俺は怪獣王になる   作:ヤマタノオロチ

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お待たせしました。今回はウルトラマンガイアに出てきた怪獣オンパレードです!


感想と評価、リクエスト怪獣を待っています。よろしくお願いします!!



最強合体獣キングオブモンス、骨翼超獣バジリス、地殻怪地底獣ティグリス
自然コントロールマシーンテンカイ・エンザン・シンリョク   登場


第4話 大地を守護する怪獣

バッカク―ンを倒した後、俺とリーシャはペンドラゴン内の1つ部屋に連れて込まれて椅子に座らされた。そしてクルー達が周りを囲んで逃がさないように立ち、ボスこと船長のヒュウガが尋ねた。ちなみに今のリーシャは地球人に変身した状態になっている。

これがまた超絶な美女である!!黒く長い髪、少し大きめな胸に緋色のドレスなどと俺にとっては憧れの女性だ。おっと、話が逸れてしまうところだった・・・

 

 

「早速だが、君達は何者だ?」

 

「俺の名はクロウ。そこにいる奴と同じレイオニクスだ」

 

「私はピット星人リーシャ。同じくレイオニクスです」

 

「レイオニクス?」

 

「かつて全宇宙を支配し、ヤープル共を恐れさせた究極生命体レイブラッド星人の遺伝子を受け継いだ者の事だ。そしてバトルナイザーで怪獣を操ることができるのさ」

 

「それじゃ、君達はどんな怪獣を持っているの!?」

 

 

突如怪獣マニアのオキが興奮しながら聞いてくる。そう言えば最初の頃、オキは空気を読まないことがあったな・・・あっ、そう思っている間にクマノことクマさんに頬を掴まれ引っ張られていった。

 

 

「以上で質問は終わりか?」

 

「終わったのでしたら私達は出て行かせてもらいます。私にはやるべき事がありますので・・・」

 

 

立ち上がろうとしたリーシャにハルナが銃を突き付ける。それを見てリーシャの体から少しばかり殺気が放たれる。

 

 

「随分と野蛮な真似ですね。私を逃がさないつもりで、それとも殺すつもりですか」

 

「いや、そういうつもりじゃない。ただ君達が良ければ我々と取引をしたいんだ」

 

「取引?」

 

 

そう言ってヒュウガはハルナに銃を降ろすように命じた後、取引について説明する。

内容は俺達にレイと同じようにこの星を脱出するまでの間、怪獣から身を守るために一緒に同行してもらいたいとのこと。それに応じてくれたら俺達の目的に協力するね・・・

 

 

「どうだろうか?」

 

「・・・分かった。その条件にのってやる」

 

「ちょっ、どういうつもりですかクロウさん!?」

 

 

すぐ返事をした俺にリーシャは慌てながら激しく詰め寄る。必死に彼女を落ち着かせ、他の奴らに聞こえないように小声で話す。

 

 

「いいか、今俺達には移動する手段が限られている。お前もこいつらがかなり大きな組織の連中であることに気付いているだろ?こいつらに付いて行けばきっと宇宙船の変わりになる乗り物を手に入れられるはずだ。それにこれからの事を考えても付いていく方が効率がいい」

 

 

俺の言葉に納得したリーシャは静かに頷く。取引を承諾し、ボスを始めたペンドラゴンのクルー全員が自己紹介をした後ペンドラゴンは発進した。

それからオキにそれぞれの部屋に案内され、今はオキとレイと一緒に怪獣について話し合っている。

 

 

「へ~~僕の知らない怪獣がいたなんて!」

 

「こいつらもカッコイイ怪獣だろ?俺にとって怪獣は大切な家族さ」

 

 

珈琲を飲みながら怪獣についてオキと長く語り合う。話が合う奴で、特撮ファンの者だったらすぐ仲良くなれる。だがその話を途中でレイが遮った。

 

 

「怪獣の事よりお前は俺のことを他になにか知っていないか!?」

 

「そうは言っても俺とお前は初対面だからな・・・まぁ、1つだけ教えてやる」

 

「何だ!?」

 

 

余程自分について知りたいみたいだな。まぁ、記憶を失うことに対する気持ちは俺もよく分かるけどな。

 

 

「お前からかなり強力な力を感じる。おそらくレイブラッドの血が濃いためだろう。これからも戦って手持ちの怪獣と信頼を深めていけば強いレイオニクスになれるぞ」

 

「・・・・・俺にとって怪獣は道具だ」

 

「ふ~ん。そんなことじゃいずれお前は名もない奴なんかに負けるぞ。負けたくなければ俺の言った通りにするんだな」

 

 

少し強めに言った後、レイは静かに自分のバトルナイザーを見る。

そして時間を気にせずに話していた時、オキの持つ携帯からボスの通信が入る。

 

 

「オキ!クロウとリーシャ、レイを連れてコックピットに集まってくれ。もうすぐ基地に辿り着く」

 

 

そう言われて俺達はコックピットに集まる。そしてモニター画面を見るとZAPの基地が映った。そこも破壊されていたが、今までと少し違っていた。

ある所は鉄材がロウソクのように溶けて、またある所は大量の植物に覆われ、ある所は全てが消し飛んでいた。

 

 

「しっかし暑いですね」

 

「あぁ、まるでサウナの中にいるみたいだぜ」

 

 

オキとクマノが額の汗を拭きながら言う。ここは来てから突然気温が上がったのだ。さらに強烈な風によって熱風が吹いている。俺も上着を脱いでいるけどそれでも暑い。手をパタパタ振っているが焼け石に水だ。隣にいるリーシャも同じように手を動かしながらモニターを見ている。

 

 

「よしハルナ!着陸準備!」

 

「了解!!」

 

 

生存者を探すためにペンドラゴンが安全な場所に降りようとした時、激しい突風と炎が襲い掛かった。気が付いたハルナが緊急回避をしたが完全には避けきれず、右翼部分に当たってダメージを受けたペンドラゴンは落下していく。だが流石ハルナと言うべきか、巧みな操縦でペンドラゴンを着陸させる。

着陸時の衝撃に耐えながら攻撃した奴を確認する。見つめる先には3体の石像があった。1体目は銅鐸のような形をし、2体目は前に現れたノコギリンと同じクワガタの形をし、3体目は巨大な塔に手足がある形をしていた。この3体は共通に腹部分の表面にそれぞれ篆書体で文字が刻まれている。その正体は1体目から順に自然コントロールマシーン・テンカイ、エンザン、シンリョクである。

 

 

「うわ~~自然マシーン全員集合ってか。これはめったに見られない光景だ」

 

「本当ですよ!これは貴重なものです!!」

 

 

どこから出したのかオキはビデオカメラで3体を撮影する。そうしていると俺達の存在に気付いた3体が機械音を鳴らしながら迫る。それを見てハルナがペンドラゴンを飛ばそうとするが、先程のダメージによってかすぐに飛ばない。

 

 

「レイ、クロウ、リーシャ!頼む!!」

 

「分かった」

 

「了解」

 

「分かりました」

 

 

ヒュウガの命で迎え撃とうとペンドラゴンから出て行こうとした時、突然地震が起こって地面から1体の怪獣が咆哮を上げながら出てきた。

 

 

「あれは・・・地殻怪地怪獣ティグリスです!」

 

 

体に付いた土を払いながらティグリスは右側にいたシンリョクに2本の角を構えながら体当たりした。突然のことで回避できなかったシンリョクは隣にいたエンザンを巻き込みながら倒れる。ぶつかる寸前に空に飛び上がったテンカイはお返しとばかりに体当たりする。だがティグリスは足を踏ん張って受け止め、そのまま2体の戦いが始まる。それを俺達は遠くでペンドラゴン内で見守る。

 

 

「どうやらティグリスの奴・・・この辺りを荒らすアイツらに怒っているみたいだ」

 

「何故だ?」

 

「ティグリスは地球を守るために戦ってくれて、ガーディーと同じ正義の怪獣なんだ。それに大地からエネルギーを得ているからきっとこの惑星でも同じように護ろうとしているんだよ」

 

 

ティグリスについて説明し終えた時、悲鳴が聞こえた。態勢を立て直したエンザンが腹部から高熱火炎を放ってティグリスを攻撃したのだ。続けてシンリョクが植物を操って動きを押さえ、テンカイが暴風を発生させる。あのままじゃ体がバラバラになっちまう。

 

 

「久しぶりにやるか」

 

 

ギガライブナイザーからキングオブモンスのスパークドールズを出してライブする。

 

 

『ギガライブ!キングオブモンス!!』

 

 

輝かしい光がペンドラゴンから出て徐々に大きくなってから形が変わる。突然クロウが光ったと思っていたらペンドラゴンの前にキングオブモンスが現れた。

 

 

「クロウさんが・・・怪獣に!?」

 

「本当にアイツは一体・・・」

 

 

全員が驚いているが気にせずに俺は一体化したキングオブモンスと一緒に戦いの元に走って向かう。まずテンカイ目掛けて『クレメイトビーム』を放ち、ティグリスを庇いながらエンザンとシンリョクをパンチやキックでダメージを与える。2体も反撃してくるが単純な動きなので簡単に見切って逆に攻撃する。

それからパンチやキック以外に尻尾や噛み付き等さらに激しい攻撃を加えて2体の体はボロボロにする。2体は完全にグロッキー状態となり、動きがぎこちなくなる。

 

 

『止めだ!ファイナルクレメイトビーム!!』

 

「グオオオオオォォォーーー!!」

 

 

キングオブモンスの第2の必殺技で、強力な破壊光線で地面を爆発させながらそのまま2体に放つ。2体は火花を散らせながら倒れて大爆発した。さて残るはテンカイだけだが奴は体を再び浮かび上がらせ、こちらを見て形勢不利と感じて空高くへと飛び上がっていた。逃走したか・・・だけど逃がさないぜ。

 

 

『追いかけろバジリス!!』

 

「グルルル・・・グオオオオォォォッ!!」

 

 

体中に力を込めて背中からキングオブモンスの分身・骨翼超獣バジリスを出す。出てきたバジリスはすぐに翅を広げて追いかける。別に俺が追いかけてもよかったけどティグリスを見ないといけないからな。それにしてもこの出し方は以外に力がいるぜ。劇場でキングオブモンスもやっていたが大変だっただろうよ。

 

 

「キェェェ!!」

 

「プオォーーー」

 

 

その頃上空ではテンカイが自分を追いかけてくるバジリスに竜巻を繰り出すが、バジリスは猛スピードで避けながら迫って行き、『バジリス・ボディアタック』でテンカイを怯ませて鎌状の両手を使った『シザーアーム』で体を真っ二つに切り裂いた。

テンカイが絶命したのを見てバジリスは勝利の咆哮を上げた後、俺の元に戻って再び一体化する。そしてライブを解除して元の姿に戻る。

 

 

「怪我はないかティグリス?」

 

「ギギャアァァゥゥゥ!!」

 

 

今まで鳴いていた怒りの声ではなく、優しい鳴き声でティグリスは答える。

ほっと安心しながら俺は尋ねる。

 

 

「俺の仲間にならないかティグリス?俺は怪獣を護る王になるために戦っている。その為に大地を護るお前の力が欲しいんだ。どうだ?」

 

「ギギャアアアォォォ―――!!」

 

 

承知してくれたみたいだな。嬉しく思いながら俺はギガライブナイザーを向けてティグリスを回収し、ペンドラゴンに戻る。

 

 

「お帰りなさいクロウさん」

 

「あぁ、出迎えありがとうなリーシャ」

 

「いいえ」

 

 

船内に入るとすぐにリーシャが迎えていて、後ろでは腕を組んで立っているレイもいた。まさかこいつも出迎えるとは予想していなかったので内心驚いた。

 

 

「お前も来るとはな・・・」

 

「ふん。お前にはまだいろいろと聞きたいことがあるからな。それに先程のこともな」

 

 

どうやらレイは何故あんな方法でティグリスを仲間にしたのかが気になるようだな。俺はその話をまたの機会にさせて部屋に戻ってそのままベッドに倒れる。やはり怪獣とライブするのは疲れる。けど怪獣なれるのは嬉しいけどな。そう思いながら意識を消して深い眠りについた。

 




【大怪獣バトルファイル】
地殻怪地底獣ティグリス

とあるZAP基地近くの地底に住んでいた怪獣。大地からエネルギーを得ていて「大地を護るもの」と言われている。
主な武器は長い尻尾と噛み付き、そして体を赤熱化して体当たりする攻撃である。
大地を破壊する自然マシーンを止めるために出現するが、数に押されてピンチになる。そこをクロウに助けられて彼の力になるのと恩を返すために仲間になった。
とても正義感が高い性格である。
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