「初めましてじゃな」
「はっ?えっ?何?って、うおオゥ。」
私はいきなり見知らぬおじいちゃんが目の前に現れ、声をかけられて尻餅をつき、驚きを隠せないまま後退りを行う。この状況ヤバい?何て思いながら周囲の確認を行う事が出来る自分は冷静なのか、相手が年寄りだと無意識的に侮っていたのかわからん。
だが周囲を見渡すと真っ白な空間だ。アニメ「ドラゴン◯ール」の精神と時の部屋を思いだす。…年がバレるな。ってかこの状況はもしかして…?
「驚かしてすまんな、お主の願いが少し気になり話を聞きにきたのじゃ。」
「私の願いですか?どれでしょうかね。沢山有りますから。」
向こうの話次第でこの先の人生が完全に変わってしまう。神様と思しきこのおじいちゃんの言葉を聞き逃してはいけない。
「お主、ある少女を救いたいと願っていたのぅ。その願いが叶うならば人生を捨てても良いと思っておるのは間違いないか?」
「はい。前提条件があり、私が欲しい力を下さるならばこの人生犠牲にしても構いません。」
「フム、お主の人生はそれなりには充実しとるぞ?誰しもが願い道理の幸福な人生ではないが、人間は少し幸せを得れば生きていける。しかもその世界に行けばこちらの世界にあった娯楽は全くない。それでもかな?」
「はい、構いません。」
「即答か、良かろう。お主の願いを儂が叶えよう。ドラゴンボー◯と違い一つとは言わんがそれなりの数は叶えてやるぞ」
さすが神様、私の考え読んだのかな?一つという所で年がバレる。
「願い事を申しても構いませんか?其れとも私の考え読んでいらっしゃるなら申さなくても大丈夫ですか?」
「いや、きちんと言葉にせよ。お主の考えと儂の考えが少しでも違えばそれは願いを叶えたとは言わん」
考え読める事否定しないね。
「では、まず私の外見からDNAまでグローランサーⅥの主人公『メークリッヒ』にして欲しい、行く世界はもちろんゼロの使い魔で。」
あの声優がヒロインならこの外見しか私は知らない。
「年齢は16まで巻き戻しをお願いしたい。想像通りの魔法が使える様にして欲しい。私は戦士ではなく、魔法使いとして転生したいのです。ですから魔力は多目にして貰いたい。後はカトレアに会う事を考慮すれば自分の考えてる事を見抜かれる情報のONとOFFが出来る様にして欲しいです。」
「ん?カトレアに?まぁ良かろう。他にはあるかな?」
「いくつかアイテムやもう少し肉体改造をしたいし、世界の状態を多少いじりたいが、その前に魔法の練習をしたいのです。その為転生前に時間を下さい。」
「解った、1日やるから好きにせよ。解っておるじゃろうがお主のは想像魔法じゃ、決して物質を生み出すことは出来ないぞい。ま、じゃからアイテムが欲しいと言うたんじゃろうがの。」
「はい、理解しております」
後一話プロローグが入ります。