IS 漆黒の機影   作:シルフィードAS

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そろそろ原作突入かな?
ということで駄文ですがどうぞ!


第一章
第一話


試験も無事終了し、織斑先生直々に合格をもらった。

なんでも今年の受験生の中で試験官を撃破しての合格は俺で二人目とのことだ。

一人目が少々気になるが後で幾らでも知れること。

入学すれば自ずと分かる。

それと今日から寮に入ることに決まった。部屋は1024。

カードキーにそう書いてある。

やけに決定が早いがそもそものIS学園行きも昨日のことだし、前々から話が通って居たのだろう。

今日の試験は多分、適正の有無と段階の測定がメインだ。

そのデータも支部へ送られたはず。

自分に充てがわれた部屋に行き、そこで報告することにした。

 

 

 

少々迷いもしたが、1024号室に到着した。

扉の横に付いたカードリーダーにキーを通す。

鍵の外れた音が鳴り、扉のロックが解除される。

室内はなかなか広く、下手なホテルより上等な部屋だ。

ベットは二つ。机も同様。あと箪笥も。他には簡易的なキッチンとシャワールーム。トイレは無いようだが。

後は冷蔵庫ぐらい。

ベットは奥の窓際と手前の扉側に設置されている。その間にはパーテーションで区切られている。

せっかくなので、窓際の方を使わせてもらうことにした。ベットの横に手荷物を降ろし、スマホを手に取る。

電話を起動し、課長の番号をダイヤルする。

3コール程して、電話が繋がる。現在の時間は日本が17時。イタリアは9時だ。

 

「はいはーい!。」

 

ハイテンションな声が頭痛を引き起こす。

 

「……課長。」

「はいはい、分かってるよー。データもきたし。その様子じゃ合格だったみたいね。」

「まあ、一応。で、次は何を?」

「んー。取りあえず今は何も。がっこに慣れろとしか言えないな。

なにかあったらその都度言うからさ。」」

「そうですか。分かりました。他はありませんね?」

「あーそうだそうだ。入学式に合わせてさ、レベッカをそっちに送るよ!」

「レベッカを?何故です?」

ネクストステージ(第四世代)開発の為のデータ取りかな。」

「成程、分かりました。では切りますね。」

「うん。寂しくなったらいつでも掛けてきていいよ!」

「……大丈夫です。」

 

電話を切り、スマホをポケットへ。

レベッカ……草薙重工アメリカ支部からウチ(イタリア支部)に出向しているISドライバーの一人だ。

優秀ではあるが問題児でもあるため、頭を悩ませる要因の一つだ。

それがここ、IS学園に来る。女だらけのこの学校内で知り合いがいるのは精神的に楽だが、それ以上に面倒事に巻き込まれそうな気もする。

だがまぁ喜ぶべきなのだろう。課長の気遣いなのかもしれないし。そんなことを考えながら、俺はベットに倒れこんだ。

 

 

 

そこから入学式まで一週間ほどあったが、特に重要なこともなかった。

強いて挙げるならば、ルームメイトはレベッカだった事や食堂に行く度に、女子に囲まれたぐらいだろう。

後はディアボロの新規パッケージの慣熟訓練を行ったことぐらいだ。

 

 

 

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入学式。

新入生全員が体育館に集まる。確か今年の新入生は一クラス40人で6クラスあるので、240人。ただ、一組と二組に少し定員が割れているようでそれよりも少ないようだ。

しかしそれにしても、女子ばかりだ。周り全体どこ見ても女子だけだ。もう一人の男はどこにいるのだろうか?

少しの間探してみるも全く見当たらない。

そのなこんなで式は進んでいく。正直、つまらない話ばかりが続くので辟易している。

途中、生徒会長の挨拶もあったが、聞いていなかった。レベッカが言うには扇子を持った変人らしい。そんな人間で大丈夫なのだろうか。

生徒会に一抹の不安を感じたが、関わるわけでもなく、また関わる気もないので問題ないのだろう。

その後は式も問題なく終わり、あらかじめ配られていたクラス分けの紙に沿って移動する。

俺は一組。レベッカもだ。あともう一人の男……織斑一夏も同じ一組。波瀾の予感がする。

教室の黒板には席が書かれている。俺は一番後ろの一番窓際。レベッカは右斜めの席。

織斑は俺の一つ前のようだ。

教室内にはまだ人がまばらだ。

半分も来ていない。

俺たちが席に座ってから五分くらいだろうか?

織斑一夏が教室に入ってきた。その途端、教室内の女子の目が一斉にそちらを向いた。

 

 

「な、なんだ……?」

 

一斉に見られて狼狽えているようだ。無理もない。俺もそうだったし。

少しの間呆けていたが直ぐに意識を取り戻して、教室中を見回した。

織斑と目が合う。

織斑がこっちに一直線に向かってくる。別に変じゃないのだが。

織斑が俺の前までくる。

 

「えっと、俺は織斑一夏。君は……」

「アーク・ストライドだ。よろしく織斑。」

「おお、よろしく。あ、俺の事は一夏って呼んでくれ。たった二人の男なんだ。そういう水臭いのは無しで行こうぜ?」

「ああ、そうだな。これからよろしく頼むな、一夏。俺もアークでいいぞ。」

「おう!よろしくな。アーク!」

 

中々に良いやつだった。仲良くやっていけそうで安心した。

ああっと、忘れていた。

 

「一夏。こいつはレベッカ・アルバート。見ての通り頭が軽い奴だが仲良くしてやってくれ。」

「そんなバカじゃないし!あ、一夏だっけ?ともかくもよろしくね!」

「ああ!よろしくな。アルバートさん。」

「私の事はレベッカって呼んで。ラストネームは嫌いなの。」

「そっか。それは済まなかった。改めてよろしく。レベッカ。」

 

一夏とレベッカが握手をする。

 

「アークも。ほら。」

「ああ。そうだな」

 

俺も一夏と握手をする。一夏の手は以外とごつく、マメが潰れた跡もあった。

何らかのスポーツをやっていたのだろう。そうじゃなきゃこんなマメは出来ない。それもかなり熱心に取り組んでいるのが分かる。

 

「一夏ってなんかスポーツやってたか?」

「おっ。分かる物なのか?確かに俺は剣道をやってるよ。一応全国優勝してるんだぜ!」

「それは凄いな!俺は剣道を観たことがないんだがどんなものなんだ?」

「そうだな……。言うより見せた方が早そうだ。今度どっかでやろう。」

「それ私も見てみたい!今度見せてよ!」

「おう!いいぜ。」

 

今度一夏が剣道とやらを見せてくれるようだ。日本の武道の一つだったか。楽しみだ。

その後も他愛もない話しを続けていた俺たちを睨む二つの視線には気づかなかった。

 

 

 

 

 

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