カズナリは公安のコウジに警告され、国外に逃げた。
その先はオーストラリアであった。
俺の名前はカズナリだったが、全てを隠すため名前と容姿を変えた。そして国籍も偽装した。
容姿はレベッカの知り合いの変身能力者に変えてもらい、名前はジャックにした。国籍はイギリスだ。
レベッカ「前の日系のほうが容姿は好きだったのにな・・・」
俺「仕方ないだろ。まだケイトの謎を解かなければならないが今は我慢だな。」
レベッカ「まあこれでより、人前に出やすくなったんじゃない。」
俺「まあな、だが仕事がない。レベッカ仕事紹介してくれないか?」
レベッカ「じゃあ、カズナリじゃなくてジャックは能力を生かす仕事をしたいの?それとも魔法を習得する?」
俺「魔法ってなんだ?」
レベッカ「そういえば日本では魔法は禁止されてたわね。私はオーストラリア軍の魔術学校に通ってるの。非能力者は基本的に魔術で能力に対抗するのよ。」
俺「だから日本の大会で非能力者として魔術というものを使わず格闘していたのか。」
レベッカ「私は今微力な治癒魔法に炎の魔術を覚えているわ。」
俺「俺は魔術はコピー能力でできないのか?」レベッカに触れながら言った。
レベッカ「コピー能力で魔法を使った事例はないわ。」
俺は触れたがなにも能力を感じなかったから本当らしい。
レベッカ「で、どうするの?」
俺「その前に東アジアでは魔法を聞いたことないぞ。」
レベッカ「日本、中国、朝鮮は魔力を国全体で封じてるからよ。そして魔法は空想として扱われているわ。」
俺「だが、実際は実在するということか。俺は魔術学校に行くべきだと思うか?」
レベッカ「まあ、行って損はしないわ。でもあなたが行かなくていいと思えばそれでいいと思うわ。」
俺は魔術学校でなく、魔法学校に行った。魔術と魔法の違いは軍指導か会社指導かである。
俺の行く魔法学校は多国籍会社指導の魔法学校に行った。オーストラリアはちょうど九月から入学出来たため、魔法高校の一年生として最初から学んだ。
入学式の時最初に話しかけてきたのはアランだった。
アラン「よう!!俺はアランだ。こう見えて30歳だ。よろしく。君は?」
俺「カズナリじゃなくてジャックだ。ジャックって呼んでくれ。よろしくアラン。」
アラン「よろしく、ジャック。君はなにか魔法つかえるのか?」
俺「いや、魔法は使えないよ。」アラン「そうか、俺もだ。能力なら使える。」
俺はアランに触れた。アランはどうやら補助能力の索敵能力らしい。
アラン「秘密だがな。」笑いながら言った。
アラン「西洋じゃあ魔術、東洋じゃあ能力だ。だが西洋にだって能力者はいる。東洋にだって魔法使いはいる。」
俺「あんたは能力と魔法どっちも覚えたいのか?」アラン「そうだ。ジャック。」
俺「じゃあ、友好の証にFSID交換するか?」
アラン「いいぞ。」俺とアランはID交換した。
アラン「イングランド出身なのか?俺は北アイルランド出身だ。キョウダイ。」
俺「国籍はイギリスだが、物心ついたときにはオーストラリアで育ったんだ。」
アラン「だが、東アジアなまりだがなんでなんだ?」
俺「ずっとアジア系の友達と遊んでたからかな。」笑ってごまかした。
アラン「たしかにスコットランドとイングランドは仲悪いもんな。そりゃオーストラリアに逃げたくなるぜ。」
俺「まあ、よろしくアラン。」
こんだけアランと会話したが取ってる授業が全部違った。
俺は治癒魔法に移動魔法に防御魔法を授業でとった。
ブライアン「よう、俺はブライアンだ。君は?」
俺「ジャックだ。よろしく。」
ブライアン「同じ治癒魔法の授業をとってるがなんでなんだ?」
俺「病気が怖いからね。」ブライアン「おい、いきなりジョークでごまかすのか。」笑いながら話した。
俺「本当は傭兵になって世界を旅したいんだ。アンコールワット、ピラミッド、凱旋門とかね。そのためには敵に撃たれても自分で応急手当できるようにするために治癒魔法を勉強してるんだ。」
ブライアン「そうか、俺はオーストラリア軍の衛生兵になるんだ。だから授業をとった。」
俺はブライアンと別れ、寮に戻った。
アラン「どうだ、ガールフレンドは出来たか?」
俺「ボーイフレンドなら出来るかもな。」
アラン「ボーイフレンドならもう俺がいるだろ。」アランは笑いながら言った。
俺「そうだったな。お休み。」アラン「お休み、キョウダイ。」
次の日移動魔法について説明を聞いた。
先生「移動には種類がある。ワープという瞬間移動に、空を自由に飛ぶフライング、水の上を歩く水上歩行もだ。まあ便利な魔法だな。海軍や空軍には極めて重視される移動魔法だ。またものや人を転送する魔法もある。」
俺「魔法はそもそもいつからあるんだ?」先生「君はジャックか。」俺の服の名札を見て言った。
先生「そうだな。能力者が出現し始めた時だな。本来は魔法も能力も二十世紀までは空想として扱われた。」
俺「じゃあ魔法と能力には共通点があるんですか?」
先生「私はそう思っているよ、ジャック。」
俺は質問しまくりそれだけで授業が終わった。
ガブリエラ「ジャック!待って。」
俺「誰だ、ヒスパニックの姉さん。」
ガブリエラ「私はスペイン生まれよ。名前はガブリエラよ。」
俺「よろしく。ガブリエラ。」
ガブリエラ「ガーラでいいわ。みんなからはそう呼ばれてきたから。あなたなんであんなに移動魔法について質問したの?」
俺「移動魔法があれば戦場からすぐ撤退できるだろ。そっちはなんで話しかけてきた?」
ガーラ「あなたコピー能力者でしょ?だから話しかけたの。」
俺「どこで知った?」俺は興奮しながら触れるとガーラは真実を見抜く能力を持っていた。
俺「お前、能力者か?」ガーラ「そうよ、わけありならだれにも言わないから。」
俺「じゃあそうしてくれ。誰かに言えばただじゃすまねーからな。」
俺はガーラに一喝してから寮に戻った。するとアランがいた。
俺「今日は授業ないのか?」アラン「そうだ。」
俺「なあ、オーストラリアって意外に能力者多いな。」
アラン「そうだな、能力や魔術の規制が世界でも少ない国だからな。能力者と魔術者のバトルは面白いぜ♪」
俺「ここにも格闘場があるのか?」
アラン「いや、そんなぬるいもんじゃないぜ。闘技場があるんだ。それも命をかけれる闘技場がな。まあ格闘も出来るけど、行くか。メルボルン闘技場に?」俺「おう!行こうぜ。」
カズナリではなくジャックの新たな人生が始まる。魔法に能力、アヤノの蛮行、アヤノの兄、果たしてジャックにはすべてを終わらせることが出来るのか?