俺は怪獣王になる   作:ヤマタノオロチ

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今回から再び本編を始めます。ウルトラマンの日や新しく始まったウルトラマンルーブの影響あって今回の話は様々な者達が登場します。
怪獣、闇の存在、レイオニクスなどたくさん登場します。感想と評価をお待ちしております。

最強合体獣キングオブモンス、古代怪獣ゴモラ、超古代狛犬怪獣ガーディー
原子怪鳥リトラ(S)、宇宙怪獣エレキング、カプセル怪獣ミクラス
怪獣王ゴジラ、ベリアル融合獣スカルゴモラ、巨蛾モスラ親子、冷凍怪獣ラゴラス
宇宙鉱石怪獣ドレンゲラン、戦闘破壊獣バトラ、ウルトラセブン
暗黒魔鎧装アーマードダークネス、闇の戦士カミーラ・ヒュドラ・ダーラム
悪質宇宙人メフィラス星人(RB)、極悪宇宙人テンペラー星人(RB)
宇宙有翼怪獣アリゲラ、頭脳星人チブル星人(RB)、火山怪鳥バードン
超合体怪獣ファイブキング、クレア星雲人(RB)、尖兵怪獣ギャンザー
三面怪人ダダ(RB)、帝国機兵レギオノイド ダダ・カスタマイズ   登場



第30話 暗黒の鎧!集う黒き魔獣と闇の戦士

レイオニクスバトルが続く惑星ハマー。

その惑星のとある砂漠地帯で1人の宇宙人が途方に暮れながら歩いていた。その宇宙人は知能指数1万以上と言う高い知能を持ち、かつてウルトラマンと互角に渡り合った強豪宇宙人の一角である悪質宇宙人メフィラス星人(RB)だ。

 

 

「私は・・・負けた」

 

 

強豪なレイオニクスと思われるメフィラス星人だが、今の彼の様子を見るにどうやらバトルに敗北してしまったようだ。

 

 

「テンペラー星人に・・・負けた。そして誇りも、バトルナイザーも奪われた・・・私にはもう何もない」

 

 

全てを失ったメフィラス星人の脳裏には、高笑いしながら自分のバトルナイザーを踏み潰して去って行ったテンペラー星人の姿が何度も映った。

その影響もあって彼はとうとう絶望してその場に膝を付いた。だがふと顔を上げて少し離れた所に灰色の剣が地面に突き刺さっているのに気が付いた。

 

 

「こ、これは!もしや・・・!?」

 

 

目の前にある剣を見てメフィラス星人は驚き、そしてゆっくりと近づいて行った。

 

 

 

 

 

その頃クロウは、レイ達のレイブラッドの力を制御する特訓と剣術の稽古をした後自分の部屋に戻ろうとするが、途中オキにレイの持つアイスラッガーについて話があると言われてレイと一緒にオキの部屋に集まった。

 

 

「レイの持っているコレなんだけど・・・ウルトラセブンのアイスラッガーだと思うんだ」

 

「ウルトラ・・・セブン?」

 

「惑星ボリスで見たウルトラマンと同じM78星雲の宇宙人で、地球侵略を企む宇宙人を幾度となく倒し守ってきた奴だ。それ故宇宙人達から好かれていない。特にリーシャの前ではあまり言うんじゃないぞ。オキもな!」

 

「あぁ」

 

「う、うん」

 

 

レイとオキに釘を打ち込んだ後俺はもう一度アイスラッガーを見つめる。

これが反応したと言う事はそろそろアイツが動き出す時か。皇帝の遺産、願わくば手に入れたいものだ。

 

 

 

 

 

一方メフィラス星人の方では、目の前にある剣に1歩手前まで近づき恐る恐る手を触れる。

その瞬間、脳裏に燃え盛るマグマの中で1体の巨人が4体の巨人を相手に争っている光景が頭の中に入ってきた。

 

 

「おぉ!?こ、これは・・・?」

 

 

それと同時にレイが持っていたアイスラッガーが光り出した。

 

 

「アイスラッガーが光った!」

 

「この感じ・・・まるで何かに反応しているみたいだな」

 

 

クロウが言った通りアイスラッガーは一定の間隔で点滅を繰り返していた。そしてそれは灰色の剣も同じ反応をしていた。その後剣は地面から飛び出してそのまま縮小して落ちてきた。

それをメフィラス星人は取って構えた瞬間、鎧を身に纏った姿・アーマードメフィラスになった。

 

 

「うわあああああああ!!」

 

 

そして剣を天高く掲げて雄叫びを上げ、ある方向に向かって歩き出した。

 

 

 

 

 

その頃クロウ達の方でも動きがあった。レイから話があると聞いて全員がペンドラゴンに集まっていた。

 

 

「このアイスラッガーが俺を呼んでいる。ウルトラセブンが助けを求めているんだ。俺は彼を助けに行きたい!皆の力を貸してほしい!」

 

 

レイの頼みを聞いてヒュウガ達はすぐに承諾するが・・・。

 

 

「私は・・・はっきり言って助けたい気持ちにならない。セブンなんかどうでもいいわ」

 

「我モ同ジダ。ウルトラマン嫌イ」

 

「俺もそうだな。アイツらは父の仇だ。あの末っ子と同じ奴なんて助けたくない」

 

「僕は・・・それ程嫌いじゃないかな。皆から聞いた話では最終的に恐ろしい悪魔から助けてくれたと言うし・・・」

 

「私も奴らの事は嫌ってはいない。私は我が主クロウ様の考えに従うまでだ」

 

 

上から順にリーシャ、ジェロニモン、グロラスの3人はセブンを助ける事に反対する。

タクト、ルーネは中立の立場を選んだ。

ちなみに今のルーネの姿は兜や鎧を着けていなく、日本の着物に似た赤と黒の花柄の綺麗な和服を着ていた。だがそれ以上に彼女の素顔がとても美しかった。(モデルは恋姫無双の関羽・愛紗である)そんな彼女を見て男達は見惚れ、リーシャは内心激しく焦りながらも負けないと心に誓うのであった。まぁ、そんな事は置いといて・・・全員の視線がクロウに集まった。

 

 

「クロウさんはセブンを助ける事にどう思いますか?」

 

「そうだな・・・・・俺もセブンの事はどうでもいいが、天敵に貸しを作っておくのも悪くないと思う。よってセブンを救出しに行くぞ!」

 

 

気合いを入れてそう宣言するが本命はあの鎧を手に入れる事だ。それにしても5体の巨人か、2体は分かるが後の3体は何者なんだろう?まぁ、会ってみれば分かる事か!

そう判断した後レイにセブンがいる場所をアイスラッガーから感じ取らせ、此処から2300kmの所に向けてペンドラゴンとギガ・ロボフォーで出発した。

だがこの時クロウの持つギガライブナイザーの下部分のスロットが1つ点滅を放っていた事に誰も気付いていなかった。

 

 

 

 

 

そして時を同じくある地点で1体の黒い怪獣が移動していた。その怪獣は見た目からにして芋虫に似た姿をしていた。ただ、芋虫にしては頭に大きな角があるなどだいぶ凶悪そうな感じだ。その怪獣は何もせず、ただ歩いていた時に突然頭を上げて何かを感じ取ると猛スピードで地中に潜ってそのままある方向へ向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

その頃とある場所で1つのレイオニクスバトルが終わろうとしていた。

 

 

「ファビイイイヒャヒャヒャァァ~~!」

 

「ギギギギギィィッ!!」

 

 

戦っている怪獣は2体で、一方は全身が銀色の岩に所々青色で顔の発光部分が特徴の尖兵怪獣ギャンザー。もう一方は全身白黒模様に額にカタカナの『ダダ』をもじったマークが描かれている帝国機兵レギオノイド ダダ・カスタマイズである。

この戦いは数分前に行われたばかりで、ほんの少ししか経っていないのにも関わらずレギオノイド ダダ・カスタマイズの右腕に装備されているドリルとビームガンの猛攻撃によってギャンザーは両手の先端部分と触手を破壊されたり、全員の岩部分にヒビが入ったりした。ギャンザーも電磁波を使ったテレポートや顔の発光部分から光弾を放って反撃したが、相手の高い防御力によって攻撃が効かず、遂に完全なグロッキー状態に追い込まれてしまった。

 

 

「あぁ!ぼ、僕のギャンザーが!?」

 

「ダッダ~~!どうやら勝負の行方は見えたようダダ!」

 

 

その戦いを近くで見て騒いでいる2人のレイオニクス。ギャンザーを相棒にしている方は青色のマスクと鎧のような物を装着しているクレア星雲人(RB)で、レギオノイド ダダ・カスタマイズを相棒にしている方は怪獣と同じ全身白黒模様をしている三面怪人ダダ(RB)だ。ギャンザーがやられていくのを見てクレア星雲人(RB)は驚きと悲鳴の混じった声を上げ、逆にダダ(RB)は愉快な笑い声を出す。

 

 

「これで終わりだ。レギオノイド、ハイチューン・レギオビーム発射ダダ!!」

 

「ギギギギギィィッ!!」

 

 

ダダ(RB)の指示に従ってレギオノイド ダダ・カスタマイズは目から『ハイチューン・レギオビーム』を放つ。

 

 

「ファビイイイヒャヒャヒャヒャァァァ・・・」

 

「ぎゃあああああ!!」

 

 

強力な破壊光線を受けたギャンザーは大爆発を起こし、さらにクレア星雲人(RB)もその爆発に巻き込まれて倒されてしまった。

バトルに勝利した事にダダ(RB)は万歳のポーズをした。

 

 

「ダ~ダダダ!流石は俺のレギオノイド。これで10戦10勝!レイブラッドの後継者は俺で決まりダダ!」

 

「邪魔だ。退きなさい!」

 

「な~に?」

 

 

勝利の余韻に浸っていた時、突然背後から退くように言われたダダ(RB)は殺気を放ちながら振り向く。するとそこにはアーマードメフィラスが立っていた。

彼を見てダダ(RB)は笑い始めた。

 

 

「プッ!誰かと思ったらテンペラー星人に敗れたメフィラスか!聞けばバトルナイザーも潰されたそうじゃないか?レイオニクスの資格を失ったお前なんて唯の負け犬d・・・・・ぐおおおぉぉっ!!」

 

 

ダダ(RB)がバカにしながら話していた時、アーマードメフィラスは持っていた剣・暗黒剣(ダークネスブロード)で切り殺した。

 

 

「ギギギギギィィッ!!」

 

 

バトルナイザーを落としながら倒れたダダ(RB)を見てレギオノイド ダダ・カスタマイズは主の仇を討とうと右腕を『ビームガン』に変化させてアーマードメフィラスを狙うが、アーマードメフィラスが先に暗黒剣を振るって斬撃を放って倒した。

邪魔者を消して再び歩き始めたアーマードメフィラスだったが、空から何かが近づいているのに気が付いて足を止める。

近づいてくるのはスペースペンドラゴンだった。うん?ギガ・ロボフォーは何処に行ったかって?それは数分前に・・・。

 

 

「ヌフフフ!モンスターキング・クロウよ!宇宙最高の頭脳を持つ私の操る怪獣達にさっさと倒されなさい!さぁ行くのだ!バードン!!ファイブキング!!」

 

「キイィエエエエエエェェェッ!!」

 

「ゴッバアアァァピュアアァァギュウウィィギュヴヴィィキュイィィッ!!」

 

 

目的地に向かって飛んでいたクロウ達の前に突如怪獣が襲い掛かってきたのだ。先を急いでいたのでギガ・ロボフォーの主砲で追い払うとしたが、モニターにある宇宙人が現れた。

その者は宇宙最高の頭脳を持つと称し人型パワードメカ・チブローダーに乗っている頭脳星人チブル星人(RB)だった。彼はクロウにレイオニクスバトルを挑んできて、自分に勝たないとこの先にはいかせないと言う。

その為クロウはレイを先に行かせ、リーシャ達をギガ・ロボフォーに待機させ、自分は外に出てチブル星人(RB)の挑戦に受けて立ったと言う事だ。この時リーシャ達はそれぞれ特訓のせいかと俺の役に立ちたい気持ちから全員がネオバトルナイザーを掲げた。

それを見て俺は驚きながらも必死に説得したのは余談である。

チブル星人(RB)が操る怪獣は鋭い嘴と両頬にある毒袋が特徴で『地球最強の怪獣』とも言われている火山怪鳥バードンと5体の強豪怪獣ファイヤーゴルザ、メルバ、ガンQ、レイキュバス、超コッヴが合体した超合体怪獣ファイブキングだった。

 

 

「悪いが俺はお前如きに負ける気は毛頭ない。行け!ゴジラ!!スカルゴモラ!!」

 

「ディガアアアオオオォォォォォン!!」

 

「ギィガアアアオオォォギシャアアァァァッ!!」

 

 

それに対してクロウはギガライブナイザーからゴジラとスカルゴモラを召喚した。召喚された2体はお互いに見合って同時に咆哮を上げた。

実はこの2体、最初の戦いでお互いの強さを認めて友情を持つようになったのだ。

 

 

「今回はタッグバトルだ。お前達の強豪コンビの力・・・奴らにたっぷり見せてやれ!」

 

「ディガアアアオオオォォォォォン!!」

 

「ギィガアアアオオォォギシャアアァァァッ!!」

 

 

クロウの激励と共にゴジラとスカルゴモラは堂々した感じで歩き出す。そしてゴジラはバードンに、スカルゴモラはファイブキングに戦いを挑んだ。

 

 

「キイィエエエエエエェェェッ!!」

 

 

自分に向かって来るゴジラにバードンは翼を大きく広げ、羽ばたき攻撃による激しい強風で寄せ付けなくした後空高く飛び上がる。そして猛毒を含んだ嘴を構えて体当たりを仕掛ける。

その攻撃にゴジラは体を屈ませて避ける。攻撃が当たらなかった事にバードンは少し苛立ちながら再び体当たりを仕掛ける。

 

 

「今だゴジラ!尻尾で叩き落とせ!!」

 

「ディガアアアオオオォォォォォン!!」

 

「ギイィエエエェェッ!?」

 

 

バードンとの距離がある程度縮まった時にゴジラは尻尾を長く伸ばして思いっきり振り下ろした。それによりバードンは地面に叩き落とされた。叩きつけられた痛みで地面の上を転げ回るバードンにゴジラは容赦なく何度も尻尾で叩きつけた。

 

 

「何をやっているんだバードン!早く高熱火炎で反撃しなさい!」

 

 

チブル星人(RB)の命令を受けてバードンは口から必死に『高熱火炎』を吐く。強力な火はゴジラの背中に命中し、それによりゴジラは動きを止める。その隙にバードンは起き上がって自分を散々痛めつけたゴジラの尻尾を何度も嘴で突き刺した。

 

 

「グルルルル・・・ディガアアオオォォン!!」

 

 

何度も尻尾を攻撃されて怒ったゴジラは振り返ってバードンの顔を蹴って立ち上がらせ、両頬にある毒袋を掴んだ。そして力一杯引っ張って引き千切ってしまった。

 

 

「ギイィエエエエエェェェェッーーー!?」

 

 

これには流石のバードンも悲鳴を上げながら倒れ、地面の上で激しく動き回った。最強とも言えるバードンにも弱点があった。それは両頬にある毒袋で、これに何かあると溜め込んでいた毒が逆流して自分を苦しめてしまうのだ。

その事に気づいたゴジラはチャンスとばかりにバードンの嘴を掴んで地面に叩きつけたり、『放射熱線』で翼を破壊したりと徹底的に攻撃した。

 

 

「馬鹿な!?あのバードンがこうも痛めつけられるとは!!?」

 

 

目の前でバードンがやられていく光景にチブル星人(RB)は狼狽える。今まで多くの怪獣達を倒し、捕食して力を得てきたバードンが手も足も出ないのだから。

 

 

「ええい!忌々しい!こうなったら・・・ファイブキング!」

 

「ゴッバアアァァピュアアァァギュウウィィギュヴヴィィキュイィィッ!!」

 

 

チブル星人(RB)は大声でファイブキングの名を呼んだ。名を呼ばれたファイブキングは対峙して組み合っていたスカルゴモラを押し退けて翼を大きく広げて空高く飛び、頭部のファイヤーゴルザとメルバから『ゴルメルバキャノン』を発射する。

さらに下半身の超ゴッヴの顔からも光弾を何発も放つ。

 

 

「ディガアアアオオオォォォォォン!?」

 

「ギィガアアアオオォォギシャアアァァァッ!?」

 

 

いくつもの光弾がゴジラとスカルゴモラに命中するが、2体は怯まず『放射熱線』と『スカル振動波』を放って撃ち落とそうとする。しかしファイブキングは素早い動きで光線を避ける。その隙にバードンはフラフラしつつも立ち上がって空へ飛び上がる。そして主の元へ必死に逃げ出す。

 

 

「エクセレント!よく戻って来たバードン!さぁお前達!一気に奴らを始末・・・何!?」

 

「キイィエエェェッ!?」

 

「ゴッバアアァァピュアアァァギュウウィィギュヴヴィィキュイィィッ!?」

 

 

チブル星人(RB)はバードンとファイブキングに止めの必殺技を放つよう指示を出そうとした時、目の前の光景を見て驚きの声を上げた。それは2体も同じだった。何故ならばスカルゴモラがゴジラの両足を掴んで持ち上げていたからだ。

 

 

「ゴジラ!スカルゴモラ!準備は良いな?」

 

「「グルル!!」」

 

「よし!スカルゴモラ!ゴジラを撃ち出せーー!!」

 

 

クロウの合図と共にスカルゴモラは全力でゴジラを投げ飛ばした。投げ飛ばされたゴジラはファイブキングの方へ向かって行き、目の前まで迫った瞬間体を回転させて強力な尻尾落としで叩き落とした。さらに落下しつつもそのままバードンに『放射熱線』を放って攻撃した。

 

 

「ギ、ギイィエエエエエェェェェッ!?」

 

 

あまりの咄嗟の事にバードンは攻撃を避けられず、真正面から食らって大爆発を起こし散った。

そして地面に叩き落とされたファイブキングは、体に少し傷を負いながらも舞い上がる砂煙の中で立ち上がった。それと同時にゴジラも立ち上がった。だが不思議な事にゴジラの体には傷がなく、それどころか余裕な表情で体を振って身に付いた砂を払っていた。

 

 

「相変わらず凄い回復力だなゴジラ細胞は・・・」

 

 

その様子を見て俺はつい小声で呟いてしまう。

俺もこれまでのライブによる影響で再生能力を持つようになったがあれ程高くはない。これに関してはゴジラに頭が上がらないな。けどその内俺もあれくらい力を付けてやるぜ!

 

 

「ゴッバアアァァピュアアァァギュウウィィギュヴヴィィキュイィィッ!!」

 

 

そう思っていた時、ファイブキングは先程の攻撃と今のゴジラの態度を見て怒り、再び『ゴルメルバキャノン』を発射する。

 

 

「ゴジラ!放射熱線で迎え撃て!!」

 

「ディガアアアオオオォォォォォン!!」

 

 

迫ってくる光線にゴジラは『放射熱線』を放ち相殺する。それを見てファイブキングはさらに苛立ち、怒りの咆哮を上げながらゴジラに向かって突撃しようとした時、突如背中に激しい痛みが襲ってその場に膝を付いた。

 

 

「ゴッバアアァァピュアアァァギュウウィィギュヴヴィィキュイィィッ!?」

 

「どうした?ファイブキング!」

 

 

突然の事にチブル星人(RB)が驚きながらチブローダーの内部メカを操作し解析してみると背中にある神秘のエネルギーを持つビクトリウム鉱石の水晶体が破壊されていた。

 

 

「ば、馬鹿な!?ビクトリウムはそう簡単には壊れない筈なのに!?」

 

 

驚愕するチブル星人(RB)にクロウが冷静に言う。

 

 

「そんな水晶・・・俺のスカルゴモラの前では唯の石ころに過ぎない!」

 

「ギィガアアアオオォォギシャアアァァァッ!!」

 

 

主の言葉にそうだと言わんばかりにスカルゴモラは咆哮を上げる。先程スカルゴモラはただ尻尾を大きく振っただけでビクトリウムを破壊したのだ。そして勢いよく走り出してファイブキングに攻撃する。

元々力の強い怪獣同士が融合したスカルゴモラのパンチとキックはかなり強力で、1発受けただけでファイブキングは怯み、さらに頭部にパンチの集中攻撃を受けた事でメルバの部分が破壊されてしまった。

 

 

「私のファイブキングがあんなに・・・ええい!忌々しい虫けら共め!!ファイブキング!殺せ!2体ともさっさと殺してしまえ!!」

 

「ゴッバアアァァピュアアァァギュウウィィギュヴヴィィキュイィィッ!!」

 

 

怒鳴り散らしながら指示を出すチブル星人(RB)。彼の声に少しビクつきながらファイブキングは右腕のレイキュバスの頭部と一体化したハサミを突き出してスカルゴモラの角を挟み、そのまま頭を切り裂こうとするが大きく頑丈な角なのでなかなか切れなかった。それどころか動かない相手を見たスカルゴモラが大角から『スカル振動波』を放って右腕を破壊した。

 

 

「ゴッバアアァァピュアアァァギュヴヴィィキュイイイィィィィィッ!?」

 

 

右腕を破壊されたファイブキングは悲鳴を上げる。その隙をついてゴジラは接近しファイブキングの左腕に噛み付く。ファイブキングは慌てて引き離そうと必殺光線を放とうとするが、それよりも早くゴジラが『体内放射』で攻撃した。

その攻撃によりファイブキングの左腕、下半身、翼などあらゆる部分を破壊されてグロッキー状態になってしまった。

 

 

「最後はスカルゴモラ、お前が決めろ!ショッキングヘルボール!!」

 

「ギィガアアアオオォォギシャアアァァァッ!!」

 

 

指示を聞いたスカルゴモラは胸の赤い部分を光らせ、次に足を光らせてエネルギーを溜めた足で思いっきり地面を踏む。すると地面から赤熱化した破砕岩が浮かび上がってそのままファイブキングに向かってぶつかっていった。

 

 

「ゴッバアアアアアァァァァーーー・・・・・」

 

 

いくつもの岩がぶつかってファイブキングは体中から火花を散らし、悲鳴を上げながら倒れて爆発した。

 

 

「そ、そんな馬鹿な!?私の最強の怪獣が負けるなんてーーー!?」

 

 

自分の怪獣が倒された事にチブル星人(RB)は驚きの声を上げ、頭を激しく振って目の前の現実を否定しようとする。その為彼は気付かなかった。自分の背後で迫る危機に!

 

 

 

ガシッ!!!

 

 

 

「な、何だ!?」

 

 

突然チブローダーの警報が鳴り、辺りが暗くなったと思ったらチブローダーが揺れ始めた。しかも心なしかだんだん狭くなってきている。

状況を確認してみるといつの間にか背後にゴジラがいて、両手でチブローダーを掴んで押し潰そうとしているのだ。

 

 

「や、止めろ!ぼ、暴力は止めたまえ!!止めてくれーーー!!」

 

 

必死に懇願するチブル星人(RB)だが、ゴジラは容赦なく両手に力を入れる。そしてチブローダーを野球ボールのように丸くさせるとクロウとスカルゴモラを見つめる。

 

 

「そう言う事か。良いぜゴジラ。スカルゴモラ!」

 

「ギィガアアアオオォォギシャアアァァァッ!!」

 

 

ゴジラの考えを見抜いた俺はスカルゴモラに合図を送る。それを受け取ったスカルゴモラはゴジラから少し離れた所に移動して真正面に立つ。

 

 

「グルルル・・・ディガアアアァァッ!!」

 

「な、何を・・・えっ?ぎゃあああああ!!」

 

 

スカルゴモラが真正面に立った瞬間、ゴジラは手に持っていたチブローダーを勢いよく投げた。そしてスカルゴモラは飛んでくるチブローダーを尻尾で打った。打たれたチブローダーはチブル星人(RB)の悲鳴とともに宇宙の彼方へ飛んで消えていった。

 

 

「ピッチャーゴジラ、華麗な投球!そしてバッタースカルゴモラ、力強い打ち込みでした(笑)ククク、2体ともとても良かったぞ」

 

「ディガアアアオオオォォォォォン」

 

「ギィガアアアオオォォギシャアアァァァッ!!」

 

 

クロウから労いの言葉を貰ってゴジラは当然と言わんばかりの表情をし、スカルゴモラは逆に嬉しそうにドラミングするのであった。

その後2体を回収し、ギガ・ロボフォーに戻ってリーシャ達からお疲れ様と言われながらレイの元へ急いで向かった。

 

 

 

暫く飛んだ後ペンドラゴンを発見して近くに降り立つ。

 

 

「どうやらレイはペンドラゴンから少し離れた所にいるようだ。全員で探すぞ」

 

「「「「「了解です/シマシタ!!」」」」」

 

 

リーシャ達を引き連れて外に出てレイがいると思われる地点に行くと重傷を負ってヒュウガ達に抱えられながら歩いているレイを発見した。

 

 

「だいぶ痛い目に遭ったようだなレイ・・・」

 

「クロウ・・・メフィラスの目的が何なのか、分かった気がする」

 

「そうか。だがまずは傷の手当てが先だ。ギガ・ロボフォーの方に来い。こちらの方がすぐに怪我を治すことができる」

 

 

そう言ってレイをギガ・ロボフォーに連れてすぐさま治療を行った。その後治療を終えて体力が幾らか回復した後レイから事情を聞く。

アーマードメフィラスと戦いの最中2人はまたビジョンを見た。それはウルトラセブンと黒い鎧の巨人が自分達と同じ戦いを繰り広げていたのだ。だが1つだけ違う点がある。それは黒い鎧の巨人が3体の巨人を引き連れて戦っていたと言う事だ。

 

 

「黒い鎧の巨人・・・間違いなくアイツだな」

 

「アイツ?クロウさんはその巨人が何者か知っているのですか?」

 

「あぁ、丁度良い。皆にそいつが何か見せてやるよ」

 

 

そう言って操縦席のスイッチ等を押してモニターにその者のデータを表示させた。

 

 

「間違いない!俺が見たのはこいつだ!」

 

「そんな!まさかあの鎧が!?」

 

「おいおい、いくらなんでもやば過ぎるぜ」

 

「ッ!!?」

 

「えっ?な、なんなの・・・?」

 

「オ主達ハコレガ何カ分カルノカ?」

 

 

表示されたのは禍々しい黒い鎧だった。それを見てリーシャ、グロラスは驚きの声を出し、ルーネは殺意を込めながら睨み付けて静かに強く刀を握る。

逆にタクトとジェロニモン、ヒュウガ達は正体が分からず訊ねる。

 

 

「こいつの名は暗黒魔鎧装アーマードダークネス。暗黒宇宙の大皇帝エンペラ星人の為に作られた鎧だ。身に纏う者全てに凄まじい超パワーを与える効果を持っているんだ。故にこいつの事を皇帝の遺産と呼ぶ者もいる」

 

 

説明し終わった途端レイが座っていた椅子から立ち上がるが傷の痛みによって倒れかけるが、咄嗟にハルナが後ろから支える。またルーネが出口に向かうとしたのをクロウが押さえて落ち着かせる。

 

 

「レイ!」

 

「動いちゃダメだ!」

 

「大丈夫だ!行かないといけないんだ。ウルトラセブンが呼んでいるから・・・」

 

「そうか・・・クマノ、ペンドラゴンを頼む」

 

「分かりました!」

 

「俺達も総力を上げて行くぞ!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

 

ペンドラゴンにクマノを残してクロウ達はギガ・ロボフォーとドラゴンスピーダーに乗ってウルトラセブンとアーマードダークネスがいる場所へ向かった。

 

 

 

 

 

その頃アーマードメフィラスは、暗黒剣に導かれて一足早く目的地に辿り着いていた。そして目の前の埋まっている武器に向かうとした時、何処からかテンペラー星人(RB)が現れた。

 

 

「フフフフフ、ただならぬ波動を感じて来てみたが・・・何だお前だったか!どうした?そんな鎧なんか着込んでこけおどしのつもりか?」

 

「こけおどしかどうか戦ってみれば分かるでしょう」

 

「何だと!?」

 

 

自分に負けたくせに自信満々のアーマードメフィラスにテンペラー星人(RB)は怒り、腰に備えてあったバトルナイザーを手に持つ。

 

 

「ほざいたな。もう一度俺の強さを思い知らせてやる!行け!アリゲラ!!」

 

「ピッギィギャアアアアァァァゥゥゥーー!!」

 

 

テンペラー星人(RB)はバトルナイザーから宇宙有翼怪獣アリゲラを召喚した。それを見てアーマードメフィラスは手に持つ暗黒剣を構える。

 

 

「ま、まさか!?その剣は!なぜお前がそれを・・・!?」

 

「むん!てやあああああぁぁぁ!!」

 

 

剣を見たテンペラー星人(RB)は驚きの声を上げる。だがアーマードメフィラスは気にせず、素早く接近して彼を切り倒し、続けざまに斬撃でアリゲラを倒した。

邪魔者を片付けた後、アーマードメフィラスは再び武器に近づく。

 

 

「蘇れ!暗黒の鎧よ!」

 

 

そして暗黒剣を地面に突き刺した。すると地面が揺れて武器のある所から砂煙が舞い上がる。そして煙が消えていくとそこには復活した暗黒魔鎧装アーマードダークネスが立っていた。それを見てアーマードメフィラスは歓喜しながら叫ぶ。

 

 

「おお!伝説の暗黒の鎧よ!遂に我が身を主に捧げる時が来た!!」

 

「・・・・・ガゴォォォォン」

 

 

だがアーマードダークネスは静かに手に持っていた三つ又の刃を両端に付けた伸縮自在の槍・ダークネストライデントを構える。

 

 

「え?あ、あぅ・・・うわああああああああああ!!?」

 

 

それを見たアーマードメフィラスは何をするか察して慌てて逃げ出すが時すでに遅く、ダークネストライデントに潰されてしまった。

それと同時にクロウ達が現場に辿り着いてアーマードダークネスを見る。

 

 

「あれが!」

 

「暗黒の鎧、アーマードダークネス」

 

「なんと禍々しい姿なんだ!」

 

「・・・(確かに禍々しい鎧だ。だがその分凄いパワーを感じる。けどやっぱり危ない代物だから手に入れるのは諦めるか)」

 

 

俺は内心アーマードダークネスを手に入れる事を諦めながら様子を見ていた時、アーマードダークネスが一瞬ふらついた。

 

 

「何だか様子が変です」

 

「どこか苦しんでいるようだな。だが好都合だ。今なら滅する事ができるかもしれないぞルーネ」

 

 

名前を呼ばれた瞬間、ルーネがビクッとする。その様子を見て俺はやはりと察する。

 

 

「お前にとってアイツは兄の仇の物だからな。俺がお前に力を貸して支えてやる。戦えルーネ!!」

 

「!!はいクロウ様///」

 

 

主であるクロウの言葉を聞いてルーネは心の底から力が湧く感じをし、頬を赤く染めながら鎧兜を装着し刀を力強く握ってギガ・ロボフォーから出た。

そして本来の大きさに戻ってアーマードダークネスと対峙した。

 

 

「俺達も行くぞ・・・って、どうしたリーシャ?」

 

「・・・・・別に、なんでもありません」

 

「(やれやれ、困った娘だ)そんなに拗ねるなよ。せっかくの可愛い顔が台無しだぞ」

 

 

優しく言いながらリーシャの頭を撫でる。すると彼女の顔はすぐに真っ赤になった。

そこへグロラスがニヤニヤした表情(?)で彼女に耳打ちした。

 

 

「そうだぜリーシャ。それに今クロウ様の傍にいる女性はお前だけだぜ」

 

「ッ!?///」

 

 

グロラスに言われた事で彼女は今の状況に気が付く。確かに今クロウの傍にいるのは自分だけ・・・今なら彼を独占できる!そう思った瞬間、彼女の行動は早かった。

 

 

「・・・えい!」

 

「おぉ!?」

 

 

リーシャはクロウの右腕に胸を押し付ける感じに抱きついた。そして彼の匂いを嗅ぎながらネオバトルナイザーを取り出した。

 

 

「行きなさい!モスラ!!」

 

『バトルナイザー!モンスロード!!』

 

「ピュアアアアアァァァーー!!」

 

 

召喚されたモスラ・レオは輝かしい光を放ちながら鳴き声を出し、空高く飛ぶ。

何故今回モスラ・レオにしたかと言うとモスラ・レオ自身がリーシャに自分が行かせてと言ったからそうだ。大胆な行動を取りながら怪獣の声に耳を傾け、冷静な判断をしている事に俺は本当の良く成長したなと思いながらギガライブナイザーを構える。

 

 

「俺も今回はこいつ等だ。行け!モスラ姉弟!!」

 

「カクィオオオオオォォウン!!」

 

「ピュアアアァァピュイイイィィ!!」

 

 

モスラ・レオと並ぶように現れたのは彼女の子供達であるモスラ姉弟だ。惑星ボリスでは幼虫だった2体も今ではモスラ・レオと同じ成虫になっていた。弟は性格の良い怪獣だけど、姉の方はまだ悪戯好きであって時々俺やグランドキングにちょっかい出して来るのだ。うん?何故グランドキングもだと?実はキングジョーブラックから助けられた後2体は妙にグランドキングの事が好きになってしまったのだ。まぁ、グランドキングは手で追い払うくらいで特に何もしないけどな(汗)

そんな間にモスラ達3体は横一列に並んだ後一斉にルーネを加勢する為に猛スピードで飛んで行った。それを見ていたレイ達3人もそれぞれネオバトルナイザーを掲げて相棒怪獣のゴモラ、リトラ(S)、エレキング、ドレンゲラン、ラゴラスを召喚した。

そして5体も咆哮を上げてアーマードダークネスに向かって攻撃を仕掛けた。

 

 

「ガゴォォォォン!!」

 

 

次々と現れる敵を見たアーマードダークネスは、両手に持つダークネストライデントとダークネスブロードでルーネ達の攻撃を防ぎながら自分の背後に向かって眼から赤い光線を放つ。

すると光線が当たった所から砂煙が出て、それが晴れると3体の巨人が姿を現した。

1人目は金と銀色のスタイル抜群のボディが特徴の女戦士、愛憎戦士カミーラ。

2人目は赤色の体に鎧を着て見るからに力強そうな戦士、剛力戦士ダーラム。

3人目は青色の体に不気味なポーズをとっている戦士、俊敏戦士ヒュドラ。

この3体は皆、超古代の地球に存在した文明を闇の力で破壊しまくった闇の巨人である。だが今の彼らはアーマードダークネスによって操られている人形であった。

 

 

「ガゴォォォォン!!」

 

 

アーマードダークネスが大きく唸り声を上げると闇の巨人達は一斉にモスラ達に襲い掛かった。

 

 

「ムウウウゥゥン!!」

 

「ギュイイイイィィィッ!?」

 

「ピュアアアアアァァァッ!?」

 

 

ダーラムはドレンゲランを超パワーで持ち上げて得意の投げ技『ダーラムホイップ』で地面に叩きつけ、さらに首を足で踏みつけて動きを封じる。そしてそのままこちらに向かって突進攻撃するラゴラスを強力な炎を地で走らせる技『ファイアマグナム』で攻撃した。

ダーラムの凄まじい力と炎に2体は悲鳴を上げた。

 

 

「ヒャッハーー!!」

 

「カクィオオオオオォォァァン!?」

 

「ピュアアアァァァァ!?」

 

「キィエエエエンッ!?」

 

 

ヒュドラは空を飛んで空中殺法でモスラ姉弟とリトラ(S)を追い詰める。さらに右手首にある武器『ドラフォーク』で斬りかかり、そのまま右腕から放つ猛烈な突風技『ヒューガスト』で撃ち落とそうとした。モスラ姉弟とリトラ(S)は必死に空を飛んで逃げ回った。

 

 

「イヤッ!フッ!テヤァーーー!!」

 

「ギシャアアアアァァァァッ!?」

 

「キイイイィィィッ!?」

 

「ピュウウゥゥ・・・ピュアアァァッ!?」

 

 

カミーラは右腕から放つ氷剣『アイゾード』でゴモラとエレキングを激しく斬り付けたり、氷の鞭『カミーラウィップ』でモスラ・レオを何度も叩き、さらに脚に巻き付けて振り回したりした。ゴモラは体から火花を散らしつつも必死に避け、モスラ・レオも地面に叩きつけられる寸前で翅を広げて何とか落ちずに済んだ。

そんな様子を見てリーシャは堪らずガーディーを召喚して助けに行かせた。

 

 

「ガルルル・・・ガウウウゥゥゥッ!!」

 

 

闇の巨人達と因縁があったガーディーはすぐさま攻撃を仕掛けて仲間達を助け出した。そのおかげか戦況は何とか持ちこたえ出した。

闇の巨人達の攻撃にモスラ達が苦戦している間アーマードダークネスはルーネと1対1の攻防を続けていた。疾風の如き速さを持つルーネだが、アーマードダークネスの高い防御力と2つの武器によって若干押されていた。

そんな彼女にアーマードダークネスは一気に倒そうとダークネストライデントにエネルギーを溜めて必殺技『レゾリューム光線』を放とうとする。

 

 

「マズイ!助太刀に行け!キングオブモンス!!」

 

 

ルーネの危機を見て俺はキングオブモンスを召喚する。

 

 

「グオオオオオォォォォーーー!!」

 

 

召喚されたキングオブモンスはすぐさまルーネの前に立ち、放たれた『レゾリューム光線』を『ボーンシールド』で防ぐ。しかしかなり威力の高い光線だったのでキングオブモンスは何とか防げたが力の消耗が激しくてその場に膝をついてしまった。

 

 

「だ、大丈夫かキングオブモンス?」

 

「グルルル・・・!」

 

 

心配するルーネにキングオブモンスは大丈夫だと言うかのように頷き、再び視線をアーマードダークネスの方に向ける。対してアーマードダークネスはまたふらつきながらもダークネスブロードを上に掲げて2体を斬ろうと迫る。するとそこへゴモラが助太刀に現れて突進攻撃でアーマードダークネスを押す。しかしそれでもアーマードダークネスは止まらず、ゴモラの腹を蹴って倒し斬ろうとする。

それを見てルーネが双剣を手に攻撃を受け止めようとした時、突如横からアーマードダークネス目掛けて光線が放たれた。

 

 

「ガッゴオオオォォ!?」

 

「何!?」

 

 

突然の攻撃にアーマードダークネスだけでなく、クロウ達全員が驚いて光線が放たれた方向を見つめる。するとそこには先程地中に潜って姿を消した昆虫怪獣がいた。

 

 

「ピュヴオオオオォォォッ!!」

 

 

その怪獣を見て特に驚いたのはクロウとモスラ親子だった。何故ならその怪獣の名は戦闘破壊獣バトラ(幼虫形態)と言ってモスラの亜種であり、同じ地球の守護神であった。

しかしバトラの目的は守る事ではなく破壊する事であり、太古に発達した文明が地球を汚したため滅ぼそうとした程だ。

このバトラはハイパーゼットンデスサイス、デアボリック、スカルゴモラと同じように最初は自分の世界(ゴジラ平成VSシリーズ)にいて、海底でゴジラと互角の激闘を繰り広げていた際に起こった海底火山の噴火に巻き込まれた後、レイブラッド星人の操るブルトンの能力によってこちらの世界に来てそのまま惑星ハマーに辿り着いたのだ。

バトラは最初先程まで自分がいた場所とは違う場所にいる事に戸惑っていたが、彼を見たレイオニクスバトラーが他のレイオニクスの操る怪獣だと勘違いして襲い掛かってきた為時には戦ったり、時には戦略的撤退をしたりして今日まで生き残れてきた。そして時が経つにつれて此処が地球でない事も知った。

そんな時にアーマードダークネスを身に纏って闇の力を抑え込んでいて助けを求めるウルトラセブンの意志を感じとった。さらにセブンの意志を通じてアーマードダークネスが邪悪且つ危険な存在であることを知り、守護神として放っておくわけにはいかないと考え、セブンを助け、アーマードダークネスを破壊するために地中に潜って地中を掘り進みながらこの場所にやって来たのだ。

 

 

「ピュヴオオオオォォォッ!!」

 

「ガッゴオオオオオォォォォ!!」

 

 

バトラは大きく咆哮を上げた後勢いよくアーマードダークネスに向かって行き、体当たりや角を使った頭突き、先程放った『プリズム光線』で攻撃した。しかしアーマードダークネスにはあまり効いておらず、逆に『レゾリューム光線』によってダメージを受けてしまう。そして今度こそ止めを刺そうとダークネスブロードを上に掲げて斬ろうとする。

 

 

「させるか!!」

 

 

斬られる寸前ルーネが双剣でダークネスブロードを受け止め、キングオブモンスが横からキックを放ち、その上『クレメイトビーム』で攻撃した。その間にクロウがギガ・ロボフォーから出てバトラの傍までやって来て傷の深さを確かめる。

 

 

「どうやらそれ程深くないようだな・・・」

 

「ピュヴオオォォ・・・?」

 

「うん?何故助けたかって?簡単な事だ。俺が怪獣王だからさ!」

 

 

まぁ、キングオブモンスとルーネはおそらく借りを返したとしか考えていないと思うがな。そう思っていた時、こちらに向かって乗せたモスラ・レオがやって来た。

 

 

「カクィオオォン!ピュアアアァァ!!」

 

「ピュヴオオオオォォォ・・・」

 

 

話し掛けるようにモスラ・レオは鳴き、それを聞いたバトラは頷いてモスラ・レオと一緒に空へ飛び上がる。それと同時にペンドラゴンもやって来た。

 

 

「良いタイミングで来るものだ。ボス、リーシャ・・・全員聞こえるか?これからモスラ・レオとバトラと一緒にアーマードダークネスに集中攻撃する。ありったけのミサイル発射だ!!」

 

「「分かった/分かりました!!」」

 

 

クロウの合図と共にモスラ・レオとバトラが必殺光線を放ち、同時にペンドラゴンとギガ・ロボフォーからも大量のミサイルが放たれる。

それを食らったアーマードダークネスは少し後退するが、ダメージは受けていなく平然と立っていた。

 

 

「そんな・・・」

 

「何と言う化け物だ!?」

 

 

アーマードダークネスの強さにヒュウガ達は驚きの声を出す。その隙をついてアーマードダークネスはダークネストライデントから光弾を放ってドラゴンスピーダーを攻撃する。

 

 

「危ない!」

 

 

光弾が命中しようと時、リトラ(S)が前に出て庇った。だがリトラ(S)は大きなダメージを食らって墜落する。だが地面に落ちる寸前エレキングが受け止めた。

 

 

「フッフッフッフッフッフッフッフッ!」

 

「ハッハッハッハッハッハッハッ!」

 

「ムッフッフッフッフッフッ!」

 

「シャッハッハッハッハッ!」

 

 

その様子を見てアーマードダークネスと怪獣達を圧倒する闇の巨人達は嘲笑うかのように笑う。

すると突然レイの持つアイスラッガーが光り出した。

 

 

「・・・分かった!」

 

 

レイはアーマードダークネス目掛けてアイスラッガーを投げる。投げられたアイスラッガーは大きくなってアーマードダークネスの目に当たった。それによって鎧が砕けて中に誰かの姿があった。

 

 

「何かが鎧を・・・」

 

「纏っている?」

 

 

その者をじーと見てみるとその正体はウルトラセブンだった。目を光らせて意識を取り戻したウルトラセブンはアーマードダークネスの動きを止める。それと同時にカミーラ達も苦しそうに頭を抱えてその場に膝を付く。それを見た怪獣達は好機とばかりに反撃して手足を掴んだり、体の上で馬乗りになったりして動きを押さえる。

戦況がこちら側に傾いていく中、ルーネは俺の方に顔を近づけてセブンの事について訊ねる。ちなみにこの時、彼女の大きさに俺は内心ビクついていたのは内緒だ。

 

 

「クロウ様、何故光の戦士であるセブンがアーマードダークネスを・・・?」

 

「おそらく奴は自ら暗黒の鎧を身に纏う事で闇の力を封じて抑えていたんだろうよ・・・・・ウルトラマン同様に呆れた奴だ」

 

 

けどチャンスを作ってくれた事には感謝する。

 

 

「一気にあの鎧を破壊する。キングオブモンス、クレメイトビーム!モスラ姉弟、クロスヒート・レーザー同時発射!」

 

「ゴモラ、超振動波だ!」

 

「モスラ、レインボーバスター!」

 

 

キングオブモンス達の必殺技にバトラの光線も加わってアーマードダークネスを吹き飛ばす。

5体の光線を食らってもなお武器を掲げた状態のアーマードダークネスにルーネが素早い動きで接近する。

 

 

「暗黒の鎧よ。私の技を受けてみよ!奥義・疾風龍翔剣!!」

 

 

ルーネの放った技は、双剣を高速で動かして大量の斬撃と共に連続斬りをするものだ。この技によって鎧全体にヒビが入りルーネが通り抜けた後アーマードダークネスは膝を付いた。そしてヒビが入った箇所から光が溢れて鎧が砕け散ってウルトラセブンが復活した。

 

 

「ジュワ!」

 

 

復活したセブンはアイスラッガーを元に戻す。その間にクロウ達全員が集まってセブンの前に立つ。するとセブンは手から光を放つとそこから巨大な角とバッファローに似た姿のカプセル怪獣ミクラスが現れた。

 

 

「ゴルルルゥゥッ!!」

 

「ああ!ミ、ミクラスだ!」

 

 

オキの声に反応してミクラスは手を振って挨拶する。そんなミクラスをレイは優しく見つめながらネオバトルナイザーを出して回収した。

それを見てセブンは頷き、今度はバトラの方を向く。

 

 

「ジュワ!」

 

「ピュヴオオオオォォォ!!」

 

 

自分を助けてくれたバトラにセブンはお礼を言い、彼からお礼を言われたバトラは元気よく咆哮を上げて応えた。

そしてセブンは次にガーディー達によって動きを押さえられているカミーラ達の方を向く。アーマードダークネスが倒された事で解放された3体はガーディー達の攻撃もあって気を失っていた。そんな3体にセブンはゆっくりと両腕を組んで必殺技を放とうとする。闇の存在である彼らも此処で倒すつもりだ。

 

 

「おっと、そうはさせない。キングオブモンス!」

 

「グオオオオォォォーー!!」

 

 

セブンが何をするのか察した俺はすぐにキングオブモンスに指示を出す。指示を受けたキングオブモンスは彼らを守るようにセブンの前に立ちはだかった。突然の事に驚くセブンの前にキングオブモンスの頭に乗ったクロウが話し掛ける。

 

 

「悪いなセブン。アイツらは俺が預からせてもらう。もし反対すると言うなら・・・どうなるか分かるな?」

 

 

そう言うとキングオブモンスだけでなく、ルーネやモスラ姉弟が傍にやって来て構える。今まで暗黒の鎧の闇の力を封じ込めていて力が限界状態であるセブンは構えを解いて頷き、空の彼方へ飛び去った。ようやく戦いが終わって全員が緊張を解いた。

 

 

「全く、突然の事にひやひやしたぜクロウ」

 

「本当ですよ。まぁ、この場でセブンと戦っても良かったですけど・・・」

 

「おいおいリーシャ、それじゃあ今までの苦労が全て・・・え~と、水の泡になるぞ」

 

「フッ、今度はちゃんと言えたようだなレイ。だがまだやる事が残っているからもう少しだけ待っていてくれ」

 

 

話し掛けてくる仲間達を押さえて俺はキングオブモンスに命じてバトラの元へ向かう。

 

 

「バトラ、助けてくれてありがとう。怪獣王としてお礼を言わせてもらう

 

「ピュヴオオォォ!ピュヴオオオオォォォ!!」

 

「そうか・・・ところでここからが本題だが、どうだバトラ?俺の仲間にならないか?」

 

「!!ピュヴオオオオオォォォォォ!!」

 

 

クロウの誘われたバトラは先程アーマードダークネスに苦戦していた自分を助けてくれた恩とさっき見せた敵であろうと助けようとする器の大きさと破壊しかできない自分を受け入れてくれる事に惚れて、すぐさま仲間になると返事をした。

 

 

「よし!それじゃ、一緒に行こうぜバトラ!!」

 

 

仲間になる事を承諾したバトラを俺はギガライブナイザーに回収する。彼が仲間になった事に一番喜んだのはモスラ親子だ。目的が異なるとはいえ、同族が仲間になって嬉しい様だ。その後全員がそれぞれの怪獣達を回収した後、気を失っているカミーラ達に近づく。すると3体はエネルギーがなくなったのか巨人の姿から小さくなって人間の姿になった。

 

 

「クロウさん、本当にこの人達を預かるのですか?」

 

「やっぱり危険じゃありませんか?」

 

 

操られていたとはいえ、3体の力は強大だった。もしまた敵になったら・・・と不安に思うリーシャやタクト達に俺は優しく言う。

 

 

「安心しろ。もしこいつらが敵になってお前らを攻撃して来ようとしたら俺が絶対守ってやる。それに今放っておいたらまた光の戦士共が倒そうとやって来るに違いない。光ではなく闇の力を持っているからと言う理由でな。俺はな・・・差別と言うのが嫌いでな。怪獣の王だがこういった奴らも守りたいんだよ」

 

 

そう言うとリーシャ達だけでなく、レイやヒュウガ達もクロウの優しさに心を打たれた気持ちになった。その後誰も文句を言わず3人をギガ・ロボフォーに連れて行くのであった。

 

 

 

だがこの時クロウを始めとする全員が気付かなかった。

破壊したアーマードダークネスの残った闇の力を何者かが密かに集めて回収した事に・・・!その者は回収し終わると静かに姿を消すのであった。

 




【大怪獣バトルファイル】
戦闘破壊獣バトラ


モスラと同じ地球の守護神である怪獣で、モスラ同様に幼虫と成虫の姿を持つが戦闘能力がこちらの方が高い。
主な武器は頭の角と目から放つプリズム光線である。また幼虫の時は角を使った突進攻撃もある。
レイブラッド星人の操るブルトンの能力によって惑星ハマーにやって来た後、襲い掛かってくるレイオニクスバトラー達を退けて生き残ってきた。そしてアーマードダークネスの件でクロウの仲間になった。ギガライブナイザーに回収された後、傷が治りさらに戦闘能力と防御力がパワーアップして幼虫形態と成虫形態をウルトラマンティガのタイプチェンジのように自分の意思で変えられるようになった。
それによって敵の能力や環境によって姿を使い分けて戦う。また同じ守護神同士ということでクロウのモスラ姉弟やリーシャのモスラ・レオと仲のいい関係になる。さらにモスラ・レオとは予想以上に深い愛すら感じるくらいである。

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