今回は今やっているアークに念願のキングオブモンスが再登場した事もあって書く気合いが入り、頑張って書きました。いよいよ最強のレイオニクス達との激しいバトルを行います。
感想と評価をお待ちしております。
最強合体獣キングオブモンス、暴君怪獣タイラント、虚空怪獣グリーザ(第二形態)
キール星人グランデ、X星人カイザー、どくろ怪獣レッドキング、宇宙隕石怪獣モンスターX
触覚宇宙人バット星人(RB)、宇宙恐竜ハイパーゼットン(イマーゴ) 登場
ギガ・ロボフォーに侵入したバロッサ星人(RB)と、宇宙の支配者になる為に戦いを挑んできたターラ星人(RB)とのバトルに勝利したクロウ。
そんな彼の元へ最強クラスのレイオニクスであるグランデ、カイザー、バット星人(RB)の3人が現れ、最後のバトルとして挑戦してきた。
そして各自が手持ち怪獣を召喚しようとしたところへレイやリーシャ達が駆けつけてきた。
「待てグランデ!俺達の敵はレイブラッドだ。これ以上不毛なレイオニクスバトルは止めよう」
「おいおい、何だよレイ?これからって時によ」
「俺達はレイブラッドの掌でもてあそばれてるんだぞ」
「だからどうした?俺は楽しいバトルがしたいそれだけだ。正直後継者選びなんかには俺も一切興味がない。だがな・・・俺もバトルで姉貴を倒してこの星にやって来てる訳よ」
「何だって!?」
「お前と同じだよ。教育係だった姉貴は俺を覚醒させる為に自分の命を犠牲にした。だから戦うのよ!姉貴の死に報いる為にも・・・今最強のレイオニクスであるモンスターキング・クロウをこの手で倒してやる!」
「そうだったのか・・・」
「ならカイザー、お前はどうなんだ?」
「俺もグランデと同じだ。最愛のbrotherを倒してこの星にやって来た。そして死に際にbrotherが言った言葉・・・誰にも負けない強者になれ!それを実現する為に戦い、そして今此処で証明するのさ!」
「成程な・・・ちなみにバット星人、お前も同じ理由か?」
「私か?・・・・・いや、私は彼らとはちょっと違うな。確かに私も強い者とのバトルを楽しんでいる。だが全宇宙の支配者になろうとは考えている。しかしレイブラッド星人の後継者になる気は全くない!」
「ほぉ、レイブラッドの後継者にはなりたくないとは・・・理由を聞いても?」
「簡単な事だ、レイブラッド星人は自分の後継者を決める為に私をはじめとした多くのレイオニクス達を生み出してレイオニクスバトルを行わせている。だが何故多くのレイオニクスが必要なのだ?自分の後継者が必要なら自分の遺伝子から自分の子供を1人作ればいい。そして何故多く生み出したレイオニクス達をレイオニクスバトルで争わせるのか?これらの事からレイブラッド星人とレイオニクスバトルには何か裏があり、そういった理由から奴の後継者になりたくないと判断したのだ。それに・・・全宇宙の支配者になるなら後継者の座などには全く頼らずあてにせず、私の大切な仲間であり、相棒である怪獣ハイパーゼットンと力を合わせて全宇宙の支配者の座をつかみ取るのだ!行け!ハイパーゼットン!!」
「Let’s go!モンスターX!!」
「お前もだ!レッドキング!!」
『バトルナイザー!モンスロード!!』
「ピポポポポポ!ゼェットォォーーーン!!」
「グガアアアアァァァッ!!」
「ギィガアアアオオォォォン!!」
3人が召喚したのはそれぞれハイパーゼットン、モンスターX、レッドキングである。またバット星人(RB)のハイパーゼットンはクロウの持つハイパーゼットン(D)とは違い、両腕が剣のような突起になっていて、さらに翼と細い尻尾もあった。その名はハイパーゼットン(イマーゴ)である。
「驚いたかモンスターキングよ!だがこれで終わりとだと思ったら大間違いだ。ハイパーゼットンよ、行くぞ!」
「ピポポポポポ!ゼェットォォーーーン!!」
そう言うとバット星人(RB)はテレポートで円盤に戻り、そのまま円盤ごとハイパーゼットン(イマーゴ)と融合した。そして一心同体の状態となってハイパーゼットン(イマーゴ)の顔の発光体の中から話し掛けた。
『見るがいい!これが・・・これが・・・これが私とハイパーゼットンの、真の姿だ!! そしてその力、とくと味わうがいい!!」
そう言った瞬間、ハイパーゼットン(イマーゴ)は『ハイパーゼットンテレポート』でクロウの目の前に移動して、右腕の突起で突き刺そうと大きく振り上げた。
しかし絶体絶命な状況でも彼は慌てなかった。
「意外とせっかちな奴だなお前・・・でも、そんな分かりやすい奇襲で俺を倒せると思ったら大間違いだ。行け!グリーザ!!」
『バトルナイザー!モンスロード!!』
「フェッフェッフェッフェッフェッ・・・!!」
召喚されたグリーザは第一形態の姿のままハイパーゼットン(イマーゴ)にぶつかってブッ飛ばした後、すぐに第二形態になって降り立った。そしてゆっくりと起き上がったハイパーゼットン(イマーゴ)と対峙する。このまま2体のバトルが始まるかと思った時、グランデとカイザーの怒りの声が響いた。
「おいおいクロウさんよ、俺達の事を忘れているんじゃないだろうな!」
「もしそうならば・・・流石にvery angryだぜ」
「ギィガアアアオオォォォン!!」
「グガアアアアァァァッ!!」
2人だけでなく、レッドキングとモンスターXも怒りの鳴き声を上げながら睨みつける。こっちもこっちでせっかちだな~。それともバトルが絡んでいるからこうなのか?まぁ、今そんな事を考えている暇はないな。
「無論忘れていないぜ。お前達の相手は・・・こいつらだ!行け!キングオブモンス!!タイラント!!」
『バトルナイザー!モンスロード!!』
「グオオオオォォォーー!!!」
「ギィガアアアァァァッ!!」
召喚されたキングオブモンスとタイラントは、レッドキングとモンスターXに対して大きく咆哮しながら睨みつける。そしてグリーザも合流して、怪獣達は横一列に並んだ。しかしタイラントがまた出してくれて!ってお願いされた時は迷った。
先の戦いで受けたダメージはほとんど無い上に体力も少ししか減っていなかったから問題はない。あるとすれば他の怪獣達が激しく文句を言っている事だろう。特にキングギドラとグランドキングは、今もギガライブナイザーの中で騒いでいる。
「(でもタイラントが出してほしいと思う気持ちは分かる。なにしろ相手が自分の両足の部分を補っている怪獣だから因縁がある)悪いなお前達、今度思いっきり戦わせてやるからさ」
そう告げた後、後ろにいるレイとリーシャ達に怪我しないように船に戻るように言ってから改めて真正面を向いてグランデ達を見つめる。3人とも最強と言えるレイオニクスで、その実力はかなりのものだ。けどそれ故に全力で戦えて、楽しいバトルができる事に心の中で喜んでいる自分がいる。
「さぁ、お前達の力を存分に見せてやれ!行けーーー!!」
クロウの指示を合図に睨み合っていた怪獣達は走り出して、激しいバトルを開始した。
最初にぶつかったのは当然の如くキングオブモンスで、相手はモンスターXだ。
「グオオオオォォォーー!!!」
「グガアアアアァァァッ!!」
走りながら腹部の鋭い牙を伸ばして『シャークファング』で捕まえようとするキングオブモンスに対し、モンスターXはその場でジャンプして頭に回転キックを2回食らわせる。
「グ、グオオォォ・・・ッ!」
流石のキングオブモンスも頭に攻撃を食らった事でダメージを受け、フラフラとよろめく。だが何度か頭を振った後すぐに体勢を立て直す。そして相手に先手を取られた事に怒り、モンスターXを睨みつける。
しかしモンスターXは怯まず、今度は自分の番だと言わんばかりに両目と両肩の骸骨から稲妻状の光線『引力光線デストロイド・サンダー』を放つ。だがキングオブモンスは『ボーンシールド』で攻撃を防ぎ、その後すぐ『クレメイトビーム』を放った。
「グガアアァッ!?」
必殺光線を放った直後という事もあって、モンスターXは『クレメイトビーム』を躱せずに命中して地面に倒れた。そしてキングオブモンスは追撃として倒れているモンスターXに素早く近づき、何度も激しく踏みつけた。
「グ、ガアッ・・・!」
如何に並外れた防御力を持つモンスターXでも何度も踏みつけられた事でダメージが蓄積していく。なんとか反撃しようと両手で足を掴み、その間に起き上がろうとする。しかしそれをキングオブモンスは許さず、さらに力を込めて踏みつけようとする。だがモンスターXは必死に力を振り絞り、キングオブモンスを横へ投げ飛ばした。
そして起き上がると同時に馬乗りになり、連続パンチを浴びせようとするが、それを予想していたキングオブモンスは再び『クレメイトビーム』を放ってブッ飛ばした。
「グオオオオォォォーー!!!」
「グガアアアアァァァッ!!」
ブッ飛ばされて大きく土煙を上げながら地面に倒れるモンスターX。その間にキングオブモンスはゆっくりと立ち上がって体勢を立て直した後、大きく咆哮を上げる。その声を聞いてモンスターXは痛みを耐えながら立ち上がり、同じように咆哮を上げる。そして2体は暫し睨み合った後、また激しく激突するのであった。
次に彼らの隣で激しい戦いを繰り広げているのは、タイラントとレッドキングだ。
「ギィガアアアァァァッ!!」
「ギィガアアアオオォォォン!!」
先手必勝とばかりに右手の鎌を振り上げて切り裂こうとするタイラントの攻撃に対し、レッドキングは左手で受け止める。そしてお返しとばかりに右手で殴りつけようとする。しかしタイラントが左手の鉄球で防いだ為、逆に手にダメージを負ってしまう。
「ピギャアァッ!?ギィガアアアオオォォォン!!」
しかしレッドキングは怯む事なく、もう一度パンチを放とうとするが、それよりも早くタイラントが耳から『アロー光線』を放つ。光線はレッドキングの顔に命中し、そのダメージによりレッドキングは攻撃を止めてしまった上に手を離してしまう。その隙をついてタイラントは鎌と鉄球で攻撃してダメージを与えていく。
だがレッドキングは咄嗟に頭突きを食らわせ、それによりタイラントが後退している間に体勢を立て直した。
「グルルル・・・」
「ギィガアアアァァァッ・・・「ギィガアアアオオォォォン!!」・・・ギィガァ~」
再びタイラントと対峙するレッドキングだが、先程の攻撃もあって今度は慎重になったのか迂闊に攻撃しようとしなかった。それを見てタイラントも同じように相手の隙を窺う。だが突然レッドキングは首元を掻い掻いした後、咆哮を上げながら突進してきた。やはり闘争心の塊であるこの怪獣に慎重と言う言葉は似合わないようだ。それを察してか、タイラントは呆れた声を出す。しかしすぐに気を取り直して『ハイブリッドヘルサイクロン』を放つ。
「ギ、ィガアアア・・・オオ、ォォォ・・・ン!!」
火炎と冷気を同時に食らったレッドキングだが、持ち前の根性で耐えながらゆっくりと前へ進み続ける。それを見たタイラントは、鉄球から鎖を伸ばしてレッドキングの首に巻きつける。これには流石のレッドキングも鎖を外そうと足を止める。そして2体は互いに引っ張り合って力比べをする。
「ギィガアアアァァァッ・・・(グググッ)」
「ギィガアアアオオォォォ・・・・・(グググッ)」
「ギィガアアアァァァッ!!!」
暫く引っ張り合った後、勝ったのはタイラントで、レッドキングを振り回してから勢いよく地面に叩きつけた。これを食らったレッドキングはさらにダメージを負ってしまうが、怯まずに立ち上がって向かって行く。それを見てタイラントも鎌と鉄球を打ち鳴らしながら向かうのであった。
そしてさらに激しいバトルを繰り広げているのは、ハイパーゼットン(イマーゴ)とグリーザである。
「フェッフェッフェッフェッフェッ・・・!!」
「ピポポポポポ!ゼェットォォーーーン!!」
途中まで走っていたハイパーゼットン(イマーゴ)だが、ぶつかる寸前に『ハイパーゼットンテレポート』でグリーザの背後に回り、両腕で突き刺そうとする。しかしグリーザは瞬間移動で回避して、お返しとばかりに『グリーザビーム』を放つ。だがハイパーゼットン(イマーゴ)は光線を吸収して防ぎ、逆に増幅して撃ちかえす技『ハイパーゼットンアブソーブ』を放つ。だがグリーザは空間を歪曲させる能力で防ぎ、今度は頭部から『グリーザボルテックス』を放って攻撃する。だがそれもハイパーゼットン(イマーゴ)は『ハイパーゼットンテレポート』で躱し、再び背後に回って腕を振るう。技を出した後という事もあって、グリーザは躱せずに僅かだが背中にダメージを負う。その瞬間、クロウの背中にも痛みが起きた。
「ッ!この痛み・・・バット星人、お前・・・俺に真のレイオニクスバトルで挑むつもりだな」
『そうだ!これが最後の決闘だ。ならばそれに相応しい戦いをするのが当然であろう。それからもう1つ!私の名はジェイクと言う。覚えていてもらうか。さぁモンスターキングよ、もっと私とハイパーゼットンの力を見せてやろう。行くぞハイパーゼットン!!』
「ピポポポポポ!ゼェットォォーーーン!!」
「フン!それはこっちの台詞だぜ。こっちもやるぞグリーザ!!」
「フェッフェッフェッフェッ・・・!!」
バット星人(RB)・・・否、ジェイクの指示を聞いて、ハイパーゼットン(イマーゴ)は胸の発光器官から『暗黒火球』を放つ。だがクロウもすぐにグリーザに指示を出し、グリーザは『グリーザビーム』と『グリーザダークライトニング』を同時に放って相殺した。そしてそのまま『グリーザアクオン』を繰り出す。
「ピポポポポポ・・・!?」
『ぐ、ぐぅ~』
激しく響く『グリーザアクオン』を受けて両腕で頭を押さえながら苦しむハイパーゼットン(イマーゴ)の隙をついて、グリーザは胸部から『ビーム光弾』を大量に放って攻撃する。流石のハイパーゼットン(イマーゴ)も体中に攻撃を食らってダメージを負う。
『うぐっ!やはり強いなモンスターキングよ。だがまだだ。ここからが私達の本気だ。行くぞハイパーゼットン!!うおおおおおおぉぉぉぉーーー!!!』
「ピポポポポポポポポ!!ゼェットォォーーーン!!!」
ダメージに耐えながらジェイクは大きく叫び、ハイパーゼットン(イマーゴ)も同様に大きく鳴き声を上げる。するとハイパーゼットン(イマーゴ)の背中に羽が展開し、さらに細い尻尾が長く伸びた。そして最初の時よりも素早く『ハイパーゼットンテレポート』でグリーザに接近して何度も両腕で突いたり、叩いたりした。また尻尾を鞭のように振って攻撃した。この連続攻撃にグリーザは防戦一方となり、徐々に体中に傷ができる程のダメージを負ってしまう。
「フェッフェッフェッフェッ・・・!!」
勿論ただやられ続けるグリーザではなく、背中から放つ触手状の光線を出したり、酔拳の様な不規則的な動きで接近して格闘や必殺光線で反撃する。だがハイパーゼットン(イマーゴ)は攻撃を全て躱し、逆に『暗黒火球』を何発も放つ。
最初は分解吸収光線『グリーザアブソープション』で分解吸収して無に変換して防ぐグリーザだが、次第に押されてとうとう攻撃が当たって大ダメージを受ける。それがクロウにも通じて両者共に片膝をついてしまう。その様子にリーシャ達は悲鳴を上げる。
別な場所で戦っているキングオブモンスとタイラントもクロウの危機に気付いて駆けつけようとするが、モンスターXとレッドキングに阻まれてしまう。しかもいつの間にかグランデとカイザーも真のレイオニクスバトルで挑んでいて、2体が受けたダメージもクロウに通じてしまった。それによりクロウはさらにダメージが蓄積して、2体が地面に倒れたと同時に体の所々で血が流れ始めた。そんな状態にも関わらずジェイクが挑発する。
『どうしたモンスターキングよ、お前達の力はこの程度か?まだまだ戦えるだろう?もっと私たちを楽しませろ!!!』
「ハァハァ・・・全く、大した者だよ本当に。ここまでやられたのは初めてだ」
痛みに耐えながらジェイクの挑発に応える。しかし血が流れているせいか、少し頭がくらくらしてきた。結構マズイ状態かもしれないな、内心そう思っているとギガライブナイザーから怪獣達の鳴き声が聞こえ出した。さらに小型携帯からリーシャ達の声も聞こえてきた。
「ピッギシャアァァァォォォ!!」
「グゥエエエエエゥゥゥーーー!!」
「キシャアアアアアァァァ!!
「ピュアアアアアァァァァ!!」
「キィイイイィィィ!!」
「ガウウウゥゥゥッ!!」
「ゴシュィィィィィン!!」
「キエエエエンッ!」
「ピュヴオオオオォォォッ!!」
「ゴバアァァァァァ!!」
「ピュアアアアアア!!」
「ディガアアアオオオォォォォォンーーー!!」
「グゥゥヴヴヴヴヴオオオオオオオオオオォォォォォッーー!!」
「クロウさん、負けないで下さい!!」
「そうだクロウ!お前はこんな事で負ける訳ないだろう!!」
「我等ノ偉大ナルクロウ様、貴方様ノ真ノ力ヲ見セテ下サイ!!」
「頑張れクロウ様!!」
「頑張って下さいクロウ様!!」
「しっかりするのよ。貴方はこんな事で負ける訳ないでしょう!!」
「ファイト!マイ・ロード!!」
「ちゃっちゃとそいつらを倒してしまえよ大将!!」
「フハハ!苦戦しているのはわざとであろうモンスターキングよ?だがもし辛いなら我の力を貸してy「黙れジグラ。お前の力なんて必要な訳ない」・・・ぐはっ!?」
大切な仲間達・・・リーシャ達と怪獣達の応援や勝利を信じる声(1人微妙な者がいるが)を聞き、次第に苦しみが消えていくような気がしてきた。さらにこの時、一生懸命応援する彼女達は気がつかなかったが、その応援が光となってクロウとキングオブモンス、タイラント、グリーザに力を与えていた。
(BGM:Take Me Higher)
「・・・ハハッ、皆がこんなに応援してくれているのに、ずっと無様な姿でいる訳にはいかないな」
そう言いながら立ち上がるクロウ。それに合わせるようにキングオブモンス達も立ち上がる。
「皆から貰った力でまだまだいくぞ、キングオブモンス!!タイラント!!グリーザ!!」
「グオオオオォォォーー!!!」
「グガアアアアァァァッ!!」
「フェッフェッフェッフェッ・・・!!」
力強くギガライブナイザーを握りしめながら3体に力を送る。それによってさらにパワーアップしたキングオブモンス達は、絶対に勝つと言う強い意志を込めながら大きな鳴き声を上げる。その様子を見たグランデ、カイザー、ジェイクは歓喜の声を上げる。
「ハハッ、これだよ。こいつを待っていたんだ!!」
「good!very good!!最高だぜモンスターキング!!」
『それでいい!!そうではなくては面白くない!!!いくぞ、ハイパーゼットン!!!!』
「ギィガアアアオオォォォン!!」
「グガアアアアァァァッ!!」
「ピポポポポポ!ゼェットォォーーーン!!」
指示を聞いた3体はほぼ同時に走り出した。対するクロウもキングオブモンス達に指示を出して、両者共に激しくぶつかった。凄まじいバトルが再び繰り広げられる中、クロウは冷静に状況確認をする。
「(見たところキングオブモンスとタイラントは優勢、グリーザは互角か・・・ならば先にグリーザの方を終わらせよう!)グリーザ!もっと押しまくれ!!」
「フェッフェッフェッフェッ・・・!!」
ぶつかってから力比べをするかのようにハイパーゼットン(イマーゴ)と組み合っていたグリーザは、クロウの言葉で猛反撃を開始する。
まずハイパーゼットン(イマーゴ)の腹に蹴りを入れて後退させ、ダメージで蹲った隙をついて頭を掴み、動きを押さえながら何度もパンチを食らわせる。そこからさらに回し蹴りを放つ等、最初の時よりも強力な格闘攻撃で圧倒する。それを食らってハイパーゼットン(イマーゴ)は悲鳴を上げながらブッ飛ばされた。
『ぐはっ!?こ、これ程とは・・・!だ、だが・・・まだまだだ。まだ私達は倒れんぞ!!』
「ピポポポポポ!ゼェットォォーーーン!!」
ブッ飛ばされて地面に倒れたハイパーゼットン(イマーゴ)だが、ジェイクが送った力によって立ち上がり、距離をとりながら『暗黒火球』を連続で放つ。それを見たグリーザは『グリーザビーム』と『グリーザボルテックス』、『グリーザダブルヘリックス』、『グリーザダークライトニング』で相殺する。そしてそのまま胸部から『ビーム光弾』を撃ってハイパーゼットン(イマーゴ)にダメージを与えていく。
『ぐわああぁぁぁっ!?ば、馬鹿な!あの攻撃が防ぐとは!?しかもこの威力・・・あ、あり得ん!!?』
連続で放った『暗黒火球』を全て防がれただけでなく、ダメージを与えた事にジェイクは驚きを隠せなかった。また、受けたダメージから明らかに光弾の威力が上がっている事にも気がついて動きを止めてしまう。その隙をついてグリーザは『グリーザダークライトニング』を放つ。しかしハイパーゼットン(イマーゴ)は『ハイパーゼットンアブゾーブ』で『グリーザダークライトニング』を吸収して防ごうとする。だがグリーザは光線を止めず、逆に威力を上げて放ち続ける。
「ピポポポポポ!ゼェットォォーーーン・・・!!」
「ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!!」
必死に吸収し続けるハイパーゼットン(イマーゴ)だが、だんだん吸収量の限界が近づいてきて吸収しづらくなってきてしまう。そこへグリーザが高い笑い声を上げながらさらに威力を上げて『グリーザダークライトニング』を放ち続ける。その結果、遂に『ハイパーゼットンアブゾーブ』に限界がきて破られてしまい、ハイパーゼットン(イマーゴ)は『グリーザダークライトニング』の直撃を食らって大ダメージを受け、そのまま後方に大きく吹っ飛んで地面に倒れてしまう。当然そのダメージはジェイクにも伝わる。
『ぐはっ!がはっ!?ハァハァ・・・!』
ダメージで全身が痛み、荒い呼吸をしながらジェイクは今の状況が完全に不利である事を察する。その為何とか状況を覆そうと痛みを堪えながらハイパーゼットン(イマーゴ)に空へ向かうように指示を出す。それを聞いてハイパーゼットン(イマーゴ)は羽を大きく広げて空高く飛んで行く。
(BGM:Trigger)
「逃がすか!追えグリーザ!!」
「フェッフェッフェッフェッ・・・!!」
飛び去るハイパーゼットン(イマーゴ)を見て、クロウはすぐにグリーザに追撃を命じる。それを聞いてグリーザも空高く飛んで追い掛ける。そして地上からかなり高い位置までやって来た所で2体は止まって対峙する。
『此処なら良い。此処でなら貴様も全力を出せるだろう。さぁ、決着をつけるぞ!!』
「ピポポポポポポポポ!!ゼェットォォーーーン!!!」
そう告げた後、ハイパーゼットン(イマーゴ)はジェイクと自分の残っていた全パワーを集めて、勢いよくフルパワーの『暗黒火球』を放つ。しかしグリーザはその場を動かなかった。それどころか空間を歪曲させたり、必殺光線を放つ事もせず、ただじっと立って真正面から火球を受けた。それを見てジェイクは、フン!と鼻を鳴らした。
『愚か者め。避ければよかったものを。真正面から受け止めてもそのまま焼き尽くされるだけだ』
そう言いつつ、これで自分達の勝利は決定したと思った時、グリーザが『グリーザアブソープション』で『暗黒火球』を吸収して無に変換してしまった。まさかフルパワーで放った『暗黒火球』を吸収されてしまった事にジェイクとハイパーゼットン(イマーゴ)は驚いて動揺してしまう。その隙をついてグリーザは自分の中にある全ての『グリーザダークライトニング』のエネルギーを自分の右拳に集めながら彼らに向かって一直線に接近する。それを見たジェイクは身の危険を感じて、ハイパーゼットン(イマーゴ)に『暗黒火球』を連続で放つよう指示を出す。
「ピポポ、ポポポポポポ・・・!ゼェッ、トォォーーーン!!」
フルパワーで放った後である事もあって少し疲れが出つつもハイパーゼットン(イマーゴ)は『暗黒火球』を連射して応戦する。だがグリーザは空間を歪曲させる能力で『暗黒火球』を全て防ぎ、完全に距離をつめた後、ハイパーゼットン(イマーゴ)の顔面に自分の最強の新必殺技パンチ『グリーザダークライトニングマキシマム』を食らわせた。
「ゼェ、ットォ・・・ォ・・・・・」
『ぐぅっ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?』
グリーザが出したこの新必殺技『グリーザダークライトニングマキシマム』は、ハイパーゼットン(イマーゴ)だけでなく、顔の発光体の中にいるジェイクにも命中したのだ。まさか直接自分に攻撃が当たるとは思っていなかったジェイクはダメージを負いながら驚愕した。
『ま、まさか!ルーゴサイトだけでなく、ハイパーゼットンも倒すとは!?み、見事だモンスターキング。そしてグリーザよ。こ、この勝負も・・・・私達の負けだ』
もはや自分達の負けは確定であると察したジェイクは、必死に自分と仲間のルーゴサイトとハイパーゼットン(イマーゴ)を倒したクロウとグリーザを褒め称えた。
『ハァハァ、お前達に出会えて、本当に良かった。心の底から熱く、楽しいバトルができて・・・本当に嬉しかった。さらばだ・・・私の強敵よ!!』
そう言った瞬間、彼の体は爆発した。そしてそれに続くようにハイパーゼットン(イマーゴ)も大爆発した。その光景を遠く離れた地上から並外れた視力で見ていたクロウも感謝の言葉を言う。
「俺達も楽しかったぜジェイク。もしお前が甦った時は・・・是非仲間になってもらいたいぜ」
そう呟いた後、休む暇もなくキングオブモンスとタイラントの方へ視線を移す。
そこでは2体が尚もモンスターXとレッドキング相手に優勢に戦いを繰り広げていた。
「グオオオオォォォーー!!!」
「ギィガアアアァァァッ!!」
キングオブモンスはモンスターXと組み合った後、パワーアップした力で地面に投げ飛ばす。そして素早く接近して再び踏みつけを行う。必死に退かそうとするモンスターXだが、キングオブモンスの方が力が強い為に退かす事ができなかった。それどころか逆に蹴り飛ばされた上に『クレメイトビーム』を食らって大ダメージを負う。
「グガアアアアァァァッ!!」
それでもモンスターXは立ち上がって『引力光線デストロイド・サンダー』を放つ。しかしキングオブモンスは再び『クレメイトビーム』を放ち、両者の間で暫し押し合った後『クレメイトビーム』が勝ってモンスターXはまた大ダメージを負ってしまう。
「グ、グガアア・・・アア、ァァァッ・・・」
「う゛うぅ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・!」
流石に続けざまに光線を食らったモンスターXは倒れて動けなくなってしまう。そしてカイザーもダメージが通じてその場に崩れ落ち、激しい痛みにより苦しんだ。
一方その隣ではタイラントも同様にレッドキングにダメージを与えていた。鎌と鉄球を何度も振るったり、最強の必殺技である『トリプルフォージョンサイクロン』を食らわせたりした。
「ピギャアァッ・・・!ギィガアアアオオォォォ!!」
「ギィガアアアァァァッ!!!」
激しい攻撃によってグロッキー状態になるレッドキングだが、それでもまた根性から必死に立ち上がって向かっていく。しかしタイラントは鉄球から鎖を伸ばして再び首に巻き付け、力一杯引っ張って勢いよくぶん回す技『ワイヤー大回転』を繰り出して地面に叩きつけた。
「グアアアアァァァ~~・・・ピギャアァッ~~」
「がはっ!?あ゛あ゛あ゛ぁぁ・・・」
レッドキングが倒れたと同時にグランデも地面に倒れる。彼もカイザーと同じ痛みにより苦痛の声を上げながら苦しむ。
そして彼らに止めを刺そうと2体は必殺光線を放とうとするが・・・。
「待てキングオブモンス!タイラント!ここまでだ」
放つ寸前クロウからストップがかかり、キングオブモンス達は光線を放つのを止める。そして何故止めたのか?と唸り声を上げながら見つめる。対してクロウは臆する事はなく、2体に労いの言葉を掛けた。
「良くやってくれたなお前達!見事な戦いだった!だがこれ以上は無用だ。ゆっくり休め」
そう言った後、クロウはキングオブモンスとタイラントをギガライブナイザーに回収する。すると今度はグランデとカイザーが近づいてきた。
「何故だぁぁ!!何故止めを刺さなかった!?」
「説明してもらうか?」
「さっきも言っただろ?もうこれ以上、戦う必要はない。それに・・・お前らみたいな優秀な者を仲間にできるチャンスをジェイクのように消したくないしな」
「「!?」」
クロウの言葉を聞いて2人は驚愕のあまり動かなくなる。そんな2人を気にせず、クロウは続ける。
「今勧誘してもいいんだが・・・どうせ今言ってもお前らは突然の事で決められないだろうからな。時間くれてやるからじっくり考えてこい。俺はいつでも待っているぜ」
そう言ってクロウはギガ・ロボフォーに向かって歩き出す。2人はその様子をただ黙って見つめる事しかできなかった。
そしてギガ・ロボフォーに戻ったクロウは、リーシャ達に戦いの勝利を祝われながら戦いの休息をとろうとする。だがその瞬間、警報が鳴り響いた。
「どうした?また誰かがやって来たのか?」
「いいえマスター、北半球の極点から強大なエネルギーが発生しております。しかも急速に勢力を拡大しているようです」
「極点だと・・・?」
それを聞いてようやく思い出した。極点から発生するエネルギーの正体が!
「とうとう現れたか・・・レイブラッドが」
「「「「「「「「「「!!?」」」」」」」」」」
“レイブラッド”と言う言葉を聞いて全員が驚愕し、そしていよいよ最終決戦の時だと悟る。そこへレイから通信が入った。
『クロウ!さっき極点から強いエネルギーが発生したんだ。そしてそこからレイブラッドの存在を感じるんだ!!』
「ああ、こっちでも確認した。お前の言う通りレイブラッドが呼んでいるんだろう」
『なら、どうする・・・?』
「決まっている。直ちに極点に向かって発進する!レイ、お前の方もすぐに発進しろ」
『分かった。ボス達と一緒にすぐに向かう!!』
そう言って通信を終えるとクロウはリーシャ達の方へ振り向く。
「皆聞いたな?俺達はこれから極点に向かう。全員配置につけ!!」
「「「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」」」
そうしてギガ・ロボフォーとペンドラゴンは飛び立ち、極点に向かって発進した。
「待っていろレイブラッド。お前を倒して、俺が本当の意味で、怪獣王になってやる!!」
誰にも聞こえない小声でクロウはそう決意するのであった。
【大怪獣バトルファイル】
宇宙恐竜ハイパーゼットン
ウルトラマンを倒した最強の怪獣とも言えるゼットンが進化して、昆虫的なフォルムがより洗練され、非常にスタイリッシュで人間に近い姿と剣のような突起の腕と収納可能な翼や細い尻尾が特徴である。
主な武器は腕による突きや打撃、初代ゼットンの技をパワーアップさせた『バリアーハイパーゼットンバリヤ』やテレポート能力『ハイパーゼットンテレポート』に、光線を吸収して増幅させてから撃ちかえす『ハイパーゼットンアブソーブ』等がある。
そして最大の必殺技が胸の発光器官から放つ『暗黒火球』である。他にもテレポートによる移動・回避の素早さも特徴で、それによる残像で分身を見せるという離れ技や翼によるマッハ33の飛行能力、触れたものを焼き尽くす暗黒の『オーラコラプサーオーラ』もある。
バット星人ジェイクの最高のパートナーであって、クロウとのバトルでは彼と融合してグリーザと互角の戦いを繰り広げた。しかし最期はグリーザの新必殺技『グリーザダークライトニングマキシマム』で倒されるが、その強さをクロウに認められた。