サモンナイト3〜守りし者〜(仮)   作:サモナイ好き

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戦闘シーンって書くの難しいですね…どう書こうか悩んでいたら何時の間にか日曜になってました…
今回第三者視点にも挑戦してみました。
というわけで第6話、投稿です。


第6話〜先生の過去・中編〜

 

 

最初に仕掛けたのはアズリアであった。開始の合図と共に木剣を構え、突っ込んできた

 

(っ!速い!)

 

鋭く突き出されたその刺突をケンは木剣を盾にする事でいなし、難を逃れる。しかしアズリアの猛攻はここからだった。いなされた剣の勢いを止める事なく、身体を回転させる事で再び斬りかかる。その横薙ぎの一線をケンはバックステップで躱す

 

「なかなかっやるじゃないか!」

 

「まぁね!」

 

アズリアの振り下ろされた木剣を押し返しつつケンはこたえる。

 

「だが、勝つのは私だ!」

 

「負けないよ!」

 

二人の木剣が再びぶつかり合い、弾かれお互いが距離をとる。そして二人は構えをとったまま、動かなくなった

 

(唯の優男だと侮っていた…!実技試験がトップなだけはある。ケンとか言ったか、こいつは強い、少なくとも私と同じくらいには!)

 

再び彼らは動き出し、アズリアが果敢に攻めてはケンがその木剣をいなす。幾度となく繰り返されるその光景に何時の間にか周りで見ていた生徒たちは息を呑み、目を離せなくなっていた。

だが、そんな光景も終わりが訪れた

攻め続けていたアズリアがバックステップで急に距離をとりだしたのだ

 

「ケン…すまない。ただの優男だと私はお前を侮っていたようだ。だが、次の攻撃に私の全てを賭ける、それで許してはくれないか?」

 

「許すも何も怒ってすらいないんだけどなぁ…わかった、俺も次の一撃に全てを賭けるよ。ただし、勝つのは俺だけどね!」

 

「ふっ、ぬかせ!」

 

お互いが最高の一撃を繰り出す為に、構えを取り、力を込める。その二人が出す圧倒的闘気に、教官すらもが知らず識らずの内に息を呑んでいた

吹いていた風がぴたりと止む、二人は同じタイミングで踏み出していた。

 

「秘剣・紫電絶華!」

 

「貫け、月光牙!」

 

二人の技が激しくぶつかり合い、衝撃波が発生する。

 

「「おおおおおぉぉぉぉぉ!!」」

 

お互いがお互いの木剣を突き、攻撃を相殺させる。

拮抗していたかに見えていた二人だか、僅かにケンが押されはじめていた

 

(まずい、このままじゃ押し切られる…!)

 

「っ!もらったぁ!」

 

「させるかっ!」

 

木剣がぶつかり合った次の瞬間、遂に耐えきれなくなったのか、お互いの木剣は砕け散ってしまっていた

 

「「あっ……」」

 

二人共自分の木剣を見つめて呆然としていると、教官が声をかけた

 

「あー…うん、この試合は取り敢えず引き分けで終わりだな。お互いの武器が壊れたわけだし、どっちも有効打は入らなかったわけだしな」

 

「しかし…!」

 

「お前の気持ちはよく分かる、だが今回はここまでだ。気付いてないのか?お前ら凄い汗だぞ」

 

「あっ…本当だ…」

 

気が付けばお互い服がびっしょりと濡れる程汗をかいていたようで、二人共自分の状態にびっくりしていた

 

「取り敢えずお前達の授業はこれで終わりとする。さっさとシャワーでも浴びて、綺麗な服に着替えてこい」

 

「「はい!」」

 

そうして二人は寮の方へと歩き出したのだった

 

 

 

 

 

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