ナレーション:黒鳥新弥
「お~い新弥、起きないと仕事に遅れるよ」
俺の妹、飛龍が俺を激しく揺さぶる、俺の脳が激しく揺れてだんだん意識が薄れてゆき妹の声が聞こえなくなってゆ――
ポキッ
ん?なんか今、骨が折れた様な気がする、まぁ良いやまだ寝てよ
「まだ眠いのか!よしもう一本骨を折ってやる、覚悟しろ」
「いやいや!普通に起こせ!いったっ!!飛龍お前胸椎の骨折ったろ!」
「それは起きなかった新弥が悪い、後胸椎は12本あるから一本ぐらい折っても良いだろ」
確かにそうだがそれでも骨を折ることはないだろう骨が折れたら治るには短くて一週間、長くて四週間は掛かってしまう、骨は最初、折れても痛みは感じない、だがそのまま病院にもいかず生活してるとだんだん折れた骨がずれてゆき手術しなければならない、その様な事を知らないで自分勝手に俺の骨を折られてしまっては困る、因みに骨はカルシウムを取れば頑丈にはならないらしい。
それはそうと起きなければ、本当にもう一本折られるかもしれないから俺は体を起こした、目覚まし時計を見ると短針に6を指していて長針は8と9の間に指していた、だが違和感を感じる、秒針の針が動いてない
「飛龍、今何時だ?」
「今?今は6時57分だけどどうしたの?」
「あ――...電池交換してなかったな、今日仕事終ったら電池買わないと、飛龍、先に行っててくれ」
「わかったじゃあ先に下に行ってるよ、十分以内に下に来なかったらまた来て骨折るから」
「はいはい」
俺はベットから降り軍服に着替える、やばい早く着替えないとまた飛龍が俺の骨を折りに来るな。
「今は夏だから第二種軍装で良いんだよな、だったら白のジャケットだな」
俺は軍装に着替え一階の居間に向かった、今日の朝食は豆腐とわかめの味噌汁と白米と生卵だ、飛龍は俺を待っていたのだろうか、まだ自分の朝食には手を付けてなかった、先に食べればよかったのに
「遅いよ新弥早くしてくれ腹が減って目が回ってきた」
「先に食えば良かっただろに」
「いや、いつも一緒に飯食べてるでしょ、これを崩したくないの」
「ははっ、それもそうだな」
俺と飛龍は朝食を食べることにした、卵の殻を割り中身を白米の真ん中に落とす、落としたが衝撃で卵が茶碗の右端に行ってしまった、木曾が言う、穴を作らないからそうなるんだよと、そんなことは分かっているだが俺は面倒が嫌いなことぐらい分かるだろうに
「ズズズズズ…この味噌汁何時も美味しいね、どうやったらこんなに旨くできるの?」
「味噌と出汁の元を入れてたらこの味になるぞ、今度試すといい」
「成程ね・・・あ、そうだ今日から鎮守府のお仕事忙しくて帰ってくるの遅いでょ?」
「そうだな、帰ってくるのは結構遅い時もあるし、家に帰ってこれない事もあるな、その時はメールで知らせるよ」
「じゃあ家に友達を読んでも良いよね!」
「まぁ良いけど余り大人数は呼ぶなよ?ご近所さんに迷惑が掛かる事は一切するなよ?」
「分ってるよ」
朝食も食べたし横須賀鎮守府に行かないとな、遅れると先に着いてると思う初霜に怒られるかもしれないし
「さて、じゃあ俺はもう鎮守府に行かなくちゃならない、お前もちんたらしてないで学校に行けよ?」
「はいはい」
「じゃあ行ってきます」
さて現在時刻はもう7時37分か、急がないとこりゃマジでやばいな、鎮守府まで全速全身だな。
鎮守府に着いたら彼女がいた、まだ怒ってはいない時間は見てないが多分間に合ったんだな、次からは時間に余裕をもって行かないとな。
「遅れてすまなかったな…えっと」
「初霜ですよ、提督」
「そうそう初霜だったな、じゃ中にうか」
中に入ると女の子がいた、その子はピンク髪を一部おさげにした髪型に、水色のシャツの上にセーラー服を着て、腰回りは露出したスカートのようなものを履いていた
「初めまして提督、私は大淀と言います」
「私は明石と言います提督、鎮守府を案内しますので着いて来て下さい」
これから初霜と一緒に戦っていく事になるのか
多分俺の予想だと思うが深海棲艦との戦争は俺の中では長くて、第三者から見たらきっと短いのだろうな
深海棲艦との戦いで答えはあるのかな、じゃ、それを探しに来ますかな。
黒鳥新弥:海軍学校を首席で卒業した者、歳20 男性
海軍学校時代にこの世とは思えない体験をした。
一応護身用に仕込み杖を持っている、家に打ち刀がある