再び戻ってきました。
サモンナイト6も発売し、応援メッセージをも頂いたのをきっかけに再び書くことを決めました。
これからはエタらないように頑張ります!
何分学生故、中々投稿できない事もありますが頑張って完結までもっていこうと思いますので皆様、お付き合いお願いします。
門番に通されて進んで行った場所は、大きなシャンデリアが飾られている大きな広間であった。
「もう少ししたらご当主様が来られる。ここで座って待っていろとの事だ」
「えぇ、わかりました」
門番の言う通り、そこに設置された大きなソファへと腰掛ける。
門番の彼が去り、ソファに腰掛けそのまま待っていると奥にある大きな扉がゆっくりと開き、そこから1人の男性が入ってきた。
この男性がマルティーニ家の当主、アルノ・マルティーニなのだろう、なんというか…全くもって普通の人に思える。
とてもではないが、帝国屈指の商人という感じがしないのだ。
「貴方がケンさんですね。レヴィノス家の招待状、拝見させていただきました。」
マルティーニさんがソファに座りながら笑顔で声をかけてきた。
「はい!よろしくお願いします!」
ぬぐぐ、緊張し過ぎてつい大きな声を出してしまった
「そう緊張しなさらないで下さい。肩の力を抜いて、紅茶でも飲んでリラックスしてくださいな」
テーブルの上には何時の間にか紅茶の入ったカップが置かれていた。
幾ら何でも周りが見えなくなるなんて緊張のしすぎだ。言われた通りに紅茶を飲んで気持ちを落ち着けなければ…!
「あっ…美味しい…」
紅茶を飲んでそう呟くとマルティーニさんはさらに笑顔になっていた
「そうですか!いや気に入ってもらってよかった。貴方にはここで働いてもらわなければならないのですからね」
「あはは、そうです…ってえぇ!?働くってまだ面接していないんじゃぁ!?」
「いえいえ、貴方には是非ともここで働いて欲しいですね」
ニコニコしながら話すマルティーニさん。一体全体どうしてこうなった!?俺はまだ何にもしてないのに!
「ええっと、マルティーニさん。何故いきなり採用を……?」
そう問いかけるとマルティーニさんはにっこりと笑った
「アルノと呼んでくださいな、ケンさん。理由は簡単です。実は私、人のココロの色を見ることができのです」
「ココロの色を見る…ですか?」
「えぇ、職業柄私はいろんな人と出会います。商人ですから悪い人といい人の区別も自分でつけなくてはいけなかった。そうすると不思議なことに次第に人のココロの色ともいうべきものが見えるようになってきたのです。例えば綺麗な色をしていたり、ドス黒い色をしていたりとかね」
ココロの色を見る、それがアルノさんの商人として培ってきた技能なのだろう
はっきり言って凄すぎる。この人の前ではどんなに取り繕っても悪人がわかるということなのだ。
「つまり、私のココロの色は綺麗だったと言うことですか?」
「そうですね。貴方のココロは今まで見た誰よりも美しく、太陽のような暖かさも感じました。うちの娘を預けるにはふさわしい、そう思ったのです」
アルノさんは相変わらず笑顔のまま話している
なんだか急な展開になってしまったが、何はともあれ念願の家庭教師になれたということなのだろう。
「ありがとうございます!精一杯頑張らせていただきます!」
「ケンさん、そう硬くならないで。楽にしてくださいな、これから長く付き合っていくんだからさ」
うむむ、また緊張して硬くなってしまいしまった…気を付けなければならないな
「これからよろしくお願いします、アルノさん!」
「うん、これからよろしくお願いしますねケンさん」
二人で握手をかわした後、契約書類にサインをして遂に念願の家庭教師になることができたのだった