1 / 3
0話 プロローグ
「御嬢、そろそろお時間かと。」
霧島の家に従者として、使え始めて10年近くなる中で、毎朝の日課というべきなのか、習慣というべきなのか、分からないが、御嬢の部屋のドアを叩き御嬢を起こす。
「御嬢、御嬢、お起き下さい。今日からは新学期ですよ。」
「・・・今行くから、少し待ってて。」
御嬢のお声がかかってくる。今日はいつもより少し元気というかテンションがいい。
久しぶりに若と会えるからだろうか?
「分かりました御嬢。リビングで待っています。それから今日の朝食は、昨日ご要望がありませんでしたので、軽めにスクランブルエッグと、ソーセージとベーコンのサラダ、石窯パンでよろしいでしょうか?ご不備など御座いましたら、作り直しいたしますのでご要望などありましたら一言仰って下さい。」