脳内イメージを文章にするのってホント難しいです。連続や毎週更新する方たちは本当にすごいと思います。
~IS学園付近/大輝の住処~
「眠い・・・眠い?眠い・・・ハズ・・・グゥ・・・ハッ!?」
いつもに増してグダグダしているダメ人間一名。
彼はその気になれば魔法で眠気を飛ばすこともできるのに、それをせずに徹夜明けの高校生のようなことを言っているのは、単にめんどくさいからだったりする。
一応護衛の名目で
「ぐ~昨日・・・いや、さっきかってアレやっぱ、更織家だよな・・・。うわぁ・・・めんどくさ~俺あそこに嫌われてるよな~。バレてないよな?どうしよ?」
この男、過去調子に乗っている時期に豪邸っぽいという理由で侵入して死にかけたことがあったり、それ以来更織家に苦手意識を持っている。
と言っても更織家と接触したことなど片手で数える程もないし、会話なぞしたことだってない。
そもそも侵入したこと自体、大輝にとっては若気の至りであり、忘れたい出来事、所詮黒歴史というやつである。
「本体で出るのをやめて分身に任せるか?そうするかな。んじゃ、しばらくはこの住処を改造してるか。あぁ、あと一夏の様子も見とかないと。千里眼・・・いや分身を寄越すか。そうするか。」
最近独り言増えたな~、などのんきなことを考えながら、自らの住処を改造するバカ一人。
ちなみにこの男が
~IS学園~
「なあ‥‥‥」
「‥‥‥‥‥‥」
「‥‥‥おーい箒ちゃ~ん。」
「‥‥‥ちゃん付けはよせ。後名前で呼ぶな。」
現在進行形で厄介事に巻き込まれている
~昨日~
「さて、授業の前にクラス代表を決める。クラス代表とは再来週に行われるクラス対抗戦の出場者であり、その他にもクラスの雑用や生徒会の会議に出席したりする。早い話が委員長だ。一度決めるとよほどのことがない限り、一年間変更不可能だ。ああ、あとクラス対抗戦とは各クラスの実力推移を測るためのものだ。今の段階ではほとんど差はないだろうがな。競争は向上心を生む。これらを踏まえて考えるように。自薦他薦どちらも構わない。」
教壇の上に立ちクラス代表を決めようとする織斑先生である。本来ならしかるべき選考の後、しっかりとした人選を行うべきである。
しかし、ここに居るのは色々な意味でお年頃の女子達である。
「はい!私は織斑くんがいいと思います!」
「私も織斑くんに一票入れます!」
へー織斑って苗字俺以外にもいるんだ~などと呑気なことを考えているご本人。
次々に織斑に票が入るのをただ聞いている。
『一夏・・・織斑ってお前のことだぞ・・・ああ、あと例によってお前の思考を拾うっているんでよろしく。』
などと呆れた声で聞きなれた声が頭に響く。
『いやいや、そんなわけ無いだろ。後いきなり念話をつなぐのやめろよ。驚くだろ!』
ここで驚かずに反応できるあたりだいぶ慣れがある。――時々声を出して反応し、その度に周りから頭の可哀想な人として見られるのだが――
『携帯みたいに着信音鳴らせれるわけないだろ。あと推薦されているのは正真正銘織斑一夏だ。』
『・・・織斑一夏って俺だよな・・・その俺がクラス代表に推薦されているのだよな?』
『そうだな』
「俺がクラス代表・・・俺が推薦されている俺が・・・って俺!」
途中から念話ではなく声に出してブツブツと言っているあたり、怪しい人にしか見えない。
というか周りの席の数人はブツブツと声を出しいきなり叫んだ
そんなことに気づかない本人は辞退するために動こうとするが・・・。
「静かにしろ織斑。先に言っておくが推薦された者に拒否権はない。」
『ザマァ!』
先回りして退路を絶った姉を前に、実は姉も魔法使いなんじゃ・・・とありもしない妄想を抱く。
「待って‥‥‥んわ!。大体‥‥‥恥さら‥‥‥ですか!?」
ついでに姉の言葉とともに罵倒してくれた
「実力か‥‥‥わたくし‥‥‥。いいです‥‥‥耐え難い‥‥‥。」
など限界まで現実逃避をしていると・・・。
ゴパン!と頭の上に隕石が落ちたような衝撃が発生する。
頭を抑えながら現況を見ると‥‥‥。――――そこには修羅が居た――――
「ええっと・・・ちふ・・・じゃなくて、織斑先生どうかなさいましたか?」
なぜ怒っているのか。
表情には出てないため付き合いが短い者には分からないだろうが姉は確かに怒っている!
などと戦慄しながらも詳しい情報を集めることにする。
こういう時に限ってあの
「織斑・・・話を聞いていたか?」
返事を間違えれば殺られることを本能で理解する。
もちろんこんなところで死ぬ気はないので生き残るために全力を尽くす――――そのための答えを模索する!――――などと本人は考えているが結局は――――
「スミマセン。聞いてませんでした。」
――――こうなるのである。
再びの衝撃。
これ以上頭が悪くなったらどう責任とってくれるんだ!と考えているが所詮自業自得である。
「な、ななな」
「?」
気がつくと休み時間に話しかけてきた金髪の女生徒が肩を震わせていた。
嫌な予感がした。
経験上このタイミングでする嫌な予感は外れたことがないのでどうにか行動に移そうとすると・・・。
「決闘ですわっ!」
「なんでっ?!」
~今日~
「・・・か。・・・ち夏。」
(あのあとみんなが詳細を教えてくれたのはいいけど・・・結局決闘することになるのか~)
「一夏!」
「うわ!なんだよ箒・・・」
「返事をしなかったのは一夏だろう!急に黙ってどうしたんだ?」
確かに物思いにふけっていたのは認めるが、怒鳴らなくても・・・と考えながらもまた思考の深みにはまりそうになっているのに気づいて
「いや、昨日のことでちょっとな。」
「自業自得だ。」
バッサリと切られる。
いや、バッサリと言われるのは分かっていたが一言で切られるとは・・・などと考えているとのほほんとした雰囲気の女子が――何故か袖がダブダブにになっている――やって来た。
「わ~かわいい人形~おりむーも人形とか好きなんだね~。」
「「人形?」」
心当たりのないことを言われ思わず自身の体を見渡すと・・・肩に大輝が居た――正確にはデフォルメした人形のような大輝が居た――
確認とともに
出口までの逃走経路を確認する。
残念なことに時間は確認できなかった。
そんな余裕なかった。
仕方なしに走り出す。
全速力で屋上まで駆け抜ける。
「あ~お人形~」
「一夏どこに行くっ!」
「織斑くんどこに行くんですか!」
様々な声が自分を呼び止め用とする。
それでも止まれない!止まるわけにはいかない!と妙なテンションになりながらもたどり着いた屋上で青空の下、その手に掴んだ
いつの間にか手から消えはじめと同じような状態で肩に乗っていた。
「まだまだ修行が足りんのう」
ふざけたことを言う
しかし潰したいが全速力で走ったため余裕がないのか潰す気配がない。
というか、潰す労力も惜しい感じだった。
「お前・・・なんでこんなとこにいるんだよ。」
バカに付き合う暇はないと本題に入る。
「いやな?久しぶりにお前の顔を見に来ただけだよ?暇だったし。」
「登場方法考えろよ・・・お前のせいで周りの俺に対する評価がなんか時々叫ぶ怪しい人になっているんだぞ。」
ツッコム余裕もないのか疲れ気味に話すのだがそんなことはお構いなしに続けるのが大輝である。
「だって念話だとお前の思考拾う分地味にめんどくさいし。こっちは思考を拾わない分お前のプライベートだって安心だし。」
「‥‥‥‥‥‥」
「どうした?」
どうしたじゃねえだろとか、今、俺のプライベートが危ないってことが証明されたよな?とか色々なことが頭に浮かんでは消えてもう喋る余裕もないのである。
「さて、俺帰るわ~」
「えっもう?」
「うん。今マイホームをいろいろ弄っていてね。ちょっと寄っただけだから。」
じゃあ来んなよとか思いつつもそれを真正面から言ってもなんだかんだで別の方法を使ってくるんだろうなと思うあたり、だいぶ大輝のことが分かっているのである。
「それじゃあな~」
「あぁ、またな。」
目の前で消えた一応の親友を見送ってそれじゃあクラスに帰らないとなと呑気に考える一夏。
この後、教室に戻った一夏に出席簿という名の衝撃が落ちるということを彼はまだ知らない。
読んでくださりありがとうございます。
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