天才と信友と悲しい過去と   作:ゆん

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第11問 再びミーティング

「それじゃ、この前の続きからいくぞ」

 

「確かどのような方法でAクラスと戦うのか、じゃったな」

 

そっか。この前は亮介君と裕実がいたからできなかったんだっけ。

 

「ああ。だがその話はまた後でだ。今はこれから戦うBクラス戦の話をする」

 

「だけど坂本、どうしてBクラスなの? Aクラスでもいいんじゃない?」

 

「とりあえず、最初に言っておく。最終目標はAクラスだ」

 

こうに言うってことは、話が矛盾する、っていうこと? じゃあ……

 

「……つまり今から話すことは、試召戦争で戦うことを前提に(・・・)話す事、ってわけ?」

 

「逆に言えば、Aクラスとは試召戦争で戦わない(・・・・・・・・・)ってこと?」

 

「そうだ。お前達は理解が早くて助かる」

 

そう言って雄二はニヤリと笑った。正直、キモイ……。

 

「まず全員わかっていることだが、FクラスとAクラスの元々の地力が違いすぎる」

 

「なるほど……。それから?」

 

「沢村亮介と近藤裕実、木下優子。それから、謎の転校生だ」

 

「「「謎の転校生?」」」

 

どうして謎なのかな? 何か理由があるとか?

 

というか、よく知ってるね。

 

そんな僕の疑問をよそに、雄二は頷いた。

 

「そうだ。ムッツリーニ」

 

「…………(コクリ)情報が少なすぎるが、わかっていることがある。まずは外国からAクラスに2人転校してくること。それから、学力が吉井達と同じくらいということ」

 

「外国からきて……」

 

「あたし達と同じくらいの学力の人が2人……?」

 

「ふぅん……そっかぁ……」

 

「そう考えると、Aクラス戦が楽しみになってきたぜ」

 

それを聞いて、僕達はつい口元が緩んでしまった。

 

だって、頭の中に『あの2人』が思い浮かんだからだ。

 

「もしかして、知り合いか?」

 

僕達の様子からして気になったのか、雄二が聞いてきた。

 

「さあ? そこまではわからないけど……」

 

「もし予想が当たっていたら……」

 

「「「この戦争、おもしろくなりそうだよ」」」

 

チャイムが鳴ったので、僕達は何も言わず、教室へと帰っていった。

 

早くAクラス戦になってくれないかなぁ。

 

あ、そのためにはBクラス戦を1日で終わらせなきゃだな。

 

 

ああもう、その日が楽しみだよ♪

 

 

 

~雄二SIDE~

 

何だったんだ、今のは……。というか、Bクラス戦の話が全然話できなかったじゃねーか!

 

まあいいか。とりあえず、秀吉に聞いてみるか。

 

「秀吉、あいつらの知り合いで、外国に転校したやつを知ってるか?」

 

「知らんのじゃ。もしかしたら、小学校の時かもしれぬのぅ。あの6人が出合ったのは小学校の時じゃからな」

 

「そうか……」

 

まあ、今気にしても仕方がない。今はBクラス戦に集中だ!

 

「とりあえず、Bクラス戦に勝つぞ!」

 

「「「おう!」」」

 

そう言って、俺達も教室へと帰った。

 




これから私立入試、行ってきます!
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