天才と信友と悲しい過去と   作:ゆん

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第2問 朝の挨拶は罵倒から

「ここがAクラスの教室かぁ……」

 

「噂には聞いていたが、ここまでとは……」

 

僕達はAクラスの教室を見て、驚いていた。

 

……いや、もしかしたらここを教室と呼ぶのは間違っているのかもしれない。

 

「……それじゃあ、また後で」

 

「昼食の時は呼んでくれ」

 

「うん、わかった」

 

そう言って亮介君と裕実はAクラスに入っていった。

 

さて、僕たちも早く教室に行かないとね。一応遅刻しているわけだし。

 

 

 

しばらくすると、Fクラスの教室が見えてきた―――――って、え?

 

「……ここって、教室なの?」

 

「『2-F』って書いてあるからそうなんだろうけど……」

 

「ひどいにもほどがあるだろ……」

 

Fクラスの中をのぞくと、卓袱台に座布団、腐った畳という、世界1最悪と言っていいくらいひどい設備だ

った。

 

Aクラスの時は、一体どこに膨大な費用があったんだろうと思っていたが、まさかFクラスの費用も使っていたとは……。学園長は何をやっているんだ、まったく。

 

「とりあえず、入るね」

 

「おう」

 

そう言って、僕はFクラスの扉を開けた。

 

「すみません、遅れm「早く座れ、ウジ虫y……な!? 吉井!?」え?」

 

まさか遅刻しただけで罵倒されるとは……。いくら何でも、ひどすぎ―――――

 

ヒュン、ドゴバキィ!

 

……………………………………え?

 

「ふ、文人! 澪も何やってるの!?」

 

「てんめぇ、よくも明久を罵倒しやがったなぁ……」

 

「死んで詫びろや☆」

 

「ちょ、待っ……ぎゃぁあああああああああっ!!」

 

僕達が呆然と見ている中、2人の攻撃はさらにヒートアップしていた。

 

というか、このままじゃ彼が死んじゃうんじゃあ……。

 

「文人、澪、やめなさい―――――!!」

 

 

奈乃が2人を止めるのを見ながら、僕は思った。

 

 

 

これからもトラブルに巻き込まれる、と。

 

 




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