「ここがAクラスの教室かぁ……」
「噂には聞いていたが、ここまでとは……」
僕達はAクラスの教室を見て、驚いていた。
……いや、もしかしたらここを教室と呼ぶのは間違っているのかもしれない。
「……それじゃあ、また後で」
「昼食の時は呼んでくれ」
「うん、わかった」
そう言って亮介君と裕実はAクラスに入っていった。
さて、僕たちも早く教室に行かないとね。一応遅刻しているわけだし。
しばらくすると、Fクラスの教室が見えてきた―――――って、え?
「……ここって、教室なの?」
「『2-F』って書いてあるからそうなんだろうけど……」
「ひどいにもほどがあるだろ……」
Fクラスの中をのぞくと、卓袱台に座布団、腐った畳という、世界1最悪と言っていいくらいひどい設備だ
った。
Aクラスの時は、一体どこに膨大な費用があったんだろうと思っていたが、まさかFクラスの費用も使っていたとは……。学園長は何をやっているんだ、まったく。
「とりあえず、入るね」
「おう」
そう言って、僕はFクラスの扉を開けた。
「すみません、遅れm「早く座れ、ウジ虫y……な!? 吉井!?」え?」
まさか遅刻しただけで罵倒されるとは……。いくら何でも、ひどすぎ―――――
ヒュン、ドゴバキィ!
……………………………………え?
「ふ、文人! 澪も何やってるの!?」
「てんめぇ、よくも明久を罵倒しやがったなぁ……」
「死んで詫びろや☆」
「ちょ、待っ……ぎゃぁあああああああああっ!!」
僕達が呆然と見ている中、2人の攻撃はさらにヒートアップしていた。
というか、このままじゃ彼が死んじゃうんじゃあ……。
「文人、澪、やめなさい―――――!!」
奈乃が2人を止めるのを見ながら、僕は思った。
これからもトラブルに巻き込まれる、と。
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