タイトル詐欺です。
理由はご覧になればわかります。
スターバク島でトーマスたちを退けたハガネ隊の面々。史実であったのならばここに来るのは、あの蒼き魔神一機のみであったはずだ。
しかし、その傍らに青い翼を見つけたとき、彼らの心中は如何なものなのか。
決して語られることはないだろう。
テンザン氏との協力体制をあちらから解消してもらい。
トーマス氏が、テンザン氏についたことでフリーになった私はそのまま、アイドネウス島へ帰投するはずだった。あの魔神に捕まらなければ。
万が一の時のために、引っ張ってこられたのだ。
万が一のことなど起きないとは知っているが、バタフライエフェクトという言葉があるように絶対はない。
仕方なくついて行くことにした。
そしてやってきたスターバク島で魔神様は暴れております。
ファンコン時代に登場した時のような、射程1以外の攻撃無効なんて能力はないにせよ、その能力は高く、またそれを軽々しく乗りこなすシラカワ博士の能力も高い。
うっかりもないと来たら彼らの苦戦は間違いないだろう。
それに私を警戒してしまい、意識が少しながらもこちらに向くことで生まれてしまう隙がある。
それは小さな隙かもしれないが、逃すような彼ではないし、何よりもそのためだけに連れてきた可能性はある。
何もせずに棒立ちしているだけなのに、グランゾンに関わってぼっちまっしぐらって、昔見た二次創作じゃないんだから。ぼっちルートに入ってないかフラグを真剣に考える自分と、状況を利用して優位になる、なるほどいい戦術だと考えている私。ここまで噛み合わないのは月下のエルザムさんの時以来か。
攻撃を避け、防ぎ、無力化しながらハガネ隊の面々に攻撃を加えてゆく。
過剰とも言える砲火だが、グランゾン相手には力不足という他ないだろう。
こんなに翻弄されていた彼らが、後にネオ・グランゾンを撃墜できるまでの成長をするのだから、彼らの成長率は目を見張るものがある。
そんなことを考えながら流れ弾の対処と平行してあるプログラムを二つ作っていた。
プログラムのタイトル名は、OGsつまりこの世界だ。
そしてもうひとつ、GGDS、自分の知る私だ。
ゲームはないだろうなと考えて、作成していたのだが、問題ありまくりかもしれない。
特にロボット図鑑とキャラクター名鑑。
現在は、そんなに動かない初期の時代の動きで、シナリオを構築しているところだ。
これを何度も繰り返しきちんとしたゲームに近づける。
ミスしてもいいが、きちんとリカバリーはしておく。
そうやって出来たのは原型だ、史実を模写したといってもいい。
あとになって、これらがとんでもない意味を持つことになる。
OGsとGGDS、一体何を意味するのか理解できるものはいない。
私にも自分にも、この時の暇つぶしで作り上げた作品によって発生した波紋に驚愕することとなる。
それを知ることになるのは、しばらくあとの話である。
戦いもハガネがスターバク島を離脱し残ったパーソナルトルーパーたちも離脱してゆくことで終結した。
それに合わせるように撤退するグランゾンに合わせて、私も撤退する。
観測者たる彼に、決して見つからなかったそれは彼の致命傷であることを私達はさっぱり知ることはできなかった。
もしもすべての時系列を同時に眺めることができたのなら、全てはこの島の戦いから羽ばたいたと考えるだろう。
スターバク島、彼らにとって厳しい戦いだったが、その裏で蝶が羽ばたいたのを知る者はその蝶を生み出したものでさえいなかった。
あと祝お気に入りアンド総合評価百突破。
マイナーがすぎるから、誰も見ずに終わるかと考えましたが、このように少ないながらも見てくださる方がいて感謝です。
次の話はとうとうDC戦争の終局、その時自由を駆るDは何を思うのか。
次回、暁に翻る翼
ご期待下さい。