問題児たちが異世界から来るそうですよ?〜僕は全然乗り気じゃありませんでした〜   作:鵜鶴樹

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猫好きな方すいません。

猫の出番はまだありません。


第二章 ー ②

「それで、おすすめのお店はどこかしら?」

 

「あ、それでしたらすぐそこにありますよ」

 

「?? 二人いない?」

 

「!? 功一さんと時雨さんがいない!?」

 

「あの二人なら門入ってすぐに、「デートしてくる!」って時雨さんがいってわよ」

 

「なんで止めてくれなかったんですか!?」

 

「だって時雨さんが、「気配でわかるからモーマンタイ」っていってわよ。 ところでモーマンタイってどういう意味かしら?」

 

「それ絶対嘘ですよね!?」

 

「あら、これは本当のことよ? 春日部さん?」

 

「耀でいいよ」

 

「なら御言葉に甘えて耀と呼ばしてもらうわね。 私のことも飛鳥でいいから」

 

「わかった。 飛鳥が言ってることは本当」

 

 がっくり項垂れながら、「そうですか」とつぶやくジンであった。

 

 

 そのころ功一たちは・・・

 

 

「そろそろ起きてよコウ」

 

「ん? ??? あれ、他の人達は?」

 

「私たち別行動中」

 

「そうなんだ・・・。 なっとくできるか!」

 

「んもー、コウは本当に細かいなー」

 

「いやいや、誰がどう考えてもおかしいのは僕じゃなくて時雨だからね!?」

 

「そんなことより、お店見てまわろうよ!」

 

「はー、まあ皆の場所も大体わかるから今回だけね」

 

「やったー!」

 

 喜ぶ時雨のよこで深くため息をつく功一。

 お金がないのに気付きながらも二人はお店を見てまわった。

 

「そこのべっぴんさんと辛気くさそうなにーちゃん、ここの串焼きは絶品だらか食ってきな」

 

 毛むくじゃらの人が二人に声を掛けて来た。

 その人の顔をみて功一は固まった。

 

「コウ! 熊だよ、熊! 熊がいるよ、喋ったよ!!」

 

「なんだ? お二人さん新参者かい?」

 

「ええ、さっき来たばかりですけど・・・」

 

「なんでい、それならお金も持ってないだろ」

 

「その通りですが」

 

「でもコウ、この熊の人がつくってる串焼き美味しそうだよ」

 

「時雨よだれ! ちゃんとふきな!」

 

「がはっはっは、そんなにうまそうに見えたか」

 

「うん! 熊のおじちゃん、お金無いからただでちょうだい!」

 

「んー、ばっぴんさんにはちゃんと食わせたいが金がないとなー・・・、よし俺も男だ一本ずつ持ってけ!」

 

「ありがとうございます」

 

「ありがとー熊のおっちゃん♪」

 

「いいってことよ。 そのかわりお金がてに入ったらまた来てくれよ」

 

「うん!」

 

「いい返事だ。 ところでお二人さんはまだコミュニティーには入ってないよな?」

 

「うんうん、私たち一応コミュニティーにはいってるよ」

 

「へー、どこなんだ?」

 

 熊の人は純粋に興味があった。

 箱庭に呼ばれたばかりの二人がすでにコミュニティーに入ってるといったからだ。

 それとどこそこのコミュニティーは危ないなど注意しようと思ったからだ。

 

「ん〜っとね、あれ? そういえば名前きいてなかったや」

 

「そういえば僕も知らないな」

 

「お前らよくそれでコミュニティーに入ったって言えるな。 まあいい、じゃあリーダーの名前ぐらいは覚えてるだろ」

 

「え〜っと、なんだっけ?」

 

「そういえば僕も・・・。 時雨、わざとやってる?」

 

「ばれたか」

 

「はー、リーダーの名前はジン=ラッセルっていいます」

 

「! あそこか、黒ウサギの嬢ちゃんのいる」

 

「そうですが、なにか?」

 

「あそこはやめといた方がいい」

 

「なんで? 熊のおっちゃん」

 

「あそこは魔王に名と旗と仲間をとられた、ノーネームだからだ」

 

「ノーネームってなんですか?」

 

「コミュニティーってのは、それぞれ名と旗があってやっと正規のコミュニティーとして認められる」

 

「では、逆に名も旗も持たないコミュニティーは正規のコミュニティーとしては認められていない?」

 

「まあそんなとこだ。 普通ノーネームになったコミュニティーは新しくコミュニティーをたちあげる。 だが、あそこは何故かノーネームのままだ。 それに一度魔王に狙われたので皆少し恐れてる」

 

「っていうかおっちゃん物知りだねー」

 

「これは常識だよ嬢ちゃん。 だからノーネームはやめた方がいい」

 

「忠告ありがとうございます。 もう少し二人で話してから決めたいと思います」

 

「いや、ただのおせっかいだからあんま気にすんな」

 

「ありがと、おっちゃん。 またくるね!」

 

「おう、べっぴんさんは大歓迎だ」

 

 がはは、と笑う熊の人とわかれた二人は皆の所に戻った。

 

 

 二人が皆のもとに戻ると知らない虎の人が飛鳥に殴りかかろうとしていた。

 耀はこちらに気付き飛鳥に殴り掛かろうとしたことに遅れてはんのうした。耀は間に合うか、間に合わないかギリギリのところで止めに入るが他の人の手によって飛鳥は守られた。

 

「あの、全然話が見えないんですが、女の子に暴力は行けないとおもいますよ?」

 

 その人物は確かの先ほどまで100mはあったであろう距離から一瞬で移動して来た功一であった。

 飛鳥は純粋にいつ来たのか気付かず驚いていたが、耀はあの距離を一瞬で移動しさらに、自分では間に合うかギリギリの攻撃を余裕でうけとめた功一に人一倍驚いていた。

 

「テメェ、じゃますんな!!」

 

「あら、八桜君じゃない。 デートは楽しめた?」

 

「デートじゃないし、この状況でそれをきく?」

 

「美味しいとこ持ってかれた」

 

「春日部さん!? そこどうでもよくない!?」

 

「ずるい」

 

「オレヲ無視しるなぁぁあああああ!!」

 

 虎の人は再び殴りにかかるが耀に受け止められ組ふせられた。

 

「コウ、なに美味しいとこもってかれてるの」

 

「時雨そこ関係ないよね?」

 

「おおありよ!」

 

 遅れて到着した時雨に功一はいちゃもんをつけられため息をついた。

 

「話を戻すけど、私達と『ギフトゲーム』をしましょう。貴方の“フォレス・ガロ”存続と“ノーネーム”の誇りと魂を掛けて、ね」

 

 このとき功一は俺も参加しないといけないのかななど暢気なことを考えていた。

 







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