俺に青春がやってくるはずがない‼︎ 作:ウィルオーザウィスプ
「本当だ、偶然だね、龍ちゃん。でも、龍ちゃんがスーパーに来るなんて珍しいね。」
「ああ、俺も、来たくわないんだが、母親殿から、洗剤を買うよう命令が下されたんだよ。だから仕方なくな。」
「相変わらず龍ちゃんは、お母さんに弱いね。」
「だって母さん怖いんだもん。」
「そお、美人でいい人だと思うけど。」
まぁ、母さんは確かに美人だと思う。でも見た目詐欺だ、家ではまさに悪魔だよ悪魔、親父も尻に敷かれちゃってるし怒ると恐いし、何かいい返そうとしても直ぐに丸め込まれちゃうだからたまったもんじゃないぜ。我が家のカーストは母親》》超えられない壁》》親父、俺みたいな感じだ。
「龍ちゃん私ももう直ぐ買い物終わるから、一緒に帰ろ♪」
「お〜、分かった分かった、じゃあ洗剤買ってくるから後でな。」
「うん、じゃあ後でね。」
萌と一旦別れた俺は洗剤売り場へと向かっているんだがなんだか寒気がする。
「なんだか嫌な予感がするな…」
しかし、俺の予想は当たらず何もなく買い物を終え萌えと合流しスーパーを出た俺たちは帰路に着く事にした。
「よし、じゃあ帰るかも……えっっ⁉︎」
皆さま、お気づきだろうか萌の背後にいる不穏な人物に…
「し・お・が・い・く・ん」
分かりづらいだろうが、今の白雪を表すなら笑顔なのに(怒)みたいな感じだろうか、まさかさっきの洗剤コーナーですでにフラグが立っていたと言うのか⁉︎
「な、何故、白雪がここにゅ」
やばい、あまりの焦りに噛んじまったよ…
「私は帰る途中よ、もしかして貴方も自宅はこちら方面なのかしら。もしそうなら丁度いいは、一緒に帰りましょう。」
やばい、これは面倒くさい事になりそうなセンサーが過剰反応を起こしている、これは穏便に断らないと。
「すまん白雪実は俺の家ははんた
「うん、龍ちゃんの家はそっち側だよ。」
「って、おい!萌なに教えちゃってんの!」
「塩貝君、私と帰るのは嫌なのかしら?」
目が怒っていらっしゃる。これはこれ以上断ろうとすると大変な事になりそうだ。ここは清く諦めて散ろうじゃないか。
「はい、なんか面倒くさい事になりそうなのでっ⁉︎って、痛いよ、何するのさ白雪。」
「聞こえなかったは、もう一度聞くけど私と帰るのは嫌なのかしら?」
「はい、っ⁉︎
今度はさっきよりも叩く速度が速くなってる
「なんですって?もう一度お願い。」
これは完全に断れないやつだ…はぁー、仕方ない諦めよう
「オーケイシラユキイッショニカエロウ。」
「何故そんなに棒読みなのか気になるけどまぁいいは、帰りましょう。」
こうしてフラグも無理やり回収されて俺たちはやっと帰路につく。
楽しんでいただけたでしょうか?楽しんでいただけたのなら幸いです。前書きで出す出す詐欺と言いましたが、あえて言います。次こそは早く出しますと。次は龍輝と萌と氷華の帰路での話になります、まぁ程々に期待して待っていてください。