ですが今回いつもより少しだけ短くなってしまいました…
とにかく第10話、投稿です!
改めて二人と向き合った俺は、それぞれの適正にあったサモナイト石を渡していた
「今から実践してみる訳だけど…なにか質問はある?」
「あの…召喚獣ってどんなのが召喚されるのですか?」
そう聞いてきたのはアリーゼだった。楽しみにしていた召喚術とはいえ、初めての事に緊張しているのだろう。その瞳には不安の色が見て取れた
「そうだね、召喚される召喚獣は召喚時に使われる誓約物が関わっていると言われていてね、特にどんな召喚獣が召喚されるかはよくわかっていないんだ」
そう言うとアリーゼが不安そうになっていた。そんなアリーゼの頭を撫でながら続きを言う
「でも心配しないで、思い出のある自分の物を使えば必ずと言っていいほど相性のいい召喚獣が呼び出されるからさ」
「…はい!」
不安が無くなったようだ。顔を少し赤くしながらアリーゼは元気よく挨拶してくれた
「んんっ!そろそろ続きを初めてくれませんこと?」
「あぁ、うんそうだね。じゃあアリーゼ、やってみようか」
「分かりました…頑張ります!」
そうしてアリーゼが誓約物として持ってきたのは自身のいつもつけているリボンだった
「じゃあ、アリーゼ。サモナイト石をリボンを持って念じてごらん?」
「………」
よほど集中しているのだろう、その手に込める魔力が見て取れる様な感じがする
数分が経っただろうか、まだアリーゼのサモナイト石は召喚の予兆をみせてはいない。ベルフラウが不安そうにこちらを見ているがこればかりは本人の意思次第だ。俺にはどうすることもできない
するとその時、突如サモナイト石が強く光りだしたのだ
「今だアリーゼ!呪文を!」
「…あらわれて!私の召喚獣!」
眩い光が部屋中を照らす。光がおさまるとアリーゼの近くには見たことがない召喚獣が浮いていた
「これが私の…」
「キュピ?」
「お名前を伺っても?」
「キュピ、キュピピピ!キュピィ!」
「キユピーってお名前なの?」
「キュピ!」
ええぇ?!今の言葉の意味がわかったのか?!なんだか凄いなぁ…。俺が驚いているとベルフラウが袖を引っ張ってくる
「ねぇ先生。あの召喚獣、本当にキユピーって名前なの?」
「いや実はこの召喚獣、俺は見たことがないんだ」
「見たことのない召喚獣?そんなのいるんですの?」
「うん、まだまだ召喚術には謎が多くてね、わかってない事や未発見の召喚獣なんかも多いんだ」
「へぇ…そうなんですの…。それを解明するお仕事につくのも楽しそうですわね」
そう言ったベルフラウは凄く楽しそうな顔をしていた