提督と艦娘の日常(仮)   作:お芋侍

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どうも、おはこんばんにちは。お芋侍です。

今回は若干長めの4,300以上です。え?短い?

あと若干キャラの口調がブレまくってます。ご了承をば。

最後に、活動報告にアンケートを取ってます。興味ある方はどうぞー


23 作者大・暴・走!!の回

「第一艦隊付近にに戦艦水鬼三体が出現しました!」

「第二艦隊は!?」

「第二艦隊は同時に出てきたヲ級五体に足止めされています!」

 

 新たに登場した戦艦水鬼三隻に焦りだした吉川。第二艦隊も足止めを食らっており、ビスマルクの救援もまだ来ないのだ。幾ら長門とはいえ、戦艦水鬼三体を沈めるのはかなり、いや無理だろう。何せ鬼クラスになると装甲が大和以上の個体が一体いたからだ。それに加え攻撃力も鬼クラスだから非常に高い。

 

「長門! 聞こえるか!? そいつと交戦するな、いったん下がれ!」

『無理だ! ここで下がればあいつらが遠距離砲撃を始める! ここで足止めをするほかない!』

『こちら村上艦隊第一艦隊、ビスマルク! あと三分で到着するわ! それまで持ってて!』

『ミーも忘れたらダメですヨー! チャチャッとデストロイするので、待っててくださいネー!!』

 

 二人が長門に激励を送り、長門は有難いと思いながらも、目の前に現れた水鬼と自分たちの現状を鑑みた。

 

(被弾は無いとはいえ、あいつらの攻撃は当たれば即大破だ。バルジ召喚の防御札があるとはいえ、港湾水鬼用に取っておきたい。しかし、ここで足止めないしは撃破しないと、提督たちが危険…。くそ、敵増援がこいつらだけと祈る他ないか…!!)

 

 しかし、敵はそんな長門を黙って見ている訳がなかった。

 

「長門ォッ! 横に飛べぇぇぇぇぇッ!!」

「ッ!?」

 

 武蔵の言葉に反射的に横に飛んだ。そしたら―――今までたっていた場所に砲弾十発が、着弾した。

 着弾した衝撃波で前後不覚に陥った長門だったが、武蔵が長門をフォローし、どうにか追撃は避けられた。

 

「姉さんッ!」

「任せて!」

 

 大和が46cm三連装砲を全門、一体のみに限定し―――

 

「吹き飛びなさい!!」

 

 ―――轟音と共に撃ち、戦艦水鬼のありとあらゆる場所に当たり、爆発した。

 

「これで…!」

「まだだ、あれでは沈まん!」

 

 長門が大和に警告を発した途端、戦艦水鬼が煙の中から飛び出し、大和を殴り飛ばした。

 ミシイッと鈍い音が聞こえ、大和は吹っ飛ばされた。

 

「姉さん!?」

「武蔵、バルジを展開しろ! 大和を助けるぞ!」

 

 出来ればとっておきたかったが、ここで大和を失う訳にはいかないと判断し、バルジの使用を許可した。

 胸から札を取り出し、敵に向けた瞬間、厚さ40センチ、横10メートル、高さ4メートルの壁が登場した。

 その壁を吹き飛ばさんと戦艦水鬼が砲撃で吹き飛ばそうとしたが、壁には傷もつかない程の硬さであった。

 今のうちに大和の場所まで行ったが、思った以上にやばかった。

 

「姉さん、大丈夫か!?」

「…あんまり、大、丈夫じゃ、無い、かな。グッ…!?」

「姉さん!?」

「内臓と肋骨がやられている。命に別状は無いが、戦闘はできんぞ!」

「しかも、敵に後ろを見せたら即撃たれてしまいますね。結構ヘイト集めてしまいましたから…」

「前進は無理、後ろに下がらば弾が飛んでくる…これ積みかけてへんか?」

 

 龍驤が言い終えた瞬間、分厚い何かが頭上を通りすぎた。その正体は―――先ほど召喚したバルジであった。

 

「ええい、あいつらこれを投げ込むとかどんなパワーだ!?」

「私を…私を置いて」

「断る。お前をここで見捨てたら自分を許せなくなってしまうからな」

「長門…」

「甘いといいたければ言え。私もそう思っているからな。だがな―――」

 

 長門は試製41cm三連装砲を構え、こう言い放った。

 

「私も、提督も、誓ったんだよ。誰も失わないと。誰も泣かせないと。そして―――誰よりも強くなる、そう決めたんだ!」

「………」

「霧島、龍驤。すまないが付き合ってもらうぞ。私たちだけでも時間稼ぎはできる筈だ!」

「別にいいですよ。でもその言い方はフラグっぽいのでやめてほしいんですが」

「大丈夫だ、わかってやってるからな!」

「自信満々でいう部分じゃないと思うで?」

 

 そう言うやいなや、敵目掛けて突撃しようとしたが、それを行うことができなかった。何故なら―――

 

「待たせたわね―――」

「バァーニングゥ―――」

 

 援軍が到着したからだ。

 

「ファイエル!」

「ラァァァァァブッ!」

 

 いつの間にか間合いを詰めていた戦艦水鬼三体だったが、左右のが砲撃で吹っ飛ばされた。しかし、真ん中の敵は長門目掛けて腕を伸ばし、頭を握りつぶさんとするが、

 

「甘いッ!」

 

 その腕をゴギンッ!と肘から圧し折った。

 

「こいつも持ってけ!」

 

 そしてそのまま戦艦水鬼の顔に砲塔を近づけ、砲撃をブチかました。

 

「gAaああAaAAAaaaAあああああAAAhhhhHHhHhh------!!」

 

 凄まじい絶叫とともに、残った腕を長門に向け、もう一度攻撃しようとしたが、

 

「私を忘れてませんかね?」

 

 霧島が戦艦水鬼の膝をベギィッと言う音と共に叩き折り、そのまま倒れたところを、

 

「セイィ!」

 

 顔面目掛けてストンピングをブチかまし、相手の首を折り、敵一体を仕留めた。

 

「大丈夫!?」

「大丈夫ネー!?」

「私は大丈夫だ、だが大和が…」

「死んでないのでしょ? なら十二分よ! プリンツ!」

「はい!」

「貴女が旗艦となって大和を護衛して! 私はこのまま長門たちと行動を共にするわ!」

「了解です!」

「ご免なさい、こんなことで…」

「大丈夫ですよ。じゃ、肩を貸しますね」

 

 こうしてプリンツ率いる艦隊と大和が前線から退避した。

 

「大和の代わりに私が入るわ。よろしくね」

「すまない、感謝する」

「そこは感謝だけでいいわよ。こちらも多少打算が入ってるんだから」

「それでもだ」

 

 そして、残った戦艦水鬼2体を殲滅せんと、前に出た。

 

 

 

 

 

 

「第一艦隊、ビスマルクと合流。大和が負傷! 前線から退避します!」

「第二・第三艦隊、第一艦隊と合流! 戦艦水鬼に攻撃を開始しました!」

「十河艦隊・有馬艦隊から連絡! 敵を殲滅、合流するとのこと!」

 

 どうにか態勢を立て直し、殲滅率も上がっていた。

 これならいける…そう思っていた矢先であった。

 

「ビンセンスから救援反応! アトランタ、ニューオリンズ、大破!」

『た、助けてくれ! 悪かった、私が間違っていた! だから!』

「通信を切れ。わざわざ聞かんでもいい」

「了解」

『待ってくれ!? 私が死ねばアメリカとの関係も冷え切ってしまう可能性もあるんだぞ!?』

「その為に部下に「命令違反をやらかしたアホのケツを拭きに行け」と命じろと?寝言は寝て言え!」

『た、頼む。私の叔父が大統領の秘書官なんだ。私を助ければコネが』

「それ以上誰かの名誉を傷つけるならここで息の根を止めるぞ貴様」

 

 交じりっ気無しの殺意を、マイク越しとはいえ、浴びたジョシュアは声を失った。

 

「アンドリュー補佐官とアーネスト補佐官が必死にお前の為に頭を下げ、お前がそれを勝手にやって、勝手に死にかけているのを、我々が助ける意味や理由になると思ってんのかクソガキ」

『な、な…!』

「死にたくなければ必死に動け。頭を動かせ。それが出来ぬのなら、ここに来るべきではなかったんだ」

「タイコンデロガ、エンタープライズ、航空機の発艦許可を求めています!」

「戦艦水鬼が倒すまで待てと言っておけ。もうじき許可が出るぞ」

「了解です」

『い、いやだ…! 私が、私がコンナトコロデェェェェェ!!』

「発狂してる暇あるなら敵から逃げるんだな。―――まあ、無理だろうが」

 

 次の瞬間、アトランタとニューオリンズが大爆発を起こした。もちろん火災など発生していない。

 理由は簡単。港湾水鬼が遠距離砲撃を始めたからだ。

 因みにジョシュアたちがいる場所は長門達がいる場所と同じ第三陣。有効射程圏内である。

 

『ヒ、ヒイイイィィィィィィ!!』

「…だから言っておいただろう。我々はアウトレンジからの攻撃に徹すると、な」

「第一艦隊、第二艦隊より連絡! 戦艦水鬼の殲滅を確認! これより”本陣”に突撃するとのこと!」

「後方のタイコンデロガ、エンタープライズに連絡。A‐10、F-22発艦せよ。…良かったな、生き残る可能性が増えたぞ」

『くぁwせdrftgyふじこlpッ!?』

「…もう駄目だな」

 

 提督は発狂したジョシュアに見切りをつけ、通信を切った。

 

『…お主、やりすぎじゃぞ』

「あれぐらいしないと反省しないでしょう?」

『まあそうかもしれんがの…。とそろそろ儂の艦隊も限界じゃ。弾薬補給を頼むぞい』

「了解です」

 

 ビーッビーッビーッビーッ!

 

「どうした!?」

「ハワイ諸島から高エネルギー反応! 反応パターンは…そんな!?」

「何だ、報告しろ!」

「…ICBMです」

「……何?」

「ICBMです!おそらく発射されるまで、残り15分!」

「スパコン起動!ICBMのターゲットとされている国を探せ!」

「了解!」

「海軍基地からハッキング開始! 恐らくタイプはピースキーパー!」

「退役したはずの奴だぞ!? 何であるんだ!」

「知りませんよ! …幸い、核は積み込まれて無いようです。その代わり88,000キロの爆弾が積み込まれてますが」

「どっちにしたって被害は大きすぎる。何としても発射阻止しなければならない!アンドリュー補佐官に繋げ。もしかしたら何か知っているかもしれない」

『その必要はない』

 

 アンドリューの声が聞こえた。

 

「貴方はこのことを知っていたのか?」

『いや、知らなかった』

「…本当は知っていたんじゃないか? 本来では持っていない筈の”兵器”がハワイ諸島にあったんだ。出来れば内密に処理したいはずだよな?」

『………』

「ピースキーパーは2005年付を持って退役しているんだ。そしてその時貴方はハワイ諸島の幹部だったよな? …なあ、答えてくれよ」

『…………』

「教えてくれ、貴方なら知っているはずだ! ICBMの発射防止用のコードが! もしこれが発射されたらそれだけでアメリカは世界の敵となる! 貴方はそれでいいのですか!?」

『………違うんだ』

「え?」

『さっきからそのコードを打っているが、全く反応がない。どうやら深海棲艦にコードを変えられたか、ハッキングされそうなところを潰された可能性がある』

「なっ!?」

『だが、私とて黙って奴らの好き勝手にさせる訳にはいかない』

 

 その瞬間、「するが」のコンピュータからハワイ諸島の軍事データ、それに伴った地形データ、そしてアメリカ艦隊の指揮権が届いた。

 

『このデータを使ってくれ。使えるところがあるだろう』

「…アンドリュー補佐官」

『…こんなことを言う資格は無いのだろうが、―――頼む、奴らの目的をぶち壊してくれ!』

「―――了解しましたッ!!」

 

 通信を切り、沖田大将と回線が繋がった。

 

「沖田大将、指揮権をそちらに譲渡します」

『ふむ、いいのかの?』

「階級はあなたのほうが上なんですから当然です。その代わり」

『分かっておる。―――吉川中将、全能力、全戦力を持って、奴らの作戦を阻止せよ』

「ハッ!!」

「て、提督! ターゲットが判明しました! ロシアです!」

「第一・第二・第三艦隊に通達! そのまま港湾水鬼三体を殲滅せよ!」

『十河艦隊・有馬艦隊・タイコンデロガ・エンタープライズはミサイルサイロに攻撃せよ! 時間はそんなに無い! 急ぐのじゃ!』

 

 時間との勝負が、始まった。




次回あたりが最後かな?

誤字脱字、その他ございましたら感想欄にお願いいたします。

最後に、活動報告にアンケートを取っています。興味ある方はどうぞー。
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