うん、ぜんかい似たようなこと言っただろ!?って?うんそうなんだ。ここに何を書いていいのか分からなくてな…。
あと今回も全力で暴走してます。次回は艦娘が登場させますので。ええ本当に。
「まだハワイ諸島を奪還しないのですか!?」
「敵はまだ疲弊していない。補給艦5,6隻沈めただけで連中が疲弊するわけないだろう?」
「しかし、こうしている間敵がこちらに向かってきている可能性も!」
「だとしたらハワイ諸島を占拠せず、こちらに真っ直ぐ来ておるよ。連中はハワイを前線基地として使う気じゃ。基地は時間がかかるからの。補給艦を調べてみたら燃料・弾薬のほかに建設用の資材もあった。完成するまではまだ安心じゃよ」
作戦会議で、開口一番アメリカ軍のジョシュアが文句を言い始めたが、吉川と沖田大将が理由を話し、まだまだ反撃すべきではないと諭したが、
「だからと言って一週間以上経ってます! そろそろ攻撃しなければこちらが舐められてしまいます!」
等と言い始めた。
(むしろ油断してくれたほうが有難いんだけどなぁ。プライド? そんなもん勝つのに必要か? そんなもんイギリスにくれてやったよ。)
(※この時代のイギリスは騎士道精神で深海棲艦と戦います。結果? 察しろ。)
「だからと言って我々の戦力はそこまで使えるという訳ではない。貴方達アメリカも双胴空母一隻とイージス艦10隻、強襲艦20隻。これだけで鬼クラス3隻、姫クラス5隻、そして増え続ける敵…。戦えると思っているのかしら?」
「正々堂々の精神とアメリカンスピリッツがあれば行ける筈だ!」
(馬鹿だ)
(馬鹿じゃな)
(馬鹿ね)
(馬鹿じゃん…)
(馬鹿だこいつ)
5人全員の心の声がシンクロした瞬間であった。尚、アメスピはたばこの名前じゃありません。文字どおりの意味です。あしからず。
「補給が途絶えれば使える船も少なくなる。数と戦意を減らすにはこうするしかないのが現状です。
この作戦の有効性は、貴方達アメリカがよく知っているはずだ」
第二次世界大戦の餓島のことを言外に言ってる吉川だったが、納得していないようだ。過去のことを学んでいない悪い意味での例の図である。
「まあもう少しすれば、敵も苦しくなるだろうしそっちだって戦力増強できるはずです。ここはただ待つだけです」
気に入らない顔をしたまま会議が終わり、わざと靴をカツカツ鳴らしながらジョシュアは会議室から出て行った。
「…申し訳ない。ああいう馬鹿でも、成績は優秀なのだ」
「アレで優秀というのなら、我々海軍の3分の2が優秀になるな」
「…本当に申し訳ない」
ジョシュアの横にいた補佐官、アンドリュー・ハルゼーとアーネスト・ミニッツが謝罪した。
アンドリューとアーネストは同期で戦果も凄まじいのだが、新米のお守りとして来ているのだが、…結果はお察しである。
と言っても、ここにいる五人は、この二人のことは信頼に足る人物と判断している。…まあ、今回の作戦のトップがアレだったらねえ…。
「サイレント・ブルと言われた貴方でも、あんなアホの下につかなければならないとはな」
「ハハハ…」
「レディ・レックスを沈めた男とサイレント・ブル…むしろこっちのほうがいいんじゃないかの?」
※レディ・レックスとはアメリカで登場した空母鬼姫のこと。尚史実ではレキシントンを指す。
「我々にも色々あるのですよ…。私たち軍人は市民を守らねばなりませんから」
「それについては同意見じゃな。しかし、ただ闇雲に突撃すればいいというものではない。我々は市民の血と汗で作られているといっても過言ではない。それを無用な作戦で犠牲を出すわけにはいかんのだよ」
「ごもっともです。しかし、彼はそのことが分からないようです。…最近の若い者はこういうのが多いようでしてな」
「そこはワシらのところも同じじゃな」
作戦会議が終わったせいか、沖田大将とアンドリュー、アーネストが喋り始めた。何だかんだでやはり腹が立っていたのだろう。次第に愚痴が混じり始めた。
「そもそもあんな若いのを指揮官にすること自体が間違っているというのに、上の連中はそれをわかっておらんのですよ」
「第一、ハワイ諸島奪還という重要なミッションに若い奴に任せてどうするんだという話なんですよ。なんなの上の連中は馬鹿なの? 死ぬの?」
「お、おう。取りあえず落ち着こうかの?」
「あ、あとのことは宜しくですー」
「ちょっと待てぇい!?この空気にしたのは謝るからもうちょっと居てくれんのかの!?」
「こっちも仕事が入りましてな。「するが」の動作チェックや艤装チェックもしなくてはなりませんからな」
「あ、私も「するが」を見てみたいので」
「俺も同じく」
「私はまだまだ調べなきゃいけないので、この辺で」
その場から速やかに離れ、沖田大将の恨み言をバックで聞きながら、ドックに向かった。
「…まさか本当に来るとはな…」
「だって本当のことですし」
「というか「するが」って何がベースだ?」
「こんごう型がベースだな。というかお前らも持っているだろう?」
「ああ、俺は「こまごめ」というイージス艦を持っている」
「私は「つるみ」という名前だねー。…というか全部こんごう型だねー」
尚、今回参加するアメリカのメンバーもイージス艦を所有している。ジョシュアは「ビンセンス」、アンドリューが「サウスダコタ」、アーネストが「ノーザンプトン」である。因みに双胴空母の名前は「タイコンデロガ」である。
「あ、提督。もう修理は終わってるよ」
「では早速で悪いがテストするぞ」
「言うだろうと思ってとっくに準備してます」
提督のことが手に取るように分かる艦娘であった。
「ところで何を積んでいるんだこれ?」
「基本的には変わらんよ。強いて言うならファランクスのほかにアヴェンジャーを積んでるだけだしな」
「なぜそれを積んだ?」
「ばらまき用」
「ダイナミックばらまきだねー」
何だかんだで、仲の良い三人組である。
艤装テストも終わり、やることが無くなった三人であったが、そこに沖田大将がヨロヨロしながらやってきた。
「お主等、薄情すぎないかの…?」
「「「自業自得です」」」
追い打ちをかける三人であった。
「まったく、大和はもうチョイ優しかったぞい」
「大和に癒してもらったんですからいいじゃないですか」
「…お主もじゃろうに」
「そもそも、相手をノセてどうするんですか? あんなことを言ったらあんなことになるのは目に見えて明らかじゃないですか」
「何、アメリカの内情も知れるだろうと思ってな」
「あんな人物が喋るとは思わないのですが」
「ところが人間というのは不思議なものでな? ぶつ切りの情報を統合すると全体像がわかるもんじゃ」
「結果、どうなりました?」
「アメリカも第七艦隊が全滅したことで戦力が落ちすぎたようでな。更に大将二人がその戦いで死んでしまったんじゃ。
この人選もその影響じゃな。若い者に大規模作戦の経験を詰め込みさせたいのじゃろうな。そしてアメリカが主体となって世界にまだまだ力があることを知らしめたいのじゃろう。…我々にしたらいい迷惑なのだがな」
「はぁ~、政治問題に軍を絡ませるなよ…。ろくな結果にならんというに」
「我々は過去にそんなことが分かったから分かるだけじゃ」
「それにしても、なんであんな問題児をよこしたんだろうねー?」
「…軍上層部の強引な割り込みで入れたらしいぞい」
「「「…心から同情するわぁ」」」
アメリカ軍の内情を知った三人は、その内容にドン引きしたのだった。
「いずれにせよ、あのバカの言うとおり、近いうちに始めようと思うと思うのじゃが…」
「…確かにこれ以上は限界でしょうね。戦意も下がりかねないですし」
「いつ始めますか?」
「四日後じゃ。明日このことをアメリカに言うから、フォローを頼むぞい」
「了解」
「んじゃ、俺は嫁のところに行ってパインサラダでも…」
「おいバカやめろ」
「おい馬鹿やめて」
「おいバカやめるんじゃ」
「シンクロしただと!?」
…大将相手に若干失礼なことを言っている三人であったが、すぐに仲良くなっている人たちであった。
…戦争の時間はもうすぐ始まる。
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