俺は怪獣王になる   作:ヤマタノオロチ

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いよいよ後編でございます。多くの怪獣による激しいバトルをご覧ください。
今年もあと少し!何とか最後まで頑張っていきます。
あと前々から思っていたのですが、【大怪獣バトルファイル】を作ることにしました。前の話にも付け加えておきます。



最強合体獣キングオブモンス、古代怪獣ゴモラ、超古代狛犬怪獣ガーディー
原子怪鳥リトラ(S)、宇宙超怪獣キングギドラ、超合体怪獣グランドキング
四次元怪獣ブルトン、どくろ怪獣レッドキング、透明怪獣ネロンガ
地底怪獣テレスドン、剛力怪獣シルバゴン、超古代尖兵怪獣ゾイガー
宇宙海獣レイキュバス、昆虫怪獣メガロ、未来怪獣ガイガン
宇宙凶悪戦闘獣スペースゴジラ、完全生命体デストロイア   登場



第9話 大怪獣軍団!大決戦!!(後編)

ブルトンの力によって召喚された10体の怪獣軍団。特撮ファンならこの怪獣達を見たらすぐに名前が出て、どんな怪獣か分かるはずだ。

 

怪獣界で一番の暴れん坊・レッドキング。

透明能力を持って電気を食べる・ネロンガ。

地底人のボディガード・テレスドン。

凄まじい怪力と硬い銀色の強者・シルバゴン。

『地を焼き払う悪しき翼』と呼ばれる・ゾイガー。

両腕の大小の鋏を持つ・レイキュバス。

シートピア海底王国の守護神・メガロ。

全身が凶器のサイボーグ・ガイガン。

ゴジラと酷似した姿の戦闘生物・スペースゴジラ。

オキシジェン・デストロイヤ-の化身・デストロイア。

 

いずれも人間達から恐れられて名の知れた怪獣達である。それが今、敵として俺達の目の前にいるのだが・・・駄目だ!気持ちが抑え切れん。どの怪獣もカッコイイし、強い奴らだらけだ。ブルトン!!お前はなんて最高な怪獣を呼んでくれたんだ!!

喜んでいるクロウはさて置き、この軍団を見たキングオブモンス、ゴモラ、ガーディーの3体は怯むどころか逆に咆哮を上げて睨みつける。

 

 

「グガギャアアアアアァァァン!!」

 

「ギュアアアイイィィィィン!!」

 

「ゴシュィィィィィィィィン!!」

 

 

それを見てネロンガ、メガロ、シルバゴンの3体が先陣を切って襲い掛かった。

嬉しい気持ちを抑えながら俺は素早く2人に伝える。

 

 

「レイとリーシャは左右の怪獣を相手にしろ。俺は真ん中の奴を倒す」

 

「ああ!(はい!)」

 

 

そしてゴモラはネロンガへ、キングオブモンスはメガロへ、ガーディーはシルバゴンへとそれぞれ戦いを繰り広げる。

向かって来たネロンガにゴモラは真正面から攻撃を受け止め、背中にパンチを放って怯ませる。だがネロンガも体当たりで反撃して押し潰そうと大きく飛び掛かる。

押し潰されそうになった時、ゴモラがタイミングよくネロンガの首元に当て、痛みに苦しむネロンガに再び殴りまくる。このまま行けばゴモラが勝つと思ったが、そううまくはいかない。

 

 

「ギィガアアアオオォォォン」

 

「ギシャアアアァァァッ!!」

 

 

苦戦するネロンガを見てスペースゴジラがテレスドンに助けるよう命令した。テレスドンは言われた通りにゴモラに体当たりをしてブッ飛ばし、口から『溶岩熱線』を吐いてゴモラを苦しめた。態勢を立て直したネロンガも攻撃を加える。

2対1という不利な状況になってもゴモラは尻尾を使って善戦する。

 

 

 

一方同じように真っ先に襲い掛かったメガロは、逆にキングオブモンスに打ちのめされていた。口から出す『地熱ナパーム弾』も角の先端から放つ『レーザー殺獣光線』も『ボーンシールド』によって防がれ、両腕のドリルも怪力によって止められて打つ手がない状態だった。キングオブモンスはドリルを掴んだまま、背負い投げしてメガロを叩き付けた。

 

 

「キュイイィィ~・・・」

 

「グオオッ?」

 

 

叩き付けられたメガロは最初体をピクピクと動かしていたが、息絶えたかのそのまま動かなくなった。死んだのを確認しようとキングオブモンスが近づこうとした時、背中を何かに斬り付けられた。

 

 

「グルルッ!?」

 

「キイイイィィァァァ!!」

 

 

振り向くとそこにはガイガンがいた。己の鉤爪状の腕・ハンマーハンドに付いた血を見ながら奇襲が成功した事を喜んでいた。怒ったキングオブモンスがガイガンに攻撃しようとした時、またもや背中に痛みが起こった。今度は切り裂かれたのではなく、爆発したのだ。背後にいたのは死んだはずのメガロであった。

これこそ、ずる賢いメガロの得意とする『死んだふり』戦法である。そしてガイガンと同じように奇襲が成功した事に喜び、更に尻を叩いて挑発する。

王としてのプライドを傷つけられたキングオブモンスは激しく怒り、その場で地団駄して『クレメイトビーム』を放つ。それを見てメガロは両腕のドリルを使って地中に潜り回避する。その隙をついてガイガンが再びハンマーハンドで切り裂こうとする。しかし二度も同じ手に引っかかるかと言わんばかりにキングオブモンスは尻尾をガイガンの首に巻き付ける。そしてメガロが潜んでいる所目掛けてガイガンを叩き付ける。

 

 

 

ガンッ!!!

 

 

 

「キィィィ~~~」

 

「キュイイィィ~~~」

 

 

勢いよく頭をぶつけられたせいで2体はフラフラしたが、何とか痛みを我慢して怒りの咆哮を上げながらキングオブモンスと対峙する。

 

 

 

その頃、シルバゴンに戦いを挑んだガーディーは苦戦していた。近距離攻撃しかないシルバゴンには遠距離攻撃で対応するのが一番だが、ガーディーも主な攻撃が近距離攻撃しかない。角を使って体当たりすれば超強力な怪力で止められ、噛み付けば殴り倒されてしまう。その光景を見ていたリーシャの頭の中である技が浮かび上がる。

 

 

「(見たところあの怪獣は遠距離攻撃ができない。対してガーディーはない訳ではないけどあれは使うとエネルギーが一気に消費して戦う時間が減ってしまうし・・・)」

 

 

切り札とも言える技なので使うか悩んでいたが、ガーディーがシルバゴンに角を掴まれて吹き飛ばされるのを見て命じる。

 

 

「ガーディー!ゼペリオン光線よ!!」

 

 

なんとガーディーが口からティガの技である『ゼペリオン光線』が放ったのだ。これを見た俺はつい唖然としてしまった。

確かにガーディーにはウルトラ戦士と同じカラータイマーを持っているけど、まさかティガと同じ技を使えるとは!?

放った光線はシルバゴンの顔に当たり、受けたシルバゴンは倒れる。しかしガーディーも光線を使ったせいで胸のカラータイマーが赤くなって音が鳴り出した。

これで倒れてくれれば、と願うリーシャとガーディーに突然背後から何かに襲われて倒れてしまう。必死になって立ち上がったガーディーが目にしたのは、空を速く飛ぶゾイガーだった。鳴き声を上げて低空飛行で近づいて口から光弾を撃つ。

必死に耐えるガーディーだったが、そのため動けなくなったところにゾイガーが体当たりをしてぶっ飛ばす。

 

 

「ガウゥゥゥ・・・」

 

「ガーディー頑張って!!」

 

 

応援する主人の声を聞いてガーディーは少しフラつきながらも立ち上がる。

その時、背後で聞いたことのある鳴き声がした。振り向くと倒したはずのシルバゴンが平然と起きていた。それを見たリーシャが急いで命令しようとするのを俺は制する。

 

 

「待ってリーシャ!シルバゴンは動いている者しか襲ってこない。それを利用しろ」

 

「眼が悪いということですね。ガーディー!そのまま待て」

 

 

そう言われてガーディーはまるで起立するかのように背筋をピンとして動かない。

それによりシルバゴンは周りをキョロキョロ見渡して誰もいないと思い、後ろを向いてしまう。その隙をつこうとした時、ゾイガーがまた低空飛行で体当たりしようと迫ってきた。だがリーシャは慌てずにタイミングを測って素早く言う。

 

 

「今よガーディー!お座り!!」

 

「ガウッ!!」

 

「ピイェェェ!?」

 

「シュィィィ!?」

 

 

しゃがんで避けられた事でゾイガーはそのままシルバゴンにぶつかってしまう。

それに怒ったシルバゴンがゾイガーに襲い掛かる。激しく殴りまくり、怯んだゾイガーの両翼を引き千切ってしまう。あまりの痛みに悲鳴を上げるゾイガーだが、必死に格闘術で反撃する。しかしシルバゴンの体の硬さの前では効果は薄く、逆に殴り倒されてしまう。一旦距離を取ろうと考えたゾイガーは起き上がって走り出すが・・・。

 

 

「ガウウウゥゥゥ!!」

 

「ピイェェェッ!?」

 

 

その先にはガーディーが待ち構えていて、今までのお返しとばかりに強烈な体当たりしてぶっ飛ばし、口から『ゼペリオン光線』を放ってゾイガーを倒した。ゾイガーが爆発したのを見てガーディーは咆哮を上げ、何故かシルバゴンも喜んでドラミングをする。

その時、2体目掛けて火球弾が大量に撃ち込まれる。その攻撃に耐えて撃たれてきた方向を見るとレイキュバスが両腕の鋏を振り回して迫っていた。

 

 

「ギシュウウウウウッ」

 

「ウウゥ・・・ガウゥッ」

 

「シュィィ?ゴシュイイイィィィィィ!!」

 

 

鳴き声を上げながら迫るレイキュバスを見たガーディーはシルバゴンに近づいてあれは敵だと教える。頭の悪いシルバゴンはすぐに信じて腕を振り回して走り出す。

その行動にガーディーは少し呆れながらも迎え撃ちに行った。

その頃、それらの戦いを見ていたブルトンがゆっくり後退し出す。自分達の分が悪くなったと思って逃げるつもりか。

 

 

「逃がすつもりはないぜ。行け!キングギドラ!!グランドキング!!」

 

「俺もだ!リトラ!!」

 

 

俺とレイは新たにキングギドラ、グランドキング、リトラの3体を召喚する。

まずリトラがテレスドンの頭目掛けて火球を放つ。それによりテレスドンは気絶して倒れ、リトラはそのままブルトンを火球で攻撃して足止めする。再び1対1の対決になってゴモラはネロンガに集中攻撃した。

そしてキングギドラはガイガンを『引力光線』で攻撃し、グランドキングはキングオブモンスと共にメガロを攻撃する。

2体の連係攻撃にメガロが敵う訳がなく、遂にグロッキー状態となって倒れた。

 

 

「ピギャアアアオオオン!!」

 

「キ、キィィ~~・・・」

 

 

メガロが倒される頃、キングギドラは3つ首のうち、左右の首でガイガンの腕を噛んで動かせないようにして中央の首が首を強く絞めつけた。

しかしガイガンもお腹の回転鋸を回してキングギドラを傷つけて反撃する。

だがキングギドラは怯まずに長時間強く絞めつけた事でガイガンは口から血を出しながら倒れる。

またガーディーとシルバゴンに襲い掛かったレイキュバスも鋏を折られたり、尻尾を噛みつかれたりされて体中血を流しながら倒されてしまった。

どいつも容赦ないなと思いながら俺はギガライブナイザーを向けて3体を回収する。

同時にレイの方で爆発が起きた。意識が戻ったテレスドンが自分に背中を向けているゴモラ目掛けて吐いた『溶岩熱線』が誤ってネロンガに当たって倒してしまったのだ。

しまったー!!っと言うように頭を抱えるテレスドンを見てつい笑ってしまった。

 

 

「いや~面白い奴だなテレスドンは~~」

 

「そんな事を言ってる場合か!!このままだとブルトンに逃げられるぞ」

 

 

笑う俺を見てレイが怒鳴る。確かにリトラの攻撃がブルトンには効いてなく、時間が経てば異次元の中に逃げ込まれる可能性がある。

 

 

「それならレイ。奴の炎を利用してやればいい」

 

「炎を?・・・・・そうか!リトラ!!」

 

 

俺の言葉の意味を理解したレイがリトラに指示する。するとリトラはテレスドンの頭の上を飛んで注意を引く。

鬱陶しいと思ったテレスドンが何度も炎を吐いて落とそうとする。だがリトラは巧みに避けた後ブルトンの前に止まる。そしてテレスドンの火炎でブルトンのアンテナを破壊した。それにより時空エネルギーが消えて、機能が元に戻ったペンドラゴンがワイバーンミサイルを発射してブルトンを撃破した。

自分がまた利用された事にテレスドンは地団駄して怒りを表す。そして今度こそゴモラを倒そうと攻撃しようとしたが先にゴモラが『超振動波』を放ち、テレスドンは大爆発を起こして倒れた。

これで残った怪獣はスペースゴジラ、デストロイア、レッドキングの3体か。先程とは数が変わってこっちが有利になったけど油断できない相手だ。

特にスペースゴジラは高い知能を持っているしな。

 

 

「ギィガアアアオオ!!」

 

「ギィギャアアアァァァ!!」

 

「ギィガアアアゴォォン!!」

 

 

凄まじい咆哮を上げて3体は襲い掛かってきた。

レイチームはレッドキングに、クロウチームはスペースゴジラに、リーシャチームはデストロイアに戦いを挑んだ。

どの怪獣達も肉弾戦や光線技の撃ち合い等で激闘を繰り広げた。

だが時間が経つにつれてある異変が起きた。突然スペースゴジラが飛行形態となって飛び去ったのだ。この異変に俺はすぐに気が付いた。アイツエネルギーが少なくなってしまったようだな。

劇場でも最初のゴジラとの戦いでもあと一歩と言う時にエネルギー不足によって引き揚げたもんな。

そしてレッドキングは最初ゴモラを力で圧倒したが、ファイヤーリトラの『ファイヤーストライク』を飲み込んで苦しんでいるところをゴモラの『超振動波』で倒された。

デストロイアも最初は互角に戦っていたが、シルバゴンに角を折られて怯んだ時にガーディーの『ゼペリオン光線』を受けて大爆発を起こした。だが煙の中でこっそり飛行体となってスペースゴジラ同様に飛び去ってしまった。

逃がした奴もいるが、全ての敵がいなくなったことで全員勝利の咆哮を上げる。

俺達は怪獣達を褒めてやりながらバトルナイザーの中に戻す。

そして最後に残ったシルバゴンをどうするか話し合う。

 

 

「あの、クロウさん。レイ。あの怪獣を私にくれませんか?」

 

「ほぉ、気に入ったのかリーシャ?」

 

「えぇ、最終的にガーディーの味方をしてくれたし。それに・・・ちょっと可愛いと思ったので」

 

 

可愛いか・・・まぁ、確かにお茶目なところがあるからなシルバゴンは。ちょっと残念と思いつつも俺は反論しなかった。レイも別に必要ないと言ったことでシルバゴンはリーシャの仲間となった。シルバゴンもリーシャの事が気に入ったのか、抵抗せずにバトルナイザーの中に回収された。

全ての事をやり終えてペンドラゴンに戻り、一息をつこうとしたが・・・。

 

 

「さぁ、クロウ!!教えてくれ。あの赤ん坊が俺ならばどうしてここに連れて来られた!?何故俺が選ばれたんだ!?誰が何の目的で!?」

 

「ちょっと待て待て!そんなにもたくさん一度に答えられんわ!!」

 

 

今レイの凄まじい質問攻めにあっています。さっきまで戦いをしてはずだろう!?

疲れっていうのを知らないのかこいつは?最初から全てを教えず、後からコツコツと教えてやるつもりだったのに。今教えると後先本当に面倒な事になりそうだからな。

 

 

「とにかく!お前がここに連れて来られたのはお前が俺達と同じレイブラッド星人の遺伝子を受け継いでいて、それをこの星で強く育てるためだからだ。今はここまでしか言えん」

 

 

後ろでギャアギャア喋るレイを置いといて俺は自分の部屋に戻る。そして今回の戦いで回収した怪獣達の様子を見る。今は皆、眠っているみたいだな。

 

 

「早く傷を治して元気になれよ」

 

 

優しくそう言いながら俺はこの後の事を考える。ブルトンがいなくなったことでもう怪獣は増えない。ならば今この星にいる怪獣はできるだけ多く手に入れるようにしないと。まだまだ俺の野望は一歩進んだくらいだ。怪獣の王になるためにはもっと仲間と力を付けないといけないからな!!誰もいない部屋の中で俺は決意した。

 

 




【大怪獣バトルファイル】
剛力怪獣シルバゴン

全身が鱗のような銀色の皮膚で防御力が高く、超パワーを持っている。
頭の角を使った体当たりや尻尾で何度も叩き付ける戦法が得意である。敵を倒した際には必ずドラミングをする。
リーシャの第2のパートナー怪獣で、ガーディーとは仲がいい。
最初は頭と眼が悪かったが、リーシャの教育とバトルナイザーによって良くなった。
只今『ゼペリオン光線』を撃てるようにバトルナイザーの中で練習している。
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