三人娘とまったり日常ライフ 1日目 作:四季猫(ver.春)
~マンションのとある一室~
朝5時。二人はまだ寝ている。だんだんと春の温かさが訪れているとはいえまだ寒い時間帯。
二人を起こさないように私は起きて、台所へと向かった。
昨日の残りものをお弁当へと詰めていく。
それを終えると一人が起きてきた。
ず「おはようございます。ゆかりちゃん。今日も早いですね、いつもお弁当ありがとうございます。」
彼女は東北ずん子。私と同じ大学生だ。緑の長い髪に大きな瞳、好きなものはずんだのちょっと変わった女の子だ。
ゆ「おはよう。ずんちゃん。マキちゃんはまだ寝てるのね。顔を洗ったら起こしてもらえる。」
「わかりました。」
もう一人一緒に暮らしている子がいる。幼馴染の弦巻マキ。金髪でアホ毛がチャームポイントの元気の塊のような女の子だ。私たちは3人でルームシェアをしながら住んでいる。まさか、人見知りの激しい私がルームシェアをして一緒に毎日を過ごすなんてちょっと前の私は思わなかっただろう……。
~1か月前~とある喫茶店~
ま「大学合格おめでとうー。これでまた三人一緒に過ごせるね。」
ず「はい。三人で頑張って勉強したかいがありました。」
ゆ「それでも、マキちゃんは危なかったんだから、大学ではしっかりしてよ。……心配なんだから。」
ま「ごめんって、ゆかりちゃん。でも、二人のおかげで私も無事には入れたんだし、いいじゃん!」
「それよりもさ……。」
「三人一緒に合格したし、あの話どうする?」
あの話、ルームシェアについてだった。合格した先の大学は今の高校からかなり遠くにあって家からはとてもじゃないけど通うのは難しいのだ。もちろん、三人とも自宅から無理だとわかっているのでそこで提案されたのがルームシェアだった。
ゆ「私は、別に大丈夫ですけど。」
ず「私も大丈夫ですよ、その気になればずんだ料理を毎日食べさせてあげるのです!」
ま「二人とも大丈夫なら、早速部屋を探しにいこー。」
ず「ずんだに関してはスルーですか。」
こんな感じであっさりと同居生活は始まりを告げた。正直不安だったけど、この二人と過ごしてきて今まで辛かったりはしないし、むしろマキちゃんとずんちゃんのおかげで人見知りが緩和されて、楽しい毎日だった。
まぁ、そのあと、いい感じの物件が見つからずにかなり苦労したんだけど……。
~マンション~
ま「おふぁよう、ゆかりちゃん。」
1か月前のことを思い出していると不意に背後からふあーと大きなあくびをしながらマキちゃんがいかにも眠そうに起きてきた。
ゆ「お寝坊さんですね、ずんちゃんは今顔を洗ってますから行ってきたらどうです?」
ま「うーん、わかったー。」
それにしても、せっかくの金髪が台無しなレベルで髪がはねている。……あ、あとで私が手入れしてあげよう……。
ず「ゆかりちゃん、今日の朝ごはんは何ですか?」
ゆ「え?あ、はい、今日は昨日の残り野菜とスクランブルエッグにベーコンです。今日は帰りにスーパーに寄らないとだめですね。どっかの元気いっぱいの子がいっぱい食べるから、すぐになくなっちゃいますね。」
ま「もー、いいじゃん、ゆかりちゃんの料理昔っからおいしかったんだけど、最近もっとおいしくなったからいっぱい食べれるんだよー。」
ゆ「も、もう、ほめても何も出ませんからね\\\。あと、髪がまだはねてますよ、あとで、髪をとかしてあげますからね」
ま「えへへー。」(ちょろい)
悪い顔してるマキちゃんからいったん目を離して、料理をテーブルに並べていく。我ながらいい出来だと思う。昔から料理は好きだったからいろいろ頑張ったけど、だ、大好きな親友たちの前で喜んで食べてくれる顔を見ていると作り甲斐というものがある。
ず「新婚夫婦みたいな漫才はいいですから、ご飯にしません?」
ま「なになに、ずんちゃん、やきもちー?」
ず「マキちゃん?あとでマッサージの刑ですからね。」
ま「ごめんなさい、ずんちゃん、何でもするから許して。」
ず「ん?今なんでもって……。」
あいかわらず、二人は仲の良い芸人のようなことをしている。あった時から息ぴったしだったような気がする。
ゆ「はいはい、ご飯の準備できましたよー、二人とも。」
ず・ま「「はーい、いただきまーす。」」
「どうぞ、召し上がれ。」
~少女食事中~
ま「ぷはー、おいしかった。じゃあ、今日は私が片づけるねー。」
ゆ「そろそろ、時間になるので早めにお願いしますね。」
ま「はーい。」
今日も一日が始まる。特に劇的なことがあるわけでもない日常。昨日と変わらないようで少し変わっている。特にとりとめのない今日が今……始まる。
ま「ゆかりちゃん、ぼーっとしてないで行くよー。」
ず「ゆかりちゃん、はやくー。」
ゆ「今行きますよー、まってくださいー。」
これは、私たちの日常を描いた物語である。
ピクシブで投稿してるものですが、ある事情のためにこちらにも投稿しました。
できればそちらで見ていただけると嬉しいです。