提督と艦娘の日常(仮)   作:お芋侍

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どうも、おはこんばんにちは。危うくしおいを沈めかけたお芋です。修理妖精積んでてよかった……!
皆さん、ながらで艦これをするのはやめておきましょう。マジで事故りかけます。


44.鹿島着任

さて、コロネハイカラ島東方沖海戦を制した提督であったが、ここで新たな問題が発生した。それが―――

 

「提督、バケツがもう無いです!」

「80個じゃ足りなかったか……!?」

 

 バケツの不足であった。

 バケツ―――高速修復材は艦娘の艤装の修復、及び艦娘の傷等を回復させる優秀な物なのだが、これを集めるには特定の任務をこなすか、遠征で確保するか、現金購入かしなければならない。

 提督は「わざわざ購入する必要はないしなぁ」とバケツを一回も購入したことはなく、基本的に任務か遠征のみで確保していた。

 しかも今回は中規模とのことだった為、そこまで大量に必要ではないと判断してしまったのだ。

 結果、西方海域戦線・ステビア海に進出したのは良いものの、そんなに出撃することが出来なくなったのだった。

 

「ぬぬぬ……。今回はかなり珍しい娘が手に入ると聞いたのにこのざまか…」

「なら俺が探してこようか? どうせバケツがない以上、出撃はできねえし」

「…そうだな。天龍、すまんがバケツを探しに行ってくれ」

「了解了解。資源を集めても問題無えよな?」

「ああ。…ところで聞きたいんだけどな?」

「あん?」

「……何で龍田はさっきから「金熊怖いわぁ……」とぼやいてんだ?」

「あー……。最近やったゲームことじゃないか? 初雪が進めてきたものらしいが」

「……龍田を遠征部隊から外せ。代わりに阿賀野を連れて行ってくれ。あいつ最近暇そうにしていたからな」

「了解。ほれ龍田ー、とっととこっちに戻ってこーい」

 

 ほっぺをペチペチ叩きながら呼び戻している天龍を見た提督は、

 

「……何かお姉ちゃんしてるな」

「どういう意味だコラ」

「だってお前雷(カミナリ)とか聞くとビビるj」

「それ以上言うと口を縫い合わすぞ」

 

 ドスの効きまくった声で言った天龍であった。こういうところがまた可愛いところではあるんだがなぁと提督が思っていると、

 

「…ん? 誰かこっちに来ているな」

「ああ、そういやコロネハイカラ島東方沖海戦を突破しただろ? その褒美で新しい娘が来るって言っていたな」

「……何か最っ高に嫌な予感しかしないんだが………」

「大丈夫だろ多分」ピコーン!

「たった! フラグが立ったぞ!」

「何のだよ!?」

 

 ギャーギャー言っているとドアをノックする音が聞こえた。どうやらご登場の時間になったようである。

 

「はいどうぞー」

「切り替えはぇーな」

「―――失礼します」

 

 天龍の突っ込みを無視しつつ、入ってきたのは、

 

「初めまして、本日より第五鎮守府配属になりました練習巡洋艦、鹿島です」

「初めまして、ここ、第五鎮守府のトップである吉川だ」

「あー、一応挨拶しとったほういいな。天龍だ。主に輸送船団の護衛のリーダーをやっている。よろしく頼むぜ」

「そして私は龍田よぉ~。天龍ちゃんの部隊の副長をやっているのぉ~」

「「いつの間に復活した!?」」

 

 せっかくまじめだった空気が龍田の復活で一気にシリアルと化した。…本人にはその気がないのだろうが、さっきまで魂が抜けかけていたのにこのセリフである。

 

「フフフッ変わっているんですね、ここは」

「だそうだぞ龍田」

「だそうよ天龍ちゃん」

「おまえら鏡見てこい」

「お前もだよ!」

「天龍ちゃんもよ~」

 

 漫才なことになってしまい、更に呼吸困難なことになっていた鹿島であった。顔を真っ赤にしながら我慢している光景を見た提督は、

 

「思いっきり笑ってもいいんだぞ? ウチんところこんな感じだしな」

「漫才がですか?」

「何でだよ」

「漫才というより変人っぷりじゃねえか?」

「むしろ人外じゃないかしら~?」

「お前ら二人あとでシゴキな?」

「んじゃ、早速遠征行ってくるぜー!」

「ああん、まって~天龍ちゃ~ん」」

 

 ニッコリ笑顔で死刑宣告(精神的な意味で)した瞬間、即逃げ出した天龍たちであった。

 

「まったく、とりあえずは数日間は基地の中を覚えてもらう。そのあとは座学を三日、実践演習を一週間とる予定だ」

「了解です。…あのぉ、つまらないことをお聞きしたいんですが…?」

「もっと砕けたしゃべり方しても良いのよ? んで、聞きたいことって?」

「香取ねえはここに配属されているんでしょうか…? 一応、挨拶だけでもしとかないといけないかなって」

「あー……。今はやめておけ。ちょっと合わせられない状況になっている」

「? 怪我でもしたんですか?」

「怪我はしとらん。まあ、マッドな精神状態になっていてなぁ……」

 

 未だにガムみたいに軽巡棲姫にべったりへばりついている香取であった。軽巡棲姫も思わず「ソロソロ解放シテクレナイカ……?」と嫌そうな顔をしてしまうぐらいにはベッタリしていたらしい。おかげで寝る暇すらないとか。

 

「とりあえず五日たってから会ってみるといい。そん時は正気になっているだろうし」

「は、はぁ……」

 

 そう言っていると、何やら大声で言いながらこっちに向かってきている音が聞こえた。どうやら外から聞こえてくる。

 

「? 一体なんだ?」

 

 そう思って提督が窓を開けて下を見てみると、

 

「待って! まだ聞きたいことが―――」

「イイ加減ニシロ! 三日間モ貫徹シタダロウ!!」

「それでもッ! 私の知識欲はたまらないのよぉー!!」

「変態ダァーッ!?」

 

 そこには目元にクマを作った香取と、涙目で全力で逃げている軽巡棲姫の姿があった。見ている感じは物凄い邪気を放ちまくっている香取に、そいつから逃げ出す軽巡棲姫…。どっちが悪者か思わず勘違いしてしまう光景である。

 

「……何してんだお前らぁー!!?」

「何って…何が?」

「お前は何もなくてもおっけかける習性でもあんのか!? そろそろ可哀想だから解放してやれ!」

「そんなぁー!?」

「そんなも糞もあるか!? 彼女の姿をよく見てみろよ!」

「え?」

 

 提督の言葉を聞いた香取は、軽巡棲姫の様子を見てみると、

 

 状況その一、涙目で怯えている。

 その二、先ほどの行動

 その三、第三者視点で見れば…?

 

 これらのことを考えた次の香取の言ったセリフは、

 

「おのれゴ○ゴム! 許さんッ!」

「お前は何を言っているんだァァァァァ!?」

 

 何と現実逃避であった。

 

「……姉さん? 何をしているのですか?」

「……その声は、まさか……」

 

 鹿島の言葉を聞いた香取は額に冷や汗を流しながら恐る恐る提督の横にいる鹿島を見た。

 

「…姉さん? あれほど提督に迷惑を掛けちゃダメと言ったよね?」

「ちょ、ちょっと待って!? なんで鹿島ちゃんがいるの!? 昨日はいなかったですよね!?」

「そりゃアンタ、今日からここに配属されたからに決まってんでしょうが」

「ということです。今日からきっちりと、き・っ・ち・り・と!管理しますので、覚悟してくださいね?」

「え、えっと…何をカナ?」

「お部屋に決まってるでしょう?」

「いやぁぁぁぁぁっ!?」

 

 イイ笑顔で死刑宣告を送っていた鹿島であった。

 因みに何故死刑宣告かというと、実はこの香取、整理整頓が下手糞なのである。何かしらの教材などはキチッと綺麗にできる癖にお部屋は汚部屋なのである。何故か。

 後で聞いた話によると、香取と鹿島は配属される前は一緒の部屋だったらしく、香取が汚していた部屋を、香取に説教した後よく片付けていたらしい。

 香取にとってはその説教が苦手らしく、正論オンリーなのが心にクルとのこと。まさしく自業自得である。

 

「すいません提督。姉が失礼な行動をとってしまい……」

「鹿島ちゃん? 一応私これでもみんなから先生と言われるほどのことはしてるのよ?」

「黙ってくださいね、愚姉」

「愚姉扱い!?」

 

 やたらセメントの言葉が一方的に飛んできた。どうやらあの行動は鹿島にとって許されない行動だったらしい。

 

「第一、何で軽巡棲姫がいるんですか? あれ敵ですよね?」

「勝者の権利執行」

「いや、普通執行しないんですけど!?」

「何言ってんだ? 噂だがイタリアなんか深海棲艦相手でも口説き落としているという話だぜ?」

「恋に心が炎上している国生まれじゃないでしょ?」

「そうか? イタリア(艦娘)とか割と抱きつく感じのスキンシップが多いんだが」

「話がずれていますよ?」

「ま、取り敢えず軽巡棲姫がいるのは問題無い。コイツ、武人気質みたいだしな」

「……何か壁からこちらを見るようにしているのはなんででしょうかね?」

「十五分ほどのお前の行動を振り返ってみろ」

「ですねぇ。それでは、軽巡棲姫に関しては全く問題ないと?」

「そういうこと。陸の上なら俺なら勝てるしな」

 

 因みに、深海棲艦は海の上だとかなり強いが、陸に上がった瞬間、何故か驚くほど弱くなる。アーマードコアで例えるなら、

 

 海の上:ナインボール・セラフ・リバース

 陸の上:モリ・カドル(管制室の誤誘導付き)チャントエンゴシロヨォ!!

 

 分かりにくい?ならガンダムで例えるなら、

 

 海の上:ユニコーン(最終回Ver)

 陸の上:ボール

 

 レベルで弱体化する。陸に上がったら戦車どころかRPGでも撃破は可能なのである。…問題はその前に全滅させられるという部分だが。

 

「提督はかなり人間枠から離れてますからね。短い付き合いでも分かりますし」

「……取り敢えず香取、お前は提督室に来い」

「嫌です」

「言うと思ったから降りてきました」

「\(^o^)/」

「取り敢えず、最初にお部屋チェックから入りますか。…色々聞きたいことがありますしね」

「/(^o^)\ナンテコッタイ」

「ほら、行きますよー」

 

 香取の襟元をガシッ!と握り、ズルズル引っ張っていく鹿島であった。どうやら上下関係では圧倒的に鹿島が上らしい。

 

「軽巡棲姫やーい。聞こえるかー?」

「………」

 

 無言泣きであった。どうやら物凄く恐かったらしい。まあ血走った眼をしていた奴を見たら怖すぎるし恐ろしすぎる。

 

「あー…取り敢えず落ち着いたら提督室に来なさい。ちょっと一つ二つ話したいことがあるから」

 

 提督は軽巡棲姫にそう言って、机の上にある書類にハンコを押す作業に入った。




鹿島のキャラがブレッブレやな(ショボーン)
何か中途半端だと思ったそこの皆さん。実はこれ上下(上中下の可能性あり)なんです。という訳で次回を待っててくださいお願いします!

前回からアンケート(?)を取っております。興味のある方は”お芋侍”から入って新規活動報告にありますので見に来てください!

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三國無双エンパ(VITA)買っちゃったよ…。これPS4のだと評価悪かったんだが大丈夫なのか……?
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