ーティファニアー
嬉しい、嬉しい、嬉しい。漸く会えた。私を只の女の子だと見てくれる人。
1人のティファニアとして認めてくれる人。
お父さんやお母さんと一緒に暮らしていた時も隠れていたとはいえ、使用人さん達は目を合わせてはくれなかった。
姉さんに対しても何処かでお父さんの娘だから相手をしてくれているのでは?何て思った事もあった。
気がつくとリオンに抱き付いていた。この人と一緒に居たい。あの時の確信は更に膨らみこの人は私を絶対に裏切らない。そんなに迄大きくなってしまった。
リオンの胸にしがみつき、リオンの体温を感じる。何て温かいのだろう。
リオンの胸にしがみつき、リオンの鼓動を感じる。何て優しい音だろう。
優しい音と温かさに包まれた私は眠くなってきた。 此処は山の中だ。
でも大丈夫。私は確信している。私にとって一番安全な場所はこの人の側以外にはない。
ーリオンー
マチルダから感じる命の危険も私にしがみついて眠ってしまったテファのお陰か、今の所はお咎めなしの様だ。
「君も休んでおけ、見張りは私がしておこう。」
「そうだね、お言葉に甘える前に確認しておきます。貴方は私達の味方なんだですね?」
「あぁ。」
首肯し、安心させる様に微笑んだが禍々しいオーラは引っ込まない。
どないせーっちゅうねん。
「聞きたい事は明日にします。では見張りをよろしく。」
言った後直ぐに寝息が聞こえて来た。簡単に信じ過ぎでは無いか?
まぁ、良い。変に互いに疑いあってギスギスするよりか、マシだな。
ーマチルダー
テファがリオンにしがみついたまま眠ってしまったのを見て何だか妙に力が溢れてくるが、テファを起こす訳には行かずモヤモヤする。
リオンから休んでおく様に言われ確認の言葉を投げかけた後私は横になる。
リオンがぼそりと「簡単に信じ過ぎでは無いか?」などと言ったが、そんな言葉が出る時点で信用度はプラスになるのよ。
ーリオンー
二人が眠っている内に話す内容をシュミレートして置かなきゃならんが、ほぼ出たとこ勝負になるのは間違いない。だが夜にしか解らない月だけは確認しておこう。
赤い月と青い月の二つ。アニメ通りだな。ボロは出したくない。
さて、自分を中心に結界魔法を使い進入が有れば直ぐに解るようにする。
焚き火の方は魔力の調整により朝まで持つだろう。正直直ぐにも魔法の事は聞かれると思ったが、安全第一で行くならば後回しにするか。
テファ指輪を返してくれるよな?渡した瞬間、スゲェ喰い入る様に観てたが。
マチルダの心情が書けない。