今回は早めに投稿できてよかったです…
というわけで第9話、投稿です
〜マルティーニ家・アルノの部屋〜
アルノさん達に歓迎会をしてもらった俺は、マルティーニ家に泊めてもらい、次の日の朝に朝食もご馳走になっていた
「ケンくん、それでは二人の事はたのんだよ。今日私は仕事で一日中いないから困った時はサローネに聞くといい」
「ありがとうございます!何から何までお世話いただいて…」
そう言うとアルノさんはにっこりと笑いながら首を振った
「いえいえ、これから娘達の面倒を見ていただくのですから当然の事ですよ。頑張ってくださいね」
「ええ、頑張ります!」
そう言ってアルノさんは部屋を出て行った。そんなこんなして俺は二人に授業をする為に、お付きの人に案内されていた。
「お嬢様方はこの部屋におられます。どうかよろしくお願いします」
「はい、任せてください」
そう言って俺は案内された部屋のドアを開き中へ入っていった
〜マルティーニ家・勉強部屋〜
二人を確認した俺は早速授業へと取り掛かっていた
「じゃあまずは軍人にとっても大切な召喚術の勉強をしようか」
「「召喚術!」」
アリーゼとベルフラウがが嬉しそうに目をキラキラさせながら驚く。
「まず、君たちは召喚術についてどれくらい知ってる?」
そう質問するとアリーゼが挙手をしていたので当ててみる
「じゃあアリーゼ言ってごらん?」
「えっとですね、別の世界に住んでいる者たちを呼び寄せて、その力を借りる方法…だったかと…」
「うん、正解だね。よく知っていたね」
「えへへ…」
褒められて嬉しいのか照れ臭そうに笑うアリーゼ。やっぱり笑顔が可愛いらしい
「じゃあ今度はベルフラウに聞こうかな」
「どんとこいですわ!」
胸を張り、自信満々に答えるベルフラウ
「じゃあ問題だ、俺たちが暮らしてるリィンバウムは4つの異なった世界と隣り合ってるのは知ってるね?その異なる4つの世界の名前はなんでしょう?」
「ええと…霊界サプレスに機界ロレイラル、それと幻獣界メイトルパに鬼妖界シルターンですわよね?」
「そう、正解だよ。ベルフラウもよく知っていたね」
「このくらいの事、当然ですわ!」
両手を腰に当て胸を張るベルフラウ、この子が胸を張ってると微笑ましく思えるなぁ
「続きを話していくよ。別の世界に住んでいる者たちから力を借りるには召喚術を使うっていうのはアリーゼが話してくれたね。その召喚術にも必要な者があるんだ」
「必要なもの?」
「魔力と呪文、そしてサモナイト石が必要なんだ」
「サモナイト石ってなんでしょう?」
「実物を見せてあげるね。ほら、これのことだ」
懐にしまってあったサモナイト石を取り出し、アリーゼとベルフラウにそれぞれ渡す
「「きれい…」」
「このサモナイト石はね、五色あってそれぞれが異世界への扉を開く鍵の役目になるんだ。黒は機界ロレイラル、赤は鬼妖界シルターン、紫は霊界サプレスで緑は幻獣界メイトルパっていう感じさ」
「あれ…?でも先生、石は五色って…」
無色のサモナイト石を取り出し、二人に見えるように持ち、説明を続ける
「実は、この透明な石については未だはっきりわかっていないんだ。さっき説明した4つの世界の召喚獣は呼び出すことはできないけど、それらとは全く異なる世界の召喚術を使うときに必要になってくるんだ」
「へぇ…それでその世界のことはなんて呼ばれていますの?」
「とりあえず今の所は「名も無き世界」なんて呼ばれているよ」
「なるほど…」
二人ともしっかり理解してくれたようだ。とっても優秀なんだなぁと今更ながらしみじみと実感していた
「それじゃあ君たちの相性のいい召喚術を調べてみようか」
「そんなことできるんですか!?」
「うん、簡単に出来るさ。じゃあまずはアリーゼからやってみようか」
「はい!」
アリーゼに五色のサモナイト石を渡し、ひとつひとつ試していく。すると紫色のサモナイト石を握った時、そのサモナイト石が光りだしたのだ
「わ、わ、わ!」
「大丈夫、落ち着いて。どうやらアリーゼには霊属性の適切があるみたいだね」
「霊属性…ですか?」
「霊属性はね、霊界サプレスに住まう召喚獣を呼び出す事が出来る属性なんだ。特に他者を、回復するのが得意な召喚獣が多いんだ」
「他者を癒す…」
「じゃ、次はベルフラウがやってみようか」
「わかりましたわ」
ベルフラウがサモナイト石を握っていく。すると今度は赤色のサモナイト石が光りだした
「赤色…と言う事は私は鬼妖界シルターンの適性が?」
「そうだね、ベルフラウは鬼属性の適性があるみたいだ」
「シルターンにはどのような事が得意な召喚獣がいますの?」
「シルターンにはね、他者を惑わせる事が得意な召喚獣が多くいるね」
「惑わすですの…」
これで二人の適性がわかったのだが…うむむ、どうしたものか…とりあえず召喚術を試してみるべきかな?
「それじゃ二人共、初めての召喚術に挑戦してみようか」
そう二人に伝えると二人は手をとりあって喜んでいた。