俺は怪獣王になる   作:ヤマタノオロチ

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皆様、大変長くお待たせ致しました。
今回もまたタイトル通りにたくさん怪獣が登場します。第2回怪獣祭りです!!
様々な方々がリクエストした怪獣もようやく出せました。その代表がゴジラ怪獣の中で有名なあの怪獣です!最後にまだまだリクエスト怪獣は募集しておりますので、活動報告にある方にて応募してください。


最強合体獣キングオブモンス、古代怪獣ゴモラ、超古代狛犬怪獣ガーディー
巨蛾モスラ(成虫&幼虫)、ブロブタイプビースト・ペドレオン(グロース)
再生怪獣サラマンドラ、満月超獣ルナチクス、円盤生物ノーバ
大怪鳥大コンドル   登場



第13話 怪獣VS超獣VS円盤生物VSスペースビーストVS宇宙ロボットVS守護神

十分な資源を手に入れてから2日経って俺達はようやくヴィンセント島に到着した。此処に辿り着くまでの間は本当に大変だった。小型怪獣達の面倒を見たり、ウルトラマンに会えると思って緊張するレイを落ち着かせたりした。そして島の海岸近くにペンドラゴンと同じ型の船・ゴースタードラゴンを発見した事で生存者を探すために警戒しながら島に着陸して銃やバトルナイザーを構えながら降り立った。

その前にハネジロー達を必死に説得して何とかギガライブナイザーに回収したけどな。

 

 

「レイ、クロウ、近くに怪獣の気配は感じるか?」

 

「ちょっと待って・・・近くに2匹感じる」

 

「だがどちらとも悪意がまったく感じられない。それよりもっと小さな気配をいくつも感じる。これは人間と・・・何か別のものだな」

 

「間違いないか!?」

 

「あぁ!」

 

 

それに微かに感じる小さな気・・・これはウルトラマンのものだな。そう思っていた時にオキの持っていた機械のバイオセンサーが鳴り出して、どこからか人の声がした。全員が警戒して声がした方を見るとそこには5人の人間がこちらにやって来た。

そして真ん中にいる男性が代表して話しかける。

 

 

「お久しぶりですヒュウガ船長。いや・・・今はボスでしたね!」

 

「ヒロキ兄さん!!」

 

 

大声で言いながらハルナは走り出してその男性に抱きついた。その男性はヒロキと言ってハルナのお兄さんだった。死んだと思っていた兄に会えて涙を流しながら抱きつくハルナを見てヒロキも優しく抱く。その光景を見て誰もが良かったと思い、涙を流している中でリーシャだけは胸に両手を合わせながら寂しいそうに俯く。おそらく姉さんに会いたくなっただろう。

俺はすぐにその理由に気が付いてリーシャの肩に優しく手をのせる。

 

 

「信じていれば必ず姉さんと会える。俺も手伝うからよ」

 

「クロウさん・・・ありがとうございます!!」

 

 

寂しい顔から一変して明るい顔になったリーシャを見て俺もホッとした時、突然上の方から誰かに話しかけられた。

 

 

「「お待ちしておりました。怪獣王様!!」」

 

「うん?」

 

「だ、誰!?」

 

 

話し声はレイ達にも聞こえて声の主を探して周りを見渡した時、突然俺の目の前に小さな蛾に似た可愛い生き物とそれに乗っている小さく綺麗な2人組の女性が現れた。

 

 

「初めまして。私達は『エリアス』と言う一族で、私は姉のユニと申します」

 

「私は妹のリンです。そしてこの子がフェアリーです」

 

「キュゥゥ~~」

 

「な、エリアス族だと!?・・・あっ、失礼しました。俺はクロウと申します」

 

「私はリーシャです」

 

 

優しい声で丁寧に自己紹介してきた彼女達に俺はつい慌てながら自己紹介する。またリーシャやレイ達もつられて自己紹介した。この時リーシャに宇宙人である事は言わないように伝えておいた。今バレてしまうと後に面倒な事になるからだ。

そして改めて彼女達を見つめる。まさかエリアス一族に出会うとは思っていなかった。だがそんな事よりも俺が気になった事は・・・。

 

 

「何故俺の事を“王”と呼ぶんだ・・・?」

 

「はい。貴方の事は祭壇にある『エリアスの盾』を通じてこの星について調べていた時に偶然見つけました。そして私達は一目見た時から貴方から放たれる凄まじい力を感じました」

 

「それから貴方の事を観察している内に貴方が仲間達の中心になり、多くの怪獣達と絆を深めて導いていると分かり、貴方が王であると確信したからです!」

 

 

姉妹は交互に話すように俺に説明する。なるほど・・・エリアスの盾にはそんな使い方もあるのか。それは初めて知ったぜ。しかし俺からそんな凄い力が放たれているのかな?

そう不思議に思っている時、彼女達は再び話しかけてきた。

 

 

「それと王y「クロウと呼んでくれ」・・・分かりました。クロウ様!これから私達に付いて来てくれませんか?」

 

「うん?何故だ?」

 

「実は貴方に会わせたい子がいるのです。私達がその子のいる所まで案内しますのでどうか」

 

 

2人はそう言って俺の顔を見つめる。俺は彼女達を少し見た後、ボスの方を振り向いて言う。

 

 

「ボス、悪いが俺は一旦離れる。この島には怪獣はいないみたいだが、何かあったらすぐに連絡してくれ」

 

「分かった!それならこれを持っていけ」

 

 

そう言ってヒュウガは予備用の小型携帯を渡す。それを受け取って歩き出そうとした時、レイとリーシャは互いに顔を見た後頷いて俺の傍に走って近づく。

 

 

「待ってくださいクロウさん!私も一緒について行きます!」

 

「俺も同じだ」

 

「何?・・・いいのか。お前ら」

 

「「ああ!╱はい!」」

 

「そうか。ありがとうな」

 

 

2人に感謝しながら俺達はユニとリンを乗せたフェアリーの後を追い掛けて歩き出す。そして長い時間をかけて船から結構離れた所まで行くと沢山の大きな岩に囲まれた祭壇を見つけた。

その祭壇の上にいる1体の姿の美しい色の翅を持った蛾に似た怪獣を発見した。それはゴジラシリーズを知っている者なら絶対に知っている怪獣である。

 

 

「あの怪獣は!?」

 

「なんて綺麗な怪獣・・・!」

 

「あの子の名はモスラ・・・正確にはモスラ・レオと言います」

 

「クロウ様に会わせたいという子はあの子なんです。どうぞ、近寄ってください」

 

「あ、あぁ・・・」

 

そう、インファント島の守護神モスラである。リーシャが言った通りにその綺麗な姿につい見惚れていた俺は彼女達の声で我に返り、祭壇を登ってモスラに近づく。するとモスラは優しく鳴き声を上げて俺を見つめる。

 

 

「カクィオオオオウン・・・」

 

「こういう場合は『こんにちは!』と言うべきかな?俺の名はクロウ。宜しくモスラ!」

 

「カキュウウオオウン!ピュアアアァァァ!」

 

「ハハ、そんなに俺に会いたかったのか!それでモスラ、俺に一体何の用があるんだ?」

 

 

俺がそう尋ねるとモスラは鳴き声とともにテレパシーで伝えた後、伏せていた片方の翅を少し上げる。すると翅の下には大きな卵があったのだ。そしてそれを見せながらテレパシーで用件を話す。それを聞いた俺は驚きを隠せず、モスラに何回か愚痴を含めて話すが、それでも説得するモスラの言葉を聞いて渋々受けて、祭壇から降りて行く。降りてくるとその光景を見ていたリーシャがすぐに尋ねる。

 

 

「なんでしたかクロウさん!モスラは一体何を・・・?」

 

「はぁ・・・あの卵から産まれてくる子を俺の仲間にして欲しいのと石の巨人・・・つまりウルトラマンと協力して人間達を守ってくれだとさ」

 

「ウルトラマンと!?クロウ!彼は何処にいるんだ!?」

 

「落ち着けレイ。奴の所まで案内するから!こっちn『ピピピッ!』ちょっと待って!ボスからだ・・・はい!・・・うん。分かった」

 

 

先程受け取った携帯に出してヒュウガと話し合う。内容は明日ここにあった船・ゴースタードラゴンを修理するために必要な部品を手に入れるための作戦を話し合いたいからすぐに戻ってきてほしいとの事だった。それを聞いた後すぐに2人に伝える。

 

 

「以上だ。悪いがレイ、ウルトラマンの所に行くのはまたにしておいてくれないか」

 

「・・・・・あぁ」

 

 

会えないと分かってレイは少し暗い顔になって落ち込む。それを見て俺はレイの頭に手を置いて優しく撫でながら言う。

 

 

「心配するな。作戦が終わったら必ずウルトラマンの所へ連れてってやるからよ!」

 

「なっ!?くっ・・・や、やめろ!」

 

 

撫でられて恥ずかしいと思ったレイが慌てて顔を赤くさせながら振り払う。ちなみにその光景を見ていたリーシャは羨ましいそうに見つめて、それを見ていたユニとリン、フェアリー達は苦笑しながら俺に話しかけて尋ねる。

 

 

「「それでクロウ様!モスラの願いは受けてくれますでしょうか?」」

 

「あの様子じゃ何言っても無駄だからな・・・やれやれ。受けてやるよ」

 

「「ありがとうございます!」」

 

 

受けると言った瞬間に2人は笑顔になってお礼を言う。それを見ていたモスラも嬉しそうに鳴き声を上げた。まったく・・・疲れるよ本当に。

それから彼女達とは一旦別れ、レイとリーシャを連れて戻ってボス達と合流して作戦を聞き、一夜明けてからペンドラゴンに乗って近くの島にあるグランケープ補給基地に向かう。その途中、船内で生存者達の副リーダーであるアトウと出会うが、話しかけるつもりはない。だって・・・コイツ本当に嫌な奴なんだもん!!オキとの話し合いで嫌な性格を思いっきり出したしよ。そう思っている内に島に辿り着いて基地が見えてきた。

だがその基地の近くにはとんでもない物がたくさんあった。

 

 

「あの機械の山は何?」

 

「アレは・・・ロボットや円盤の残骸だ!」

 

 

メカや機械が好きなクマノがすぐに分かって大声で言う。今まで地球侵略にやって来た宇宙人達の乗っていた円盤や作られたロボット怪獣達が山ほど積み重なり合っていた。どれも壊れているが・・・修理すれば動かせる感じかな。いざとなればクマさんに手伝ってもらえばいいし。

 

 

「ハルナ!着陸準備をしろ」

 

「了解!」

 

 

この時俺は円盤やロボットの事ばかり気にしていたので肝心の事を忘れていた。この基地の近くを縄張りにして獲物を待っている連中に・・・。

 

 

「待て!怪獣だ!!何体もこの船を狙っている!!」

 

「えっ!?」

 

 

レイの言葉で俺はハッと思い出す。そうだ・・・この島にはアイツらがいるという事をすっかり忘れていた。誰もセンサーに反応がないと言う中で、俺は急いで高度を上げる為にコックピットにあるレバーを引こうと走り出した時、突然ペンドラゴンが大きく揺れた。原因を探るとペンドラゴンの後ろに触手が2本巻き付いていた。

そしてその先には4体の怪獣がいた。再生怪獣サラマンドラ、満月超獣ルナチクス、円盤生物ノーバ、ブロブタイプビースト・ペドレオンである。触手は後者2体のもので、彼らはペンドラゴンをグイグイと引っ張って引き寄せる。

 

 

「ボス!機体がどんどん引き寄せられていきます!」

 

「フルパワーで振り切れ!!」

 

 

エンジンのパワーを最大まで上げた事でなんとか触手を振り払うことができた。だが4体はその場でこちらの様子を眺めている。

 

 

「奴ら、動きませんね」

 

「当たり前だ。此処はアイツらにとって縄張りなんだ。自分から離れて行く事はあり得ない」

 

「それでは諦めるしかないのか!?」

 

 

ヒロキが落胆しながら言うが、それをレイとリーシャが否定する。

 

 

「いや、諦めたらそこで全てが終わりだ。絶対に最後まで諦めるな!違うか!?」

 

「せっかく見つけた貴重な資材をこのまま見逃すなんて事はできません。・・・それに、あそこにある円盤を直せば宇宙に行ける・・・」

 

 

2人の言葉(リーシャの最後ら辺は聞こえなかったが)を聞いて全員が奮起して作戦を続行する事になった。だがその時またペンドラゴンが揺れた。しかも何かを叩く音もする。

 

 

「どうした!?」

 

「ペンドラゴンの上に何かいて、そいつが攻撃してきています!」

 

「監視カメラを切り替えて正体を探るんだ!」

 

「了解!!」

 

 

クマノがボタンを押してカメラを何度も切り替えるとようやく攻撃の主が分かった。そいつはまさにコンドルが巨大化した怪鳥・大コンドルであった。

 

 

「大コンドルか!こいつもいるとは驚きだ」

 

「感心している場合じゃないよ~~!何とかならないのクロウ!」

 

 

感心している俺にオキが言う。けどこれでは手出しができない。攻撃しようにも近すぎてミサイルは撃てないし、ドラゴンスピーダーを発進したくても大コンドルのせいでできない。

さてどうするか?今ライブするとアトウのせいで今後面倒なことになる・・・っと考えていた時、突然大コンドルの悲鳴が聞こえた。

 

 

「何が起きた!?」

 

「ボス、モスラです!」

 

「ピュアアアアアァァーー!!」

 

 

全員が外を見るとモスラが大コンドルを上から掴み押さえていた。大コンドルも必死に翼を動かしたり、モスラの脚を嘴や脚で攻撃して離れようと暴れるがモスラの押さえる力がかなり強いせいか、なかなか抜け出せなかった。

そしてモスラが俺に「今のうちに早く!」とテレパシーで伝えた。

 

 

「ボス!俺達はドラゴンスピーダーで降りて怪獣達を引きつける。その隙に必要な部品などを運び出せ」

 

「分かった!気を付けるんだぞ!」

 

 

そう言った後、レイとリーシャを連れて一緒にスピーダーに乗って地上に着陸して、迫ってくる怪獣達の前に立ってそれぞれのバトルナイザーから相棒怪獣を出した。

 

 

「行け!キングオブモンス!!」

 

「行け!ゴモラ!!」

 

「行きなさい!ガーディー!!」

 

『バトルナイザー!モンスロード!!』

 

「グオオオオォォォッーーー!!」

 

「キシャアアアアアァァァーー!!」

 

「ガウウウゥゥゥッ!!」

 

 

召喚された3体は咆哮を上げる。それを見たサラマンドラ達は一瞬驚いて怯むがすぐ咆哮を上げて威嚇する。そしてノーバが先制攻撃と言わんばかりに触手をゴモラ目掛けて振るった。

 

 

「キシャアアアアアァァァーー!!」

 

「ギュイイィィィーーッ!?」

 

 

しかしゴモラは素早く迫る触手をあっさりかわしてしまう。そして超振動波を放ち、それを受けたノーバは倒れて消滅した。ノーバがやられたのを見てサラマンドラ達は怒りの咆哮を上げながら襲い掛かり、キングオブモンス達も同じようにそれぞれ相手を決めて迎え撃つ。また空の上でもやっと抜け出せた大コンドルが怒りを込めながらモスラに体当たりや嘴と爪などの攻撃をしかけ、モスラも光線や鱗粉で反撃する。

だがこの時、地上と上空で激しいバトルが繰り広げられているこの島に向かって恐ろしい戦闘機体が迫っている事に今は誰も知る由がなかった。

 

 

 

ところ変わってヴィンセント島でーーー

 

 

「流石クロウ様ですねユニ姉さん!やっぱりあの方なら心配いらなかったのに・・・モスラは心配しすぎですわ」

 

「いえ、違いますよリン。モスラは万が一の事も考えて駆け付けたのですよ。そんな事を言ってはいけませんよ」

 

「それはそうですけども・・・うん?・・・!?ね、ユニ姉さん大変です!?」

 

「どうかしたのリン?そんなに慌て・・・!?」

 

 

島から出て行ったモスラを心配して、エリアスの盾を使って戦いやクロウ達の様子を見ていたユニとリンの姉妹。話し合っていた時に背後から気配を感じた振り向いたリンが慌てた表情でユニを呼び、それを聞いたユニが振り向いてみると祭壇の上に置いてあった卵が割れて中から2体の幼虫が鳴き声を上げながら出てきた。

 

 

「生まれた・・・生まれたよユニ姉さん!!しかも双子だよ!!」

 

「本当!良かったわ!!・・・けど何故こんな時に?」

 

 

生まれてきた幼虫達を見て喜ぶリンとは対照的に突然卵から生まれた事にユニは不思議に思い、首を傾ける。そんな中2体の幼虫は祭壇から降りてどこかに向かって移動して行った。正確には最初に出てきた幼虫の後をもう1体の幼虫が慌てて追いかける感じである。

 

 

「えっ!?何処に行くの!?」

 

「もしかして・・・リン!すぐにフェアリーに乗って追いかけますよ!」

 

「はい!!」

 

幼虫達の行動を見てある事に気がついたユニはリンと一緒にフェアリーに乗って後を追いかけた。

果たして幼虫達は何処に向かっているであろうか?そして何をしようとしているのか?その答えは間もなく分かるであろう。

 




【大怪獣バトルファイル】
巨蛾モスラ(成虫)

ゴジラ怪獣の中においてキングギドラと並ぶ程の有名な怪獣である。この大怪獣バトルに出ているのはレインボーモスラである。呼び名はモスラ・レオか親モスラである。
主な武器は超音波ビームや鱗粉攻撃などの多くの攻撃技を持っている。また様々な環境に合わせて形態を変える事が可能である。
エリアス族のユニとリン姉妹、ウルトラマンと共にヴィンセント島に避難したボリスの生存者達を守っていて、クロウにこれから生まれてくる子供を仲間にしてくれるように頼んだ。そして彼女自身があるレイオニクスのパートナー怪獣になるのは次回分かります。
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