アカメが斬る!~罪人の正義~   作:祇園

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私の戦闘力は53万ですよ(嘘)

「さてさて『百人斬りのブラート』は戦闘不能。あとは貴方達二人」

 

ハバキはナイフを取りだして獲物であるタツミとイオリを品定めするように見る

 

「テメェ!」

 

タツミはブラートの仇を取ろうと剣を抜き、ハバキに斬りかかった

 

だが、タツミの剣はハバキを捉えることは出来ず、逆に蹴りを顎に食らった

 

「青いですねぇ。そういう奴が真っ先に死ぬんですよ。まぁ、そうでなくても死んでもらうんですけどね」

 

「お前がな!」

 

イオリはハバキの死角から斬りかかったが、ハバキはナイフでいとも簡単にイオリの斬撃を受けきった

 

「さすがムサシの息子。いい太刀筋ですが経験が足りませんね」

 

「まだだ!」

 

イオリは剣を振る

 

だが、ハバキは全てを受けきりイオリに手傷を負わせる

 

「致命傷だけは避けているようですね」

 

「くそ……『アマテラス』!!」

 

イオリはアマテラスを纏い、再度ハバキに攻撃を仕掛ける

 

ナイフはアマテラスによって防がれるため、ハバキが不利な状況になる

 

「やはり、鎧型の帝具は厄介ですね……仕方ありません」

 

ハバキはイオリとの間合いを潰すとアマテラスに向けて拳を放った

 

イオリはアマテラスを纏っているため平気だと思い、そのままハバキに剣を振り下ろすが拳がアマテラスに当たった瞬間、強い衝撃がイオリを襲った

 

ハバキが拳を振り抜くとイオリは竜船の壁に吹き飛ばされ、アマテラスは解除された

 

「くそ……アマテラスが解除されるなんて……」

 

「元インペリアルガードのジンから教わった川神流『無双正拳突き』という技です。まぁ、本人に比べたら威力は多少弱いですが使い物にはなりますがね」

 

ハバキはタツミとイオリの息の根を止めようとナイフを取り出すが、黒装束に身を包んだ男によって阻まれた

 

「誰ですか、貴方は?」

 

「ドーモ、ハジメマシテ。オールベルグの『影』です」

 

「オールベルグ……まだ、壊滅していなかったんですか」

 

「私達を甘く見るな。そして、ナイトレイドもな」

 

影はハバキの視界から一瞬にして消えた

 

だが、ハバキも元インペリアルガード

 

影の攻撃の気配を察知し、回避しようとする

 

だが、察知したところで回避出来なければ意味がない

 

「川神流『無双正拳突き』」

 

影が放ったのはハバキと同じ無双正拳突き

 

だが、ハバキの無双正拳突きとは速さ、威力共にケタが違う

 

「テメェ……まさか!?」

 

「残念だが、私は貴様が思っているような者ではない!」

 

影は無双正拳突きを振り抜き、ハバキを大運河へぶっと飛ばした

 

「うっ……」

 

タツミが目を覚ますと全てが終わっていた

 

立っているのは影のみ

 

イオリは意識はあるがボロボロになって壁にもたれ掛かるように座っていた

 

「あんた、一体……」

 

「ドーモ、ハジメマシテ。オールベルグの『影』です」

 

「は、初めまして。タツミです……って、どうして挨拶!?」

 

「マスタージンから挨拶は大事なものだと教わったからだ。それより、ここから去るぞ」

 

「でも……」

 

タツミはブラートを見る

 

ナイトレイドに入ってからずっと世話になり、自分を鍛え、三獣士との死闘を潜り抜いた仲

 

短いながらも強い絆で結ばれた二人であるからこそ、タツミはブラートを忘れることが出来なかった

 

「何を思っているか分からぬが、ブラートならまだ息がある」

 

「ほ、本当か!?」

 

「だからこそ急ぐのだ。帝具とナイトレイドの回収が私がボスから受けた任務だ」

 

影は三獣士の帝具を回収するとブラートを背負い、タツミとイオリを担いだ

 

「何故、俺まで?」

 

イオリは影に問いかけるが影は答えなかった

 

「喋ると舌を噛むぞ」

 

影は竜船から飛び降り、大運河を沈むことなく駆け抜けた

 

そして、そのままスラム街のとある医者の元へ

 

その医者の名はジン

 

元インペリアルガードである

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