Angel Beats! ~木村…いや、関根しおん物語~   作: ふーみん

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ABOWで男性ボイスでてきたけどSSRないっていうねw

ゆりっぺがでてきてから恋愛部分多い希ガス。

もっとギャグいれてはっちゃけたい!

つーか中学生編未だに一日しか経ってない。

いつか感想メールでゆりっぺ可愛い!とかもらいたいから頑張ります。あれ、これ後書きに書いたほうがよかった?


Ep6 Bento

「ふぅ」

 

 今は数学の授業中。先生の声をBGMにしながら俺は一つ息をはいた。

 

 昨日は劇的な1日だった。クラスで騒いだのは初めてだしまさかそこまで仲良くなってないのに告白されるとは……いや、中にはまったく知らないやつからされるとも聞くしそこまで珍しくないか?

 

「じゃあ次の問題を……出席番号11番の人~」

 

「あ、はい」

 

「ひ、ひぃ!木村君!」

 

 そんなびびられると傷つくんだけど。

 

 え~っと次の問題の答えは……

 

「24です」

 

「えー、せ、正解です」

 

 ちょうどそこでチャイムが鳴り、授業は終了となった。昼休みだ。そして昨日と同じように南條と北川が弁当片手にやってきた。

 

「ドンマイやったな」

 

「まあいつものことさ。いつも傷つくけど」

 

「はは。まあ飯でも食って忘れようぜ、しおん」

 

「…ふぅ。急に馴れ馴れしく下の名で呼ぶな、あやめ」

 

「なんだよやっぱ乗り良いな、お前!」

 

「肩組んでくるんじゃねーよ!暑苦しい!」

 

「私も混ぜてーな、しおん君!」

 

「あ~、もう!さくらまでやめろ!」

 

「…木村君」

 

 二人に肩を組まれながら後ろを向くと手に二つの包みを持って少し赤い顔をしたなんか怒ってるゆりがいた。

 

 昨日のことを思いだし、思わず目をそらしてしまう。

 

「こっちを見なさい」

 

「……」

 

 しぶしぶとそらした目を真っ直ぐ向けると未だに怒った顔が見えた。

 

「なにそんな怒ってんだ?」

 

「昨日の約束…」

 

「もちろん覚えてるぜ……ああ。そういうことね」

 

 皆のいるところで弁当食べられるのが恥ずいんだな。

 

 俺はさくらとあやめの腕をほどいて立ち上がった。

 

「悪い。先約があった」

 

「「…」」

 

 二人は数秒見つめあうとうなづきあい、こちらを向いた。な、なんかニヤリとしてて気持ち悪いぞ。

 

「ああ。行ってこい」

 

「今日は楽しんでき~」

 

 楽しんでき~?

 

 疑問を抱きながらもちんたらしてたら食う時間がなくなるのでそうそうに疑問を脳から排除した。

 

「仲村、行こうぜ」

 

「……」

 

「どうした?」

 

「別に!さ、行きましょ」

 

「…おう」

 

 ゆりが何考えてるのかわからないかまま俺はゆりに続いた。

 

 

 

 

 ゆりについていって着いた場所は屋上だった。

 

 柵の手前にある段差に並んで腰をおろすと、ゆりが手に持っていた包みの一つをこちらに向けてきた。

 

「ん」

 

「Thank-you」

 

「なんでそんなネイティブな発音なのよ」

 

「気にすんな」

 

 つっこみを入れてくれるゆりの顔はいつも通りだった。どうやらもう怒ってないらしい。いや、昨日1日でも大分怒ってたからそっちのほうがデフォか?怒らしたの主に俺な気がするけど。

 

 包みを開くと思っていたより大きめの弁当箱が目に入ってきた。

 

 ふたを開けると中には卵焼きやウインナーなどお弁当の定番といえるおかずがおいしそうに綺麗に並べられていた。

 

 二段弁当だったのでおかずの部分を上げると中にはごはんの上に海苔が乗っているというシンプルなのが入っていた。

 

 もしかしていつもパンだから弁当なんて食うの久しぶりだろうと思って気を使って弁当といえばこれ!みたいな中身にしてきてくれたのか?

 

 ちらりとゆりを見ると自分の弁当は包みすら開けず俺のほうばかり見ている。

 

「……」

 

 胸にこみあげてくる喜びに心踊らせながら卵焼きを箸でつかんで口に持っていきパクリと食べる。

 

「モグモグゴクリンコ」

 

「何その食べ方…で、どう?」

 

「…うん。旨いよ」

 

「!!…ほ、ホントに?」

 

 てっきり「そうでしょ、そうでしょ!」とか言うかと思ったけど意外と不安だったようだ。次このハンバーグ食お。

 

「ホントにホント。お、これも旨い。てかいつも自分で作ってないの?」

 

「そりゃあ作ってるけど…」

 

「けど?」

 

「あ、あなたに食ってもらうとなると緊張するわよ!」

 

 早口に言いながらそっぽを向くゆりは耳まで真っ赤に見えた。

 

 恋は人を変えるとはよく言ったものである。昔のあいつ思い出せないけど。

 

「お前も早く食べないと休み時間終わるぞ」

 

「わかってるわよ!」

 

 その後は特にしゃべらず、互いに黙々と弁当を食べた。

 

 

 

「ふぅ。ご馳走様でした」

 

「結構たくさん入れたつもりなんだけど食べきれたのね」

 

「つっても腹パンパンだぜ。今走ったら確実に吐くわ」

 

「そんな無理して食べなくてもよかったのよ?あたしの勝ちになってたわけだし」

 

 あ、その勝負なくなってなかったんだ。

 

「ねえ、明日からまたパン食べるの?」

 

「ん?そうだな。金銭的問題を考えたらまたあの105円パンかな」

 

「あれ105円だったんだ」

 

「朝昼晩で315円だ」

 

「晩ご飯もあのパンなの!?」

 

 ずいっと寄ってくるゆり。近い近い!!けど心なしか良い匂いが……

 

「ちょっと聞いてるの!?」

 

「うえっ?」

 

 おっといかん。

 

「聞いてる聞いてる。いや一日315円でも1ヶ月で9450円だぜ。これ以上使うのはちょっとな」

 

「ちょ、ちょっと待って!あなたどういう生活して……木村君、ここの生まれ?」

 

「何その唐突質問。答えはNoだけど」

 

「……あなた、家族と…いえ、やめておくわ」

 

 ……こいつは本当に昔の俺を知っているんだ。だからあんな質問をして今の質問をやめたんだ。

 

「…俺がお前のことを思い出せた時にもう一度質問してくれ」

 

「わかったわ」

 

 ゆりは弁当箱を俺から受けとると立ち上がった。俺も続いて立ち上がり教室に戻っていった。

 

「ま、そんなことはさておき、あなた朝昼晩あんなパン1つじゃ体に悪いわよ」

 

「といわれても金が足りないし」

 

「だったらまた明日も作ってきてあげてもいいわよ」

 

 ふふん、と鼻をならすゆりは何か企んでそうな気がしたが気にしないことにした。

 

「じゃ、頼むわ。仲村」

 

「……」

 

「ん?どうした」

 

「なんでもない!」

 

 ……なんで急に怒りだしたんだ?




……なんもいえねえ。主人公つらすぎだろ、生活。

ゆりっぺは普通の料理とか上手そうな気がしたからそうしました。

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