ソードアート・オンライン ~Another World The origin~ 作:篝 凪。
スキルとかモンスター名とかは、あまり詳しくないので
コメントでご指摘いただけるとありがたいです。
一部オリジナルスキルも出します。
予定では、ご指摘いただいたところを編集し完全版を出そうか考えています。
それでは、お手柔らかにお願いいたします。
すでに明るくなった病室で、少年は目を覚ました。
病室には少年以外に誰も居ない。
「ふぁ~」
少年は大きくあくびをした。
病院独特の薬品の臭いが少年の鼻をつく。
「そろそろか......」
少年は誰に言うわけでもなくそう呟いた。
そして少年は台の上にあるヘッドギア、《ナーブギア》に視線を置いた。
「希望......か」
少年は、1週間前に来たあの男の言葉を思い出した。
~1週間前~
――つまらない......。
少年は毎日のようにそう思っていた。
1日中ベッドの上に居る少年には、友達と呼べる存在はいない。
車椅子には乗れても、外には出られない。
少年はまさに、籠の中の鳥だった。
「......また、また歩けたら......自分の足で」
そんな時、少年の担当医が「来客だよ」と言って、1人の男が少年の病室にやって来た。
その男は、無表情だった。
「あんた誰だ」
少年は、男に問うた。
少年の問いに、男は答えた。
「君にチャンスを与える者だ」
「チャンス......だと」
少年は無意識に言葉が漏れていた。
「そうだ」
男は間髪入れずに答え、そして続けた。
「これを使えば、君はまた歩けるようになる」
男が袋から取り出し、少年に差し出したそれは、《ナーブギア》と言うヘッドギアとSAO《ソードアート・オンライン》だった。
「何故俺に? あんたは、誰なんだ」
少年は、男にもう1度問うた。
「言っただろう、君にチャンスを与える者だと」
男は同じ答えを少年を返すと、続けてこう言った。
「希望がほしくはないか」
男は無表情ではあったものの、その眼差しは真剣だった。
少年は直感で思ってしまった。
――こいつは、本気だ。もしこいつの......この人の言っていることが本当だとしたら、......また、自分足で......。
男が差し出したそれを少年が受け取ると、男は「健闘を祈る」と言ってどこかへ行ってしまった。
~現在~
「全く......結局あいつは誰......」
「ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ......」
少年の呟きをアラームが遮った。
「......まあ、今更か」
時刻は、12:55を指していた。
少年はアラームを止め、台の上の《ナーブギア》を手に取りそれをかぶった。
《ソードアート・オンライン》。
それが自分にとってどんな希望をもたらすのか、少年は少し期待していた。
気づけば、時刻は12:59を指している。
「っと......もうこんな時間か、早いね~全く......」
そして、少年はカウントダウンを開始する。
「5......4......」
期待を胸に秘め、
「3......2......」
少年の、
「1......」
「リンクスタート!!」
《絶望の時間と、希望の出会い》が始まる。
読んでいただいてありがとうございます。
誤字などがあったかもしれませんが、そういうのも含めて感想いただけるとありがたいです。
※この物語は《ソードアート・オンライン 〜Another World〜》の主人公、釵 夜輝を詳しく書いた物語です。
本編終了まで更新はされません。