闇に堕ちた元提督 作:きんにく同盟
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ランバダ・カリオス
元イギリス空挺部隊であった俺は、勿論精鋭の特殊部隊であるSASに入隊しようと試験を受けた。
理由は、実践的な事をやりたいという単純なものであった。自信はあった。
自分は、18の頃からSASを目指していた為、空挺部隊の中でも、訓練や自主トレーニングを欠かした事がない。
パラシュート降下も100以上こなした。それは適正な回数を超えたものだったのだ。
試験を受ける頃には、身長180センチ。
体重85Kg、体脂肪率15%と合格者の平均値に近づけた。
合格はするつもりだった…………
結果はなんだと思う?
正解は、門前払い。試験すら受けさせて貰えなかった。
何故かを聞いてみたら、2等身以内の親族に自殺者が居たからだという。精神疾患の可能性に引っかかり、不合格。この先、2度だけチャンスがあるが、受けても必ず合格出来ないと言われてしまった。
あった事も無い親父がアパートの一室で首を吊ってたのを母が話してくれた。
俺は絶望したのだ。
夢が叶わないという且つ、理由が不条理なことから苛立ち馬鹿な親を持ったからと、人生を悲観した。
イギリス特殊部隊に俺は必要ないという事だったのだ……
酒浸りになった俺は、軍を辞め、傭兵として雇ってくれる企業を探した。
初めは、軍に片足突っ込んだ半端者という烙印を押され、渋られていたが、仕事をこなしてくうち、俺の有能さに気が付いた様で、ある組織が契約に名乗りを上げてくれた。
そこは、組織名は無いものの、所属部隊に名前があるという常軌を逸した所だった。
他にも、そこは傭兵にも関わらず、永久雇用制である。
入っいる者は、世界中の軍、警察、警備員、ボディーガードの中から選び抜かれた者たちなのだ。
そして、入隊したら名前と経歴を捨てさせられ、コードネームのみを個人情報として言うのを許される。
説明を聞いている内に胸が高鳴る。
こういう事がしてみたかったのだ!!
部隊に空きがあるとの事なので、所属する部隊の説明を聞く。
特務a:ブレイクスキルズ (通称、壊れ物たち)
これが、俺の所属部隊の名前であるらしい、この部隊は常に前線で戦い。死ぬまで使われる消耗部隊。
因みに、この組織の所属部隊は基本、4人1組なので、俺以外にも3人居ることになる。
「他のメンバーを教えてくれ……」
「いいでしょう。」
まずは、コードネーム サイレント
アドレナリン中毒者で敵に悟られず背後に近寄る事に快感を見い出しており、その覚悟からか、首に刺す細く、まっすぐなナイフとコンバットナイフ、小型拳銃しか携帯しない。
そして、二人目が ハック
化学の博士課程を修了している知識人。溶かされている物に性的興味を持ち、指定されたのなら、人間に関わらず、どんな物でも溶かす事が出来る。
三人目がリーダー。コードネーム クレバー
一言で形容するならば、全知。人身掌握や心理学に長けており、完全に近い指揮を行う。この組織には珍しいアジア系だという。
そして、俺 。 コードネーム ランサー
ここに、部隊は完成したのだ。
最後に誓約書を書かされた。内容は祖国を裏切るような仕事でも私情を挟まず遂行すると書れている。
あんな国に未練はない。
同意のサインを書いた。
「仕事は3日後だ。それまでは自由時間だ。」
一体、どういった物が俺を待ち受けるのだろう。しばらくの間、高揚感と漠然とした不安があり眠れなかった。
この青年は自国を捨ててまで、闘争を選んだ。
それは、人間の本質だ。闘争は憎まれているが
人間は闘争を無意識に行い生きている
ならば、この青年はどこまで愚直なのだろうか
どうでしたか?
何か質問がありましたらお願いいたします。