天才と信友と悲しい過去と   作:ゆん

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バレンタインデー!
皆様はあげる人、くれる人はおりますか?

私のクラスは皆受験モードなので、すごくピリピリしておりまする……。
彼氏がいる人も「あげないかもねー」と言うくらい……。



第17問 幼き思い出

次は姫路さんと……え!? 麻菜!? まずいっ!

 

「雄二! 科目に関して何か言った!?」

 

「は? 相手に選ばせるように言ったが……」

 

「な!?」

 

相手にということは、麻菜に選ばせるように言ったのか!

 

「もしかして、ヤバかったか?」

 

「ヤバすぎるよ! このままじゃ、姫路さんが負ける!」

 

「!? どういう……」

 

その時、2人の点数が表示された。

 

数学(A)

Aクラス 三上麻菜 3168点

 VS

Fクラス 姫路瑞希 452点

 

『『『3168点!?』』』

 

「明久、まさか…っ!」

 

「麻菜は数学が得意なんだ。あんなに高い点数が取れちゃうほどにね」

 

だけど3000点オーバーか……。また点数上がったな。

 

「それじゃ、バイバイ♪」

 

 バシュッ、ザクッ!

 

Fクラス 姫路瑞希 0点

 

「勝者、Aクラス!」

 

これで3対2、か……。かなりヤバいな……。

 

澪、相手は竜牙だけど、頑張って!

 

 

 

~澪SIDE~

 

今のところの勝敗は3対2。絶対に勝たなきゃいけないこの試合の相手が、まさかの竜牙か……。

 

だけど竜牙とかぁ……。久しぶりだな、戦うの。

 

そう思いながら、ウチは竜牙と対峙した。

 

「科目はどうしますか?」

 

「澪、お前が科目を選んでいい」

 

「え? それじゃ、英語で」

 

ウチがそう言うと、竜牙が昔の話をしてきた。

 

「懐かしいな。お前とこうして戦うのは」

 

「竜牙も麻菜も、小学校卒業するのと同時に外国行っちゃったからね」

 

「まあな。確か勝敗は……」

 

「3対3の引き分け。だから……」

 

そう言って、ウチらは口元をつり上げた。

 

 

「「あの時の戦いを、今、再び!」」

 

 

「それでは、試合開始!」

 

「「試獣召喚(サモン)!」」

 

ウチらがそう言うと、2体の召喚獣が現れた。

 

英語(F)

Aクラス 茎本竜牙 508点

 VS

Fクラス 野々原澪 465点

 

「さすが竜牙だねぇ。点数高いや」

 

「外国にいたからな。それじゃ、いくぜ!」

 

「OK! バトル一発勝負!」

 

ウチがそう言って、同時に腕輪を発動させる。

 

「『Eternal Hell(永遠の地獄)』発動! 覚悟しろ!」

 

「そっちこそ! 『Erase(抹殺)』!」

 

するとウチの召喚獣の周りには丸い暗黒の闇が現れ、竜牙の召喚獣の周りには大きい岩石が現れた。

 

 ゴウッ、ドシャッ!

 

そして点数を見た。勝ったのは……

 

Aクラス 茎本竜牙 7点

 VS

Fクラス 野々原澪 0点

 

「勝者、Aクラス!」

 

「7点て! あと7点て!」

 

「うぉ、あぶね」

 

これで4対3になっちゃった! すっごい悔しいっ!

 

「絶対リベンジするからね!」

 

「いつでも相手してやる!」

 

ウチは竜牙と握手して、明久達のところへ戻る途中、次の試合に出る奈乃とハイタッチした。

 

「ごめんね、頑張って!」

 

「もちろん! 仇とってくるから、待ってて!」

 

そして奈乃は再び歩き出した。

 

相手は亮介、か……。手強いけど、きちんと約束を果たしてよね!

 

 

 

この時、その場にいる全員(信友6人を除く)が知らなかった。

 

 

学年3位争いの2人の時点で、点数がどれだけ高かったかということを――――。

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