東方鬱世界~A Tragedy of Feeling   作:はなうら

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第1話

ある日の幻想郷・・・の昼下がり

地霊殿の主、古明地さとりと感情を操る妖怪、秦こころは命蓮寺でこんな話をしていた。

 

こころ「私たち以外に感情を操る妖怪っていないの?」

 

さとり「急に何よ・・・そもそも私は心を読むだけの妖怪よ」

 

こころ「あ、そうか。いや、突然頭に浮かんだだけよ」

 

さとり「うーん、知ってるけど・・・」

 

こころ「教えて教えて!」

こころの目は輝いている、同じような能力・・・同類者がいて嬉しいのだろうか。

 

さとり「その妖怪は幻想郷の全ての妖怪に恐れられ、最終的には霊夢によって封印させられたわ」

 

こころはつまらなさそうな顔をしている、仲間が欲しかったのね。

 

こころ「神子にでも聞いてみようかな、ほかの仲間を」

 

さとり「う、うん。聞いてみてもいいと思うよ」

 

こころ「? それじゃあ行ってくるね!」

 

さとり「いってらっしゃい~」

 

 

・・・

 

さとり「あれはいったい・・・?」

 

霊夢「また異変かしらね」

 

さとり「それにしては妖力が大きすぎる気がするわ、まさかあれが復活した・・・?」

 

霊夢「いやまさか、そんなことは・・・」

 

さとり「自力で復活する力があるって言ったはずだけど・・・」

 

霊夢「忘れてたわ、そんなこと」

 

さとり「めんどくさかったのね」

 

霊夢「そうね、ていうか何でさとりはあれを気にするの?」

 

さとり「あれは・・・私の兄だがらよ」

 

霊夢は驚きを隠せない表情だった。

 

さとり「まあ驚くのも仕方ないわね、兄は幻想郷全てに忌み嫌われていたわ」

 

その後話を聞いて分かったことは

さとりの兄の名前は不明であること、能力は-を操る程度の能力であること。

そして、この能力を持っていることで周囲の人、妖怪すべてを鬱に染め意思を喪失させてしまうこと。

そりゃあ嫌われるわね・・・。

 

力が大きくなってる。休んでる暇は無いみたいね。

 

・・・と、その瞬間何かが壊れる音がした。

 

やってしまったか・・・奴が幻想郷の空間に行ってしまった。

 

封印が解け、-の欠片が飛び散ってしまった、これを回収して奴を弱らせないと封印に至らない。さとりからそう言われた。

 

霊夢「タイムリミットは後1週間といったところね、幻想郷をあいつに支配させるのも癪だし行きますか~」

 

そういって欠片を探しに行く霊夢に誰かが話しかけてきた。

 

霊夢「貴方は誰?構っている暇は無いの」

 

そこに居た何かは小さな声でこう言った。

 

「私はこの異変の生存者、何も出来ないから少しの情報だけでもと思ってね」

 

霊夢「教えてもらえるかしら」

 

「ええ、欠片は紅魔館、地霊殿、命蓮寺にあるわ。」

 

霊夢「そうなの、ありがとう」

 

「ただそこ妖怪は操り人形みたいに襲い掛かってくる、気を付けてね」

 

霊夢「ええ、知ってるわ」

 

振り向くとその人は居なかった。

 

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