前回の書き方が酷かったから下がるかなーと思ったら上がってた。吃驚したよ…。
今回書き方が変わっていますが、次回から元に戻ります。
~大鳳サイド~
「さて、村上少将の言うとおりの人物か、調査しますかね…」
私、大鳳は今、吉川少将の鎮守府に着任しています。ですが私は正直な話、ここの提督を信用していません。
理由、というより根拠は無いけど、気に入らないのです。
村上少将は、彼のことを高く評価し、私たち艦娘を大事にすると言っていましたが、本当にいるとは思ってません。本当にいるのなら、何故…何故、今頃になってそんな人がいる鎮守府に配属させたのか。もっと早ければ大和さんは、あんな…あんなことには、ならなかったのに…。
ですが、懇意にしてくれた村上少将の信頼している人物。もし、もし本当に、そのような人物だったら、大和さんを復活させることが出来るかもしれない…。
それを見極めるために、先ずは彼と仲の良い艦娘を探し、調査しないといけない。そう思って最初に秘書艦回数の多い加賀と話していたのですが…
「提督のことを知りたい?」
「ええ、私は新参者ですので、できれば提督のことを知っておきたいのです」
「ふむ…」
何か怪しいと思ったのか、加賀は少し考えていましたが、
「まあ、いいでしょう。別にやましい事はしてないですし、知ることは大事ですしね」
「ありがとうございます」
「…あと、敬語はいらないわ」
その後、提督のことを調べたが…弱点や弱みといったものが少なかった。あってもどっちかというと惚気のようなものばかりであった。
これでは話にならないと判断し、ここの最古の艦娘を聞き出した。
「電なのです!よろしくなのです!」
「大鳳よ、よろしく」
提督の最初の艦娘、電。
ここの鎮守府では、一番の先輩なのだが、電自身そういうのを嫌うのか、先輩後輩関係なく接してほしいという人物であった。
「でも、提督のことを知りたいなんて…ちょっと驚きなのです」
「ええ、やはり背中を任せるに値するかどうか、人柄を知っておいたほうがいいので」
「…本当なのですか?」
「ええ」
「…その言葉、信じるのです」
その後は提督のことを調べたが、気になる話が出てきた。
「え…、提督は虐められっ子だったんですか?」
「なのです。といっても、小学生卒業までで、中学からはそんなのが無くなった、という話なのです」
「あの提督が…」
以外な話であった。あの提督が虐められる光景が浮かばないのだ。
「気になるのなら、提督に聞くといいのです」
「しかし、話すのでしょうか?」
「今では笑い飛ばす程度に収まっているのです。別に問題ないのです」
「…わかりました。提督に聞いてみます」
「頑張るのです~」
真偽を確かめるために、私は提督の元へ向かった。
~大鳳サイド OUT~
~提督サイド~
「で、俺んとこに来た、と」
「すみません、どうも信じられなかったもので」
「いや、別に喋ってもいいんだが…面白くねえぞ」
その後、ポツリポツリと喋った。今では笑い飛ばせるが、感性の強い奴だと泣き出すことがあるからなぁ…。
「俺が小学生低学年の時、両親が事故で死んじまったんだ。その後は叔父が引き取ってくれたんだが、二か月ぐらい引きこもっていたらしくてなぁ」
「らしい?」
「その間の記憶が全くないんだよ。医者曰く、脳が防衛反応したんじゃないかと言われてるがな。
まあ、どうにか両親の死から立ち直ったのはよかったが、子どもというのは残酷だよな、どうして学校に来れなかったのとか、お前いたの?みたいな発言が飛ぶわ飛ぶわ。後者は別に無視すればよかったが、前者は答えることができねえし、その親も何か悪かったんだろうなぁ、次の日から親無し呼ばわりだぜ?仲の良かった友人は言わなかったけどな」
「…………」
「まだ聞くかい?」
「…はい、お願いします」
若干顔色が悪かったが、本人も大丈夫と言ってるみたいだし、引き続き話すことにした。
「そこからはまあ、小学生卒業まで大変だったよ。一番きつかったのは靴箱の中にカマキリの卵があった時だな。しかも最悪なことに孵化していてな、カマキリの子がわんさかと」
「……………」
「まあ、中学校からは無視される程度になったけどな。こんなんはいじめの内に入らん」
「…………………」
「カマキリ付近で顔が蒼くなっているが、大丈夫か?」
「……まだ、大丈夫です」
顔色も悪くなっていたが、まあ一番酷かった小学生時代は過ぎたから、大丈夫だろう。
「中学であったのは、制服の背中をチョークで落書き程度だったし、海軍学校はそんなんしてる暇があったら自分を鍛えなきゃ海軍注入棒でしごかれる。…まあ、海軍学校はばれたらばれたで上官からのありがたい”お仕置き”があっただろうがな」
普通の人なら「十二分に虐めです」と突っ込まれそうな内容だったが、まあ今では笑い飛ばせる話になったなぁ…。あ、やべ。ちょっと涙が…。
「………何故」
「あん?」
「何故、提督はそんなに強いんですか?」
「…強くはないさ。今でも両親が出る夢にうなされるしな」
「でも、貴方はそれでも、前へ進んでいる。虐められても、大切な人が死んでも、それでも前へ進もうとしている」
「………………」
「貴方と大和の差は一体、一体何なんですか?」
---教えてください、提督…!---
悔しさのあまり口から血が流れ、睨みつけるような視線を、俺に送っていた。
「…何故、と言われても…ただただ舐められたままが嫌いだった。まあ、小学生の俺は大人しめだったしな」
「なら…!」
「これは、本人が変わらなければ意味が無いんだ。
誰かが引っ張るんじゃなく、本人が意識して頑張らきゃいけない。
下手に手を出して、悪化するパターンもあるんだ」
「…………」
「---だが、何もできないというわけじゃない」
「…え?」
「信じてやれ。---お前の信じる大和は、こんなところで腐るような奴か?」
「…!」
目から鱗が落ちたような表情をした大鳳。
「…まさか、信じてなかった、訳じゃないよな…?」
「あ、当たり前です!」
「うむ、なら良し」
「なにが良しd---」
ズガァァァンッ!!
「「---!?」」
いきなりの轟音に思わず反射的に懐にある拳銃に手を寄せたが、
「------!」
「------!!」
長門と大和の怒鳴り声が聞こえた。
「チッ!大鳳!」
「は、はい!」
「陸奥と武蔵を呼べ!急げ!」
「了解!」
急いで音の発生源である大和の部屋に向かった。そこに広がっていたのは、
「いつまで腐っている!こんなんでへこたれるのかお前は!?」
「私の、私のことを知らないくせに!今まで何があったか知らないくせに!」
「何だと!?」
喧嘩していた。
ドアは跡形も無くなり、部屋は一部ブスブスと煙を上げて、机は粉々になっていた。
これはヤバいと思ってやめるよう間に入ったが
「「すっこんでろ(て)!!」」
ゴキイッ!!
「ガアアッ!?」
…思いっきりぶっ飛ばされた。しかも壁にめり込むという事態に。
しかも胸を殴られたせいか骨が折れたようだ。息をすると凄まじい痛みが襲う。
失神寸前で陸奥と武蔵が止めに入って、大鳳が俺を見て悲鳴を上げたところで、意識が消える直前にこう思った。
(これ、関係が悪化するじゃねえか…。目が覚めた時どうなっているかなぁ)
そして、そのまま意識がブラックアウトした。
どうも、おはこんばんにちは。お芋侍です。
今回は大鳳回と最後に長門と大和のフラグを回収してみました。
あと、何故こんな書き方になっているかというと、試験的にこんな書き方になっています。不評でしたら前に戻します。…まあ、次回から元に戻すし見てくれる人がいればなんですけどねーHAHAHA。
誤字脱字ございましたら、感想欄にお願いいたします。