提督と艦娘の日常(仮)   作:お芋侍

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どうも、おはこんばんにちは。お芋侍です。
今回はかなり暴走しています。というか艦娘要素薄すぎワロえない。


30 提督、新たな力を手にしたでござるの巻き

 元帥たちが日本に帰った数日後の朝のこと。

 

「提督、有沢重工武器開発局の人が来ていますが?」

「ああ、有難う。・・・ということは、伊勢姉妹の武器が出来上がったのかな?」

「そういえば、刀にヒビが入って使えないって言ってましたね」

「あいつらリアル島津やるからなぁ・・・。この前竹刀で試合したらあの二人遠慮なしに喉に突きカマしたしな。マジで喉がつぶれるかと思った」

「防具越しでも死にかける一撃とか腕が上がってますね」

 

 大淀と一緒に大淀と一緒に明石・夕張のいる場所に向かった。

 

「それにしても、最近は天龍姉妹や川内姉妹も強くなったなぁ。気を抜くと負けそうになるし」

「私から言わせてもらえれば、何故人間であるはずの提督が艦娘である私たちに勝てるのかが分からないのですが」

「鍛えればある程度はいけるもんだぞ? 鎧通しを習得したら深海棲艦でも通用するしな」

 

 ※鎧通しとは、鎧(甲冑)を着た状態の相手の心臓を、気功を通し、その衝撃で心臓を止めるという技のこと。人中狙うよりは難易度は下がる・・・訳はありません。

 

「普通はしないんですけどね。その前に一撃でKOですし」

「耐えれば勝てる」

「それが出来たら私たち要りませんから、その理論ですと」

「兜割り習得しなければ余裕余裕」

 

 ※兜割とは、簡単に言うと防御なんぞ関係無ぇ!一刀両断だぜぇ! といった技です。ゲームだと防御無視の大技・・・だといいなあ。

 

 そんなことを言っていると、明石達のいる港に着いた。明石達はというと「するが」のチェックをしていた。そしてその横に有沢重工・武器開発局の男性がその様子を見ていた。

 

「おい、見学をするのは結構だが、そこにいると危険だぞ」

「おっと、これは申し訳ない」

 

 男はそう言うと、そこから離れこちらに近づいて来た。

 

「どうも、私は有沢重工・武器開発局から参りました近藤と申します。お見知りおきを」

「日本海軍トラック諸島第五鎮守府所属、吉川春継だ。で? 注文しておいた武器は?」

「こちらでございます」

 

 そう言うと、二振りの日本刀を近くのテーブルに置いた。

 

「一つは伊勢専用、「海神」(わだつみ)。もう一つは日向専用、「火産霊」(ほむすび)です」

 

 ※最後のは火の神様である軻遇突智(かぐつち)のこと。決しておむすびでは無いのであしからず。

 

「ふむ・・・、これ、只の日本刀じゃないだろ?」

「ええ、その通りです。我らが誇る科学者がノリに乗ってしまい、ちょっとした能力が付いております」

 

 そう言うと、海神の説明をしたのだが・・・簡単に言うと、

 

 オ ー ト リ ジ ェ ネ というバランスブレイカーレベルの代物だった。でもこれはまだマシな奴でもう一つの火生霊がオウカオー顔負けの火炎剣というもうちょっとバランス考えろハゲェ!と言いたくなるほどの性能と言う代物だった。

 

「・・・無論リミッターは設定しているよな? 嫌だぞ、本気出した瞬間体がパーンッ!とか嫌だぞ」

「勿論です。もしもの時用なので」

「・・・ここにあの二人がいなくて良かったよ・・・・・・」

 

 島津式の二人がみたら嬉々として全力全壊(誤字にあらず)でやりかねない武闘派だったりする。

 

「後、提督にも一つプレゼントがございます」

「? プレゼント?」

「はい、こちらに・・・YPS−00、起動せよ」

 

 そう言うと、外にあったトラックの荷台から大きいヒトガタがこちらに来た。

 

「こちらが我らが有沢重工の技術の結晶、YPS−00 迅雷です」

「・・・ちょっと待て」

 

 提督は近藤にそう言ってツッコんだ。

 

「どう考えてもオーパーツだろ。というかこれをプレゼントとかどう見ても裏があるだろ」

「・・・やはりバレましたか」

「バレないと思っているのか。どう見ても開発費が億越え余裕な代物をプレゼントするとかあり得んだろ。そんなの信じるのは余程の無能だ」

「何、簡単ですよ」

 

 近藤はそう言うと、

 

「データが欲しいだけですよ。戦闘データの、ね」

「・・・一応言っておくが」

 

 提督が若干殺気を滲ませながらこう言った。

 

「日本を占領、ないしは戦闘をするんだったら、貴様らの首が東京湾に浮かぶと思え」

「・・・そんな気は毛頭ございませんよ」

 

 冷や汗をダラダラ垂れ流しながらそう言った。

 

「我々有沢重工はアジア圏内での安全確保したく、海軍・陸軍と協力し、兵器の提供をしていますのは知ってますね?」

「まあな。一部の弾薬は有沢製だしな」

「そのおかげで軍の発言力も発生し、ある程度のことも出来るようになりました」

「本来はいけないことだけどな」

「しかし、いつまで経ってもアジア圏の制圧は成功せず、有沢重工は独自の軍団を作ることになったのです」

「・・・一応言っておくが」

「分かってますよ、アトラス社のような愚策を犯すつもりはありません。これは会社全体の意思であり、決定事項です」

「ならいいがな・・・」

「しかし、軍を作るには莫大なお金と時間が掛かります。人を育てるのはお金が掛かりますからね」

「で? 無人機ならデータをコピーするだけで済む上、人が死なないからそれらを構成した軍を作ると?」

「その通りです」

 

 近藤の顔には気のせいか、苦悩が滲んでいるように見えた。

 

「私の息子は、深海棲艦に殺されました。軍人だったとはいえ、私にはそれを、息子の死を受け入れる覚悟が出来ませんでした」

「・・・・・・・・・」

「そして、会社が無人機による軍を作る時は正直歓喜しましたよ。息子のような死に方を迎える若い者を減らせる。そういう確信がありましたから」

「・・・俺が言うべき台詞ではないかもしれんが」

 

 提督は、近藤に向かってこう言った。

 

「確かに無人機運用は人は死なない。それは認める。でも、それは人の倫理観をぶち壊すものと知れよ?」

「・・・どういうことですか?」

「人は死を知ってこそ、平和を望む。だからこそ我々は平和を望めるんだ。だが、無人機の運用は情けを知らん。一度命令を受けたら愚直なまでに行う。そこには感情の行き交いは無い」

「・・・何が言いたいのです」

「無人機の運用は、下手をすれば”戦争による死”を忘れかねないということだ。事実、FPSのように空爆をしている軍は、人の死を触れて無いせいか躊躇せず民間人関係なく爆撃した。只でさえ半有人運用でもこうなるんだ」

「・・・・・・・・・」

「無人機の運用は悪だとは言わん。だが、そういう弊害もあるということは覚えておいてくれ」

「・・・・・・覚えておきましょう」

 

 その顔には、何も無い、無の表情を浮かべていたが、

 

「ですが、少なくとも今の貴方にはコイツは必要の筈です。それに、コイツはデータを得るためだけの物とはいえ、従来のパワードスーツよりは高性能かつ優秀です。無人運用も可能ですが、有人運用を前提とした代物です。無論、データは頂きますが」

「・・・好きにしろ。だがこれだけは言っておく———もし、貴様ら有沢重工が誤った道を行ったら、軍人の一人として、日本の人間として・・・一人の人間として、全力で阻止させていただく」

「・・・分かりました」

「後でカタログを貰っとく。ところでコイツのA Iの愛称は?」

「いえ、所詮は兵器なのでそんな物は付けてません」

「そうか・・・。学習型なんだよな?」

「ええ、人間の頭を模したA Iです。その内声でも付けようかと思っています」

「こちらの声は聞こえているのか?」

「勿論です」

「そうか。———迅雷のAI、聞こえるか?」

 

 提督がそう聞いてくると、返事をするようにツインアイから光が灯った。

 

「これからお前の名前は「アル」だ。宜しくな」

 

 嬉しいのか、理解してないのか、リアクションが全く返ってこなかった。———これが、提督の新たな剣且つ鎧となり、艦娘とともに戦うことになった提督の新たな相棒、迅雷&A I「アル」の、最初の出会いだった。




さて、今回は新たな力&相棒を手に入れることが出来た提督で御座いましたというお話でした。
次の投稿は正直かなり見通しが立ってないのでいつ投稿できるか分かりません。データも復旧出来なかったし・・・チクショウ。

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