闇に堕ちた元提督 作:きんにく同盟
書きました。
見てくれたら嬉しいです。
草部雪美少尉
彼女は、男所帯の職場の中で実力を周りに認められ、今の立場になったのだ。
もともと、鎮守府の勤務を希望していなかったのだが、天川少尉のカリスマ性に惹かれて、後釜を渇望したのだという。
いや、自分の事ではないが、誇らしくなる。
あって見ると黒髪がすらっとした美しい日本人の女性だった。海軍に入るならば短髪だろうという固定概念は捨てた方が良いのかもしれない。
これは、あくまで俺の邪推だが、草部雪美少尉は天川元少尉に好意に近い何かしらの感情があったのだと思う。
「単刀直入に聞きます。天川少尉についてを教えてください。」
「天川少尉……は、不思議な方でした。」
「不思議…とは?」
「有り体に言えば、軍人ではなく開拓者でした。」
彼女は目を伏せた。
その部屋には地図に様々な位置に凸を書いた。戦略図が所狭しと飾られていた。
そして、所々にメモらしき事が書いてあり、戦略図に書いてある年号は5年前である事から、天川少尉が過去に行った作戦なのだろう。
書いてある事は、捻ってはあるものの、常人に思いつける類だった。
そんな物を研究してるなんて、所詮この人もそこいら辺の無能だったんだな
開拓者とは……どうも思えない。
ああ、いかんなあ〜夜が来るな。
外を見ると、夕焼けに空が染まっていた。
「なるほど……人柄は?」
「私はよく分かりませんでしたが、艦娘に慕われていましたから、優しく優秀…………いや、私自身も優秀だったと思っています。」
「そうでしたか……そういえば慕っていると言えば、ここにいる娘たちで、天川少尉と接点がある人はいませんか?」
「それを聞いて……」
「すいません、個人的に取材はしないつもりです。ですが、どのくらいいるのかなぁと思いまして…」
「それなら、あの時から増やしていないので、全員ですよ。」
「え…………」
「夕張ちゃんと暁ちゃんたちも……?」
「そうですよ……第六駆逐艦の娘たちですよね。なにせあの娘たちは天川少尉のことをお父さんって呼んでたくらいなんですから。」
背筋が凍った。
俺が尋ねた時………無垢な笑顔で…………
会話を回想する…………
そういえば、天川少尉のことを聞いた時、1人黙っていた娘がいたな。
いや!そこじゃない!!
脳をフル回転させる。正確な回想と推理を同時にやるのだ。
暁ちゃん……
「そんな提督知らないわ」とか言ってなかったか?
なんで提督って知ってたんだ??
つまり…………嘘…………
だったら、あの笑顔は
浮かんだ熟語は狂気だった…………
最初の夕張も知っていた?
あの無表情……
間違いない! 俺は恐怖している。
だが、ジャーナリスト…やりきるのだ!
「天川少尉は謀略で激戦区に送られたんですよね?」
「はい。私はそう聞いています。そのせいで艦娘達が大破したと……それを苦に……だけど!!それはおかしいんです!!」
「え?おかしいって??」
「今見ている当時の戦略図を見る限り、激戦区とは思えない敵の数なんです。」
「確かに……これを見れば対応は可能ですね。」
「だけど、これからがわからない!!天川少尉は何か膨大なものに巻き込まれたとしか考えられないんです。」
ん〜、図を見てみる。
この海域で……ここに敵の軍勢があって……ここの島を補給拠点にするって魂胆か……」
ん? この地図……おかしい。
なんだ……………………………………………………………………………………………………………………そうか!!
今の地図にはこの島はない!!
「この地図、コピーしてくれますか!!」
「誰にも見せないなら…………」
俺は、家で考えを纏めていた。
艦娘たちの反応…………
激戦区とは名ばかりの敵の少なさ
島の消失……
何故、島に気づけたか…それは、俺が事前に海軍が使っていた航海図を入手したからだ。
小金を渡したら、簡単にレプリカを渡してくれた。
この草部雪美少尉がくれた地図は本物か?
なんか……地図にしては、ここだけがハッキリ描かれていていて、まるでここで、何かが起こるみたいに…………
地図を製作したのは……
NEFLUX
日本の企業ではないな……
ジャーナリストは真実を求める者
だが、真実とは嘘と真逆に付いてるが
離れない。
何故なら、嘘は人がいなければ発生しない
だが、人は誰しも嘘を付いている。
どんな人だって…………
その嘘は俺にもある。
なら、兄貴の選択は…………どうだったのか?
俺は、その事自体が頭から離れない。
あの日、俺たちは…………もう止めよう
夜だから。
もうすぐ明日だから
明日には明日の風が吹く………………
どうでしたか?
何か要望や質問があったらお願いいたします。