深海の都の話   作:林屋まつり

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三話

 

//.暁

 

 大島。暁たちはそこの古い港、今は出撃、入渠のための施設を詰め込んだ港から飛び出す。

 三浦市、三崎港にいる誰かを迎えに行き、護衛しながら戻ってくる。それが、今回の暁たち、第二-二艦隊の任務。

「それじゃあ、行ってきまーすっ」

 見送りに来ていた初霜に手を振って、任務開始っ!

「それにしても、珍しいね」

 暁と一緒に任務に従事する響が呟く。暁は頷く。

「お客さん、どういう人かしらね?」

「司令官さん、人の事嫌っているから、基地に案内しろなんて電は初めてなのです」

「雷もよ。

 ねえ、五十鈴。前にあったの?」

 問いに、旗艦の五十鈴は前を見ながら、

「何度か、あったわ。……と、瑞鳳、索敵」

「へ? 随分早いわね」

 僚艦、瑞鳳が首を傾げる。うん、暁も同感。けど、

「VIP待遇なのよ。

 万が一でも危険にさらすわけにはいかないわ。今のうちに沈められる敵艦は沈めておく」

「そう? 解ったわ」

「VIPって、司令官さんより偉い人なのです?」

「確か、司令官は中将だったね?」

「大将って事?」

「怖い人だと、いやなのです」

 ぽつり、電が呟いて、視線が五十鈴に集まる。

「ねえ、五十鈴。

 前のお客さんってどんな人だったの? その人もVIP?」

「だったけど、……女の子だったわ。見た目は瑞鳳と同じ年くらいの。

 ……なんていうか、…………あんまり話とかしなかったんだけど、とんでもない印象だったわね」

「とんでもない? どういう事だい?」

「怖いとかじゃなくて?」

 響に重ねて問いかける。怖いなら怖いっていうと思うし。けど、五十鈴は難しい表情。

「なんていうか、……傲慢、兇悪、強靭、鮮烈、とんでもなく強烈な印象の少女だったわ」

「ちょ、ちょっと怖そうなのです」

 兇悪って、確かに怖そう。……むう、そうなったらちゃんと皆を護ってあげなきゃ。

「女の子に兇悪って、五十鈴。それどんな表現よ?」

 瑞鳳の問いに「仕方ないでしょ、そう言う印象だったんだから」と、五十鈴。

「と言っても乱暴な事をされたわけでもないし、大丈夫よ。

 今回のお客さんも彼女とは限らないしね」

「うう、怖くない人ならいいのです」

「だ、大丈夫よっ、電っ!

 お姉ちゃんがついてるわっ! い、一人前のレディだものっ! 少しくらい怖い相手だってへっちゃらよっ」

「……ちょっと声震えてる」

「うるさいわねっ」

 

 ともかく、深海棲艦と遭遇する事なく三崎港に到着。瑞鳳の索敵にも引っ掛からなかったし、このまま無事に帰れればいいわね。

 そこには護衛する人が乗る船と、護衛対象の、…………へ?

 色は純白、白いワンピースと、顔を覆う白い包帯、白い靴に白いソックス。純白の髪と抜けるように白い肌の少女。

 両手には、一抱えの風呂敷。

「ひ、びき?」

 きょとん、と響が呟く。うん、そう。

 護衛対象は、響、だった。

「これは驚いた。迎えに来てくれるっていうから誰が来るかと思ったけど、まさか響と、それに暁、雷、電までいるなんてね」

「えと、響、よね?」

 雷は首を傾げて問いかける。

 響、……けど、いくつか不思議な点。

 艤装はなにもなくて、着ているのは純白のワンピース。

 そして、目を隠すみたいに顔に包帯が巻いてある。雷の問いに彼女は頷いて、

「そうだよ。

 けど、そっちにも響がいるのか。……そうだね。紛らわしいし、私の事はしろ、と呼ぶといいよ」

「偽名?」

 瑞鳳の問いに響、……しろは苦笑して「あだ名、っていう方がいいかな? 呼びわけだけだから深い意味はないよ」

「確かにそれはそれでいいんだけど、……ええと、ほんとに響よね?」

 五十鈴の問いに暁たちもこくこく頷く。しろは頷いて「そうだよ。駆逐艦、暁型の二番艦、響、の分霊だよ」

「分霊?」

「あまり知られていないみたいだけどね。

 必要な資材と、あとは、妖精さんの気紛れとか、まあ、その他いろいろな理由で、同じ艦船の魂を持つ艦娘が複数出来る事もあるらしいんだ。

 とはいっても、響、私と君は別人だ。私には君にはない経験があるし、君には私が持ってない絆がある。そうだね。そこにいる暁たちと姉妹の絆を築いているのは間違いなく君だけだ。

 だから、私の事は別人と思った方がお互いのためだと思うよ。……まあ、本音を言ってしまうと、暁を姉さん、と呼びたい気持ちはあるけどね」

「…………了解」

 そうだったんだ。……ええと、もしかしたら、どこかに暁以外の暁がいるかも? ……むぅ。

「そうだ。もしアイデンティティについて悩むとしたらいい解決方法があるよ」

「なんだい?」

「大好きな人、……そうだね。お姉さんの暁に抱きついて、頭撫でてもらいながら思い切り甘えるといいよ」

「へ?」「は?」

 思わず、響と顔を見合わせて、……って、えーと?

「そうなのです。響ちゃんは暁ちゃんの事が大好きだから、思いっきり甘えるといいのです」

 ほっこりした笑顔で電。……で、

「………………変な事を言わないで欲しい。

 私は、別にそんな事は、しない」

 顔を真っ赤にしてそっぽを向く響。……えーと、

「ほら、暁。一人前のレディーなら困ってる妹を助けてあげないと」

「し、しろが困らせているんだっ!

 暁、私は大丈夫だから、妙な事をしなくていいよ」

「え、えーと?」

「暁、何ぼーっとしてるのよ?」

 苦笑気味な雷。……って、

「し、しろっ、お姉さんをからかうのはだめよっ!」

「ああ、ごめんごめん。つい、……まあ、習慣って怖いね」

「どんな習慣なんだいそれは」

 がっくりと肩を落として響。しろは笑う。

「それで、あの、しろちゃん。

 その包帯は?」

 おずおずと、電が問いかける。しろは困ったような笑みで、

「大きな怪我をしてね。傷跡が残ってしまっているんだ。

 ……その、……まあ、私も女の子なんだ。醜い傷跡を、あまりさらしていたくない。っていう事で納得してくれないかな?」

「あ、はい、……その、ごめんなのです。変な事を聞いて」

「いいさ、それより行こうか。……と、そうだ。

 私からも一つ質問をいいかな?」

「いいわよ。なに?」

 五十鈴の問いに、しろは頷いて、

「少し前に、長門たちが来なかったかい?

 長門と、陸奥、あとは、……金剛、比叡、翔鶴、瑞鶴、だったと思うのだけど」

「よく知ってるわね。

 ええ、提督の客人としてきているわ」

「彼女たちとも話がしたい。

 お願いできるかい?」

「面識あるの? まあ、解ったわ」

「感謝するよ」

 

 さて、駆逐艦を船に乗せて、なんていう不思議な状況。艦娘を護衛するなんて珍しい経験をしながら大島に戻る。

 大島、……全域が、暁たちの所属する基地。深海棲艦の出現とともに離島からはほとんど人がいなくなった。まあ、当然よね。

 本来なら空いたままなんだけど、ここは大本営、横須賀鎮守府や首都、東京都がある東京湾の最終防衛線。遊ばせておくわけにはいかない。

 と、いうわけで、とても優秀だけど人間嫌いで扱いにくい暁たちの司令官がここに着任した。

 新田義興中将。それが、暁たちの司令官。海軍でも指折りの実力者。

 

「ただいまー」

「あ。おかえりなさい」

 基地に到着すると、初霜が迎えてくれた。

「任務は成功ですか?」

「もうっ、本当にお迎えに行くだけでしょっ、こんなの簡単よっ!

 いつまでも暁たちを子供扱いしないでっ」

 心外だわっ! 初霜は「ごめんなさい」と手を合わせる。

「それにしても、初霜が出迎えまでするというのは驚いたな」

 響が意外そうに言う。……それもそうよね。

 初霜は二人いる、司令官の最初の艦娘の一人。第一艦隊の旗艦は武蔵だけど、書類作成とかの事務仕事総責任者は初霜。

 人が中将しかいないから、艦娘がなんでもやらないといけないのよね。……それはそれで、楽しいけど。

 ともかく、

「お客様は大切な人って提督が言っていました」

「そうなんだ?」

 けど、お客さまって、……船の戸が開く。そこから出てきた彼女を見て、初霜は目を見開いた。

 

「凄いな。ここ、大島全域が基地なんだ」

「そうです。

 誰もいなくなった離島をそのまま基地として使っています」

「だから、バンに乗って移動になるんだね」

 しろは感心したように呟く。バンに乗って移動、ちなみに運転は初霜。

 五十鈴と瑞鳳に必要な事務仕事とかを任せて、暁たちは一足先に基地本部へ。実は、結構遠い。

「それで、……ええと、しろ、でいいですね?」

「そう呼んでくれていいよ」

「提督に、どんな用件ですか?」

「人探しをお願いする為に来たんだ。

 なんていうか、ちょっと、特殊な事情を抱えた島風がいてね。大本営には聞けないんだ。それで、司令官、……私の司令官がここの提督を紹介してくれたんだ」

 司令官?

「しろはどこかの鎮守府に所属してるの?」

 ひょい、と助手席に乗るしろに問いかける。……うーん、けど、違うと思う。艤装ないし。

「違うよ」

「艤装を解体して、人として生活してるのかい?

 確か、そういう艦娘もいるそうだけど」

「そうだね。うん、そうだよ。

 だから彼の事を司令官なんて呼ぶ必要はないのだけど、まあ、こっちの方がしっくりきててね」

「それにしても、人探しですか」

 初霜が少し難しそうな表情。苦笑。

「筋違いだってのは解っているよ。

 けど、ここくらいしか頼れるところがないらしくてね。……まあ、駄目で元々で来てみた。それで、」しろは傍らに置いていた風呂敷を示して「これ、前払いの報酬だよ。引き受けてくれたら渡すように、司令官に頼まれているんだ」

「そういう事なら、どんどん任せなさいっ」

 むんっ、と雷が胸を張る。けど、

「雷、それは提督が決める事です」

「…………はぁい」

「それと、長門たちはいるんだよね?

 是非、会って話がしたいんだけど」

「長門? 少し前に来た長門たちですよね?

 知り合いですか?」

「いや、ただ、長門たちにここを紹介したのが、私の司令官なんだ。

 だから一度会って話をしてみたい。だめかい?」

「そういう事なら了解しました。

 長門たちにも言っておきます」

 

//.暁

 

//.長門

 

「やあ、はじめましてだね。

 長門、陸奥、金剛、比叡、翔鶴、瑞鶴」

「響?」

 会いたい人がいる、と。暁から言われて紹介されたのは、響、だった。

 この基地にいる響とは違う。白のワンピースと、白い髪、白い包帯。……純白の少女。

 唯一の色彩は両手に抱えた風呂敷、…………彼女は?

「エト、ワタシ達に用事デス?」

 金剛の問いに彼女は頷く。

「本来ならここの、新田中将に用事があったんだけど、彼も多忙らしいんだ。

 だから先にこっちの用事を済ませようと思ってね。……用事、って言っても私用で言っておきたい事があるっていうだけだけど」

「私達に?」

 翔鶴は首を傾げ、瑞鶴は溜息。

「っていうか、どちら様? どこかの基地に所属してるの?」

「《波下の都》、私達の長、言仁の秘書をしているよ」

 胡散臭そうにしていた瑞鶴は、息を飲む。

 言仁。

「あの、都の? 司令、秘書がいたんですね」

 比叡が意外そうにいう。同感だ。そして、

「て、テイトクの秘書。……う、羨ましい、デス」

「あら? それって代わってもらえるものなの?」

 むー、とする金剛と、興味津々と陸奥。響は小さく笑う。

「代わらないよ。司令官の秘書はずっと私だけだ。

 何より代わるつもりはない。敬愛する司令官の傍から離れるつもりはないよ」

「あらあら、私だってがんばれるわよ?」

「うん、そういうのは関係ないんだ。

 私は司令官から権能を受け取った。司令官から直接改装を受けた唯一の存在。だから秘書なんだよ」

「改装もできるのですか」

「驚いたな」

「……まあ、正確には豊浦も入ってるけどね。……つくづく、彼は余計だ。

 いや、私の事はいいんだ。皆に言っておきたい事がある」

「む? あの都についてか?」

「そうだね。君たちの事は司令官から聞いてる。司令官は皆にがんばって欲しいって、けど、無理はして欲しくないって言ってるよ。

 司令官は司令官の私情で、君たちも含めて皆を大切にしている。だから、君たちのやりたい事を尊重し気にかけているよ」

「そうだな。有り難い事だ」

 この基地を紹介してくれたのも彼だ。こちらの都合に巻き込んで、それなのに便宜を図ってくれるのだから感謝をしてもし足りない。

「さすがテイトク、嬉しいデースっ」

「あらあら、ふふ、そう言ってくれると嬉しいわね」

「はい、がんばります」

 金剛と陸奥と翔鶴はそれぞれの私情で嬉しそうにしている。けど、

 そう語る響は、あまり歓迎しているようには見えないが。……案の定。

「けどね。私はそうは思っていない」

「どういう事よ?」

「分をわきまえろ、という事だよ。

 あの都は死者の都。本来なら生者がいる事さえ問題があるんだ。……あの駆逐艦の娘たちみたいに出ないならそれでいい。けど、あの都の事を知っていないがら外に出て、生者と関わる。

 私達はそれが不安なんだ」

「不安?」

「あそこは深海棲艦の都。

 その情報が海軍に知られたらどうなるか、時雨とも相談したけどね。海軍の全戦力が攻め込んでくる可能性も十分あるよ」

「あの都の危機という事ですか?」

「違う。戦争が起きれば多くの艦娘が死ぬ。どうせ、最前線で戦うのは彼女たちだからね。

 それは避けたい。それに、問題なのはそれだけではすまないという事だよ」

「どういう事だ?」

「簡単な事だよ。戦争を終わらせるためには私達が全滅するか、海軍が壊滅するか、そのどちらかでしか決着がつかない。艦娘は海軍によって資材が続く限り建造できるからね。私達が物量で押しつぶされるのは目に見えている。……けど、そうだね。自分たちの力で何とかできないのは悔しいけど、何人かの魔縁は私達に助力してくれる。間違いなく、地上の海軍基地を襲撃するだろうね。そして、魔縁以外にも助力してくれる者もいる。

 何より、悪の秘密結社は嬉々として海軍の基地やらを襲撃して回るだろうし、そうなれば、海軍、……人にも多くの死傷者が出る。海では深海棲艦と艦娘の全面戦争、地上では人と人以外の戦争、さて、どうなるかな。……どれだけ過小に見積もっても、艦娘という存在が表に出て以来、最大規模の戦争になるだろうね」

「魔縁、ですか? ……あと、悪の秘密結社?」

 首を傾げる比叡。確か、

「提督も魔縁って言ってたわよね?

 人とは違うの?」

「少し違う。過去の死んだ人だよ。悪の秘密結社については私もよく知らない。司令官に聞いてみたんだけど面倒くさいから関わりたくないって、教えてくれないんだ。ただ、いくつか話を聞くと間違いなく動くだろうね。

 つまり、深海棲艦と艦娘だけじゃすまない、という事だよ」

 響は溜息。

「君たちが告げ口をするとは思っていない。けど、最悪の事態を考えればね。情報が漏れる口はふさぎたいんだ」

「そういう事か」

 話すつもりはないが、確かに、もし、という仮定ではその戦争もあり得る。

 あの都の存在を、大本営が許すわけがない。

「あの都で暮らすというのなら歓迎するよ。

 君たちの暮す家もある。あの都にいる金剛は、比叡もだけど、金剛、君の事も気にかけていたし、雪風なんかは長門とお話ししたいって言ってたよ。

 君たちが連れてきた娘たちがどう思うか、まではわからないけどね。ただ、君たちが来てくれる事を歓迎する者は確かにいるんだ」

「そうか」

 気にかけてもらっているのだな、と思うと、嬉しい。

「…………というか、ワタシまで気にかけられているのデス?」

 少し、困ったように呟く金剛。響は苦笑して、

「笑顔が足りないってさ。

 金剛型一番艦金剛を名乗るからには、もっと笑顔じゃなくちゃNoとか騒いでたよ」

「ソウデスカ、……彼女に心配されるというのも、不思議デス」

「そういう事。もちろん司令官も心配していた」

「そう、……それは、確かに申し訳ない事をしているわね」

 翔鶴がすまなさそうに呟く。響は頷いて、

「心配そうな司令官を抱きしめて、大丈夫って頭を撫でる。なんてとても貴重で素敵な体験ができた。

 それに関しては感謝してるけど」

「…………そんな事で感謝をされてもな」

「まあ、そういうわけだよ。

 君たちの意思については否定しない。好きにすればいいと思ってる。けど、心配する人、気にかけている人がいて、不安に思っている人もいる。それは解ってもらいたいな。

 みずに何を吹き込まれたのかは知らないけど、彼女たちのために何かしたいのなら、あの都でもできる事はあるよ」

「そうか、……それは、考えておこう」

「さて、私から言いたい事はこれくらいだよ。

 すぐにどうこうっていうつもりはないし、実力行使は司令官の望むところじゃないからしないでおくけど、少し考えて欲しい」

「わかった」

「さて、あとは司令官から頼まれた事を果たさないと。

 これが終わったら司令官が一つ我が侭を聞いてくれるんだ。今から楽しみだな」

「あら? 我が侭? 提督が?」

「うん、ご褒美ともいうね。

 一緒にお風呂に入ろうかな、それとも、添い寝で一晩ぎゅってしてもらおうかな、お泊りデートは、時間が厳しいけど我が侭言ってみようかな。…………楽しみだな」

 ………………陸奥、睨むな。

「しろ、だったな。

 提督が呼んでいる。案内しよう」

 武蔵っ?

 この基地の主、新田中将の秘書艦の声が聞こえた。響は立ち上がる。

「それじゃあね」

「ちょ、ちょっとっ! 変な爆弾放り投げていかないでよっ!」

 瑞鶴が手を伸ばす。けど、響は口元で笑って部屋の外へ。そして、

「提督と、お風呂、…………素敵、です」

「翔鶴姉っ! 帰ってきてっ! どこか行かないでえっ!」

 とろんとした翔鶴をがくがく揺さぶる瑞鶴。「ワタシもデートしたいデスっ!」「では、私が、姉さまと、デートしますっ」と、どっちもだめな金剛と比叡を横目に、

「あらあら、提督と添い寝なんてねえ」

「陸奥、正気に戻れ」

 どうしたものだろうか、本当に、……頭を抱えながらとりあえず陸奥を正気に戻すために拳を握った。

 

//.長門

 

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