インフィニット・ストラトス~帝国社の陰謀~(凍結) 作:鈴木颯手
「織斑。お前には専用機が送られる事になったそうだ」
二時限目の授業の時、織斑先生は思い出したかのように織斑一夏に言った。それを聞いたクラスメイトがざわめいた。
「せ、専用機!?一年の、しかもこの時期に!?」
「それって、政府からの支援が出ているって事?」
「いいな~、私も専用機ほしいな~」
クラスメイトの反応は様々だった。そんなクラスを無視すっるかのように織斑先生は続ける。
「普通なら国家または企業に属するものしか専用機は与えられないがお前の場合は状況が状況なので特別に与えられるそうだ。因みに専用機は帝国社が用意するそうだ」
織斑先生の言葉を聞いて視線が一気に俺に集まる。・・・うっとおしい。
「本当は倉持技研が担当するはずだったのだがあまりの性能の悪さに俺ンとこが用意することになった。別にかまわないんだがそれなりの礼は政府より貰っているからな」
因みにその例とは倉持技研が担当している日本代表候補生の更敷簪の専用機を帝国社が開発すると言うものだ。
帝国社がなぜこのような事をしているかは後で話すとしよう。
俺の言葉を聞いて更に教室がざわめく。
「倉持技研って打鉄を開発したところだよね?それを性能が悪いって・・・」
「でも帝国社の製品ってどれも性能がいいよね」
「そうそう、私なんてISスーツはあそこのじゃないと嫌よ」
「それどこも一緒だよね」
「まあ、俺ンとこにしても丁度実験している機能があるからそれの実験もかねて行うから良かったし」
俺はそう言う。実際そうだ。社長から「クラスメイトでIS適性の高い奴を選んでこい。実験機のテストをさせたいから」何て言う命令が来ているからな。もちろん織斑一夏とは別の奴で。
「そう言うわけだ。さて授業に移るぞ」
そう言って織斑先生は授業に移った。
「安心しましたわ。まさか訓練機で対戦しようとは思っていなかったでしょうけど」
午前の授業が終わり昼休みになった時、セシリアはいつものごとく織斑にかけよった。あいつは何で織斑に突っかかるんだろうか。まあ、どうでもいいが。
「まあ?一応勝負は見えていますけど?さすがにフェアではありませんものね」
「?なんで?」
「あら、ご存じないのね。いいですわ、庶民のあなたに教えて差し上げましょう。このわたくし、セシリア・オルコットはイギリスの代表候補生・・・つまり、現時点で専用機を持っていますの」
「へー」
「・・・馬鹿にしてますの?」
「いや、すごいなぁと感心してた」
「はあ、何でこう男はこんなにバカなのでしょう?こんなお猿さんと話しているととても疲れますわ」
おい、何で俺が入ってるんだ?俺は普通だろう。
「そう言えばそちらのあなたは専用機を持ってますの?もしかして持っていないんですの?」
決めつけんな。
「まあ、専用機を持っていようとわたくしが勝つことに代わりはありませんわ!」
「・・・たかが第三世代の試作機持っているからって浮かれるのはどうかと思うぞ」
この言葉にセシリアはイラついたようだ。あからさまに顔に「不機嫌」と書いてある。
「ふんっ、良くない噂が飛び交うブラック企業の代表が偉そうに何を言いますの?あなたなんて1分もかからずに倒せますわ」
ほぉ。俺に勝てるってか?面白い。
「なら俺はその1分間俺は動かないし、攻撃もしないで居てやろう」
「馬鹿にしてますの?」
「違う。俺はそれだけの自信があると言う事だ」
「それを馬鹿にしていると言うのですわ」
そう言って織斑の机をたたく。因みに織斑はいつの間にかいなくなっていた。
「せいぜい後悔をなさらぬように」
「その言葉をそっくり帰してやるよ」
そう言って俺は食堂へと向かった。
所変わって帝国社。そこのとある部屋。そこには大量のISコアが保管されていた。その数1000以上。
「いつ見てもこの光景はすごいですね」
「そうだね~」
その部屋には若い研究員と所長がいた。
「えっと、ISコアNO.150は・・・っとこれだ」
若い研究員の目の前にはガラスケースに入っているISコアがある。下には「コアNO.150」と書かれている。
「所長、ありましたよ」
「お、あったのね~、さっそくもどろ~」
「(いつも思うが所長の口調って変だな)」
そう思いながら若い研究員は所長について行き部屋を後にした。
今回はかなり短めになってしまいました。次でクラス代表決定戦になります。