インフィニット・ストラトス~帝国社の陰謀~(凍結) 作:鈴木颯手
「天皇陛下万ざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいっ!!」
1945年。俺は硫黄島の守備隊の一人として敵に玉砕攻撃をしていた。因みに俺は一本の黒刀一つで数々の戦場を駆け巡って来て敵に「黒鬼」と呼ばれるほどまでになった。
数々の戦場を駆け巡っては無傷で生き残ってきた兵である彼だが今回はそうはいかなかった。
既に彼の体には無数の銃弾が命中していた。既に致死レベルを超える量である。
「FUCK!なんであいつは倒れねぇんだよ!?」
「いい加減死ねよ!」
「ひぃ!?こ、こっちくんなぁ!」
彼の目の前にいる米兵は一刀両断されて行く。その上でいくら銃弾を受けようと彼は倒れない。
「天皇陛下万ざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!」
彼はそう叫びながら混乱している米兵に切りかかっていく。彼を止められるのはこの場にはいなかった。
硫黄島での戦いの後彼は艦砲射撃によって粉々に砕け散る事によってようやく活動を停止した。
その後彼を失った日本軍はあっという間に瓦解し、三日後に全軍玉砕するのであった。
しかし、その場にいた米兵のほとんどが恐怖と混乱によって使い物にならなくなってしまった。更には自殺者や味方同士での銃撃などひどくなる一方だったのでその者たちは本国へ強制送還された。
硫黄島で戦った米兵のうち、約三分の一が彼によって切られたか、トラウマを植え付けられて強制送還されたのであった。
これはのちに「硫黄島の悲劇」として米兵に語り継がれるのであった。
そんな悲劇から何年も過ぎたこの世界では『IS』と呼ばれるマルチフォーム・スーツが広まっていた。元々宇宙空間での活動を想定して作られたのだが、宇宙進出は一向に進まず結果ISは「兵器」となり今では「スポーツ」として使われていた。
そんなISはとある天才が作ったのだがISの核である「コア」はその天才にしか作れない為ISは数が限られていた。
さらにその天才は姿をくらませたためISは今ある数しか製造不可となった。そのせいか今では各国はISの性能を挙げようとしている。最近では第三世代と呼ばれるISが出て来ていた。
そんなISの時代にISを含む兵器を幅広く扱い、各国で同じものを扱う状態にまで陥らせるほどの性能を誇る企業があった。
その名は「帝国社」。今はなき大日本帝国を裏で支え続けた財閥たちの子孫が集まり結成された企業である。
しかしそれ以上のことは分かっていなかった。本社の場所も製造工場の場所も不明なのである。
売買についても帝国社のものが来てその場で売るのである。その売りに来たやつを追跡しても途中で見失ってしまうのである。
そう言う謎のせいか最近では「幽霊が武器を作ってる」だの「帝国社は実は各国が作った新兵器を隠すために作られたでっち上げ」など噂が飛び交っている。
更に行くと「篠ノ之博士と繋がっている」などというやつも出て来ているのであった。
そんな時期に世界で初めて男でありながらISを使えるヤツが現れる。
その名は織村一夏。
この存在によって女尊男卑が浸透していたこの世界に大きな衝撃を与えた。
彼は強制的にIS学園へと入学させらてしまったのであった。
しかし自体はそれだけでは終わらなかった。
何と帝国社が突然記者会見を開いたのである。今まで兵器を売るだけだった帝国社が急に記者会見を開いたのである。しかしその発言はそれ以上のものであった。
_ISを扱える男が帝国社にいる。_
この発言はその場にいた記者たちを機能停止させるには十分なものだった。
帝国社は既にIS学園に企業代表として入学手続きを終えている、年齢も15で今年高校生になるので発表した、などなどを言って記者たちに質問させないまま一方的に記者会見を閉じたのであった。