天才と信友と悲しい過去と   作:ゆん

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第24問 清涼祭開始

☆清涼祭アンケート☆

 

学園祭の出し物を決めるためのアンケートにご協力ください。

 

『喫茶店を経営する場合、制服はどんな物が良いですか?』

 

 

姫路瑞希の答え

『家庭用の可愛いエプロン』

 

教師のコメント

いかにも学園祭らしいですね。コストもかからないですし、良い考えです。

 

 

土屋康太の答え

『スカートは膝上15センチ、胸元はエプロンドレスの様に若干の強調をしながらも品を保つ。色は白を基調とした薄い青が望ましい。トレイは輝く銀で照り返しが得られる位のものを用意し、裏にはロゴを入れる。靴は5センチ程度のヒールを……』

 

教師のコメント

裏面にまでびっしりと書き込まなくても。

 

 

野々原澪、井上文人の答え

『人を殴ったり蹴ったりできる制服』

 

教師のコメント

落ち着いてください。それはあなた達がクラスの人にしたい行為です。

 

Fクラスのコメント(一部除く)

ちょっと待てぇ―――――いっ!!

 

 

沢村亮介、木下秀吉の答え

『性別をわきまえた制服』

 

教師のコメント

2人に何があったのかは聞かないでおきましょう。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

 

『『『いらっしゃいませ! メイド喫茶『Sweet Memory』へようこそ!』』』

 

クラスの皆の声と共に、僕達Fクラスの営業が開始した。

 

………まぁ、店の名前はスルーということで。あまり意味が通らなくても。

 

そんなわけで今お客さんの注文を伺って、キッチン班の人が料理するということをやっている。

 

僕だけはなぜかホールに駆り出されたけど。

 

おかしいなぁ、僕はキチン班を優先にやるはずだったんだけど。まぁ、いいか。

 

っと、お客さんに呼ばれてるから行かなきゃ。

 

「いらっしゃいませ。ご注文をお伺いします」

 

「え、あ、ひゃいっ!///」

 

え、なんで噛んだの!? しかもなんか顔が赤いし!

 

「お客様、大丈夫ですか?」

 

「だ、大丈夫れす! でも、あの、やっぱりまだ待ってくだしゃいっ!!」

 

「わ、わかりました。決まったらまたお呼びください」

 

本当に大丈夫かな? さっきからずっと噛みっぱなしだけど……。

 

でも一応やることあるし、いったん戻るかな。

 

 

………皆に『またか……』みたいな目で見られてるけど。

 

 

 

~文人SIDE~

 

明久、清涼祭に来てくれた客までおとすなよ……。

 

ちなみにさっき明久におちた客の会話はこうだ。

 

『さっきの人、かっこよくない?』

 

『わかるわかるっ! というか、ここのお店の商品を制覇しようと思って来たんだけど……』

 

『う~ん……ほかの店にしない?』

 

『そうだね……。あの人の前で制覇するのは、ちょっと……』

 

なんていうか、ほんと凄いな。

 

つーか女性2人なのに制覇しようとか考えてたのかよ、恐ろしい。

 

ま、俺達の場合は澪の食べる姿を見慣れてるからあまり気にしないが。

 

そしてこの後もどんどん客の注文を伺っていったら、いつの間にか交代の時間になっていた。

 

「うっし、終わりっ! 次の時間までよろしくな!」

 

「おう、任せとけ!」

 

時間になって帰ってきたFクラスのやつと交代し、俺と同様に交代の時間になった明久と奈乃と麻菜のところに向かった。

 

「なぁ、俺らどうする?」

 

「特に回るところがないならさ、召喚大会を見に行かない? 雄二に頼み事をされててさ」

 

頼み事? あのゴリラにか?

 

まぁ、特に用事がないから俺は構わないけどな。

 

周りを見てみると、奈乃と麻菜も「構わないよ」と言っていた。

 

「それじゃあ、行こうか」

 

こうして、俺達は出たくても出られない召喚大会を見に行くことになった。

 

 

だぁあああ!! 俺も明久と出たかったぁあああっ!!

 

 

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