプ子…わたしは……」
力ない声で一人の少女の名を呼ぶと、ただ一瞬その者のはちきれんばかりの笑顔を脳内が再生する。
――楽しかったわね。みんなでいろんな所に行って、いろんな事して、騒ぎ立てて。イストワール様にはいっぱい迷惑かけて怒られて……それでも、あの時が私にとってかけがえのない時間…だったんだから………。
――そうだ、でもこういう時いったい私はどんな顔をしてるのかしら。こんな時にこんな事を考えているんだから呆れてる?…ないわね、楽しかったもの。それじゃあ、怒ってる?……ないない、そんな場知らずの人間じゃないわ。それとも………
「どうした人間よ。何故――――――わらっている?」
アイエフは狂乱しているような笑みを零し、魔剣ゲハバーンを軽く握ると、
早速支配エンドのアイエフバットエンドですが、ちゃんと続きます。
もし誤字、脱字が教えていただきたいです。