今回は超★カオス回です。……どうしてこうなった。
「うーむ…」
「?どうした?ウンウン唸って」
「ああ、ちょっとな…」
大和が着任して三か月、今ではすっかり鎮守府に馴染んだ大和たち。もう悩みの種が全部無くなったと思っていたと思っていた提督だったが、新たな問題が浮上した。
「最近、ヲ級ファンクラブの行動が目に余るだろう?そのことでな…」
ヲ級ファンクラブとは、簡単に言うとヲ級至上主義の集まりである。具体的にはこんな感じだ。
「あぁ^~ヲ級たんペロペロしたいんじゃぁ^~」
「海軍?安全?そんなことよりヲ級様じゃ!ヲ級様を讃えるんじゃ!」
「ヲ級を攻撃スンナ!海軍はとっととおっ死ね!」
…これだけ聞けばどんな感じの連中か分かるだろう。しかもこんなこと言っておいて非常時は自分たちの安全をちゃんとしろと言う奴もいるのだから頭が痛い。
しかも過激派というのはどの組織にもいるようで、テロリストと手を組んだり、わざと襲われたりと正直「撃ち抜くぞオイクラァ!?」と言いたくなることを起こすのだ。
だからと言ってそのままほっとくと人権団体が文句言ったりするのでいやいや、本当にいやいや救助、ないしは鎮圧しているのだ。大事なことなので二回言いました。
まあ、テロリスト相手なら指揮官以外ジェノサイドしても問題ないのである意味そこだけがマシといえる部分だろう。
「ああ…最近出てくるようなったしな…」
「ああ、もう個人的にはほっときたいがな。流石に軍人である以上、ほっとくわけにもいかないしなぁ」
「榛名が『もうっ本当にっしつっこいです!』と言いながら艤装のビッグハンドを使って船ごとブン投げたと聞いたぞ…」
「あれはなぁ…。『うるせえこの(ピーーッ!)が!』と言ってたしなあ…まあ、キッチリ〆といたが」
「ああうん、榛名よく切れなかったな…」
正確には切れていたが、周りの艦娘が青筋立てていたので逆に冷静になったのだ。因みに鎮守府に連行している間、ガチの殺気を食らいすぎたせいか、ズボンからアンモニア臭がしたそうな。
「だから、この問題をせめて軽くしておきたいんだが…」
「それの解決策が全く分からないんだな…」
武蔵の言葉にうなずく提督。まあ、どうこうできる問題ではないのでしょうがないが。
「まあ、それだけじゃないけどな」
「それ以外に問題があったのか?」
「ああ、まあこれなんだけどな…」
そういうと、A4の紙を三枚引っ張り出してきた。
「なんだそれは?」
「ああ、初めて見るのか。
---ケッコンカッコカリの申請用紙だ」
ガタっ!
バタンっ!
…あちこちから物音が聞こえた。どうやらバカが釣れまくったようである。
「ほう…これがそうか。ほうほうほう…」
「興味深く見ているなぁ…」
「で、誰に出すつもりだ」
「いやいや、ここでは言わんよ。…壁に耳あり障子に目あり、だ。なあ?」
気のせいか、気まずい空気が流れたが提督はニヤニヤ笑っていた。若干Sに目覚めかけている提督である。
「まあ、どのタイミングで渡そうか悩んでいるだけだから、あまり気にしなくていい」
「………」
「…なんだ」
「いや、…無自覚で落としてそうだなぁ、と」
「…何をとは言わんが、一応これでも大切にするぞ?色々と」
「ああ、まあ、うん…それは分かっているんだが…あ」
「あ?」
「…後ろを見てみろ」
後ろを見てみると、青葉がハンディカム片手に外でこちらを撮っていた。…気のせいか、テヘぺロな顔をしているように見える。
因みに、提督室は二階にある。…どうやら片手でよじ登ってそのまま片手で録画していたらしい。
「…………」
提督が無言で窓を開け、青葉を片手で持ち上げ、こう言った。
「危ねえことしてんじゃねえ!!大怪我するだろうが!アホか貴様!」
ガチの怒声が聞こえ、思わずビクゥッ!と首をすくめる青葉であった。
「……一応言い訳を聞いておくぞ」
「あ、あはは…ちょっと特ダネの匂いが」
「そんなもんここで俺がしゃべると思ったのか?」
「うっ」
「第一、これが原因で大怪我したらどうすんだ?俺が何も思わないと思ったの?」
「ぐふっ!?」
「…言い訳まだあるか?」
「ごめんなさいほんともう反省しているのでいやほんとごめんなさい」
「…ったく」
やれやれとした後、あとで反省文五枚書くように言い、青葉を解放した。
「提督もあんな声も出るのだな?」
「海軍でも提督自ら出張らなきゃいけないこともあるしな。声が大きくないと困ることも多いし。やれやれ、問題は全く解決してないのがなぁ…
「時間が解決してくれることもある。それよりお前はそれだけを考えたらどうだ?」
武蔵は机の上にある書類三枚を見て言った。
「ああ、そうだな(ビーッビーッビーッ!!)………」
「…今度は敵でも来たのか?」
そう言っていると、大淀が提督室に入ってきた。
「…今度は何だ」
「ヲ級ファンクラブのメンバーが重火器を持って銀行を占領しています」
「よっしゃ全員ジェノサイドな」
「落ち着きなさい。続きますよ?
どうやら同時にやったようで、あちこちの銀行、学校が占領されています。陸軍が対処しているようですが、どうやら全部を抑えようとすると三日ぐらいかかるそうです。
なので、陸軍が海軍にも応援要請を出したようです」
「敵の武装は?」
武蔵の質問に大淀はこう続けた。
「陸軍からぱくったパワードスーツ二つに突撃銃がテロリスト全員に配られたようですね。今回は弾薬等は陸軍が負担してくれるようですよ?」
「…今回は俺も出る」
「分かりましたが…大丈夫ですか?」
「ちょっとストレス解消にな…因みに指揮官らしい奴はひっ捕らえればいいのか?」
「はい、今回もそうなっているようです」
「よし、重巡達にロ式弾を持ってくるように言っておけ」
そういうと、提督は提督室から出て行った。
「…何があったの?」
「色々な」
「さて、あそこが占領された銀行か…」
提督は明石が運転しているトラックに乗って銀行の前の通りに乗ってきた。
「さて、装備を装着しようか」
「あ、大丈夫ですか?結構改造しているので」
「大丈夫だ、この程度なら問題はなし、と」
そういうと、パワードスーツを着込んだ提督が動作チェックをしていた。
因みにどんなパワードスーツかというと、COD:Advanced Warfareに出てくるアサルトである。工学迷彩付の、が付くが。
テロリストが付け入るのはフルプレートアーマーに電子機器を突っ込んでみた感じの奴になっている。
「よし、テルミットにRPG、アサルトアイフルにブレード装備っと…」
「…いつも思うのだけど、なんでそんな装備で制圧できるのですか…」
「訓練」
「シモ・ヘイヘですか貴方は」
そう言って、提督は光学迷彩を起動、そのまま銀行の横の建物に上り、天井から侵入した。
結果から言おう。圧勝である。
パワードスーツ二体は出会いがしらにテルミットを投げつけ装甲を溶かした後、RPGで後ろに倒し、そのまま操縦者が焼け付くのを待って勝利。尚、周辺は肉の焦げた匂いがした模様。
引き続き歩兵は隠れながら背後に回って首をへし折ったり、死体から手榴弾を盗ってテロリストに投げ込んだり、人質たちのいる部屋をマスターキー(蹴り)で開けたりと日頃の鬱憤を晴らすかのごとく、暴れまわっていた。
「オラオラァ!銀行なんぞ襲ってんじゃねえよ屑どもォ!」
「ちょ、こっちには人質がいr」バム!
「うわあああ!?あいつ手榴弾を俺たちの仲間の体で手榴弾を覆ってふせぎやがった!?」
「ハッハッハー!死にたい奴から前に出ろやオラァァァ!毎度毎度面倒おこしやがってぇぇぇ!お前ら全員ブタ箱じゃああああ!!」
「分かったから、投降するからこっちにRPGをこっち向けんn」ドゴーン!
「HAHAHA!GO TO HEEEEEEEEELLLLL!!」
「だ、誰か助けてくれー!?」
…比喩表現なしの死屍累々となったのは言うまでもなしである。しかし提督もただ暴れていたわけでもないらしく、ちゃんと施設の被害は最小限に抑え、お金にも被害は無かった。指揮官も捕まえていたが、もう心がへし折れかけていたようで、提督を見た瞬間、ズボンのシミが広がったそうな。
そんなこんなで彼らは提督のストレス発散の犠牲になったのであった。
尚、陸軍の陸戦隊はこの手の戦いはガチ最強(この部分超重要)である。…今でいう海兵隊なのだが、その海兵隊より強い部隊なのだった。
「やれやれ、ようやく終わったか…」
「とりあえず血を落としてください。小さい子が見たら泣きますよ?」
暁が見たら失禁しそうな光景が広がっていた。
「トラックに乗るまで誰にも見つからず来れたが…これ、臭いがきついな」
「分かったのでとりあえず落としておいてください。正直、吐きそうです」
とりあえず、服装を脱いで濡れたタオルで体を拭いていたが、完全には落ちず、鎮守府に帰った後こそこそ隠れてシャワーを浴びたのは言うまでもない。
うわあ…こ れ は ひ ど い。
まあ、以前からやりたかったネタだけど、強引にねじ込んだせいかカオスにダークマター突っ込んだような感じに…。
あ、ケッコンカッコカリは次回になります。さあ、誰がもらえるんでしょうねー。
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