俺は怪獣王になる   作:ヤマタノオロチ

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皆様、お待たせしました!また大分かかってしまいました。時間がなかなか取れないのと少しスランプ気味になってしまったもんで(汗)大変申し訳ございません。
今回は懐かしい怪獣や令和で名が知れた宇宙人、最強のレイオニクス達が登場します。またフォロワー様からありがたい事に、仲間怪獣達の新技を考えてくれて、それも初披露します!どんな技か是非読んで下さい。
それと予定としては、惑星ハマー編はあと2話くらいで完結させようと思っています。
感想と評価をお待ちしております。

暴君怪獣タイラント、完全生命体デストロイア、暴龍アンギラス、蛾超獣ドラゴリー
海賊宇宙人バロッサ星人(RB)、飛魚怪獣フライグラー、凶暴宇宙鮫ゲネガーグ
空間移動宇宙人ターラ星人(RB)、戦神ギルファス、鉱脈怪獣アーナガルゲ
キール星人グランデ、X星人カイザー、触覚宇宙人バット星人(RB)   登場




第41話 最強レイオニクス達の挑戦!!

バトルを終えてギガ・ロボフォーに戻ってきたクロウは、新たに仲間となったプリカーサー(RB)、ジグラ星人(RB)、ファイバス=カレン、ギルバリスをリーシャ達やモニターを通じてペンドラゴンにいるレイ達に紹介する。

 

 

「今日から仲間になったプリカーサー、ジグラ星人、ファイバス、ギルバリスだ。皆仲良くしてな」

 

「プリカーサーと言う。今後は宜しく頼む」

 

「我はジグラ星人!この我が味方となった今、もはや恐れるものはないぞ。フハハハハハ!」

 

「私はファイバス、この姿の時はカレンと言って下さい。皆様と同様、偉大なるマスター・クロウ様の為に力を尽くします。また機械やコンピューター関連の事については任せて下さい」

 

「私はギルバリスと申します。私も同様にマスターの為に力を尽くします。それとファイバス同様、機械は勿論、製造や情報・建築等に関してもお任せ下さい」

 

 

彼らの自己紹介が終わると、リーシャ達も同じように自己紹介する。それが終わった後、俺はようやく自分の部屋に戻ってベッドにダイブした。

 

 

「やっと終わった。長くバトルしたから超疲れた~~~もう何もしたくない~~~」

 

 

このまま寝ようとゆっくり目を閉じて眠ろうとした時、誰かがこちらにやって来る気配を感じた。だが疲労と眠気の方が強かった為、動こうとはしなかった。

 

 

「クロウさん、少し良いですか?」

 

 

やって来たのはリーシャで、彼女は部屋に入るとベッドで横になっているクロウに近寄って話し掛けてきた。

 

 

「ん~~リーシャか、何かあったか?」

 

「そ、その・・・今のクロウさんの様子を見ても分かりますが、かなり疲れているのでマッサージでもしてあげようと思ってきました。どうですか?」

 

「マッサージか。確かに疲れているし、頼んでもいいか?」

 

「はい!では早速始めますね」

 

 

そう言うとリーシャは寝っ転がっているクロウに馬乗りになり、マッサージを開始した。彼女のマッサージは予想以上に上手く、それによりクロウは数分も経たず寝てしまった。

 

 

「寝ちゃった・・・やはり疲れていたのね。それにしても・・・可愛い寝顔///」

 

 

静かに鼾をかくクロウの様子を見て、リーシャは微笑みながら頭を優しく撫でる。だがすぐ今2人きりしかいない状況を有効に使わなければ勿体ない、と思ってゆっくり顔をクロウに近づけてキスをしようとする。しかし、世の中そう甘くはない。

 

 

「・・・・・何をしているリーシャ」

 

「ッ!?」

 

 

突然の声に驚いて後ろを向くと、そこにはルーネとカミーラが立っており、どちらも冷たい視線をリーシャに向けていた。

 

 

「あ、貴方達いつの間に!?」

 

「貴方が妙な動きをしていたからね。後をつけてみたのよ」

 

「そんな事よりも・・・私のクロウに何をしようとしたのか、早く答えてもらおうか」

 

「ちょっと!そこは私のクロウよ!」

 

「いや、私のクロウで正しい!」

 

「違うわ!私のよ!!」

 

「「ぐぬぬ~~!!」」

 

 

2人の間にバチバチと火花が散る。その様子を見てリーシャは頭を抱える。

 

 

「ちょっと2人とも!今この場で言い争わないでよ!!」

 

 

先程まで自分が責められていた事を忘れて、リーシャは2人に注意する。その後、3人はクロウを起こさないように静かに言い争っていたが、突如クロウが目を覚まして起き上がった。

 

 

「ん~~・・・五月蠅いなぁ、何騒いでいるんだ?・・・ってリーシャ達か」

 

「クロウさん!?お、起きちゃったんですか?」

 

「ああ、何だか騒がしかったからな。で?3人で集まって何の話してるんだ?」

 

「・・・別に大した話じゃないわ。気にしなくていい事よ」

 

「おいおい、そう言われると余計気になっちまうだろう?教えてくれよ」

 

「駄目です」

 

「悪いが断らせてもらう」

 

「気にしなくていいって言った筈よ」

 

 

まさかクロウを巡って言い争っていたと言えず、3人とも首を横に向けて断る。その態度にクロウは少し傷つくな~、と内心呟いた時にある気配に気付いて立ち上がる。

 

 

「クロウさん?どうかしましたか?」

 

「・・・この宇宙船内に今まで感じた事の無い者の気配を感じた。どうやら誰かが侵入したみたいだ」

 

「えっ?侵入者ですか!?」

 

「本当なのクロウ?」

 

「ああ、間違いない。それにこの気配・・・ただの宇宙人ではない、レイオニクスだ」

 

「レイオニクス?わざわざ倒されに来るなんて・・・随分と愚かな奴ね。それでクロウ、そいつはどうするの?」

 

「決まっているだろうカミーラ、土足で勝手に侵入してきたからにはそれ相応の罰を与えないとな」

 

 

そう言ってクロウはベットから降りる。するとギガ・ロボフォー内に警報が鳴り響く。どうやら彼に言う通り何者かが侵入したようだ。

 

 

「どんな奴か分からないが・・・この俺の眠りを妨げた事を後悔させてやる」

 

 

不敵な笑みを浮かべながらクロウは自分の部屋から出て侵入者の元に向かう。その様子を見たリーシャ達は「ああ、凄く怒っているな」と思いながら彼の後を追いかけた。

そして3人と共に気配のする方へと歩みを進めると、そこには警備していたジェロニモン率いる小型怪獣・ロボット達、さらに騒ぎを聞いて駆けつけたグロラス達によって追い詰められていた侵入者がいた。

 

 

「グェグェグェ!偉大ナルクロウ様ノギガ・ロボフォーニ侵入シタ愚カ者メ。モウ逃ゲラレヌゾ!!」

 

「バロバロ!おのれ~下等生物の分際で!!」

 

 

侵入者の正体は、金と紫のボディカラーに金色部分がアーマーに近い形状をしており、渦巻き模様がトレードマークで、頭にウサギの耳・背中に蝶の翅のようなものがあり、顔には青く発光している丸い両目が特徴の海賊宇宙人バロッサ星人であった。そして彼の手にはバトルナイザーが握られていて、クロウの言う通りレイオニクスのようだ。

 

 

「初めて見るな・・・何者だアイツは?」

 

「クロウさん、アイツはバロッサ星人と言って、宇宙海賊の渾名を持つ宇宙人です!」

 

「宇宙海賊・・・?」

 

「えぇ、その名の通りアイツは宇宙の各地で価値のある物を盗んでいるんです」

 

「成程な・・・そしてさらにレイオニクスでもあるか。うん、アイツの目的が大体分かったぜ」

 

「目的って・・・どんな事?」

 

「簡単さ。俺を倒して名声を得るだけで無く、このギガライブナイザーやギガ・ロボフォー、あわよくばリーシャ達をも手に入れようと思っているのだろうよ」

 

「「「「「「「「「「ッ!!?」」」」」」」」」」

 

 

その言葉を聞いてリーシャ達は驚愕し、そして全員バロッサ星人(RB)に殺気を向ける。しかしバロッサ星人(RB)は平気な様子で高笑いする。

 

 

「バーロバロバロバロ!よく気づいたではないか。そうさ、お前を倒して俺はお前の持つもの凄い価値ある宝を全部手に入れるのさ!さぁ、俺とバトルしろモンスターキング!!」

 

「バトルするって・・・こんな逃げられない状況でどうやってバトルするつもりだ?」

 

「バロバロ!心配ご無用。俺にはこれがあるからな!!」

 

 

そう言ってバロッサ星人(RB)はどこからともなくサッと怪しい布を取り出した。そしてそれを自身の身体を覆い隠した瞬間、忽然と彼の姿は消え失せた。

 

 

「消えた!?」

 

「どうなっている!?」

 

「今のは・・・サータンの毛で織った透明マント!気をつけろ、奴は近くに潜んでいる!!」

 

 

ルーネが刀を抜きながら警告する。全員が周囲を警戒していた時、鼻をクンクンと動かしていたジェロニモンが後ろにいたアンドロイド達に「避ケロ!」と言う。すると後方にいたアンドロイド3、4体が真っ二つになりながら倒れた。

 

 

「何だ?急に一体どうし・・・ッ!?」

 

 

突然アンドロイド達が破壊されたのを見て驚いていると、壊れた彼らの中心からバロッサ星人(RB)が姿を現した。彼は透明マントで姿を消した後、勢いよくジャンプして正面にいたジェロニモン達を避けてアンドロイド達に襲いかかり、エレキングの角の欠片を仕込んだ電撃剣で彼らを真っ二つにしたのだ。

 

 

「バーロバロバロ!これが宇宙海賊の、そして俺様の力だ。だがまだまだ驚くのは早いぞ」

 

 

愉快そうに言った後、バロッサ星人(RB)は透明マントを再び自身の身体を覆い隠して姿を消す。すると遠くの方で階段を登る音がした。あちらは確か・・・外へ行く通路だったな。

 

 

「逃がすものか。ジェロニモン、お前は壊れたアンドロイド達をカレンとギルバリスの元へ持っていけ。そしてすぐに修理するよう伝えろ!」

 

「ハハ、承知致シマシタ」

 

「リーシャ達は船内に残って奴の仲間や他に侵入者がいない事と、何処かに爆弾等が仕掛けられた所がないか調べろ。あんな隠し札を持っている奴だ、万が一の事がある。それとレイにもこの事を伝えろ!」

 

「「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」」

 

 

命令を受けたリーシャ達はそれぞれの役割を果たす為に行動を開始した。それを見届けると、俺は奴の後を追いかけて外に出た。すると外ではバロッサ星人(RB)がバトルナイザーを手に持って待ち構えていた。

 

 

「バロバロ!待っていたぞモンスターキング。さぁ、俺様の怪獣達にやられてひれ伏すが良い!!」

 

『バトルナイザー!モンスロード!!』

 

 

威勢良く言った後、バロッサ星人(RB)は2体の怪獣を召喚した。

1体目は鮫(どことなくワニにも見える)に似た姿と体の真横と尻尾の付け根辺りに爪の生えた鰭、鼻先の包丁のような角、体のあちこちに赤い傷跡のようなものがあるのが特徴の凶暴宇宙鮫ゲネガーグ。

2体目はトビウオに似た姿をし、額の角と背中の細長い羽に似た翼が特徴の飛魚怪獣フライグラーである。

 

 

「やれゲネガーグ!フライグラー!奴を倒せ。倒してしまえ!バーロバロバロ!!」

 

「グゴアアアァァオオゥオォォォッ!!」

 

「キファグフォォォォォン!!」

 

 

命令を受けた2体は、それぞれ口をパクパクと動かしたり、両腕をグルグルと回したりして咆哮を上げながらクロウに迫った。しかしクロウは特に慌てる様子もなく2体を見つめる。

 

 

「ふ~ん・・・フライグラーは知っていたが、もう1体はゲネガーグと言うのか。随分とカッコイイ怪獣じゃないか。手に入れたかったが、今はしょうがない」

 

 

いつか同じ奴に会ったら絶対に仲間にする!と心の中で決めながらギガライブナイザーを構える。

 

 

「今回はこいつらに任せるか。行け!アンギラス!!ドラゴリー!!」

 

『バトルナイザー!モンスロード!!』

 

「クオオオオオォォォォン!!」

 

「ギョオロロロロッ!!」

 

 

召喚されたのはアンギラスとドラゴリーのコンビで、2体は召喚されるとすぐ向き合って鳴き声を上げる。本当に仲の良いコンビだな~、と思いながら指示を出そうとした時、突如何処からか『火炎弾』が放たれ、こちらに向かって迫ってきた。だがそれはドラゴリーが素早く動き、両眼の『破壊光線』で相殺された。

 

 

「・・・ったく、これからバトルしようとした時に邪魔しやがって・・・一体誰だ!」

 

 

クロウが叫ぶと、近くの岩場から1人の宇宙人が姿を現した。その者は体に強固なプロテクターを身につけ、特殊な形をしたサーベルを持っているのが特徴の空間移動宇宙人ターラ星人であった。そして彼の腰にはバトルナイザーがあった。

 

 

「お前は・・・ターラ星人か」

 

「いかにも。我はターラ星のレイオニクスだ。モンスターキング・クロウよ、レイブラッドの後継者として宇宙を支配し、光の戦士達を抹殺する為に貴様を倒す!」

 

 

『バトルナイザー!モンスロード!!』

 

 

そう宣言した後、ターラ星人(RB)は腰にあったバトルナイザーを取り出して2体の怪獣を召喚した。

1体目は巨大な人型の石像で、頭部の角と大きな盾を持っているのが特徴の戦神ギルファス。

2体目はダークマターの影響で突然変異した微生物が、鉱山の岩石にとりついて合体して生まれ、槍に似た両腕が特徴の鉱脈怪獣アーナガルゲである。

 

 

「フォグォォォォォッ!」

 

「ギィギュヴヴヴヴヴヴゥゥゥゥン!!」

 

 

召喚された2体は大きく咆哮を上げた後、それぞれ武器を構えてフライグラー達同様にこちらに迫って来た。それを見てアンギラスとドラゴリーがそちらにも対応しようとするが、クロウがそれを止めた。

 

 

「待てアンギラス、ドラゴリー!お前達は最初に出た方を相手しろ。こっちはこの2体に任せる。行け!タイラント!!デストロイア!!」

 

『バトルナイザー!モンスロード!!』

 

「ギィガアアアァァァッ!!」

 

「ギィガアアアアアゴオオオオオォォォン!!」

 

 

2体にそう指示を出した後、クロウが新たに召喚したのはタイラントとデストロイアの2体であった。

この2体は共に強豪怪獣であり、気性が激しく荒々しい暴君とも言える性格であった為に気が合って結構仲が良いのだ。そして今回彼らを選んだのはその激しい気性である為だからだ。選ぶ前にずっとギガライブナイザーの中で叫んでいた程だしな(汗)

 

 

「さぁお前ら、思う存分暴れろ!行けーーー!!」

 

 

指示を聞いた4体は大きく咆哮を上げながら突撃した。対するバロッサ星人(RB)とターラ星人(RB)もそれぞれ自分の怪獣達に突撃を命じた。そして8体の怪獣達は東側でアンギラス&ドラゴリーVSゲネガーグ&フライグラー、西側でタイラント&デストロイアVSアーナガルゲ&ギルファスと分かれて激しいバトルを開始した。

 

 

「クオオオオオォォォォン!!」

 

「キファグフォォォォォン!!」

 

 

まず最初はアンギラスVSフライグラーで、勢いよく走って噛みつこうとするアンギラスを見て、フライグラーは翼を広げて空高く飛ぶ。そしてジェット噴射で素早く空を飛びながら首部分にあるエラから空気中の水分を大量に取り込み、口から勢いよく『超高圧水流』を発射する。しかしアンギラスは『暴龍怪九裂弾(アンギラスボール)』で地面を転がって躱す。それを見てフライグラーは再び『超高圧水流』を発射するが、アンギラスは素早い動きで再び躱した。実はアンギラスは全身の至る所に脳髄が分散している為、俊敏な動きをする事ができるのだ。

 

 

「バロバロ!ちょこまかと動きおって。ならば・・・フライグラー、背後から接近して攻撃しろ!」

 

「キファグフォォォォォン!!」

 

 

しかしそんな事は知らないバロッサ星人(RB)は、一向にアンギラスに攻撃が当たらない事に苛立ち、背後から接近して攻撃するようフライグラーに命じる。だがクロウはそれを読んでいた。

 

 

「そう来ると思っていたぜ。アンギラス、お前の新必殺技を出す時だ。放射熱線発射!!」

 

「クオオオオオォォォォン!!」

 

 

素早く後ろに振り向いたアンギラスは、後ろ脚で立ち上がって2足歩行になりながら背中と棘付き甲羅の棘を青白く発光させて口から『放射熱線』を放った。

これはアンギラスがゴジラと同じ水爆によって怪獣になった存在という事を思い出し、ゴジラができるからアンギラスにもできるのではないか?と思ってレイオニクスの力とギガライブナイザーの力でパワーアップさせて、ゴジラから撃ち方を根気よく学んで特訓した事で習得する事ができたのだ。この時アンギラスはもう1つ必殺技を習得したのだが・・・それはさておき、この『放射熱線』をフライグラーは避けられず、地面に落下した。

 

 

「クオオオオオォォォォン!!」

 

 

 

ガブッ!ブチブチブチ!!!

 

 

 

「ブオオォォォッ!ギファグブォォォォォン!?」

 

 

落下した時のダメージが大きかったのか、フライグラーはすぐに起き上がる事ができず、ゆっくりした動作で立ち上がった。その隙をアンギラスは見逃さず、素早くフライグラーに接近して翼に噛みついて、嫌な音を立てながら噛み千切った。この痛みは激しく、フライグラーは悲鳴を上げる。だがアンギラスはもう片方の翼も噛み千切ってしまった。

 

 

「クオオオオオォォォォン!!」

 

「キファグフォォォォォン!!」

 

 

そのままさらに噛みつこうとするアンギラスだが、フライグラーは両手を振るって顔を殴り、さらにキックで蹴り飛ばす。そして続けて攻撃しようと迫る。

しかしアンギラスは背中の棘付き甲羅で防ぎ、再び噛みつき攻撃を繰り出す。だがフライグラーも「そう何度も噛まれてたまるか!」と言わんばかりにアンギラスを張り手で押さえながら尻尾を掴み、力一杯遠くへ投げ飛ばした。そして再びエラから空気中の水分を大量に取り込んで『超高圧水流』を放とうとするが・・・。

 

 

「クオオオオオォォォォン!!」

 

「ギファグブォォォォォン!?」

 

 

素早く体勢を立て直したアンギラスが後ろを向けて、棘付き甲羅を使った体当たりを食らわせた。それを食らったフライグラーは仰向けに倒れてしまう。その隙をついてアンギラスは次に『暴龍怪九裂弾(アンギラスボール)』を繰り出し、何度もお腹を攻撃してダメージを与える。それでもフライグラーは必死に立ち上がり、勢いよく転がってくるアンギラスボールを受け止める。

 

 

「今だフライグラー!今度こそ超高圧水流を食らわせろ!!」

 

「キファグフォォォ・・・」

 

「そうはさせないぜ。アンギラス、お前のもう1つの新必殺技を見せてやれ!体内放射だ!!」

 

「クオオオオオォォォォン!!」

 

 

指示を聞いたアンギラスは『暴龍怪九裂弾(アンギラスボール)』を解き、フライグラーに組み付きながら後ろ脚で立ち上がって2足歩行になると全身から『体内放射』を放った。

これが『放射熱線』の時に習得した新必殺技だ。ちなみにこれは訓練によって威力の加減やエネルギーのコントロールがしっかりとできるようになっている為、他の場所で戦っている仲間怪獣達の邪魔になっていない。

そしてこの技を受けたフライグラーは、大ダメージを負ってグロッキー状態になりながら空高くブッ飛んだ。

 

 

「これで止めだ。アンギラス!放射熱線発射!!」

 

「クオオオオオォォォォン!!」

 

 

アンギラスは落ちてくるフライグラーに狙いを定めると、後ろ脚で立ち上がって2足歩行になりながら背中と棘付き甲羅の棘を青白く発光させて口から最大パワーで『放射熱線』を放った。これを食らったフライグラーは悲鳴を上げる事もできずに大爆発した。これを見てアンギラスは勝利の咆哮を上げた。

 

 

「バローー!?フ、フライグラーが負けるなんて!?だ、だが俺にはまだゲネガーグがいる。ゲネガーグなら負ける筈はない!」

 

 

自分の主力怪獣が敗れた事に驚愕するバロッサ星人(RB)だが、まだ自分にはゲネガーグがいる、と自身を奮い立たせて2体が戦っている方を見つめた。

 

 

「グゴアアアァァオオゥオォォォッ!!」

 

「ギョオロロロロッ!!」

 

 

その先ではドラゴリーVSゲネガーグが激しいバトルを繰り広げていて、ゲネガーグは鼻先の包丁のような角を振り回しながら背中と側面の鰓状の穴から放つ拡散光弾『ゲネパラサイトボム』を撃ち出す。対してドラゴリーは両眼から『破壊光線』を放ち、さらに口から『高熱火炎』を吐いて相殺した。

それを見たゲネガーグは、背中からジェット噴射を出して勢いよく突進攻撃を仕掛ける。しかしドラゴリーは両手を前に出して真正面から受け止めた。

 

 

「いいぞドラゴリー!よーし・・・お前の新しい武器を見せてやれ!バーニングヴェノムウイング発射!!」

 

「ギョオロロロロッ!!」

 

 

指示を聞いたドラゴリーは掴んでいたゲネガーグを力一杯投げ飛ばした後、両手からミサイルを大量に放つ。それを受けたゲネガーグは爆発が起きると同時に当たった部分が毒々しい紫色に変わった。そして体を震わせて激しく悶絶しだした。

これぞドラゴリーの新たな武器『バーニングヴェノムウイング』で、自分の体内で生成された強力な毒を融合させたミサイル攻撃だ。その威力は同じ超獣のベロクロンやバキシムのミサイルを上回り、その強力な毒で体を蝕んでしまうのだ。

 

 

「な、何だアレは?まさか・・・毒か!?だったら急いで勝負をつけなければ!ゲネガーグ、ゲネバスターだ!!」

 

「グゥゥ・・・グ、グゴアアアァァオオゥオォォォッ!!」

 

「無駄な足掻きを・・・ドラゴリー、もう1つの新必殺技・ヴェノムインフェルノ放射!!

 

「ギョオロロロロッ!!」

 

 

先程の攻撃に毒が含まれている事に気がついたバロッサ星人(RB)は、まだ全身に毒が回らない内に倒そうとゲネガーグに『ゲネバスター』を放つよう命じる。

ゲネガーグは毒の苦しみに耐えながら必死に口を開けて、紫色の破壊光線『ゲネバスター』を放つ。しかしその攻撃もドラゴリーの口から放たれたもう1つの新必殺技『ヴェノムインフェルノ』で相殺されてしまった。

これは『高熱火炎』に『バーニングヴェノムウイング』同様自分の体内で生成された強力な毒を融合させた技である。見た目は毒々しい紫色の火炎(毒炎怪獣セグメゲルの『セゲルフレイム』みたいな)で、威力はとても強力で通常レベルでさえレイのゴモラ(レイオニックバースト状態)の超振動波以上であるくらいだ。さらに食らえば大ダメージを受ける上に強力な毒が全身へ一気に回って体を蝕んでしまうのだ。

そんな強力な技で『ゲネバスター』を相殺されたゲネガーグは、精神的ショックも合わせて動けなくなってしまう。そんなゲネガーグにドラゴリーは素早く接近すると・・・。

 

 

「ギョオロロロロッ!!」

 

 

 

ガシッ!!バキィッ!!!ゴギュゥッ!!!

 

 

「ッ!!?」

 

 

鼻先の角を左手で掴み、右手の張り手で殴ってへし折ってしまう。さらにそのまま口を両手で掴んで無理矢理大きく開かせて顎を外してしまった。

己の自慢の武器2つを失い、毒で全身を蝕まれたゲネガーグはグロッキー状態になる。そんなゲネガーグに止めを刺そうとドラゴリーは一旦距離をとり、フルパワーで『ヴェノムインフェルノ』を吐き、続けて『バーニングヴェノムウイング』を放つ。この連続攻撃を食らったゲネガーグは、フライグラーと同様に悲鳴を上げられないまま大爆発した。これを見てドラゴリーは両手を高く上げながら勝利の咆哮を上げた。

 

 

「バローー!?フライグラーだけでなく、ゲネガーグまでも負けるとは!?ぐぬぬ、こんな役立たずな物はもういらん。こうなれば俺様自らモンスターキングをt「ヒュ~~~~~」うん?」

 

 

自分の怪獣達が全て倒された結果にバロッサ星人(RB)は悔しがる。だがまだ野望を諦められない彼はバトルナイザーを捨てて、巨大化して自らの手で倒そうとした時、何かが落ちてくる音が聞こえて動きを止める。そして上を見上げと、こちらに向かって先程ドラゴリーが放った『バーニングヴェノムウイング』が飛んできていた。どうやらゲネガーグに放ったミサイルが1つだけ残り、偶然にも彼がいる所へ向かっていたようだ。

 

 

「な、何だと!?ま、待て!待ってくれって・・・ギャアアアアアアァァァァァーーー!!?」

 

 

まさかミサイルが自分に向かってきているとは思っていなかったバロッサ星人(RB)は慌てふためき、逃げようとするが間に合わず『バーニングヴェノムウイング』をまともに食らって吹っ飛んでしまった。そして強力なの毒によって全身が紫色に変わり、口から泡を出して苦悶の表情を浮かべながら息絶えた。

 

 

「やれやれ、さっさと逃げておけばよかったのに・・・運の悪い奴だ。まぁ奴の事は放っておいて、アンギラス。ドラゴリー。2体ともよくやったぞ」

 

「クオオオオオォォォォン!!」

 

「ギョオロロロロッ!!」

 

 

褒められた2体はそれぞれ勝利の声を上げ、合流した後一緒に鳴き声を上げる。本当に仲の良い奴らだ。そう思いながら2体をギガライブナイザーに回収し、まだ戦いを繰り広げているタイラントとデストロイアの方に振り向く。

そこでは、2体がこれまで戦えなかった鬱憤を晴らすかのような荒々しい戦いを行っていた。

 

 

「ギィガアアアァァァッ!!」

 

「ギィギュヴヴヴヴヴヴゥゥゥゥン!!」

 

 

タイラントVSアーナガルゲでは、鎌と鉄球を勢いよく振って攻撃してくるタイラントの猛攻に対し、アーナガルゲは鋭く尖った伸縮自在の両腕の槍で防ごうとする。だが圧倒的なパワーも持つタイラントの攻撃を完全に防ぐ事はできず、アーナガルゲは受ける度に押されてよろめいてしまう。そしてその隙をついてタイラントは、レッドキングの足を活かしたキック攻撃で大きく後退させ、さらにキングクラブの尻尾を活かした尻尾攻撃で右肩部分を粉砕した。しかしそれを見てもターラ星人(RB)は余裕の表情をしていた。

 

 

「フン、それでアーナガルゲにダメージを与えたつもりか。アーナガルゲ!お前の力を見せてやれ!」

 

「ギィギュヴヴヴヴヴヴゥゥゥゥン!!」

 

 

ターラ星人(RB)がそう言うと、アーナガルゲは粉砕された右肩部分の破片を吸収して、自身の体に再結合させて再生した。元々アーナガルゲは微生物の集合体である為、たとえ体の一部が破壊されてもすぐに再生する事が可能なのだ。

そしてアーナガルゲは「今度自分の番だ!」と言わんばかりに、両腕の槍を前に構えながら勢いよく突撃した。

 

 

「おいおい・・・いくらなんでもそんな単純な攻撃が俺のタイラントに効くと思うと思っているのか?甘すぎるぜ。タイラント!アロー光線で動きを止めた後、ハイブリッドヘルサイクロンを食らわせてやれ!!」

 

「ギィガアアアァァァッ!!」

 

 

あまりにも単純な攻撃に呆れつつ、クロウはタイラントに指示を出す。

それを聞いたタイラントは、耳から『アロー光線』を放ってアーナガルゲの顔を攻撃する。それにより動きが止まった後、口から放つ『爆炎放射』とベムスターの腹部の口から放つ『冷凍ガス』を同時に発射する技『ハイブリッドヘルサイクロン』を繰り出す。

 

 

「ギ、ギィ・・・ギュヴヴ、ヴヴゥゥゥ・・・ッ」

 

 

これを食らったアーナガルゲは、上半身が火炎で激しく燃えて黒焦げになり、下半身が冷気で凍りついて動けなくなってしまった。どちらも激しいダメージを負ったが、特に酷かったのは下半身の方だ。実はアーナガルゲにとって、低温は微生物の活動が停止してしまう為、弱点であったのだ。

 

 

「うん?下半身の方がダメージが大きい?・・・あぁ、思い出した。アーナガルゲは冷たいのが苦手であったな。ならばタイラント!もっと凍らせてしまえ!!」

 

 

アーナガルゲの弱点が冷気であった事を思い出したクロウは、すぐさまタイラントに『冷凍ガス』を放つよう指示を出す。それを聞いたタイラントは、すぐさま『冷凍ガス』を放ってアーナガルゲをカチンコチンにしてしまった。

 

 

「う~ん、見事な氷の彫刻だ。これは砕いたら・・・さぞかし良い光景が見られるだろうな~!タイラント、やれ!!」

 

 

悪い笑みを浮かべながら再びタイラントに指示を与えると、タイラントも凶悪そうな笑みを浮かべながら左手の鉄球から鎖を伸ばしてアーナガルゲの首元に巻きつける。そして力一杯引っ張ってそのまま何度も振り回した後、勢いよく空へ投げ飛ばした。

 

 

「そろそろ止めと行くぜ。タイラント!お前も新たに身につけた必殺技を見せてやれ!トリプルフュージョンサイクロンだ!!」

 

「ギィガアアアァァァッ!!」

 

 

止めの指示を聞いたタイラントは、口からオレンジ、白、紫の3つの色が竜巻のように渦を巻きながら混ざった光線を勢いよく放った。

これぞタイラントの新必殺技『トリプルフュージョンサイクロン』である。これは自身の技である『爆炎放射』、『冷凍ガス』、『アロー光線』の3つのエネルギーが口の中で集積&融合されて、そして強力な破壊光線となって放つ技だ。ちなみにエネルギーの色は、先程言った『爆炎放射』がオレンジ色、『冷凍ガス』が白色、アロー光線が『紫色』である。そして肝心の威力は、通常レベルで放てばレイのゴモラ(レイオニックバースト状態)の超振動波以上であり、フルパワーで放てばレイのEXゴモラのEX超振動波に匹敵する程強力なものだ。そんな強力な光線を氷漬け状態のままであるアーナガルゲが耐えられる訳なく・・・。

 

 

「ギィギュヴヴヴヴヴヴゥゥゥゥーーーン!!?」

 

 

アーナガルゲは悲鳴を上げながら大爆発を起こし、木っ端微塵に弾け飛んだ。その際凍りついた体が雪のように散って、とても素晴らしい光景となった。

 

 

「ん~~~やはり良い光景だ。ギガ・ロボフォーから見ているリーシャ達もきっと喜んでいるだろうな。お前もそう思うだろうタイラント?」

 

「ギィガアアアアアアアァァァァァッ!!」

 

 

目の前の雪景色に少し良い気分になりながらクロウがタイラントに訊ねると、彼も喜ぶように鳴き声を上げる。もっともタイラントにとっては、目の前の景色よりも久しぶりにバトルができて、暴れる事ができた事の方が嬉しいだろうが(笑)

 

 

「さて最後はデストロイアだな。アイツはどんな感じかな?」

 

 

そう言いながらデストロイアVSギルファスの戦いが行われている戦場の方へ振り向くと、そこにはギルファスを圧倒しながら激しいバトルを繰り広げているデストロイアの姿があった。

 

 

「ギィガアアアアアゴオオオオオォォォン!!」

 

「フォグォォォォォッ!」

 

 

戦いが開始されるや早々、デストロイアは口から『オキシジェン・デストロイヤー・レイ』を放つ。対してギルファスは盾で必死に防御しながら頭部の角『グラディウス』を投げ飛ばす。しかしデストロイアは角を使った『ヴァリアブル・スライサー』で打ち返した。

 

 

 

ガシッ!!

 

 

 

「フォグォォォォォッ!」

 

 

打ち返された『グラディウス』をギルファスは右手で掴み、そのまま剣のように振り回しながら斬りかかった。それを見たデストロイアは、鋭い爪で防いだ後、再び『ヴァリアブル・スライサー』で攻撃する。しかしギルファスも再び盾で攻撃を防いだ。その後何度も攻撃するが、その度に盾で防がれてしまった。それを見てクロウは思わず舌打ちする。

 

 

「チッ!あの盾・・・結構防御力高いな。マックスとのバトルでそれ程高くないと思っていたが、どうやら俺の思い違いだったか。それに剣の方も切れ味が良いみたいだし・・・」

 

 

少し慢心していた事に内心反省しながらあの盾と剣をどうするか考える。するとここで、デストロイアを見てある作戦を思いついた。そしてクロウは不敵な笑みを浮かべながら指示を出す。

 

 

「デストロイア!空に飛び上がれ!」

 

「ガアアァ・・・ギィガアアァァッ!!」

 

 

互角の攻防をしていた時に突如クロウから指示を出された事に驚きつつも、デストロイアはすぐさま翼を広げて空へ飛び上がる。それを見たターラ星人(RB)もすぐにギルファスに指示を出した。

 

 

「空から攻撃するつもりか・・・だが我のギルファスが接近戦しかできない怪獣と思ったのが運の尽きだ。ギルファス!火炎弾を発射せよ!!」

 

「フォグォォォォォッ!」

 

 

ギルファスは空に飛び上がったデストロイアに向けて、胸から『火炎弾』を連続で発射した。これを食らったデストロイアは爆発を起こしながら炎に包まれ、そのまま地面に落下した。それを見てターラ星人(RB)は愉快に笑いながらギルファスを褒めた。

 

 

「よくやったギルファス!見たかモンスターキング・クロウよ、我がギルファスの強さを!貴様のもう1体の怪獣も同じように倒してやる!!」

 

「・・・フン!まさかあんな攻撃でデストロイアがやられたと思っているのか?それは甘すぎるぜ。今だデストロイア達よ!全員掛かれ!!」

 

 

「「「「「ギィガアアアアアゴオオオオオォォォン!!」」」」」

 

 

(BGM:デストロイアのテーマ)

 

 

そう言った瞬間、ギルファスが立っている場所の周りの地面からデストロイアが出現した。だがその姿は先程とは違う上に、10体以上がいた。この姿は蜘蛛のような6本の脚を持ち、長い胴体が上に生えて、肩から槍のような触手が2本、胴体から大きな鋏が2本あり、先端が鋏となった長大な尻尾を生やしているのが特徴であった。

この姿は集合体・中間体と呼ばれる形態で、完全体のデストロイアが分裂して再度集合・合体した姿なのだ。先程ギルファスの攻撃を食らったのは、この姿になる為にわざと受けたのだ。そしてデストロイア達はギルファスに群がり、口から『ミクロオキシゲン』を噴射したり、鋏と触手で攻撃した。さらに体をよじ登って『グラディウス』と盾に張り付いた。

 

 

「フォグォォォォォッ!」

 

 

当然奪われないように抵抗するギルファスだが、デストロイア達は数の多さを利用して次々と『グラディウス』と盾に張り付く。さらに『ミクロオキシゲン』で溶かしていき、とうとうギルファスの手から『グラディウス』と盾が離れた。

 

 

「フォグォォッ!!」

 

 

武器を取られた上に壊されたギルファスは悔しがり、胸からまた『火炎弾』を放とうとする。しかしデストロイア達は一斉に彼から離れ、少し離れた所で集合・合体して完全体となった。そして口から『オキシジェン・デストロイヤー・レイ』を放って攻撃する。盾を失ったギルファスに攻撃を防ぐ術はなく、真正面から食らって大ダメージを負う。さらにデストロイアは『ヴァリアブル・スライサー』で何度も切り刻み、それによってギルファスの体にヒビが入ってグロッキー状態になる。

 

 

「これで止めだ。デストロイア!フルパワーでオキシジェン・デストロイヤー・レイを放って破壊しろ!!」

 

「ギィガアアアアアゴオオオオオォォォン!!」

 

 

クロウから「破壊しろ」と指示を受けたデストロイアは一瞬悪魔のような笑みを浮かべた後、両足を強く踏ん張ってフルパワーで『オキシジェン・デストロイヤー・レイ』を放つ。これを食らったギルファスは、断末魔を上げる事もできずに粉砕された。

 

 

「ギィガアアアアアゴオオオオオォォォン!!」

 

 

久しぶりに暴れられ、敵を完膚なきまで破壊する事ができたデストロイアは翼を大きく広げながら勝利の咆哮を上げる。

対してターラ星人(RB)は自分の手持ち怪獣が全て倒された事にショックを受け、バトルナイザーとサーベルを落としながら膝をついた。

 

 

「ば、馬鹿な!我の怪獣達が破れるなんて・・・!?」

 

「フン!俺の怪獣達の強さを侮ったのが敗因さ。さぁどうする?今度はお前自身が戦うか?」

 

 

ギガライブナイザーを構えながらクロウがそう訊ねると、ターラ星人(RB)は暫く落としたバトルナイザーとサーベルを見つめた後、ゆっくりと2つを手に取る。まだ戦う気だと思ってギガライブナイザーの先端を向けて『モンスターショット』を放とうとするが・・・。

 

 

「待て!我の負けを認める。抵抗もしない。だから攻撃するのは止めてくれ!!」

 

「そうか、それならば攻撃するのは止めよう」

 

 

意外にもあっさり負けを認めた事に内心驚きながらギガライブナイザーを下ろす。それを見てターラ星人(RB)はホッと安堵しながら頭を下げた後、後ろを向いてゆっくりと歩き出す。

 

 

「今回は我の負けだが、次は違うぞ。あの2体・・・タイラントとデストロイアと言ったか?その怪獣達を上回る怪獣や力を手に入れ、必ず貴様を倒してくれる!そして宇宙の支配者になり、必ず光の戦士達を抹殺してやる!たとえ何年経とうともな!!」

 

「・・・フッ、随分と大口を叩く奴だな。だがその目的に向かって諦めずに進む姿勢、なかなかのものだ。見事だぜ」

 

 

まさか敵であるクロウから認められるとは思わなかったターラ星人(RB)は一瞬驚いた表情した後、再び歩き出して立ち去っていった。

それを見届けた後、クロウは4体をギガライブナイザーに回収する。それと同時に小型携帯が鳴って出ると、リーシャ達から連絡が入った。

 

 

「お疲れ様でしたクロウさん!こちらの方ですが、ギガ・ロボフォー内をくまなく探索しましたが、侵入者や爆弾物等はありませんでした」

 

「そうか、皆ご苦労だったな。今からそちらに戻る」

 

「分かりました。ではお待ちs「待テ、リーシャ!」何よジェロニモン?」

 

「先程ロボット達カラ此方ニ向カッテ3機ノ宇宙船ガ近ヅイテキテイルトノ知ラセガ入ッタ。クロウ様ニ早ク知ラセロ!!」

 

「何ですって!?クロウさん大変です!ジェロニモンの話だと此方に宇宙船が3機も向かって来ています。早くギガ・ロボフォーに戻ってきて下さい!!」

 

「分かった。すぐに戻る」

 

 

リーシャ達からそんな知らせが届いたと同時に、ギガライブナイザーからも警告音を鳴らしながら同じ事を知らせた。

それを聞いてこれ以上面倒事をごめんだと思って急いでギガ・ロボフォーへ向かうが、その手前で3機の宇宙船が現れた。どれも見覚えがあるもので、1つはボスタング型の宇宙船。もう1つは爪のような形状の宇宙船。そして最後は円環型の円盤だった。

 

 

「アレが来たと言う事は・・・この後出て来るのは!」

 

 

そう呟いた後、宇宙船から3人の宇宙人が降りてきた。その者は勿論、グランデ、カイザー、バット星人(RB)であった。

 

 

「ハロー!怪獣王様!久しぶり~!!」

 

「あぁ、久しぶりだな。今日はまたどうした?再会を記念してお茶でも飲みに来たか?」

 

「おいおい、分かっているくせに惚けやがって。さっきのバトルで残ったレイオニクスはお前やレイ、リーシャちゃんやその他の奴、俺達、そしてそこの蝙蝠野郎だけだ。最後の戦いをやろうぜ!!」

 

「そうか・・・まぁ、ある程度予想していたよ。それでバット星人の方は?」

 

「私の方もこの者達と同じだモンスターキングよ!前に言ったルーゴサイトの仇をとる為、今度こそ貴様を倒してくれる!!」

 

「ふ~ん、そりゃご苦労様な事だ。ならいいぜ。此処で最後の決闘を始めてやる!3人まとめて掛かってこい!!」

 

 

そう言ってギガライブナイザーを構えると、中にいる怪獣達も興奮して騒ぎ出す。それを見てカイザー達も嬉しそうな表情で戦闘態勢を取る。

今此処に、最強クラスのレイオニクス達による大決戦が開始されようとしていた。

 

 




【大怪獣バトルファイル】
暴君怪獣タイラント


かつてウルトラ戦士達と激闘を繰り広げた怪獣達の特徴を持っていて、頭はシーゴラス、耳はイカルス星人、胴体はベムスター、手はバラバ、背中はハンザギラン、両足はレッドキング、尻尾はキングクラブである姿が特徴である。
主な武器は両手の鎌と鉄球を使った攻撃や耳から出す『アロー光線』に、口から放つ『爆炎放射』と腹部の口から放つ『冷凍ガス』を同時に発射する技『ハイブリッドヘルサイクロン』等がある。
そしてクロウのレイオニクスの力とギガライブナイザーの力でパワーアップして、凄まじい特訓により習得した新必殺技『トリプルフュージョンサイクロン』である。
元は別世界でウルトラ戦士と戦っていたが、異次元空間に吸い込まれた後にこの世界に現れた。そしてクロウと戦って仲間となった。それから同じく仲間となったデストロイアと気があって仲良くなり、コンビを組みようになった。

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