笑顔を咲かせた少女は紛れもなく…   作:西部荒野に彷徨う海賊

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 登場人物紹介:ファイト、ラブアロー、ハラショー、ニャー






70話 行動

 

 

 

 息を切らし、額から止まらない汗を流す高坂穂乃果。

 走りすぎの疲労で震える両脚に手をつき、彼女は長階段を登り終えた所で立ち止まった。

 

「はっ――はっ――はっ――」

 

 両肩を激しく上下させながら辺りを見回すが、お目当ての相手は見つからない様子で、さらに困惑するように眉を寄せた。

 

 すると、彼女の制服のスカートのポケットにあるスマホが震える。

 

「っ――」

 

 幼馴染みからの着信だった。

 彼女はすぐにそれに応じる。

 

「海未ちゃん! 美雪ちゃん見つかった!?」

 

 大声を張り上げる彼女。

 通話で大きな声で喋るなと相手からよく注意されるのだが、今はそんなことを気に留めている場合ではない。

 

『いえ、どこにもいません! いろいろ走り回ってみたのですが、あの目立つ銀色の髪はどこにもありませんでした! 携帯にかけても繋がりませんし……。穂乃果の方は!?』

 

 しかし、相手の園田海未も未だ、ミッションを果たせていなかったらしい。

 高坂穂乃果は下唇を噛み、苦々しく言う。

 

「わたしも、……色んなとこを探したけど、ぜんぜん見つからないよ……。あれからもう一時間は経ってるし、もしかしたら――」

 

 高坂穂乃果が言うと、通話越しに、園田海未の不安混じりの荒い息遣いが聞こえる。

 

 彼女達が危惧していること。

 自宅謹慎中を言い渡された夜伽ノ美雪が、学校関係者に外出している現場を捉えられること。

 

 もしそうなれば、『ラブライブ!』の大会出場にも影響が及ぶ。

 今では夜伽ノ美雪も立派な、メンバーの一人なのだから。

 

『もう……前から思っていたことですが、美雪は協調性がなさすぎです! それに規則も守ってくれませんし、本当に好き勝手やってくれます!』

「い、今はそんなこと言ってる場合じゃないよ海未ちゃん! 早く美雪ちゃんを見つけて、連れ戻さなくちゃ!」

『えぇ、……えぇ、そうですね。もう、本当に。作詞作曲の件では素晴らしい優秀なお人だと見直したのに、あの人は……』

 

 どこか悔しそうな声が向こうから聞こえてくる。

 

 高坂穂乃果はまた、神田明神の周辺を見回してから、息を整えつつ言葉を紡ぐ。

 

「でもさ、海未ちゃん。わたしには、美雪ちゃんがただ無意味に外に出たっていう、そんな気はしないんだよね……」

『? どういうことですか?』

 

 高坂穂乃果は背後を振り返る。

 男坂の階段を登りきった高い視点から、人気のない、建物に挟まれた狭い路地だけが見えた。

 

「自宅謹慎を言い渡されて、それでただ拗ねて、歯向かうように外に出てみた――そんな穂乃果でもしないような幼いことを、美雪ちゃんはするかな。美雪ちゃんは、そんな頭の悪い人じゃないと思うんだよね」

『……まぁ、確かに美雪は、そこまで馬鹿で愚かではありませんね』

「うん。だから多分、美雪ちゃんがリスクを承知で外に出たのは、何か理由があるんじゃないかな」

『理由、ですか……』

 

 その理由を追い詰め、解析することができれば、それを足跡として追いかけ、目標の居場所を突き止められるかもしれない。

 そう言いたい高坂穂乃果は、スマホを持っている逆の腕で、額の汗を拭った。

 

「これはわたしの勘だけど……多分、凛ちゃんに関してだと思う」

 

 その言葉に、返事は早かった。

 

『おや、奇遇ですね穂乃果。私も今真っ先に、その可能性を見出せていましたよ』

 

 どこか園田海未は得意気に言う。

 疲れて息が上がっていながら、幼馴染みとの考えが合った波長に笑っているようだ。

 

『美雪はメンバーの中で特に、凛と仲良くしている様子でしたしね。あの二人はよく、放課後の練習後にラーメンを食べにいっていたとか』

「うん、だよね!」

 

 何のヒントもなかった状態から、一つの可能性を見つけたことに、高坂穂乃果の声にも元気さが戻る。

 

「美雪ちゃんが喧嘩をしちゃったのも、凛ちゃんの悪口を言われたからだって、花陽ちゃんが言ってたし……」

 

 しかし、自分の今の言葉で、また高坂穂乃果の表情は暗くなる。

 そのことを小泉花陽から告げられた時の、あの星空凛のショックを受けた顔を思い出したのだろう。

 

『……ですが、もし穂乃果の仮定が正しいとして、ならば美雪はどこにいるのです? 凛に関係ありそうな場所なんて――』

「う~ん、……ラーメン屋?」

『……穂乃果』

「ち、違うよ冗談だよ!」

 

 高坂穂乃果は真面目に意見したつもりだった。

 しかしラーメン屋では……それこそただ無意味な外出になってしまう。

 

「凛ちゃんの家、とか――?」

『確かに可能性はありますね。それでは、私は凛の家に向かいましょう。リリーホワイトの打ち合わせに、凛の自宅にお邪魔させてもらったことがあるので、場所は分かっています』

「うん! それじゃ穂乃果はまだ、外を探してみる!」

『頼みましたよ、穂乃果』

 

 それを最後に、高坂穂乃果は通話を切る。

 スマホをポケットに仕舞い、彼女はついさっき登ってきたばかりの階段を猛スピードの勢いで駆け下りていく。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 絢瀬絵里。

 彼女にしては珍しく、未だ制服姿だというのに、ポニーテールを束ねるシュシュを外していた。

 

 きららかな輝きを纏わせる金色の長い髪を下ろし、ソファで足を組みながらカップのコーヒーを啜る姿は、とても高校生には思われないだろう。

 もし今の彼女がOL風のスーツ姿でいたら、働ける女上司というイメージがぴったりだ。

 

 大人の雰囲気がある。

 水浦竜三はそう思った。

 

 コーヒーカップを低いテーブルに置き、絢瀬絵里は目線を上げる。

 

(前に来た時は、こんなソファとテーブル、あったかしら?)

 

 そんなことを思いながらも、口を開いた。

 

「コーヒーの淹れ方がお上手ね」

「……まぁ、美雪のために練習したからな」

 

 お互い、同年代だ。

 初めこそは絢瀬絵里の方が、警戒するような敬語を使っていたが、今ではそれはない。

 

 二人がいるのは、夜伽ノ美雪の自宅。

 リビングに隣接する小さな間取りの部屋に、住人でないはずの水浦竜三が、絢瀬絵里を通したのだ。

 

「でも、いいの? 私のこと、勝手に家に上げちゃって」

「別に構わねぇよ。美雪もどうせしばらく戻らないだろうし、俺のことは合い鍵を渡すぐらいには信頼してくれているしな」

 

 テーブルを挟んだ向かいのイスに、水浦竜三は腰掛ける。

 

 二人は向かい合った。

 そして当然、家の中にはこの二人しかいない。

 どちらも夜伽ノ家の人間ではないという所が、また面白いだろう。

 

「あなたは、美雪の恋人かしら?」

 

 そんな質問をいきなり、絢瀬絵里は相手に投げかける。

 水浦竜三の方はと言えば、少しも表情を変えず、淡々と言葉を返す。

 

「そういうもんじゃねえよ。ただの友達関係だ。まぁ、親友と言っても過言じゃないけどな」

「へぇ、意外……。随分と親密な仲になっているのね」

 

 絢瀬絵里の中では――というか、夜伽ノ美雪をよく知らない人間ならば、その怖面の外見と刺々しい口調と性格に、きっと親しい友人なんかはいないんだろうなと勝手に思い込む。

 そんな先入観を抱かせる夜伽ノ美雪に、まさか合い鍵までも渡せる親友がいたとは、さすがの絢瀬絵里でも驚いた。

 

 しかし、それをあまり表面には出さないまま、彼女は質問を続ける。

 

「長い付き合いなの?」

「中学時代からだ。当時から俺も美雪も友達なんざいなくて、いつも二人でいたな」

 

 細かく言えば、夜伽ノ美雪の幼馴染みである統堂英玲奈も一緒にいたのだが……。

 統堂英玲奈の方が水浦竜三を良く思っていなかったせいもあってか、二人に深い親密関係は生まれなかった。

 

「でも、恋人ではないのね」

「まず、美雪が男を作るってのが想像できね――」

 

 そこで、

 

「? どうしたの?」

 

 水浦竜三は言葉を切り、それに絢瀬絵里は怪訝に思った。

 

「……いや、なんでもない」

 

 とある言葉が、水浦竜三の脳内をよぎったせいだろう。

 

(くそが、……あの野郎の言葉がまだ引っかかってやがる。いつか、この冷戦が終わったら、美雪に確かめなくちゃ気が済まないな)

 

 そこまで思うと、水浦竜三はイスに座る体勢を直し、今度は彼から質問を飛ばす。

 

「お前こそ、美雪とはどんな関係なんだよ」

 

 そう言うと、水浦竜三の予想とは裏腹に、絢瀬絵里は少し考え込む素振りを見せた。

 

「――そう、ねぇ……。まぁ、部活仲間って、ところかしら」

 

 予想とは裏腹に――それは、水浦竜三が先程、玄関前で見たオレンジ髪の女子生徒。

 彼女は、彼の親友のことを『美雪ちゃん』と親しそうに呼んでいたし、すぐに会いたいとも必死に願っている様子だった。

 

 相当、仲が良いのか。

 すると、この金髪の女とも同じなのか。

 

 そう思っていた水浦竜三は、絢瀬絵里がこの質問に少しでも思考を巡らすタイムができたことには、意外だと感じた。

 

「けど、美雪は一見不良っぽく見えちゃうけど、頼りになる所も多いからね」

 

 しかし、この絢瀬絵里も下の名前で親しみを込めて呼ぶ。

 

「……美雪から聞いてる。さっきの二人も同じように、お前も美雪と一緒にスクールアイドルとかをしてるんだろ?」

「あら、スクールアイドルをご存知なのね。あなたみたいな見た目の人は視野を狭く見ていそうだな、なんて偏見を持っていたものだから、……ごめんなさい」

 

 随分と好き勝手言ってくれるな。

 水浦竜三はそう思った。

 

(まぁ、ピアスとか染めた金髪を見られれば、ヤンキーの類と思われるのも無理ないが……)

 

 いや、実際にそうだろう。

 

(そんな男と二人きりの空間に簡単に連れ込まれるこいつも、それはそれでどうかと思うが……。よっぽど襲われない自信か体術を身に付けているか、ただのポンコツなのか)

 

 いや、今は別にどうでもいい。

 水浦竜三はすぐに思考を切り替える。

 

「つぅかよ……よくお前ら、美雪をメンバーに取り込めたよな」

 

 感心するように、彼は言った。

 

「あいつの性格を考えれば、相当苦労しただろ」

「確かに……えぇ、そうね。けれど私達には、どうしても美雪が必要だったのよ」

「……どうして美雪を選んだんだ?」

「――あぁ~」

 

 そこで。

 なぜか、絢瀬絵里は視線をずらす。

 

 そもそも、夜伽ノ美雪をマネージャーにすると最初に決めつけた――というより、そういった強い希望を言い出したのは、高坂穂乃果だった気がする。

 それに便乗し、やや挑発に乗せられた感じも否めないが、西木野真姫が夜伽ノ美雪を説得しにいった。

 

 特に、そこに絢瀬絵里は深く立ち入ってはいない。

 ただ、絢瀬絵里も何かとあれば、夜伽ノ美雪にスクールアイドルの話を持ちかけていた節があった。

 

 授業の合間の休み時間に、教室を移動してまで夜伽ノ美雪の元にやって来たことだってあった。

 

「……まぁ、うちのリーダーがどうしても彼女にしたいって言うから、ね。美雪を見て何か、可能性でも感じたのでしょう」

 

 そう言うと絢瀬絵里はまた、コーヒーを一口だけ飲む。

 

「……何だかよ」

「ん?」

「美雪は、お前らのマネージャーに就いてから、どこか変わった」

 

 水浦竜三は、やや抑え気味の声でそう言う。

 

「丸くなったとか、刺々しい性格がなくなったとか、そういうものじゃない」

「なら……どういう風に?」

「そうだな、何というか…………少し、小さくなった気がするんだ」

「……それは、あなたにとって良いことかしら? それとも、都合が悪いもの?」

「……さぁな」

 

 そう言う水浦竜三には、やはり彼なりに思う所があるのだろう。

 それがどういったものなのか、絢瀬絵里には当然、見当もつかないだろうが。

 

「なぁ、聞いていいか、絢瀬絵里」

「なに?」

 

 水浦竜三と絢瀬絵里の視線が、真正面から交差する。

 

 

「お前ら――美雪に何をした?」

 

 

 その問いに。

 絢瀬絵里はまた、表情すら変えることはない。

 

「さぁ……。何の覚えもないわ」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 そして。

 舞台は少し、早送りされた世界を映す。

 

 高坂穂乃果が街を走り。

 園田海未が目的地へと向かい。

 絢瀬絵里が水浦竜三と会話していて。

 夜伽ノ美雪はUTX学院へ侵入している。

 

 その日の、夜。

 午後の八時過ぎという時間帯に、舞台は飛ぶ。

 

 そこでは、すでに園田海未と行き違いとなった星空凛の姿が、彼女の自宅部屋にあった。

 

「そういえば、お母さんがお友達が来てるってメールしてきたけど、誰だったんだろ? かよちんなら、お母さんも分かるだろうし」

 

 部屋の明かりも点けず、薄暗い空間には月明かりだけが差し込んでいた。

 

 疑問を口にしながら鏡の前に立っている星空凛は、ある衣装を両手にしている。

 

 肘の長さまで伸びた白い布生地に、オレンジ色が重ねられた丈の短いスカート。

 その上から、別売りだったが袖から通された薄黄色とオレンジ色のトップス。

 

 女の子が着る、可愛らしいデザインだ。

 

「これ、結局無駄になっちゃったなぁ」

 

 アイドル研究部に入部したことをきっかけに、心機一転しようと奮発して購入した練習着だ。

 

 袖なしの緑と白の半袖トップスに、ブカブカ仕様のズボンの練習着。

 彼女は今まで、それしか着たことがない。

 

 このオレンジ色の練習着は、幼馴染みで親友の小泉花陽にすら見せていないものだ。

 

「ん~……」

 

 鏡の前で、彼女はその練習着を、自分の身体の前に翳す。

 鏡の中には、寝巻きの上に重なり、ミニスカートの練習着を着ている風の自分の姿が見えた。

 

「……はぁ」

 

 小さな溜息。

 この一連の流れ作業も、彼女は何度繰り返してきたことか。

 

 やはり、自分には似合ってない。

 星空凛はそう思う。

 

「せめてもうちょっと、髪が長ければなぁ」

 

 髪の長さが……例えば園田海未や東條希くらい伸ばされていれば、体型なんてまず気にせず、自分も女の子らしく見えるのだろうが。

 そんなことを、毎日繰り返し思い続けている。

 特に、スクールアイドルに入ってからはよく、そんな思いに耽る。

 

 一度、彼女はメンバーのマネージャーと部長の勧めで、髪の長いウィッグを被されたことがある。

 パソコン画面に映る、今まで存在しなかったはずの、髪の長い星空凛を見て、自分でも少し、可愛いなぁと思ったのは秘密にしている。

 

「勝手に拗ねて練習も休んで……みんなに迷惑もかけちゃったな」

 

 学校では、それは猫のように俊敏に動き回り、鬱陶しい程の溌剌さを見せる星空凛でも、独りぼっちになれば、こんな暗く落ち込んだ一面も表にでてくる。

 

 

『凛、あんたは他人から見て、眩しすぎるくらい可愛い笑顔を持ってるのよ』

『正直、勿体ないと思うぜ、俺は。磨けば磨くほど光彩を放てる魅力を、お前は秘めているンだと感じている訳だがなァ』

 

 

 あの二人の言葉を今、思い出す。

 

 彼女達は優しさで、自分に同情してくれてお世辞を言ってくれているのか――そう思ってしまうのも、やはり彼女達との触れ合いの期間がまだ短いからだろう。

 

 

『凛ちゃんは可愛いよ! 花陽が思わず見惚れちゃうくらい、とっても可愛い女の子だもん!』

 

 

 だとすると、幼馴染みの言葉も、あれはお情けか?

 ――いや、違う。

 そう直感できるのは、長い期間で築き上げた絆や信頼という類が存在するから。

 

「美雪ちゃんもにこちゃんも、凛のために暗くなるまで残ってくれたりしたもんね……」

 

 カツラを投げ捨て、怒鳴りながら部室を出て行ってしまった時のことを思い出し、それに少し罪悪感を覚える。

 

 同時に、今日は小泉花陽から聞かされた。

 夜伽ノ美雪は、自分の悪口に怒りを覚えて喧嘩をしたのだと。

 

 きっと、彼女は不器用だ。

 五感に感じたものに対して覚えた思いをそのまま行動にしてしまう――例えそれが相手を、肉体的に傷つける結果になっても。

 

 だから、夜伽ノ美雪という人物は、酷く正直者なんだな。

 そう、星空凛は思う。

 

「凛の、ために……」

 

 自分でも、夜伽ノ美雪とは仲良くできていたつもりだった。

 一緒に施設でスポーツをしてり、ショッピングをしたあの日から――ラーメン屋に誘っても断られることはなかったし、最近では向こうから行こうと言ってくれることもある。

 

 ……あぁ。

 鏡に映る自分は、珍しすぎるほど、哀しい表情を浮かべている。

 背後を照らす月明かりが、余計に哀愁漂う情景を作っていた。

 

 嫌気が差し、星空凛は練習着を床に投げ、自分の身体はベッドにダイブさせる。

 仰向けに寝転がり、ただただ天井を見上げた。

 

 その時だった。

 突然、枕元に置いていたスマホが震え、着信を知らせる。

 

 スマホを手に取り起動させると、幼馴染みからの連絡だと分かった。

 

「――もしもし、かよちん?」

 

 通話に出る。

 聞き慣れた相手の声もすぐに返ってきた。

 

『あ、凛ちゃん。今、平気かな?』

「うん、もちろん平気だよー」

 

 これが親友の間に存在する力か。

 幼馴染みの声を電話越しに聞いただけで、星空凛の声にも陽気さが回復している。

 

『よかった……。それじゃあ、凛ちゃん。今から、外に来れるかな?』

「……外に?」

 

 窓の外はもう暗い。

 分かっているそれを確認しながら、星空凛はすぐに頷く。

 

「うん、了解にゃ~!」

 

 

 







 スクフェスのランクがやっと110突破。
 これからも精進しましょう。

 それでは、次話もよろしくです!


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