今回、戦闘シーンまで行けませんでした。すみません。
だって仕方ないんだ。後半に、どうしてもあのネタを入れたかったから!
…と、言い訳がましい話を延々としてしまいましたが、第14話です。どうぞ。
パン!
部室に乾いた音が木霊する。一誠の頬が叩かれた音だ。
「前にも言ったはずよ。ダメなものはダメ。あのシスターの救出は認められないわ」
一誠を引っ叩いたリアスの表情は険しい。
アーシアを助けられなかった一誠は一度学校に戻り、事の詳細をリアスに報告した。その上で、ダメ元で教会へ行くことを提案したのだ。
案の定、リアスはその件に関して一切関わらないと言ってきた。勿論、簡単に引き下がる一誠ではない。無礼を承知でリアスに詰め寄った結果、冒頭の
「……なら、俺一人でも行きます。あいつら、今夜“儀式”をするって言ってました。だとすると、きっとアーシアの身にも危険が及ぶに決まってます」
「行ったところでどうなるの?あなたも思い知ったはずでしょ。相手との力の差を。……今のままでは見す見す殺されに行くようなものだわ。いくら悪魔でも死んだら二度と生き返ることはできないのよ?」
―――そんなこと言われなくても自分が一番よく分かっている…!
リアスの一言で先程のレイナーレとの一戦を思い出し、唇を強く噛み締める一誠。
「……それでも、行かなきゃいけないんです!」
「どうしてわかってくれないの?あなたの軽はずみな行動が他の部員にも多大な影響を及ぼすのよ!」
「だったら、俺を眷属から外してください。俺個人の問題なら部長たちにも迷惑はかからないでしょ?」
「バカなこと言わないで!そんなことできるわけがないでしょ!」
リアスが大声を上げて激昂するのを見るのはこれが初めてかもしれない。
さっきから部長の期待を裏切ってばっかりだな……と自嘲する一誠だったが、だからと言ってここで譲るわけにはいかない。
「アーシアは俺の大事な友達です。例え部長のお願いでも、俺は友人を見捨てることなんてできません」
一誠の決意を込めた視線が真っ直ぐにリアスを射抜く。
その返事が昼間のアタルの言葉を思い出させ、彼女の心に複雑な感情が渦巻く。
「どうして……どうして
一瞬顔を伏せたリアスから絞り出された声に、一誠は若干気圧される。
…が、それでも彼の決意を変えるには至らなかった。
「『友達が本当に困っていたら、自分のことは差し置いてでも手を差し伸べてやれ。それが本当の友情だ』―――昔、そう教えられたんスよ。アタル兄に」
「……本来敵側にいる人間なのよ。それでも?」
「そんなの関係ないッスよ。『救うために傷つく』―――それが、『友情』ですから……」
一誠の言葉に他の部員も何か心打たれるものがあったのか、誰も声を上げずにただ見守っている。
長い長い沈黙の後、リアスがようやく口を開く。
「………勝手になさい」
リアスはそれだけ言って一誠の横を通り過ぎ部室を出ていってしまった。
「り、リアス!……ごめんなさいイッセーくん」
朱乃は申し訳なさそうに頭を下げ、慌てて後を追う。
(ああ…やっちまったな、俺…)
おそらく、今ので完全にリアスに愛想を尽かされた。
そう思い込んだ一誠は顔を俯かせる。
(―――いや、これでいいんだ。これ以上部長に迷惑はかけられない)
一誠は黙々と出入り口の方に向かい、扉に手を掛ける。
「行くのかい。イッセーくん」
「ああ……悪いな、二人とも」
その背に問い掛けてくる木場に、一誠は振り返らずに答える。
「はっきり言って無謀だよ?」
「…だろうな。でも、俺は……行かなきゃいけない!」
そう言って部室を飛び出していく。
「追いかけるよ。小猫ちゃん」
「……いいんですか?部長は関わるなって…」
「部長は確かにああおっしゃっていたけど、やっぱり今の彼は放っておけないよ。それに、君も知ってるはずだろ?僕が個人的に堕天使や神父ってやつが気に入らないって」
爽やかな笑顔でそう返した木場に小猫はやれやれといった表情で溜息を吐く。
「……本当、世話のかかる人」
「ハハハ、違いない」
お互いに頷きあい、いざ一誠を追おうとしたそのとき、息を切らせて朱乃が部屋に入ってくる。
「ハア…ハア…よかった。まだ二人ともいたわね」
「朱乃さん…?どうしたんですか?」
「実はさっき部長からある言伝を頼まれて…」
そう言うと朱乃は木場に近づいて何やら耳打ちした。
「…ッ!わかりました。確かに彼に伝えます」
「ええ。お願いしますね」
「行こう!小猫ちゃん」
「はい」
今度こそ一誠を追いかけ、部屋を後にする二人。
それを見送った朱乃はフフフ…と小さく笑う。
「まったく、リアスも素直じゃないんだから…」
ぽつりと一言零した後、彼女もまたリアスとともに
◆◆◆
SIDE イッセー
―――結局、一人になっちまったな……。
内心悲しくなってきた俺は、今暗い夜道を一人駆けていた。アーシアのいるあの教会へと向かって。
全速力で走ってきたので、一旦息を整えるために途中にあった公園の前で一旦足を止める。
「ハッ…ハッ…ダメだ。これから戦いに行くっていうのに、何もアイデアが浮かばねえ」
俺だってあんな啖呵を切った手前、この件は自分で何とかしないとカッコが付かない。そう思って、無い知恵絞っていろいろ考えてみた。
…でも、やっぱりあの堕天使や
そもそも相手との地力に差がありすぎる。それをどうにかするなんて簡単にできることじゃない。
「クソッ…やっぱり無理なのかよ!俺には…」
「無理だな。そのように、焦りで周りが見えなくなっているようでは、な」
「っ!?…だ、誰だ!?」
突然上から聞こえた声に驚き、その発生源へと視線を向ける。
見れば、公園の中央に建てられた外灯の上にぽつりと人影が立っていた。い、いつの間に……さっきまで全く人の気配なんてしなかったのに。
やがて影はフッと俺の前に降り立ち、外灯の光でその全貌が露になる。
「あ、あんたは…!」
俺は、その正体に驚愕した。
「しばらくぶりだな。小僧…いや、イッセー、だったな」
そこにいたのは、軍式の迷彩服を纏った長身の覆面レスラー。俺の憧れるもう一人の男、ソルジャーだった。
「そ、ソルジャー…何であんたが!?」
「ここでお前を待っていた」
「お、俺を?」
「そうだ。……行くんだろう?教会に囚われの“姫君”を助けに」
どうやら、ソルジャーはこちらの事情を把握しているらしい。
…て、そんな馬鹿な!? 俺が教会に行くってことはオカ研のみんなしか知らないはずだ。
…まさか部長が? いや、それにしたって行動が早すぎる。まだそんなに時間も経っていないのに…。
考えれば考えるほどこのソルジャーという人物の謎は深まるばかりだ。
だから思わず「ど、どうしてそれを!?」と訊き返してしまったのは仕方ないと思うんだ。うん。
…でも、そんな俺の疑問も、ソルジャーの凄まじい眼力の前にあっさりと封じられた。
「お前がそれを知る必要はない」
「アッ、ハイ」
あの眼に逆らってはいけない。何故かそう思った。
「…それより、俺はお前に警告しに来たのだ。―――このまま行っても、ただ犬死にするだけだとな」
「……っ!あんたも部長と同じことを言うのか」
ソルジャーの言葉に、ついムッとなる俺。
しかし…
「いいや…俺はお前の力が奴らに劣っているとは思わない。むしろ逆だ。
「!?」
「自分ではまだ気づいていないようだが……お前には“秘められた力”がある。それを戦いの中で引き出すことが出来れば可能性はある」
俺に秘められた力? それってあの『
……でも、あのときレイナーレには全く通用しなかったぜ?
「それはお前が戦いで平常心を失い、本来の力を引き出せていなかったからだ」
「へ、平常心?」
「そうだ。人は窮地に陥るとたちまち冷静な判断力を失う。そういうときこそ平常心が大切なのにも関わらず、だ。お前もそれさえなければ、あの堕天使ともっと良い勝負ができていただろう」
そ、そうなのか…?イマイチ実感が湧かない。
首を傾げる俺にソルジャーがビシリッ、と指を突き付ける。
「だいたい、今もお前は『戦場で策もなしに一人で飛び込む』などという愚行を犯そうとしている!これが冷静でなくてなんだというのだ!」
「う、うぐ~っ!?」
ぐうの音も出ないとはまさにこのことだ。
言われてみれば、確かに俺はあのとき、いきなり現れた敵に気が動転していたのかもしれない。しかも、アーシアを悪く言ったレイナーレにむかっ腹が立って、一人で熱くなって…。
―――そういえば、レイナーレに言われるまで自分の神器の能力も碌に知らなかったんだよな。そんなことも知らずにただ闇雲に殴りにいくだけで…。
「お前は既に十分な力を持っている。だが力はそれを使いこなしてこそ始めて意味がある。そのために必要なのが“冷静さ”だ」
冷静さ…か。今の俺に足りないのは。
でも意外だったな。まさか、ソルジャーが俺のことをそこまで買ってくれていたなんて……
「自惚れるな。一人で戦いに行くような“アホ”を見ていられなかっただけだ」
「あ、アホって……しょーがないだろ!部長や皆はこの件にはノータッチだし。だから、俺一人でどうにかしないといけないんだ!」
「誰が
「え…」
「もっとよく周りを見ろ。お前の同胞はそこまで薄情な連中か?」
語りながら俺の後ろをじ~っと見やるソルジャー。……後ろに何かあるのか?
そう思って振り返ると、公園に植えられた木々が見える。
「そこの二人、隠れていないで出てきたらどうだ」
「……気付かれてたか。一応気配は消していたんだけどなぁ」
「……やはり只者じゃありません。あの人」
そう言って樹の裏から二つの人影が出てくる。……て、木場に、小猫ちゃん!?
「二人ともどうして…」
「一人で行くなんて水臭いよ、イッセー君。これでも僕は君の仲間のつもりだよ?」
「先輩だけでは不安でしたので」
まさか…俺のために来てくれたのか!?
「でも、どうして……あの部長が許してくれるはず…」
「確かに部長はあの場ではああおっしゃっていたけどね…状況が変わったんだ。イッセー君、君に許可が下りたよ。『プロモーション』の」
木場の口から初めて聞かされた単語に俺は頭に「?」を浮かべた。
「プロモーション……?」
「イッセー君、君の駒は『
「そ、それじゃあ、俺にもお前や朱乃さんみたいな力が…!?」
「流石に現時点では『女王』になるのは無理だろうけど、僕の『
それでも十分スゲーよ!……あれ?でも、どうしてそれが木場たちが来る理由になるんだ?
「わからないかい?要するに部長は、『教会にいる堕天使たちをリアス・グレモリーの敵として認識した』って言ってるんだよ。遠まわしに君に行ってもいいって認めたんだ」
「…!」
ようやく意味が分かった途端、俺は言葉を失った。
「お、俺…あのとき『勝手にしろ』って言われて、てっきり見放されたのかと…」
「ああ見えて部長は自分の眷属に対しては人一倍情に厚い方だよ。君を止めたのだって、本当は危険な目にに会わせたくない親心からなんだ」
そ、そうとは知らず俺はなんてことを…すみませんでした、部長!そして、ありがとうございます!
俺は改めて部長の懐の暖かさに感動し、心の底から感謝した。そして、今この場に駆けつけてくれた二人にも。
「小猫ちゃん、そして木場もありがとう。二人には俺のためにこんな得にもならない戦いに付き合わせちまって」
「何を言うんだい。僕たちは仲間じゃないか。確かにアーシアさんのことは知らないけど、君が困っているのなら助けない理由はないよ」
「……私は別にそこまでの感情は。ただ、放っておくと夢見が悪くなりそうなので」
こ、小猫ちゃんの態度が相変わらず冷たい……。で、でも来てくれたことは純粋に嬉しい。ありがとうな!
「正直心細かったんだ。一人だけで戦うんだって思って…。だけど二人が来てくれるなら百人力だぜ!」
「……大袈裟です」
「アハハ。でもこれで少しはマシになったんじゃないかい?」
「ああ!……んじゃ、この三人で救出作戦と行きますか!」
「「うん(はい)」」
俺たちは三人で円陣を組み、中央で手を重ね合わせる。
「それじゃあ、行こうぜ「待て!」……ソルジャー?」
「三人で盛り上がっているところを悪いが…」
さっきまで俺たちのやり取りを見守っていたソルジャーが急に円陣の中に割って入ってきた。どういうつもりなんだ?
「その救出作戦、俺も加えさせてもらおう」
「「「!?」」」
俺たちの手の上にさらにソルジャーの手が乗せられた。
「失礼ですが、どうしてあなたまで?我々と違いあなたはアーシアさんと縁も所縁もないはず」
木場が若干警戒心を滲ませて尋ねる。しかし、ソルジャーはそれを気にすることもなく、不敵に笑って見せる(マスク越しだけど)。
「なに、若者だけに悪者退治を任せるのは忍びないと思ったまで。それに今は戦力は一人でも多い方がいい。……違うか?」
「……なるほど。確かにその通りです」
その答えに納得したのか、木場も爽やかな笑みを返して見せた。
「僕は良いと思うんだけど、どうかなイッセー君?」
「もちろん歓迎するぜ!」
「……私もです」
ソルジャーの強さはここにいる全員が知っている。断る理由はないよな。
「じゃあ、改めてこのチームでアーシアを救出しに行こう!待ってろよ、アーシア!」
こうして俺たち四人は教会へ向かって動き出した。
◆◆◆
ここは堕天使たちが巣食う廃教会。
いつもは人もいない静かな場所であるはずなのに、何故か今日に限って教会の敷地に聖職者らしき人影がちらほらと見受けられる。
一誠を含めた四人はこの教会が見える位置から様子を窺い、作戦会議を開いていた。
「はいこれ、図面」
「……用意が良いなお前」
「まあ、相手陣地に攻め込むときのセオリーだよね」
にこやかに笑う木場に一誠は、そんな用意すらしないで乗り込もうとしていた自分の浅はかさに内心で恥じ入っていた。
「ここが聖堂で、隣に宿舎か。おそらく怪しいのは聖堂だろうね」
聖堂の位置を指し示しながら木場が断言した。
「宿舎は無視していいのか?」
「おそらくね。この手のはぐれ悪魔祓いの組織は決まって聖堂に細工をしているものなんだ。聖堂の地下で怪しい儀式を行うためにね」
「どうして?」
一誠の疑問に今度は隣で聞いていたソルジャーが答える。
「今まで敬っていた聖なる場所、そこで自分たちを捨てた神を否定する行為をすることで、自己満足、神への冒涜に酔いしれる。愛していたからこそ、憎悪の意味を込めてあえて聖堂で神を呪う。……大方そんなところだろう」
「な、なるほどなぁ…」
ソルジャーの説明に一誠が感心しながら聞き入っている。
「随分とお詳しいですね」
「大したことではない。こういう輩の考えそうなことが何となく予想が付くだけだ」
事もなげに答えるソルジャーだったが、木場は内心で舌を巻いていた。
(このソルジャーという人物、強さも一流だが頭も相当キレる。油断ならない人だ……)
「それで、どこから潜入するんだ?儀式の場所が聖堂の地下なら直接乗り込むか?」
「聖堂自体は入り口から目と鼻の先だから一気に行けると思う。ただ問題は……」
「あの見張りの連中か…」
「思ったよりも数が多い。どうやら、よほど邪魔されたくない儀式のようだね」
聖堂の周りをうろついている黒衣の男たちを見ながら木場が呟く。
「多分、外の見張りを倒しても、聖堂の中にまた刺客が待ち受けているだろう。それを倒し、地下への通路を見つけないといけない」
「……何か、やばそうな匂いがプンプンしてきたぜ」
同じく聖堂の方を見ていた一誠に震えが走る。
「まあ、あの中に堕天使もいるだろうからその反応も無理ないよ。さて、どうやってこの障害を突破するか……」
「……正面突破は?」
小猫から彼女らしい攻撃的な意見が出る。
「確かにそれもありだけど、やはり敵の数が分からない以上、最初から消耗する戦い方は得策ではないね」
「じゃあどうするんだよ?あまり悠長に構えてられないんだぞこっちは。今だってもしかしたらアーシアに…」
「黙らんか、イッセー!」
語気が荒々しくなりかけていた一誠だったが、ソルジャーの一喝により大人しくなる。
「窮地の時こそ平常心を持て。そう教えたはずだぞ」
「す、スミマセン…」
その場で姿勢正しく正座をしたまま小さくなってしまった一誠を見て、木場と小猫も冷や汗を流した。
((何この人、怖い……))
一変して静まりかえってしまった空気の中、今度はソルジャーから口を開いた。
「外の連中については俺が引き受けよう。俺が奴らを曳きつけている間にお前たちは聖堂へ向かえ」
「ソルジャー!?」
「何か策でも?」
「まあ、見ていろ」
そう言ってソルジャーは一誠達の元から離れ、近くにある町工場の建物の中へと入っていった。
「ソルジャーは何をするつもりなんだ?」
「さあ…」
三人で首を傾げながら待っていると、しばらくしてソルジャーが塗料缶を下げて戻ってきた。
「さて、これをやるのも久しぶりだ…」
そう言いながらおもむろに羽織っていた上着を脱ぐ。
そして今度はそれを小さく折りたたんで黒ペンキに満たされた缶の中に浸けた。
「ソルジャーの奴、一体何を!?」
「レスラーにとってボディスーツやコスチュームは命と同じくらい大切なもののはず。それを惜しげもなくペンキの中に…」
「あっ…見てください!ソルジャーのスーツが真っ黒に…!」
小猫の指した先では、迷彩色だったソルジャーのスーツが見る影もなく黒色に染まっていた。
「そろそろいいか…」
頃合いを見計らってソルジャーがスーツをペンキから引き揚げる。
そしてそれを空中で豪快に広げると再びそれを身に纏った。
「「「あ、あれは!?」」」
三人が驚愕したのも無理はない。さっきまで迷彩色のノースリーブであったはずのソルジャーのスーツが、今度は見事な長袖ロングのスータンに様変わりしていた。しかも、首にはしっかりロザリオを下げ、手には聖書も持っている徹底ぶりだ。
「ぼ、牧師の姿に化けやがった!」
「そうか!確かにその格好なら仮にも元は聖職者である『はぐれ悪魔祓い』たちも警戒心を解くかもしれない」
「……いや、これはそういう問題じゃない気が」
小猫だけはどうやら二人と違う感想を抱いたようだ。
…というかそもそも、「何で服の丈が変わってるの?」とか、「ペンキに浸けてたのに乾くの速くない?」とか、「そのロザリオと聖書どこから出したの?」とか、突っ込みどころがいっぱいあるはずなのに何故誰も指摘しないのか。
「「なんという冷静で的確な判断力なんだ!!」」
考え込んでいるうちに、いつの間にか先輩たちはソルジャーに対し尊敬の眼差しを向け始めている。
(まさか……これが巷で言われている『ツッコミ不在の恐怖』!?)
戦いを目前にしながら、小猫は今、別の意味で“戦慄”というものを実感していた。
というわけで、ついにやってしまったぞあのネタを!
やはりアタル兄さんを語る上ではこれは絶対に外せないでしょう…。
しかし、今回これをぶち込むために何回書き直しをしたんだろう……(しかも入れ方もかなり強引)
これはもう、本当にどうしようもない作者ですね(笑)
…あ、次回はちゃんと戦闘シーン入れます。本当です。信じてください!
―――感想待ってます\(*´▽`*)/