提督と艦娘の日常(仮)   作:お芋侍

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どうも、おはこんばんにちは。お芋侍です。
投稿遅れて申し訳ないです。言い訳しますと

デ ー タ が 全 部 吹 っ 飛 び ま し た 。

USBに入れたはずのブツがいつ間にか無くなっているのだから驚きましたよ…。


16 ⑥

さあて、酒飲みパーティーだー!!」

「「イエーイ!」」

「…こうなったんですか」

「さあな。まあ、酒が飲めるのならいいんじゃないか?」

 

 ある日の夜のこと、夜の食堂に酒飲みパーティーが行われていた。といっても、他の艦娘達との交流を目的としている。今回は武蔵や大鳳、イタリアが参加してなかった為、急遽やることになったのだ。酒が入ると、何故か仲良くなることが多いここの鎮守府ならではのパーティーである。

 といっても、提督自身酒は飲めるがあまり酒は飲まない為、飲兵衛の隼鷹•千歳が酒の準備、霧島•翔鳳•瑞鳳が酒のツマミ&おかずを作り、提督とお手伝い志願者の艦娘がパーティー会場の飾り付けをする、といった感じである。

 無論、駆逐艦及び軽巡組は参加不可である。未成年が飲んだらいけないのです。

 

「ヒャッハー!二人ともー!酒飲んでるー!?」

「…ハイテンションですね」

「イタリアは?」

「向こうでワインラッパ飲みしてるよーい」

「「何ですと!?」」

 

 見てみると、顔を真っ赤にしてワインをラッパ飲みしているイタリアがいた。しかもかなり飛ばしている。

 

「止めましょうよ!?」

「いやー、中々いい飲みっぷりだったし、イタリア、結構飲兵衛って聞いてたからねえ」

「…見ると足下とか全くブレてないな。ワイン、結構アルコール度数高いはずなんだが」

「まあ、ザルなんじゃないの?アタシもなんだけどね!」

「お前はザルを通り越して枠だろ…」

「あ、提督」

「何だ、そんなに飲んでないのか」

 

 今提督が持っているのはウーロン茶と焼き鳥である。

 

「そりゃあ、そんなに酒ガバガバ飲まんしな」

「なるほど」

「ならアタシがお酌しましょうかねぇ?」

「お前が次いだらコップからこぼれるからいいわ」

 

 そうだべっていると、千歳がやって来た。

 

「提督、飲んで…せんね」

「いや、そんなに酒飲まんし、下手に飲み過ぎて醜態晒したらイカンだろ」

「あら、私は気にしませんよ?」

「俺が気にするんだよ…」

 

 嫌な記憶でも思い出したのか、凄い遠い目になっていた。

 

「まあそんなことより、随分と酒を解放したな。これ、全部隼鷹と千歳の酒だろ?」

「あーそれ?いやー最近酒が安く手に入ってなー」

「それで、今回特別に酒を解放したんです」

「それでも凄いだろ。山崎とか入ってたぞ」

 

 ※日本のウィスキーで最高12万以上する酒です。

 

「二人で飲むより大人数で飲んだ方が美味しいさね。というか提督、その焼き鳥どこにあった?」

「霧島が作っていたから探したら食えるんじゃね?」

「よし、ちょっくら取ってくるわ。千歳、ごめんけど」

「分かっているわ。お酒のキープはしておくわ」

「サンキュ、んじゃなー」

 

 そう言うと、隼鷹はそこから離れていった。

 

「…元気な方ですね」

「あれは元気といっていいのか…。まあ、酒さえ無ければいいやつだけどな」

「というかまだ酒を飲むのか…」

「あれでもまだまだ飲んでねえぞ。以前樽二個分飲んでたし」

「「化け物!?」」

「あら?私なんて三つですよ?」

「「上がいた!?」」

 

 二人の肝臓の強さに恐怖する二人であった。

 

「しかし、大鳳も武蔵もそんなに飲んでないな。苦手なのか?」

「いえ、苦手じゃないのですが…」

「そもそも酒を飲まなかったせいか、楽しみ方が分からなくてな…。とりあえず、飲み過ぎは拙いことは知っているが」

「うん、その判断は正しいな。その考え本当に大事だぞ」

「凄い必死ですね」

「うん、一回酔っぱらいの世話をしたことがあってな?そいつ、俺の服にやらかしやがってな…」

「……同情します」

「というか…提督、割と苦労人なのだな」

「まあ、楽しいし良いんだけどな。こんな世界、楽しむように人生を謳歌しなきゃ損というもんだ」

 

 笑顔を浮かべながら、そんなことを言っていると、

 

「イタリアが樽一個飲み干したぞー!?」

「隼鷹も参加しようとしないで!むしろ止める側でしょ!?」

「負けられないからさ!」

「そんなところで負けず嫌い発揮しないでよおおおおおお!!」

 

 …………………。

 

「誰か水持ってきて!どうせ酒と水の区別なんかつかないわ!」

「「酒持ってこーい!!」」

『誰がやるかあッ!!』

「てかどんだけ呑んでるんや!?アンタはええんかもやけど、イタリアはアカンて!」

「まはまは飲めるのれすよ~!」

「もう舌がまわってないやないかい!?」

「あはは~体が熱くなってきました~」

「うわああああ!?だ、誰か止めさせてー!?」

 

 ………………………。

 

「…………」

「……止めないのですか?」

「…あんなところで止めに入ったらやばいだろ」

「本音は?」

「間に入ったら金剛らに吹っ飛ばされる」

 

 尚、榛名がO☆HA☆NA☆SHIで静かにさせました。

 

 

 

 

 

 

「」ZZZ

「寝ているな」

「そのようだな。大鳳もそんなに飲んでなかったようだが…疲れていたのか」

「あのー、提督?そろそろ許してほしいなーって」

「却下」

「酷い!?武蔵、君はアタシの味方だよね!?」

「もう少しそうした方が良いんじゃないか?」

「味方がいない!?」

 

 やらかした酔っぱらいの戯言を無視しつつ、寝ている大鳳を武蔵に任せ、さっさと部屋の片づけを行った。幸いにもやらかした様子はなく、皿も殆ど無くなっていた為、掃除も非常に早く終わった。

 解放コールを言う隼鷹を無視し、提督室に向かい、棚の中からごそごそと何かを引っ張り出した。

 その中身は―――山盛りの月見餅&カップサイズのお酒であった。

 

「こんなサイズのお酒があるんだな…。まあ、あんま酒飲まない俺とかはちょうど良いサイズだが」

「…やれやれ、こんなところで何をやっているんだ?」

「武蔵か。大鳳はどうした?」

「同室の娘に任せたよ。…私もいいか?」

「酒が無いがいいか?」

「構わんよ」

 

 そういい、提督室から月を肴…というより、月を見ながら餅を食べていた。

 

「月を見ながら餅を食べるのもいいものだな」

「本来は酒なのだがな。しかし、そんな安い酒でいいのか?」

「?何か拙いのか?」

「…いや、分からないのならいい」

「?」

 

 ※安物のお酒は弱い人だと悪酔いします。気を付けてね。(ただし未成年、テメーはだめだ)

 

「しかし…」

「あん?」

「…提督の鎮守府は騒がしいな。ここに着任してから静かな時があまり無いぞ」

「そりゃここ前線だし…」

「前線の割には戦闘が少ないがな。そして何より―――」

 

 武蔵は月を見ながらこう言った。

 

「皆、よく笑うんだよ。それも、心からのな」

「よく笑う、か」

「私が着任した鎮守府は、笑うことがあまり無かったしな。横須賀や舞鶴でも心から笑う艦娘もいない」

「……………」

「私達や大和が経験したのは、割とよくあることなのだ。人間の欲望の捌け口にされることがな」

 

 艦娘達は美少女といっても過言ではない。中にはケッコン(ガチ)する程の人もいる。しかし、己の醜い欲望をぶちまける人もいるのも確かなのだ。

 

「でもここはよく笑う。楽しく、前を向いて、あらゆる強敵を排除する強い意志を持ってな」

「…」

「大和は、強い意志というものが無かった。正確にはあるが、強すぎる心は折れやすい。柔軟性のないカチカチのものは一定の力を入れると突然へし折れるようにな」

「自分の強さが唯一絶対の信念だった、ということか?」

「まあ、多分な。私もそうだったしな。伊勢の攻撃にフルボッコされてようやく気付いたが、大和は自分の負けを認めてなかった」

 

 戦艦最強のはずが格下に負けたと思ったらプライドの高い奴なら認めないだろう。自分の敗因は認めがらない。

 真の強さを認めるなら、己の負けを認め、次に戦うときは相手の首を取ったるぐらいの気持ちでなければ強くはならない。

 

「自分の信念を否定され、虐めに遭い、虐待に遭った。心が閉じてしまうのは当然、と思ってしまうのは妹だからかな?」

「…いや、そうは思わんな」

「そうか」

 

 さっきの空気と違ってしんみりとした空気になった。すると、

 

「…提督」

「何だ」

「大和のことを、助けてやってくれないか?」

「…前にも言ったが、本人が進む覚悟をしないとダメだ。覚悟ができたら、全力で助けてやる」

「分かった」

「ま、そもそも俺を信用してくれなきゃ、意味ないがな」

 

 そう言いながら、餅を食べる提督であった。

 

 

 

 

  続  く




お酒は飲みすぎダメ、ゼッタイ。飲酒運転もな!

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