「お前は生きろ。雅人…!」
この日、一人の怪人の命が消えた。
その命が起こした出来事は人類滅亡のカウントダウンを引き起こす原因になる。
魂は輪廻の輪へ。
そして別の世界へと、別の人間へと移っていく、がその形は歪だった。
『オルフェノクに関する全て』
それが原因なのだが、魂一つに時間をかけるように作られていないソレは
別の魂と無理矢理、1つにする事で形を保ち、産み落とされた。
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「気持ちが悪い」
口々に大人達はそう言って僕をこの廃工場に捨てた。
それもそうだろう、僕だって教えてもいないのにいきなりこのアメリカで
流暢な日本語を話し始める1歳児なんて嫌だからな。
それでも4年間生きて来れたのはやはりこのチカラがあったからだ。
僕には特別なチカラがあった。
前世の記憶、そして『オルフェノクのチカラ』
これを使ってテロリストの基地に殴り込みをして食料を奪う。
夜に襲いにいくのがコツだ。
一般人を襲うのは気が引けたのでテロリストだけにしている。
まぁ、今まさにその最中なんだけど.....
「ああ...よかった...」
手当しないとヤバいと思われる量の血を流した、おっさんが食料庫を塞いでる訳で....
正直こいつが死のうが俺には関係ないが....
「.....すまないが...私はもう駄目だ...日本の娘と妻に...よろしく頼む...名前は園田...
園田だ...」
『....っち、それを日本語で言ってどうする!それに家族がいるならきちんと幸せにしてやれ!』
気がつけば僕はおっさんを担いで、一番でかい病院まで走り出していた
僕のスピードは人間にはきついものがあるが、風やゴミなんかも全て俺が防いだ。
病院に着いた俺は入り口におっさん....園田をおいてすぐさま基地に戻った。
こいつのせいで、食料庫の中身がまだとれていないのだ。
結局、国に先を越されたため食料はとれなかった。
まぁ、まだまだ貯蓄があるからいいんだけどさ。
余談だが園田は無事に助かったらしい
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世界総合武道大会で私はアメリカを訪れた。
が、途中でハイジャックに遭いテロリスト達になす術もなく拘束され
基地の牢屋のような場所に繋がれていた。そこには私1人だけでなく大勢がいた
にもかかわらず出される食事は1人分。
皆はそれを奪い合い争い、餓え、苦しんでいった。
そんな状況を見ていられず私は食料庫から皆の分を拝借し皆に分け与えると
同時にこの基地から脱出する計画をたて始めた。
計画には、他の皆も賛成してくれて順調に計画が進み完成まで後一歩という夜。
私はいつも通り夜中に抜け出して、食料を調達しようと食料庫の扉に手をかけたとき。
けたたましい銃声とともに私の脇腹から血が噴き出した。
後ろを向けばそこには、テロリストが銃を向けていた
新兵だったのだろう目にいっぱいの涙を溜めていた。
新兵は顔を真っ青にしてこの場から去った。
直後、何かが勢いよく崩壊していき大量の叫び声と、鉄製の何かが剥がされる音。
そして、ここ数日間よく聞いた皆の喜ぶ声。
「ああ....よかった...」
自然と私の口からは言葉がこぼれていた。
私はぼやける視界の中で人形の何かを見つけたのだ。
それが、私の願いを叶えてくれるものである事を願い、私は続けた。
「.....すまないが...私はもう駄目だ...日本の娘と妻に...よろしく頼む...名前は園田...
園田だ...」
そして私の意識は急激に薄れていった。
最後に、英語で話すのを忘れたという、最大のミスに気が付いて意識は、消えた。