俺に青春がやってくるはずがない‼︎ 作:ウィルオーザウィスプ
キーンコーンカーンコーン
何事もなく授業が終了し、部活にも入っていない俺は、帰ろうとしていた。転校生とも何もなく俺の平穏な日常が続くのだと確信していた。なのに今のこの状況はどういう事だろうか。
「ねえ、私の話しを聞いていたのなら何か答えてくれないかしら。」
白雪とこんなことになっているかと言うと、話しは30分前にさかのぼる。
「ねえちょっと、塩貝君あなた、学校案内してくれるのでしょう?」
転校生は、ちょっと可愛いらしく小首を傾げている。これは、惚れてしまう、まあ、普通の男子高校生ならの話だ。しかし色恋沙汰に興味が無い俺はこんなトラップに引っかかったりしない。こんなのに引っかかる奴は、将来女に金を貢ぐことになるだろう。だから俺は
「女子に頼んでくれよ、男子でもいいけど、俺以外の奴にしてくれ。」
と言ったのに転校生は
「先生があなたに頼めといったわ。」
と、返してきやがる。さらに、
「強制よ。」
なんて言うから仕方なく、本当に仕方なく学校案内をする事になってしまった。
その後、転校生の見たいと言ってる場所を適当に案内して、それを終えて2人で教室まで戻って来たが、流石にもう誰も居なく俺と転校生の二人きりである。さらに、一緒にいるのは校内で早くも人気を集める美少女である。まさに全男子高校生にとって夢のようなシュチュエーションであるだろう、だがそれは世間一般での話だ。俺はドキドキする事も無いし、何かに期待するわけでもなく待ちに待った帰宅をするはずだったのだが、
「ねえ、ちょっといいかしら?」
「なんだよ転校生」
「まずその転校生って言うのを止めてくれるかしら。
「じゃあ何て呼べばいい。」
「白雪」
「はいはい、白雪さん。」
「白雪」
「え」
「だから白雪と呼んでくれないかしら。同級生なのだしさんはいらないとおもうわ。」
「分かったよ。は〜、白雪何の用だ。まずって言うことはまだ何かあるんだろう。」
「その通りよ。貴方、こんな美少女といるのになんとも思わないの?興味すらなさ気だし、関わろうとすら思わないなんて。それでも男なの?はっ!まさかあなたあっち系の趣味があるの?」
「はあ〜あっち系ってなんだよ。」
「だから、その、ボーイズラ
「無いから、そんな事は絶対あり得ないから。おいっちょっとそこ、自然と距離とらないで。傷つくから。だからその変な物見る目でこっち見んなって。」
「なによ、冗談じゃない。」
「いやお前、素でひいてただろ。」
「まあ、あなたが男性に興味があるかないかなんて言うどうでもいい話しはおいといて。」
「いや、どうでもよくないから!本当興味無いから。って言うかお前からこの話ししたんだろ。」
「分かったわよ」
「で、決局なんだよ。まずって言うことはまだなんかあるんだろう。」
どうだったでしょうか。3話目は転校生とのその後なので楽しみにしておいてください。感想などもよろしく。