Angel Beats! ~木村…いや、関根しおん物語~ 作: ふーみん
そして音無の日向√ってなんだー!
「木村君、どうかしら?」
「旨いです。後仲村が作ったやつに味が似てます」
「あら~、そ~お?」
「ニヤニヤしながらこっち見ないで、お母さん」
「いつもみたいにママでいいのよ?」
「うるさい!」
今、わたくしは仲村家で晩飯をご馳走になっております。
時を遡ること数分、日も落ちてきてそろそろ帰るか~ということになり、帰り支度をしていると、
「晩ご飯食べていかない?」
ゆりの母さんから食事の誘いがきた。さくらもあやめも断ったので俺だけというのも変だと思い、同じように断ろうとすると
「木村君は強制ね」
と言われた。ゆりから俺がいつもパンしか食っていないと聞いていたようだ。
そんなわけで俺は仲村家で食事をとることとなった。
現在に戻る。
「なあ、仲村」
「どっち?」
「そりゃあ娘のほうです…なんか面白がってません?」
楽しそうにニヤニヤしなさって……この母ちゃん、やり手だ。
「で、なに?」
「いや一緒に飯食ってよかったのかと思って」
「別に気にしないわよ」
「むしろ嬉しいわよね~」
「うるさい!ごちそうさま!」
ゆりは食器を洗い場に置くとどすんどすんと足音が鳴っているかのように歩きながら自分の部屋に向かった。
「いいんですか、あれ」
「いいのよ。それより君、私のこと覚えてない?」
「覚えてない?って俺あなたに会ったことあるんですか?」
「その反応じゃ覚えてないわね。ま、しょうがないか」
「??」
「ああ、気にしないで。いつか思い出せると思うし。それより君、バイトしてみない?」
「バイト?」
「そ。あなたの家庭事情は聞いたわ。良いとこ紹介してあげるわよ?」
「でも、俺まだ中二ですよ」
「大丈夫。ちゃんと中学生でもできるやつ探してあげるし…それにバイト、してみたいでしょ?」
「……はい」
「うん。じゃあ次に会ったときにでも紹介できるようにしておくわね」
「よろしくおねがいします」
「…さて、じゃあこっからはお楽しみといきますか」
「お楽しみ?」
「そ。ねえ、ゆりのこと名前で呼んでみない?」
「…いや俺も呼びたいんですけどあいつ俺に苗字ですら呼ばれるの嫌みたいで。前に苗字で呼んだら嫌な顔してたし」
「それ逆よ。名前で呼んだほしいのよ。たぶん南條さんや北川君のことは下で呼んでるのに自分だけ苗字呼びしてくるから不機嫌になっただけよ」
「そーいうもんですか」
「そーいうもんです。後あの子自分の名前好きだし」
このあとゆりの話で盛り上がった。どうやら最近ゆりは大人っぽい下着を買っているらしい。なんとか見れんかな。
「そろそろ良い時間ですし帰ります」
「ええ。またきてね」
「はい」
玄関のほうに歩いていくとゆりがいた。見送りにきてくれたようだ。
「…ママに変なこと聞いてないでしょうね」
「お、もうママ呼びでいいのか」
「ああん?」
「そんな睨むなよ。お前の話以外はとくに聞いてないぞ」
「そこが一番心配なんだよ!あたしの話って何を聞いた!?」
「後でお前の母ちゃんに聞いとけ。じゃ、また学校でな、ゆり」
「ちょっと!話は終わってな…い…。今ゆりって呼ばなかった!?ねえ!」
「お邪魔しました~」
「待ちなさいよ!」
俺はゆりに耳元でワーワー言われていたのでゆりの母さんのこの言葉を聞き逃した。
「しおん君のことは任せなさい、関根さん」
仲村家と関根家の間に一体何があったのか俺はまだ知らない。
主人公がキャラ変してないか心配。
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